映画:ミューズ悪に堕ちた女神の魂

「ミューズ悪に堕ちた女神の魂」のネタバレあらすじと結末

ミューズ 悪に堕ちた女神の魂の紹介:2017年製作のアイルランド&スペイン&フランス&ベルギー合作映画。『REC/レック』のジャウマ・バラゲロ監督が贈るサスペンスホラー。大学教授のサミュエルは教え子と交際していたが、ある日彼女が自殺してしまう。その後、女性が殺される夢を見るようになった彼は、夢に出て来た人物が犠牲となった事件を知る。

あらすじ動画

ミューズ悪に堕ちた女神の魂の主な出演者

スーザン・ジラルド(フランカ・ポテンテ)、ベルナルド・ラーセン(クリストファー・ロイド)、サミュエル・ソロモン(エリオット・コーワン)、レイチェル(アナ・ウラル)、ジャクリーン(ジョアンヌ・ウォーリー)、ベアトリス(マヌエラ・ベレス)

ミューズ悪に堕ちた女神の魂のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①恋人・ベアトリスに自殺された作家兼大学教授のサミュエルは1年後、見知らぬ女性が死ぬ悪夢を連日見るように。ある日その女性・リディアが実際に殺害され、サミュエルは殺害現場で同じく夢を見た女性・レイチェルと出会う。レイチェルとサミュエルは謎を解くことに。 ②7人の女神(ミューズ)が存在し、うち1人はレイチェル(情熱)だった。サミュエルの恋人・ベアトリスは秘匿という女神、自殺することでサミュエルの身体に隠れていた。レイチェルはサミュエルから秘匿を引き剥がし、サミュエルは女神を一掃した。

【起】- ミューズ悪に堕ちた女神の魂のあらすじ1

ミューズ悪に堕ちた女神の魂のシーン1 〔ダブリン大学 トリニティカレッジ〕

サミュエル・ソロモンは大学教授ですが、作家でもありました。
大学では詩の講義をするサミュエルは、教え子の女子大学生・ベアトリスと交際しています。
講義の後、ベアトリスを家に招いたサミュエルは、ベアトリスから「愛している?」と聞かれ、永遠の愛を誓いました。
交際して13か月が経過していますので、サミュエルとしては本気のつもりです。

それを聞いたベアトリスは、洗面所に行きました。
シャワーを浴びに行ったものとサミュエルは思いましたが、しばらくして見に行くと、ベアトリスはバスタブで、手首を切って自殺していました。
順調であると思っていた恋人・ベアトリスの自殺に、サミュエルは嘆きます。
(注:ベアトリスの自殺には理由がある。それが分かるのは終盤)


〔1年後〕

恋人を亡くしたサミュエルは、まだ失意の底にありました。
恋人の自殺はサミュエル自身の文筆業に大いに差し支えが生じており、サミュエルは新作を書けずにいます。

この3週間ずっとサミュエルは、妙な悪夢を見て目を覚ますということを繰り返していました。
見知らぬ女性が殺されるという、同じ内容の夢を繰り返し見るのです。

仕事仲間のスーザンはそれを聞き、「どうせだからホラー小説を書け」と、万年筆をプレゼントしました。
サミュエルはそれを皮肉にとらえます。

帰宅後にスーザンから再び電話をもらったサミュエルは、テレビをつけろと言われました。
スーザンに促されてニュースを見たサミュエルは、自分が3週間ずっと夢に見ていた女性が、現実世界で惨殺されたという事件を知り、驚きます。
ニュースでは、女性の死体の周囲には白い輪が描かれており、「典型的な儀式殺人」と警察は目しているとのことでした。
被害者はイタリア人の、リディア・ガレッティという女性です。
スーザンは「予知だ」とサミュエルに言いました。


この不思議な現象に興味を抱いたサミュエルは、後日、被害者のリディアが殺害された現場へ足を運びます。
そこは古い館でした。
現場へ行くと、サミュエルはますます混乱します。それというのも、殺害現場の間取りが夢と同じだからです。

夢の追体験をしたサミュエルは、現場となる場所へ行きました。
そこにあった写真立てを開くと、普通の女性の写真の裏側に、もう1枚写真があるのを見つけます。
それは数人の男性が写った記念写真で、裏面には〝白い輪 1968年〟と書かれていました。

人の気配がしたのでサミュエルは追いかけ、レイチェルという黒髪の女性と知り合います。
なんとレイチェルも夢を見て、この現場にやってきたと言いました。サミュエルと同じです。
レイチェルの方も、サミュエルが悪夢を見たのだと気付きました。

夢の記憶を辿りながら2人で現場を見ていると、「何かがない」とレイチェルが気付きます。
夢では棚の部分に、扉があったのでした。
棚を外して扉を見つけると、奥へ進む通路がありました。サミュエルとレイチェルは進んでみます。

部屋の奥には水槽があり、何かが沈んでいました。
サミュエルが手に取ると、石の球体でした。銘文のようなものが彫られています。
(注:先にネタバレ。石の球体のような物質は「心像(イマーゴ)」と呼ばれることが後に判明するが、説明しやすいので先に名称だけ明かす)

