映画:ブレインダメージ

「ブレインダメージ」のネタバレあらすじと結末

ブレインダメージの紹介:1980年代初頭に、カルトホラーとして話題を集めた「バスケット・ケース」のフランク・ヘネンロッター監督が作り上げた、「バスケット・ケース」と同じく「異形のクリーチャー」が登場し、人々を翻弄していく作品。何百年もの間、人の脳みそを食らいながら生きてきた謎の生物・エルマーと、エルマーに出会ったことで人生を狂わせてしまった主人公の青年・ブライアンの苦悩を描く。

あらすじ動画

ブレインダメージの主な出演者

ブライアン(リック・ハースト)、マイク(ゴードン・マクドナルド)、バーバラ(ジェニファー・ロウリー)、モリス(セオ・バーンズ)、マーサ(ルシール・セイントピーター)

ブレインダメージのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ブレインダメージのあらすじ1

ブレインダメージのシーン1 とあるアパートの一室で、妙齢のご夫婦が、自分のペットらしき生き物に食事を与えようとしています。ペットらしき生物のために用意されていたのは、生のままの、家畜の脳みそでした。しかしご夫婦は、そのペットが部屋からいなくなっていることに気付き、狼狽し、泣き叫びます。「エルマー、どこへ行った?」やがてご夫婦は、泡を吹き倒れてしまいます。その頃隣の部屋では、ひとりの青年ブライアンがベッドの上で目覚めるところでした。目覚めたブライアンは、自分の手に血がベットリ付いていることに気付き、驚愕します。と同時に、目の前がフラッシュを焚いたように明るく点滅し、しかも心地よい感覚が全身を覆うのでした。バスルームでブライアンは、首筋に小さな丸い穴が開いているのを発見します。そして、バスタブの中から現れたのが、ご夫婦が「エルマー」と呼んでいた生き物でした。オタマジャクシをでっかくした上にゴツくしたような見てくれのエルマーは、「君はこれから、悩みや苦しみといったものからオサラバ出来る。素敵な色と音楽に満ちた生活が始まるんだよ」と、ブライアンに演説をぶちます。そしてエルマーは、とりあえず食事がしたいと言って、ブライアンと共に夜の町へ出かけるのでした。

【承】- ブレインダメージのあらすじ2

ブレインダメージのシーン2 エルマーはブライアンの首筋の、背中側へ回りこみ。口を大きく開けると、先端の尖った舌のような突起物が口の中から伸び、ブライアンの首筋に開いていた穴にスッポリと入ります。その突起物はそのままブライアンの脳みそに直接届くまで先端を伸ばし、そこで青い液体を少量、脳みそに垂らします。するとブライアンは、目に見えるもの全て、手に触れるもの全てが色鮮やかに輝いてみせるようになります。そのままハイなテンションで、とある廃車場まで走り回っていたブライアンですが、そこにいた警備員に騒ぎを咎められます。そこでエルマーが警備員に襲いかかり、倒した警備員の脳みそを食べてしまいます。そんなエルマーが人の脳みそを食らう姿すら、その時のブライアンには「輝いて」見えました。これ以来、ブライアンはエルマーから与えられるこの刺激の虜になってしまいます。しかしエルマーが脳みそに垂らした液体の効果が切れると、今度は目に見えるものが途端にグロテスクに見え出すという禁断症状も同時に起こっていました。ブライアンはエルマーの命ずるまま町へ出て、エルマーが人を襲うのを手助けするようになります。そんなある日部屋に戻ると、映画冒頭でエルマーを探していたご夫婦の旦那様が、ブライアンを待っていました。やつれた顔の旦那様はブライアンに告げます。「なぜエルマーに、人の脳みそを食べさせたんだ?大変なことになるぞ!」

