映画:ポラロイド

「ポラロイド」のネタバレあらすじと結末

ポラロイドの紹介:悪霊が取り憑いたポラロイドカメラの名機SX-70で撮影された若者が謎の死を遂げる2017年製作アメリカのホラー映画。監督はリブート版「チャイルドプレイ」(2019年)のラース・クレヴバーグ。主演は「僕のワンダフル・ジャーニー」のキャスリン・プレスコット。「THE JUON/呪怨」の老女役グレイス・ザブリスキーが出演している。

あらすじ動画

ポラロイドの主な出演者

バード(キャスリン・プレスコット)、コナー(タイラー・ヤング)、ケイシー(サマンサ・ローガン)、エイヴリー(ケイティ・スティーヴンス)、デヴィン(キーナン・トレイシー)、ミーナ(プリシラ・キンタナ)、タイラー(ダヴィ・サントス)、ペンブローク保安官(ミッチ・ピレッジ)、老女レナ(グレイス・ザブリスキー)、悪霊(ハビエル・ボテット)、バードの母(ショーナ・マクドナルド)など。

ポラロイドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①内向的な女子高生バードは、バイト先でアンティークのポラロイドカメラ=名機SX-70をプレゼントされるが、そのカメラで撮影した友人たちが次々と謎の死を遂げる。②写真に映り込んだ人影が予兆であると気づいたバードは、生き残った友人たちと共にその正体に迫るが、人影はカメラや写真と連動して実体化し殺害し続ける。③そのカメラの持ち主は娘を殺され復讐鬼となった彼らの母校の元教師と判明するが…。

【起】- ポラロイドのあらすじ1

ポラロイドのシーン1 ある夜、友人と共に母の遺品を整理をしていたサラは、古いポラロイドカメラと母のポラロイド写真を見つけて目を潤ませます。そのカメラは母親がオークションで買った物で、それが母の最期の写真と思われました。
サラは早速そのカメラで写真を撮ってもらいますが、ポラロイドは画像が出るまで時間がかかるため、友人が急用で帰ってしまいます。
するとカメラが勝手に起動し、サラは、写真に写り込んだ人影に気づいて怯えるうち、部屋の灯りが瞬いて消え、屋根裏からボールが落ちてきます。
彼女は怯えながら屋根裏に上がりますが、梯子が落ちて閉じ込められ、奥に潜んでいたナニモノかに襲われ殺害されます。

冬。アメリカの田舎町にあるローカスト・ハーバー高校では、卒アル用の写真撮影が行われていましたが、バード・フィッチャーはスカーフを取らず”スカーフ女”と言われていました。
それは首にある大きな傷跡を隠すための物で、そのため彼女は引っ込み思案になり、片思いの同級生コナーにも思いを打ち明けられずにいます。
そんな彼女の趣味は写真で、帰りがけ、愛用のPENTAXでコナーを盗み撮りして気づかれ、逃げるようにバイト先のアンティーク・ショップに向かいます。
その店の店員は、店主の甥のタイラーとバードだけで客も少なく、気ままに過ごせるお気に入りのバイトでした。

その日、店番をしていた彼女は、父の形見の懐中時計の幼い彼女と父親の写真を懐かしそうに眺めていましたが、そこにタイラーが戻り、ガレージセールで見つけたという古いポラロイドカメラをプレゼントします。
それは名立たる写真家が愛用したと言われるポラロイドカメラの名機SX-70で、ケースやフィルムなども揃った貴重な品でしたが、”R・J・S”という持ち主のイニシャルが彫られていました。
バードは目を輝かせて喜び、早速タイラーを試し撮りしますが、発色を待つ隙にキスを迫られ、慌てて帰ってしまいます。
その際、彼女はケースを忘れ、中に入っていたサラの写真にも気づきませんでした。

帰宅した彼女はスカーフを外し、忙しなく仕事に出掛ける母を見送り、愛犬ネッドのポラロイド写真を撮ろうとしますがなぜか怯えて後ずさるうち、ケイシーに脅かされて撮り損ないます。
ケイシーは彼女の親友で、引っ込み思案で人付き合いが苦手な彼女を案じ、衣装持参で「コナーも来るからパーティに行こう!」と誘いに来たのです。
それはエイヴリーの家での季節外れのハロウィンパーティで、古い3階建の大きな家に、大勢の友人が仮装して集まる予定でした。
赤ずきんのバードと猫耳のケイシーは、ドレスとスーツでキメた仲良しカップル=ミーナとデヴィンの車で会場に向かいますが、バードは例のカメラを持参し、昼間のタイラーの写真に人影のようなモノが映り込んでいるのに気づきます。

