映画:ブルーマインド

「ブルーマインド」のネタバレあらすじと結末

ブルー・マインドの紹介:2017年製作のスイス映画。身体に異変が起きた思春期の少女の運命を描き、スイス映画賞2018にて作品賞など3部門に輝いたホラー。親の都合で新しい街に引っ越してきた15歳のミアは、新しい仲間と悪い遊びに手を染めるように。そんな中ミアの身体に不気味な変化が起こり始める…。

あらすじ動画

ブルーマインドの主な出演者

ミア(ルナ・ヴェドラー)、ジアンナ(ゾーイ・パスティル・ホルトアイゼン)、ガブリエラ(レグラ・グラウヴィラー)、ミハエル(ゲオルグ・シュアレグ)、ネリ(ロウ・ホルティナー)、ヴィヴィ(エール・メイアー)、ロベルト(デイヴィッド・オベルオルザー)、ソフィー(ウナ・ラスカ)、アレックス(ティモン・キーファー)

ブルーマインドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①15歳の少女・ミアは父の転勤で学校を転校して不満。新たな学校でミアは、不良っぽい女子生徒・ジアンナの女子3人組に惹かれ、親しくなっていく。 ②初潮を迎える直前、生きた金魚をむさぼったミアの身体に変化が起きる。足の指がくっつきはじめ、太ももが青黒く変色、やがて腹にヒレ、脚は尾びれになったミアは、ジアンナに見送られ海へ。

【起】- ブルーマインドのあらすじ1

ブルーマインドのシーン1 2016年、スイス。

15歳のミアは、親の転勤によって新しい町に引っ越してきました。
反抗期にあたるミアは、親の勝手な事情で住む環境を変えられたことを怒っています。

ミアの家では、父・ミハエルが厳しい存在でした。母・ガブリエラは、ミアに過保護です。
母の過干渉が、ミアには鬱陶しく感じられました。
母に冷たく当たったミアは、わざとではないのですが母を突き飛ばしてしまいます。
慌ててミアは母に謝りますが、あとで父・ミハエルにきつく叱られます。


学校で友人を作ろうと思ったミアの目に留まったのは、真面目系のソフィではありませんでした。
ソフィはミアに優しく話しかけてくれますが、ミアが惹かれるのは不良グループの、ジアンナたち女子生徒3人組です。
女子生徒3人は、ジアンナ、ネリ、ヴィヴィという名でした。
ジアンナの家が裕福で、ジアンナの父が多忙で放任主義ということもあり、ジアンナがグループのリーダー的存在になっています。

ミアはジアンナたちに声をかけ、親しくなろうとしました。
ワルぶってタバコも吸ってみせます。
ジアンナの誘いに乗って、ネリ、ヴィヴィと一緒にジアンナの家についていったミアは、ジアンナに「首を絞めてくれ」と言われました。
ミアがそのとおりにすると、ジアンナは「マジで気持ちいい」と言います。
半信半疑ながら、ミアもジアンナに首を絞めてもらいました。そのまま気絶します。

目覚めたミアは帰宅し、母が水槽で大切に飼っている金魚を2匹(ジャッキーとロビー)、衝動的に口にしました。
これは、気絶していたあいだに、水のなかの風景をミアが見ていたからです。
ほとんど無意識に2匹の魚を咀嚼したミアは、我に返るとトイレで吐きました。
洗面所で吐いている娘の気配を察し、母がやってきますが、ミアはごまかします。


ジアンナたちに認められようと思ったミアは、次第にジアンナたちをまねて、悪い遊びをするようになります。
SNSに登録し、声をかけてきた男性とメッセージのやりとりをします。
ジアンナがすでに初体験済みで、ネリやヴィヴィからも処女であることをからかわれているミアは、早く体験してみんなと同じ位置に立ちたいと思います。

