映画:マスターズオブホラー(2018年)

「マスターズオブホラー(2018年)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

【承】– マスターズオブホラー(2018年)のあらすじ2

マスターズオブホラー(2018年)のシーン2

画像引用元:YouTube / マスターズオブホラー(2018年)トレーラー映像

◆第2話「MIRARI」(ミラリ)

監督/ジョー・ダンテ、脚本/リチャード・C・マシスン、出演/アナ(ツァラ・マーラー)、デヴィッド(マーク・グロスマン)、Dr.ミラリ(リチャード・チェンバレン)、ナース=シモーネ(リード・コックス)など。

深夜、リアルト劇場の前でキスを交わしていたアナとデヴィッドは、扉が開いているのに気づいて中に入り、客席でイチャつき始めます。館内には誰もおらず、間もなく映写機が点き映画が始まります。

2人が付き合い始めた頃、アナは頬にある交通事故の傷跡をひどく気にしていました。そのデートの時にも「あなたと付き合えただけで幸せよ」と自信なさ気に微笑むアナに、デヴィッドは「外見が過大評価され、想像力は敵にもなる。君には幸せになって欲しい」と励まし、キスしたのです。

彼は大金持ちのハンサムでしたが、デート中にも母親と電話するほどのマザコンで「傷の事を母に話したら、母が世話になった形成外科で診てもらうべきだと言うんだ。母も整形の経験があり、理解があるんだよ」と言うのです。

アナはショックを受けますが「外見で悩むのはもったいない。費用も出すよ」と言われ、受診する事に。彼女は長年その傷に悩まされてはいましたが、費用の面でも整形には踏み切れなかったのです。

彼に紹介されたミラリクリニックは、入院設備もある清潔な病院で、ナースも皆美しい女性ばかりでした。

また院長のDr.ミラリは気さくなロマンスグレーで、デヴィッドの母親を「私の最高傑作だ」と褒め、「傷の95%は取り除けるし目立たなくなる。ついでに少々手直しもして、胸のバランスも整えよう」と楽しげにそして自信ありげに話します。初めは遠慮していたアナもリラックスし「デヴィッドが喜んでくれるなら」と微笑み、その日のうちに術前検査を終え、翌週には手術を受ける事に。

麻酔中、アナは美しくなった彼女とデヴィッドの華やかな結婚式の夢を見ますが、それはデヴィッドが血だらけの手術道具を持って微笑むDr.ミラリとナースに変わる悪夢でした。

手術は無事終了し、彼女は頭部を包帯とネットで覆われた姿で入院する事になりますが、彼は「別荘用の島を買ったよ」と言い、再び眠りに落ちた彼女の顔をスマホで撮影して母親に送信した後、何やら話し込んでいました。

彼女が再び目覚めた時には、廊下でDr.ミラリとデヴィッドが何やら揉めていて、ドクターから「酸素濃度が少々足りないようだ。鼻の整形にはよくある事だから、翌朝パパッと済ませよう」と言われ、悪夢を見たと訴えても「麻酔中に混乱するのはよくある事だ」と笑い飛ばされます。

それを聞いた彼女はホッとはしますが、病室の電話はなぜかただの飾りで鏡も無く、ナースコールをしてもただ「安静に」と言われるだけでした。

夜9時を過ぎても状況は変わらず、不安になった彼女は点滴を抜き、長い廊下をよろよろと歩いて受付に行き、ナースのシモーネがいなくなった隙に、自分の電子カルテを盗み見ます。そこには「デヴィッドが再手術を希望している」とありました。

彼のウソに気づいた彼女は愕然とし、シモーネを避けて廊下を逃げ回るうち、一室から聞こえる呻き声に気づいて中を覗きます。

そこにはのっぺらぼうにされた女性が、ストレッチャーに縛り付けられ、必死で助けを求めていました。

アナは怯えて逃げ出しますが、シモーネと出くわして掴み合いになり、手術したての頬を掻き毟られます。彼女はなんとかシモーネを倒してエレベーターに逃げ込みますが、Dr.ミラリと別のナースに見つかり、麻酔を打たれて、再び手術を施されます。

翌朝、病室で目覚めた彼女は、傍らにいたデヴィッドに怯え、顔はさらに腫れ上がっていました。彼はとりあえず彼女を落ち着かせ「母さんが来てるんだ。会ってくれるね?」と言い、呼びに行きます。

彼女は、枕元にあった鏡を見て腫れ上がった顔に驚き、包帯を解いてしまいます。その顔には無惨な縫合痕が縦横に刻まれ、唇は腫れてめくれ上がり、鼻は削がれて無くなり、乳房も3つにされていました。

そこに高価な服に身を包んだマスクのような整形顔の女性がやってきて「デヴィッドの母、ナディアよ」と名乗りますが、彼女を見て驚くどころか「すごく可愛い!家族として歓迎するわ!」と微笑んだのです。

アナは、絶望的な叫び声を上げますが、後の祭りでした。

アナは愕然として正気に返りますが、顔は成形前に戻っていて、デヴィッドも消えていました。彼女は映写室に行き、映写技師に「デヴィッドはどこ?!あなたは誰?!」と聞きますが、その瞬間ドアが閉まって閉じ込められます。

彼は「ただの映写技師さ、お嬢ちゃん。忘れ得ぬ銀幕に映された100年の悪夢の管理人だ」と言ってタバコに火を点け「死の収集家と言ってもいい、見るのが趣味でね」と嗤います。

劇場には、彼女の悲痛な叫びが響きます。

◆第3話「MASHIT」(マシット)