その頃、店を閉めていたタイラーは、スライド写真の確認作業が残っていた事に気づき、灯りを消したまま作業を始めます。
彼は、店の奥の仕切り布をスクリーンに見立て自動映写機でスライドを映しますが、布に人影が映って怯え、ハンマーで殴りかかります。
そこには誰もいませんでしたが、映写機の眩しいライトの中に影が現れて実体化し、襲い掛かります。

パーティには大勢の友人が集まり、占い師姿のエイヴリーは、ミーナとデヴィンに”恋人”、陽気なケイシーには”愚者”のカードを渡しますが、バードは”死神”のカードを引いて落ち込みます。
けれどその後、骸骨マスクのコナーに声を掛けられいい雰囲気に。彼は盗み撮りの件をいい意味で気にかけていて、彼女のポラロイドカメラに興味を持ち「世界で1枚だけの写真が撮れる」という彼女に感心します。
そこにミーナとケヴィンがやって来て、大きな窓をバックに、バードがあのカメラで写真を撮る事になりますが、最後にケイシーが飛び込み参加し、4人の写真となります。
またその後、参加しそこなったエイヴリーは不満そうに自撮りしますが、画像が出る前に警官がやって来てバードが呼ばれます。
彼女は警察署に連れて行かれ、ペンブローク保安官から「タイラーが殺害された」と言われて事情を聞かれます。保安官は愕然とする彼女に連絡先を教え「君のお父さんの事故の時、私も現場にいた」と打ち明けます。
帰宅したバードは庭で泣き、母親に優しく励まされますが、その後、タイラーの写真から人影が消え、エイヴリーの写真に人影が現れた事に気づきます。
同じ頃パーティはお開きになり、一人残ったエイヴリーは骸骨のディスプレイに驚いて怯えるうち、暗闇から飛び出したナニモノかに襲われ、首をへし折られます。

翌朝、バードはケイシーから「エイヴリーが階段から落ちて亡くなった」と連絡を受け、写真を確認します。するとエイヴリーの写真の人影が消え、皆で撮った写真の右端にいるコナーの背後に現れていました。
それがコナーが次に死亡する予兆だと気づいた彼女は、カメラを壁に投げつけますが、衝撃波で吹き飛ばされます。

【承】- ポラロイドのあらすじ2

ポラロイドのシーン2 学校の廊下にはタイラーとエイヴリーの献花台が設けられ皆がざわつく中、バードは食堂で、ミーナとデヴィンとケイシーとコナーにポラロイド写真を見せて人影の件を話し「4人とも危ない」と訴えますが、デヴィンははなからバカにしていて、いきなりその写真にライターで火を点けます。
火はゆっくりと燃え広がり、間もなく左端に写っていたミーナの腕に届きます。するとミーナの腕からも煙が上がり、燃え始めます。
その火は消火器でも消えず、ミーナは泣き叫びますが、間もなくケイシーの身体からも煙が立ち上り、バードが気づいて写真の火を消すと同時にミーナの腕の火も消え、写真は元に戻ります。
ミーナは病院に入院し、4人が待合室で対策を話し合ううち、バードはようやくアンティークショップにカメラのケースを忘れた事を思い出し、コナーと共に取りに行くことに。
またデヴィンは「全てバードの責任だ!」となじってミーナに付き添い、ケイシーも指先の火傷の手当てのため病院に残ります。

アンティークショップはまだ立ち入り禁止でしたが、バードは「私は写真に写ってないから大丈夫」と説得してコナーを車に残し、裏口の通気口から侵入し、商品棚からケースを取り出します。
その頃、車ではカメラが起動し、カメラはコナーが畳んでしまいますが、4人の写真の背後にあった窓に、撮影しているバードが映り込んでいる事に気づきます。
店の中には人影が現れ、彼女は必死に逃げ出しますが、追ってきた人影はボイラーの熱にひるんで足止めされ、その隙に通気口から身を乗り出し、最後にはコナーに救われます。

同じ頃病院では、ようやくミーナが目覚めますが、病室の明かりが瞬き、デヴィンがナースを呼びに行きます。
その直後、バードからミーナに「店で何かに襲われた!そっちも危ないから一人にならないで!」と連絡がありますが、彼女は点滴やコードが外れずもたつく間に、カーテンの影から飛び出したナニモノかに襲われます。
デヴィンが病室に戻った時、病室には点々と血の跡があり、彼女は仕切りカーテンの奥で首を吊った姿で見つかります。
バードとコナーが戻った時には、ミーナは自殺とされて警官が駆けつけていて、デヴィンに「お前のせいだ!お前が殺した!」と怒鳴りつけられたバードは、彼に謝りその場を逃げ出します。