ジアンナたちに付き合って学校をさぼり、化粧品の万引きをし、トイレでタバコを吸ったミアは、警備員から逃げてデパートの外へ逃げました。
足の速いミアとジアンナが先に車道の上の橋のところへ到着し、2人で楽しそうに笑います。
ジアンナはこの時、ミアを直感的に気に入りました。ミアもジアンナと同じ思いです。
ネリやヴィヴィがやってきたので、その場はすぐ元に戻りましたが、ミアとジアンナは互いに心を許す関係になりました。

【承】- ブルーマインドのあらすじ2

ブルーマインドのシーン2 SNSの男性から、会わないかというメッセージが届きます。
その頃、ミアに初潮が始まりました。
初潮に戸惑うミアは、左足の人差し指と中指がくっつきかけているのに気付き、驚きます。
自分の身体に起きている変化に戸惑ったミアは、母に話せません。

金魚が足りないことに、母が気付きました。
問いかけられたミアは、食べたことを言いたくなくて咄嗟に「トイレに流した」と嘘をつきます。
母は、ミアが自分への嫌がらせのために、金魚を殺したのだと受け止めました。ミアに平手打ちをします。
しかしミアは「本当は食べた」と言いたくないので、黙っていました。


翌日。
父がミアを車で送りながら、金魚のことを注意します。
学校の生徒たちで「コニーランド」へ行くというイベントがあるのですが(遠足みたいなもの)、言うことをきかないでいると、同意書にサインしないと父は脅しました。

身体の変化が怖いミアは、医療センターで調べてもらいます。
生理が始まったら指がくっついた…という話を、センターの女医は信じません。
「合指症」という、先天的疾患だと女医に受け止められたミアは、昨日からくっついたのだと主張しました。
主張の最中、他の指もくっつきかけているのを見た女医が、血相をかえてどこかへ電話をかけるのをみて、ミアは病院から逃げ出します。
(注:非常に奇妙な症例なので、女医はどこか上位の医療機関に連絡を入れて、精密検査や人体実験をしようと思っていたっぽい)


足の指がくっつきかけているミアは、「両親の実の子ではない」と思い詰めます。
考えてみれば、父にも母にも似ていない…そう思ったミアは、母にそう告げました。
母はそれを、反抗期の一種の発現なのかと受け止めます。

初体験をしようと35歳の男性に会ったミアは、服を脱ぎかけた時にある事実に気付きました。
ふとももが赤紫色に、まだらに変色しているのです。
35歳の男性には断って去ったミアは、ネリやヴィヴィに「土壇場で怖くなったのだろう」とバカにされますが、それよりも変色のことで頭がいっぱいでした。

ミアは誰にも悩みを言えません。
足の変色はファンデーションと包帯でごまかし、くっつきかけた指を元通りにしようと、はさみで切れ込みを入れます。

【転】- ブルーマインドのあらすじ3

ブルーマインドのシーン3 悩みを言えないミアは、次第に暴走するようになります。
同級生の男子生徒の家に遊びに行ったミアは、初体験を済ませました。自分がリードする形を取ったので、都合の悪い脚は見せません。

その頃になると、ミアは異様な食欲を覚えました。
食事をがっつく姿を見て、両親は眉をひそめます。


ミアに共感を覚えたジアンナが、ミアの家に泊まりにきました。
ミアはジアンナに、自分が思っている悩みを話します。
ミアは「自分は養子かもしれない」と思っていました。
もともと両親に似ていないところに加えて、初潮が来た際に指がくっついた…遺伝性のものであるならば、両親に合指症はありませんから、おかしいわけです。

足の秘密は言えないまま、それでもミアはジアンナに悩みを相談し、少し気持ちが楽になりました。
ジアンナは、自分の母が5年前に離婚して、アメリカに渡ったことをミアに明かします。
父親がコニーランドの同意書を書いてくれないことをミアが洩らすと、ジアンナは「先生はいちいち筆跡をチェックはしない」と、同意書に代わりにサインしてくれました。


翌朝、ジアンナは何食わぬ顔をして、ミアの両親にあいさつします。
ミアが女友だちを部屋に入れていたと知らない両親は驚きますが、ジアンナが堂々としているので何も言えません。