監督/北村龍平、脚本/サンドラ・ベセリル、出演/ベネディクト神父(モーリス・ベナード)、シスター・パトリシア(マリエラ・ガリガ)、ピーター(ブランドン・タイラー)、ダニ(ステファニー・クード)、その母シンディ(ジェイミー・リン・コンセプシオン)、タニア(ジャンナ・ゴメス)など。

深夜。リアルト劇場の前をベネディクト神父が通り過ぎようとした時、突然明かりが点き「『マシット』主演ベネディクト神父」という看板が浮かび上がります。

館内は無人でしたが、彼が中央通路にあった血だまりに気づいて屈みこんだ瞬間、あの映写技師が現れて神父を座らせ「悪夢へようこそ」と呟いて去っていきます。

スクリーンに映し出されたのは、彼が受け持つ神学校で、飛び降りがあったあの日の光景でした。

そこは小規模な全寮制の中学校で、生徒のピーターが突然校舎の三角屋根に現れ、動揺するベネディクト神父とシスターパトリシア、そして悲鳴を上げる生徒たちを嘲笑ったのです。

パトリシアは屋根に上ってピーターを説得しますが、彼はニヤついて唸り声をあげたかと思えば、正気に戻って「助けて…怖いよ」とすがったのです。

彼女は手を差し伸べますが、ピーターの手が見えない何かに捻じ曲げられて阻まれ、転落死します。

その血飛沫をまともに浴びたのは、彼を密かに想っていた女生徒ダニでした。その学校の職員である母親シンディは、怯える彼女をただ抱きしめるしかありませんでした。

その夜、シンディは不安がるダニに安定剤をやって個室に寝かせ、自分の部屋で仕事を始めます。けれど壁にあった十字架が落ち、異様な気配に導かれて廊下に出たところを、ナニモノかに襲われます。

一方、書斎ではベネディクト神父とパトリシアが聖衣のまま交わっていましたが、ノックの音と子供の笑い声に邪魔され、やむなく見回りに行くことに。

すると廊下にある天使像からは血が流れ、中央階段のロウソクが溶けだしてホールに集まり、巨大な苦悶する顔のレリーフとなっていたのです。

翌日。ベネディクト神父とパトリシアはいつも通りにしていましたが、ピーターの転落現場で落ち込んでいたダニは、しつこく絡んで来たいじめっ子の同級生のタニアを振り払います。

するとなぜかタニアは数m弾き飛ばされ、血とウジを吐き、怯えるダニと駆けつけたシンディを指差し絶叫し続けたのです。彼女には、2人の背後に立つ悪魔のようなモノが見えていました。

その夜、ダニは女子部屋に戻されますが血涙を流して起き上がり、続けて他の生徒も同じように血涙を流して起き上がります。

その頃、調べ物をしていたパトリシアは「マシット(MASHIT) 情欲や近親相姦の罪を罰する不死の者。子供を苦しめ自殺に導く」というページを見て蒼褪め、やって来たベネディクト神父に「マシットの仕業だ」と話します。

そこに埋葬されたはずのピーターが、体を異様に捻じ曲げながら現れ、崩れた顔で2人を嘲笑います。

彼は、ロザリオを突きつけ「サタンよ去れ!」と唱えるベネディクト神父を鼻で嗤い「彼女の中にいる…彼女を殺すしかない…手遅れになる前に…」と言い残して去っていきます。

2人は礼拝堂にダニを呼び、強引に悪魔祓いをしようとしますが、激怒したシンディに止められ、女子部屋へと追って行きます。パトリシアは、悪魔が取り憑いているのはシンディだと言うのです。

部屋に戻ったシンディは、間もなく悪魔の顔に変わって他の生徒を操り「子供たちを苦しめ、死に導け!闇の主の目と耳になる!我を通じ主の御心が果たされるだろう!」と命じます。

神父たちは、無表情にダニを指差す生徒たちと口を縫われて横たわるダニを見て動揺しますが、生徒に襲われ礼拝堂に逃げ帰ります。

そこへ夜着姿で満面の笑みを浮かべた生徒たちがやってきて唸り声をあげ、各々手にした包丁を構えたのです。

ベネディクト神父は、礼拝堂の彫像の剣を取ってパトリシアにも渡し、子供たちは悪鬼と化し2人に襲い掛かって来ます。

パトリシアは数人に襲われて一人の首を切り裂き、背後に現れたシンディを追いかけ、屋根へと昇ります。追い詰められたシンディは泣きながら助けを求めますが、その手が捻じ曲げられ落ちそうになったところをパトリシアに抱き止められます。その瞬間、シンディは悪魔に戻り、パトリシアの頬を舐め尻を掴んだのです。

一方ベネディクト神父は礼拝室に残り、生徒たちを次々と切り裂き、その首を刎ね飛ばしていました。殺戮する彼の顔には悪魔の姿がカブりますが、本人は全く気づかず、あたかもヒーローのようにその死骸を踏み分け「死の谷を歩く事があれど、悪を怖れない」とうそぶき、残った子供に狙いを定めたのです。

その瞬間マリア像が血涙を流し、気を取られた彼は、残った生徒たちに一斉にナイフで刺され、腹に長い槍を突き立てられ、立ったまま絶命します。

一方屋根にいたパトリシアとシンディは揉み合いながら落下し、下になったシンディは、駆け寄ったダニを見つめて息絶えます。

けれどパトリシアはよろよろと歩き出し、庭に出て来た生徒たちに「おやすみ子供たち。夜明けは新たな一日の始まりよ」と言い、歪んだ嗤いを浮かべます。

劇場でその嗤いを見たベネディクト神父は思わず目を背けますが、背後に映写技師が現れ「罪を犯した我を許したまえ。…だからここにいる」と呟き、襲いかかります。

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