コナーは、病院の隅の廊下で泣いていたバードを見つけて、話しを聞きます。
バードは「今回もだわ…」と呟いて父の懐中時計の写真を見せ、「父は地元紙の新聞記者だった。12歳の時、車で友だちのお泊り会に送ってもらう途中、父が『仕事を見せたい。寄り道しよう』と言い出したが、私は友だちの家に早く行きたくて『興味ない』って断った。父が車を切り返した時、(加害車両に)突っ込まれた」と打ち明けます。
コナーは「お父さんは『君は悪くない』って言うよ」と慰めますが、彼女は「(新聞記者の)パパなら真相を追及する」と言い、カメラのケースを調べ、『殺人 証拠品 1974年10月28日』という荷札の切れ端を見つけます。

【転】- ポラロイドのあらすじ3

ポラロイドのシーン3 翌日、2人は図書館に行って古い新聞を調べ、1974年の「若者3人が拉致されて殺害される」という事件を見つけます。
犯人は以前、彼らの高校で写真を教えていたローランド・ジョセフ・セイブル(=”R・J・S”)で、カメラの持ち主と思われました。
けれどその男は、ポラロイドで拉致した被害者の写真を撮り、逮捕前に射殺されたと言うのです。

その夜、2人はダイナーでデヴィンとケイシーに事情を話し、「あの人影は写真と同じで、暗室のような暗闇に現れ、熱に弱い」と話します。
ケイシーは「犯人が悪霊となってカメラに取り憑いたのかも」と言いますが、犯人の家の持ち主は”アン・ファラデイ”に変わっていて、セイブルの遺族の消息も分からず、事実を確認する術がありません。
イラついたデヴィンはカメラを奪い、コナーと揉み合いになった拍子にシャッターが切れてしまいます。
その写真には手の平を広げたデヴィンが写っていて、4人の写真に写り込んでいた人影は、目の前でデヴィンの写真に移動します。
デヴィンは「順番が変わった!」と怯え、コナーの写真を撮ろうと暴れますが、怒ったケイシーがデヴィンの写真に鉛筆を突き立てた瞬間、デヴィンの手の平に穴が空きます。
激怒したデヴィンは皆と揉み合いになり、止めに入った警官を殴ってしまい、逮捕されます。

バードとコナーは、デヴィンを釈放するようペンブローク保安官に掛け合い、セイブルの記事を見せて「この殺人鬼がカメラで人を殺し続けてる!」と説得しますが、「セイブルの家に近づいたら、君たちも逮捕する」と言われます。
拘置所に入れられたデヴィンは、面会に来たバードに謝り「なんとかあれを止めてくれ」と頼みます。
その直後、車に戻った2人の元にケイシーから「”アン・ファラデイ”は名義を変えただけで、あの家には今も犯人の妻レナ・セイブルが住んでる」と連絡があり、その足で向かう事に。
確かにその家には老女がいて、バードがカメラのイニシャルを見せると、自分がセイブルの妻レナだと認めますが、カメラは犯人の物ではなく、彼らの娘レベッカ・Jの物だといい、2人を中に通します。
同じ頃拘置所では、見張りがいなくなった隙をついて悪霊が現れ、デヴィンが襲われます。

レナは2人をレベッカの部屋に通し、弱々しい声で事情を話します。
レベッカは地味で引きこもりがちの少女だったそうですが、あのカメラをプレゼントされて以来、撮影のための外出も増え、登校もするようになったと。
けれど学校では”カメラ女”とからかわれ、ある夜、いじめっ子4人に呼び出され、破廉恥な写真を撮られてバラまかれ、傷ついて自殺したと言うのです。
そして「夫は、その復讐のため加害生徒4人を学校の暗室に拉致してあのカメラで写真を撮り、3人を殺害したところで射殺され、1人は生き延びた」「生前『全員罰するまで止めない』と言っていた」と言い、何とか入手したという残る1人の写真をバードに託します。
その時コナーは、人影が再び4人の写真に戻った事に気づいて、デヴィンが殺害されたと知って動揺し、学校でケイシーと落ち合う事に。