ジアンナの言う通りでした。
コニーランドへ向かう車中、先生は筆跡を気に留めませんでした。
ミアはジアンナたちと一緒のバスに乗って、コニーランドに行きます。

ジアンナはMDMA(合成麻薬)を持ってきており、飲み物に混ぜて飲んだミアたちは、ハイな気分になりました。
同級生の男子がミアに迫ってきて、ミアは身体を許そうとします。
ところが脚の痣を見られて途中でミアはやめようとし、怒った男子生徒は「男ならだれでもいいのかよ」と八つ当たりぎみに言いました。

そのまま気持ち悪くなって気絶したミアは、ジアンナたちに足の痣を見られます。
女子3人は足の変色を見て、心配しました。大丈夫かと声をかけます。

夜、帰宅すると両親が怒っていました。無断でコニーランドに行ったからです。
ミアは「転校生だけ行かないという状態は、気まずくなる」と訴えますが、転校して以来、不良っぽい素行を繰り返すミアに怒った父・ミハエルは、セラピーを受けろと命じました。

【結】- ブルーマインドのあらすじ4

ブルーマインドのシーン2 ベッドで寝ていても、ミアは起きると床で眠っているようになります。
起きると脚の皮膚が剥けていました。よく見ると、うろこのようになっています。

魚の解剖の授業の後片付けを任されたミアは、解剖で使った魚にがっつくところを同級生に見られ、「誰かに言ったら殺す」と、のど輪をして脅しました。
ミアの奇行や脚の変色が同級生に知られ(コニーランドで迫ってきた男が見ていた)、病気持ちなのかと聞かれます。

父の勧めどおりにセラピーを受けたミアは、両親と血が繋がっているか不安だと訴えました。
帰宅すると母の部屋に入り、養子に関係する書類がないか探します。


上司の結婚式に参加するために、両親が留守にしました。
留守番をしたミアは、水槽の中の金魚を片っ端からむさぼります。

同級生のパーティーに行ったミアは、酔っぱらってプールに落ちて溺れたジアンナを助けました。
水中に入った時、ミアは自分のわき腹にヒレができていることに気付きます。
脚の皮膚はかたく、うろこのようになっています。

ミアの脚を見たジアンナは「病院へ行こう」と言いますが、ミアは拒否しました。
酔って踊ったミアは、男子生徒たちに目隠しされ、乱交パーティーみたいなものに参加させられそうになります。
ジアンナが男子生徒を撃退しますが、その時にはミアの脚が変化しているのが露見しました。
ミアはその場から逃げ去ります。


心配してかけてくるジアンナの電話を無視したミアは、ひたすら泣きました。
自分の身体の変化に、気持ちがついていきません。
脚同士がとうとうくっつき、尾びれのようになりました。
ミアは衝動的に包丁で手首を切りますが、致命傷にならず、そのまま水につかって眠ります。

朝を迎えた時、自分の脚が尾びれになったと気付いたミアは、部屋に水を満たしてごろごろします。
ミアを気遣うジアンナが、家にやってきました。
ミアの姿を見たジアンナは、ミアを車に乗せて運転します。
ミアはジアンナの携帯を借りて、母に電話をし、「恋しい」と言いました。お別れのつもりの電話で、そのまま切ります。

浜辺へ移動したミアとジアンナは、別れの時を感じていました。
互いにハグをし、ミアはジアンナにこれまでの礼を言います。
その後、ミアは海へ潜っていきました。

(ミアは人魚のような姿になり、海での生活を選んだ。
なぜ変態したのかは謎。金魚を食べたのはきっかけにすぎず、別の要因があったように思う。
しかし明らかにされないまま、物語は終わる)

みんなの感想

ライターの感想

まあ、なんとも不思議な映画。
ダークファンタジーというべきか。それにしては変身の過程がグロめなので、やはりホラーか。
この映画、まさしく「少女が金魚を口にする」シーンが最も衝撃的。
成長過程の少女たちの不安定な情緒や、少しずつ育まれる女同士の友情、このあたりも丁寧に描いている。
ある種、美しい映画でもある。

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