【転】- ブレインダメージのあらすじ3

ブレインダメージのシーン3 旦那様は、エルマーのことについて語り始めます。エルマーははるか十字軍遠征の時代からこの世にいて、時の権力者たちがずっとエルマーを奪い合っていた。自分は長い間苦労と費用を費やして、やっとエルマーを手に入れたのだと。ブライアンは旦那様のいったことが本当なのかどうか、エルマー本人に確かめます。エルマーは、あいつらは動物の脳みそしかくれないから逃げ出して来たんだ、やっと人の脳みそが食えるようになったとブライアンに話します。その時ブライアンは初めて、自分がハイになっている時に、エルマーによって殺人が行われていたことを知るのでした。エルマーが襲った人間の脳みそをたべている時、ブライアンは猛烈にハイな状態になっており、目の前のことを正しく認識出来ていなかったのです。とんでもないことをしてしまったと、ブライアンはエルマーからの快楽を「絶つ」ことを決意します。しかしそれは、地獄の日々の始まりでした。禁断症状から来る絶え間ない、そして恐ろしい妄想の数々に、ブライアンは見る見るうちに憔悴してしまい、エルマーに必死に助けを乞うのでした。

【結】- ブレインダメージのあらすじ4

ブレインダメージのシーン2 ブライアンはエルマーの命ずるままに、エルマーの餌となる人間を探し求めていきます。遂には、ブライアンが付き合っていた彼女さえもエルマーの餌食になってしまうのでした。ブライアンが食事を終えたエルマーと共にアパートへ戻ると、エルマーの元の飼い主である旦那様が奥様を連れて、再びブライアンを待ち受けていました。銃をつきつけて、エルマーを返せ!と迫るご夫婦。逆にそのご夫婦にエルマーは襲い掛かり、二人の脳みそを食い尽くしてしまいます。食べ終えたエルマーを連れてブライアンが立ち去ろうとすると、虫の息の旦那様が最後の力を振り絞って立ち上がり、ブライアンの首筋に吸い付いていたエルマーを両手で握り締めます。するとエルマーの体内の体液が、雑巾を絞るようにブライアンの脳みそへと大量に注がれてしまいました。ほんの少量で、この世のものとは思えぬ幻想を見せてくれたエルマーの体液が、一気に脳みそ全体に降りかかり。ブライアンの脳内では、猛烈な化学変化が起こっていました。旦那様に握り潰され、あえなく絶命してしまったエルマーのすぐ傍で。ブライアンの額がボコボコっと膨れ上がり、耐え切れぬ痛みにブライアンは旦那様の拳銃で、自分の頭を打ち抜きます。すると、その打ち抜いた額から、天空に目掛けてサーチライトのような眩い光が放たれ。光の柱を頭の上から放ち続けるブライアンは、いつまでもそこに立ち尽くしていたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

「バスケット・ケース」でカルト映画ファンの心を掴んだフランク・ヘネンロッター監督が、「バスケット~」に続いて監督した作品ですが、あからさまにドラッグにヤラれた人間のメタファーとして物語を構築し、その象徴としての「エルマー」という異形の生物の存在感を際立たせています。過去に起こった人間同士の争いや戦争は、もしかしたらこのエルマーを奪い合って起こったものかもしれない?と思わせるほど、「自分に逆らえる人間などいないのだ」という自負に満ちたエルマーの姿は、憎らしいほど素敵です!禁断症状にもだえ苦しむブライアンを横目にエルマーが鼻歌を歌うシーンなどは、凄惨なシーンなのについ笑っちゃうほどシュールな映像ですが、エルマーが「人智を超えた存在」であることを示していると思います。ラストは、行き着くところまで行ってしまったとしか言えないような、神々しさすら感じさせる「光の柱」描写でジ・エンド。ヘネンロッター監督の才気が伺える傑作だと思います!また、物語の中盤で、バスケット・ケースの弟「ドゥエイン」がゲスト出演しているのも見逃せません。ファンサービスの一環かと思いますが、ちゃんと「バスケットケースを抱えて」登場するのです!ドゥエインとこの物語の主人公・ブライアンが見詰め合うシーンは、お互い「異形の者に囚われた人間同士」だということを暗に示しているようで、最高です!そんな「嬉しいオマケ」のシーンも含めて、こちらも「カルトホラー」として語り継がれるべき一作ではないかと思います。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「ブレインダメージ」の商品はこちら