【結】- ポラロイドのあらすじ4

ポラロイドのシーン2 2人は高校に忍び込んでアルバムを調べ、残る1人が若き日のペンブローク保安官だったと知ります。
そこに別ルートで侵入したケイシーを捕まえた保安官が現れ、3人を廊下に引き立て「なぜセイブル夫人を動揺させた?」と叱りつけます。
コナーは「お前が気になるのは、彼女が僕らに話した内容だろ?」と問い詰め、バードは「逃げたんでしょ?」と言ってカメラを起動させ、保安官に向けますがシャッターが押せず、コナーが代わりに写真を撮ります。
保安官は動揺してカメラを振り払いますが、「あなたのせいで人が死んだのよ」となじるバードを遮り、「それは誤解だ」と話し始めます。
彼によれば、そもそもレベッカの破廉恥な写真を撮って虐待していたのは父親のセイブルで、彼を含むレベッカの友人4人が、警察に通報して救おうとしたのだと。
それに気づいたセイブルは、罪を隠蔽するため、4人を高校の暗室に拉致し、拷問して楽しんだ後、写真を撮って殺害したのだと。
そして「レベッカはその罪悪感に堪え切れずに自殺した。レベッカが自殺したのは事件の後だ。日付を調べれば分かる」と言うのです。
また「夫人は夫による虐待を知っていた上に我々を逆恨みし、話を都合よくでっち上げただけだ」とも。

その瞬間、廊下の明かりが消えてセイブルの悪霊が現れて実体化し、保安官の写真をつまみ上げます。保安官は悪霊を撃ちますが、弾は悪霊を突きぬけて跳弾しただけでした。
悪霊はゆっくりと保安官の写真を引き裂き、保安官の身体もまた真っ二つに裂けて死亡します。
悪霊は次に、刃に変形させた手でケイシーの足を突き刺しますが、保安官の銃を奪ったコナーに撃たれてひるんだ隙に、バードはケイシーと共に逃げ出し、シャワー室に追い詰められます。
バードは全ての蛇口から熱いシャワーを出しっ放しにして悪霊の侵入を防ぎ、ケイシーを残してコナーを助けに戻ります。
2人はなんとか合流しますが、4人の写真の人影は残ったままでした。
その時バードが何かを思いつき「カメラを探して、ヤツが姿を現す場所に行こう」と言い出し、保安官の死体のそばに落ちていたカメラを見つけますが、その瞬間、コナーが悪霊にさらわれ、引きずられていきます。
バードは、自分の写真を撮って悪霊を引きつけ、カメラを持って地下の暗室へと走ります。

暗室は、事件当時のままでしたが、赤いセーフライトは生きていました。けれどライトを点けた瞬間、大きな明り取りの窓が閉まり、床に落としたカメラが起動します。
物陰に隠れていたバードは、カメラを拾おうと飛び出しますが、悪霊に首を掴まれ、天井近くまで吊り上げられます。
悪霊は刃に変形した手で突き刺そうとしますが、彼女がすんでのところでシャッターを切り、助かります。

カメラは悪霊に蹴り飛ばされますが、彼女の手には悪霊と彼女の指先が写った写真が握られていました。
バードは「くたばれ」と呟いて写真を握りつぶし、悪霊はバキバキと折りたたまれて動かなくなりますが、同時に彼女の指にも激痛が走ります。
しかし、彼女が写真を放した瞬間、写真は元に戻り、悪霊はねじ曲がったままの姿でクモのように這い、近づいてきます。
彼女はすんでのところで写真に火を点け、悪霊の身体は燃え上がりますが、同時に彼女の指からも炎が上がります。
彼女はなんとかその苦痛に堪え、写真が全て燃え切ったところで、悪霊は燃え落ち、彼女の指もひどい火傷を負ってはいましたが助かります。

3人は1階の廊下で再び合流して互いの無事を喜び合い、4人の写真からも人影が消えていました。
ケイシーは「2度と写真に飛び入りしない」と笑いますが、バードはコナーにケイシーを病院に連れて行くよう頼んで、一人埠頭に行き、カメラを海に投げ捨てます。

みんなの感想

ライターの感想

「呪いのカメラで写真を撮ると死亡する」といういわゆる都市伝説ネタではありますが、内容は分りやすく映像も美しく、クリーチャーもエグ過ぎず、どなたでも気軽に楽しめるホラー作品だと思います。
登場人物はそこそこ個性的ですが殺人鬼以外は健全で、友情にも愛情にも裏が無く気持ちがいいです。殺人鬼の妻役グレイス・ザブリスキーは「THE JUON/呪怨」で伽耶子の家に放置されてた姑役だった女優さん、保安官役ミッチ・ピレッジは「X-ファイル」のスキナー副長官役などTVシリーズで活躍するベテラン俳優さんで、既視感を感じる方も多いはず。
ビックリシーンはそこそこありますので、苦手な方はご注意を。また主人公の愛犬は、野生の勘で危機回避するのでご安心を。

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