【承】- ミューズ悪に堕ちた女神の魂のあらすじ2

ミューズ悪に堕ちた女神の魂のシーン2 〝その獣を見よ 我が身を後ずさりさせる〟
「心像(イマーゴ)」に彫られていた文言は、ダンテの言葉でした。
リディアを殺害した人物の狙いがこの石で、被害者のリディアは「心像(イマーゴ)」のありかを知らせるために、2人へ夢で知らせていたと思います。

警察がやってきたので、サミュエルとレイチェルは裏のフェンスを越えて、急いで逃げました。
「心像(イマーゴ)」を持って逃げたのはレイチェルで、サミュエルは懐に「白い輪」の写真を持っています。


サミュエルは帰宅後、「白い輪」について調べました。
写真に写っている男性は5人で、ネットで検索すると「聖ジュード大学」の学者の会だと判明します。
スーザンの専攻だと知ったサミュエルは、スーザンに相談しました。
スーザンは「女神(ミューズ)を崇高する会」だと説明します。

スーザンが言うには、7人の女神(ミューズ)が存在するというものでした。
「招待」「導き」「欺き」「罰」「予言」「情熱」「秘匿」この7人の女神がいるのです。
白い輪の学者たちは、この説を学会はじめカルト雑誌にまで論文を投稿していましたが、世間的にはあまり認知されませんでした。

サミュエルはさらに、写真の5人の男性の身元を調べます。
男性は「バーロウ」「オスマン」「コルバート」「サットン」「ラウシェン」という人物でした。
しかしいずれも奇怪な死を遂げています。
バーロウは、6年前に自殺していました。家族の前で28回も自らを刺してという、異色の死に方です。
オスマンは、細胞が腐敗する変性疾患にかかり、死んでいました。病気の原因は不明のままです。
サットンは、港で発見されていました。謎の昆虫に体内を食い荒らされた状態で、遺体が見つかったそうです。
コルバートは下校中の子供を刺し、警察官に射殺されました。
ラウシェンだけが、どうなったか分からない状態です。

既に故人となった4人のうち、コルバートとサットンの2人には、身体にボードレールの詩が刻まれていました。
謎は深まるばかりです。


さらに調べたサミュエルは、ラウシェンがダンキン沖で沈没した船に乗っていた、という情報を得ました。
ラウシェンが他界していても、うまくすればラウシェンの家を見つけることで、手がかりが得られるかもしれないと、サミュエルは動きます。
その夜、自宅に謎の少女が現れると、サミュエルに「心像(イマーゴ)」を寄越せと脅しました。少女はただの人間ではなく、幽霊か悪魔かとみまがうものです。
少女を見つめると、サミュエルの首は苦しくなり、左手の平が割けて出血します。
少女に「12時ごろ、北へ40kmのところ、ジョイヒルに、イマーゴを持ってひとりで来い」とサミュエルに命じました。

【転】- ミューズ悪に堕ちた女神の魂のあらすじ3

ミューズ悪に堕ちた女神の魂のシーン3 スーザンに聞いてラウシェンのかつての住所へ行ったサミュエルは、ラウシェンと会います。
難破船の事件は偽装で、ラウシェンは隠匿生活をしていました。
サミュエルはラウシェンから、7人の女神は実在することを聞かされます。
被害者の死んだリディアは「予言」の女神だと言ったラウシェンは、リディアの生前の肉声を録音したテープを再生してみせました。
リディアの声を聞かせると、死んでいる魚が動きます。

ラウシェンは「警戒すべきは、他の6人(の女神)だ」と、サミュエルに聞かせました。
サミュエルは、レイチェルの持つ「心像(イマーゴ)」を手に入れるため、レイチェルの勤務先に出かけます。


いっぽう。
リディアの屋敷を逃げたレイチェルは、自分が「心像(イマーゴ)」を持ったままだと気付きます。
レイチェルはストリッパーの仕事をする、幼い息子を持つシングルマザーでした。
悪い業者に騙され、パスポートを取り上げられています。
20万ドルを稼げば、パスポートを返してもらえると店のオーナーに言われていました。
レイチェルは必死に稼ぎ、20万ドルに達成したのですが、オーナーは解放を許しません。

落胆したレイチェルはその日、オーナーの目を盗んでパスポートを取り返し、逃げようとします。
パスポートが盗まれたと知ったオーナーは、夜逃げしようとするレイチェルの家に押しかけると、暴力を振るいました。
洗面所に水を張り、レイチェルの顔を沈める拷問をします。
逆襲したレイチェルは、オーナーを刃物で殺しました。
その現場へ、ちょうどサミュエルが訪ねてきます。


サミュエルはレイチェルの様子を見て、何があったか察しました。
レイチェルが被害者だと気付いたサミュエルは、レイチェルと息子を連れ出し、ビジネスホテルに泊まらせます。
「心像(イマーゴ)」を受け取ったサミュエルのところへ、ラウシェンから電話がかかりました。
ラウシェンは、半年前の時点で受け取ったリディアの手紙に、サミュエルのことが記述されていたと話します。

少女の言った場所へ「心像(イマーゴ)」を持って行ったサミュエルは、「導き」の女神だと名乗る女性・ジャクリーンに「これは殻よ、中身は?」と聞かれました。
問われても、サミュエルに分かるはずはないのですが、ジャクリーンは中身を相手・レイチェルが隠しているのだと言います。
少女が廊下におり、サミュエルに囁きました。
少女の声を聞くと、サミュエルは鼻血を出し、左手の傷からも出血します。


レイチェルのところへ戻ったサミュエルは、レイチェルから「息子がさらわれた」と聞かされました。
レイチェル自身も実は女神(ミューズ)のひとり「情熱」だったのですが、記憶をなくしていました。
サミュエルが留守にしたあいだに、「欺き」という女神(ミューズ)に息子をさらわれたレイチェルは、死んだ被害者・リディアだけが味方だったことを思い出しています。

7人の女神(ミューズ)は基本的には、永遠の命と記憶を有するものです。
ところが「情熱」の女神(ミューズ)のレイチェルだけが、恋愛をし、出産をしました。
それを咎められたレイチェルは、自分の「心像(イマーゴ)」を奪われたのです。
しかし同情的だったリディアが、レイチェルの「心像(イマーゴ)」を取り戻してくれたわけですが、裏切りが露見して殺されました。

【結】- ミューズ悪に堕ちた女神の魂のあらすじ4

ミューズ悪に堕ちた女神の魂のシーン2 女神(ミューズ)を全員殺すには、7人目の女神、「秘匿」を殺すのが効果的です。「秘匿」を殺せば、全員の女神が一斉に倒れることになります。
但し「秘匿」は隠れ家に隠れており、つまりどこにいるのか分からない状態でした。同じ女神(ミューズ)同士のレイチェルも知りません。


手がかりを得るために、サミュエルとレイチェルは生き残りのラウシェンのところへ行きますが、ラウシェンはすでに殺されて虫がたかっていました。
サミュエルは、死ぬ前のリディアが送って寄越したという手紙を見つけます。

解読のためにスーザンのところへ行ったサミュエルは、スーザンが呪いをかけられていると知ります。
スーザンは自分の指を噛み続けており、首筋のところに「自分を貪る」という文字を刻まれていました。
サミュエルはスーザンの首筋の文字をナイフで削ることで、呪いを解こうとしますが、やはりできませんでした。ベッドに拘束して自傷行為を止め、代わりに救急車を呼びます。

救急車を待つあいだ、サミュエルはスーザンに手紙を読み上げて、意味を問いました。
スーザンはヴォーンという人物の言葉だと言い、裏側の世界のことを指していると答えます。
封筒の裏側を見ると、「ボートレーン精神科病院1007号室」と書かれていました。今は閉鎖されている病院です。


救急車を呼びに行ったレイチェルが部屋に戻って来ると、「自分がやってみる(呪いを解いてみる)」と言い出しました。
スーザンと2人きりにしてくれというレイチェルの言葉を聞き、サミュエルは中座しますが、ふと外を見ると救急車を待つレイチェルの姿があります。
先ほど会ったレイチェルは「欺き」が化けたものだと、サミュエルは気付きますが、スーザンは既に殺されたあとでした。


サミュエルとレイチェルは、ボートレーン精神科病院へ行きます。
廃屋の1007号室にある古いロッカーの表面には、刻んだ文字が書かれていました。
「永遠に愛すると誓う」という言葉を読んだサミュエルは、1年前に死んだ恋人・ベアトリスのことを思い出します。死ぬ直前、ベアトリスはサミュエルにその言葉を言わせていました。
ロッカーを開くと、中に鏡があります。サミュエルの姿が映し出されます。

サミュエルもレイチェルも、真相に気付きました。
「秘匿」はベアトリスで、「サミュエルの中に」入り込んでいるのです。
(注:ベアトリスは女神で、肉体はさほど重要ではない。自殺することでサミュエルの内部に潜んでいた)

レイチェルはサミュエルに息子のことを頼むと、サミュエルの腕を傷つけました。
浴槽にサミュエルの腕をつけ、出血を促します。
生命の危機に陥ると、女神(ミューズ)が本体から出てくるそうです。

サミュエルの意識がもうろうとした頃、浴槽から「秘匿」が出てきました。
レイチェルは「秘匿」を白い輪の中に入れると、封じます。
そこへ女神3人がやってきました。息子を人質にして、レイチェルを脅します。

サミュエルが「秘匿」を殺すことで、全員が亡くなりました。
レイチェルも死に、息子だけが残ります。

サミュエルは生前のレイチェルの遺言どおり、レイチェルの息子を育てることに決めました。
息子を引き取ると、経験したことを作品にしようと、執筆活動を始めます…。

みんなの感想

ライターの感想

ぱっと見た感じはオカルトもののホラー…なのだけれども、ストーリーはどちらかというと、ミステリー。
謎解きの要素がずっと続く。
少女が個人的に怖いくらいで、実のところ、あまり女神は怖くないのだ。
せっかく「7人の女神」と設定しているのに、実際のところ活躍するのは「情熱」「秘匿」「予言」「招待」。
ホラーのムードは出てたんだけど、いまいち怖くない。

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