映画:モスダイアリー

「モスダイアリー」のネタバレあらすじと結末

モスダイアリーの紹介:全寮制の寄宿学校で、親友や学友たちと学生生活を謳歌していたヒロイン・レベッカでしたが、転校生のエネッサが現れてから、楽しい生活が一変。不思議な雰囲気を漂わせるエネッサは一体何者なのか、彼女の目的は・・・?という学園サスペンス・ホラーです。女性監督による寄宿学校の描写が清々しくまたみずみずしく、作品全体を覆う謎めいた空気感を演出するのに効果を上げています。

あらすじ動画

モスダイアリーの主な出演者

レベッカ(サラ・ボルジャー)、エネッサ(リリー・コール)、ルーシー(サラ・ガドン)、デイビス先生(スコット・スピードマン)

モスダイアリーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- モスダイアリーのあらすじ1

モスダイアリーのシーン1 以前はホテルだった建物を改装して運営されている、全寮制のカソリック女学院。16歳のレベッカは、二度と戻らないこの日々をいつか思い出せるようにと、日記を書き始めます。新学期になり、寮で隣の部屋であり親友のルーシーと再会し、仲のいい寮の仲間たちとパーティーで盛り上がり。新しく始まる季節を楽しもうと思うレベッカ。
しかし、転校生のエネッサがやってきてから、その楽しさが少しずつ変化してしまいます。まず、親友のルーシーが魅せられたかのように、エネッサと親しくなり。次第にレベッカよりも、彼女と過ごす時間の方が多くなっていきます。そんな中で、エネッサはなぜかレベッカを気にしているようで、詩人だった、死んだレベッカの父親のことを話題にして、話しかけて来たりします。レベッカもまた、普通と違う雰囲気を持ったエネッサが、何かと気になる存在になり始めていました。

【承】- モスダイアリーのあらすじ2

モスダイアリーのシーン2 赴任した来たばかりの若い男性教師が、吸血鬼カーミラについて話すのを聞き、レベッカの心はざわめきます。吸血鬼は孤独な存在で、永遠を共にする仲間を求めている。吸血鬼に魅入られた者は、逆に吸血鬼を「導き入れる」ようになるのだと。エネッサと仲良くなるに連れ、拒食症気味になり、痩せていくルーシーがレベッカは心配で仕方ありませでした。
そして次第に、寮でレベッカと仲の良かったメンバーが、少しずつ学校を去っていきます。まず中国系のチャーリーが、寮でのパーティーでエネッサが持ち込んだ強いドラッグを吸ってハイになり、窓ガラスにイスを投げつけ退学処分になってしまいます。

【転】- モスダイアリーのあらすじ3

モスダイアリーのシーン3 次に、夜中に出歩いているらしいエネッサの様子を見ようと、レベッカがエネッサの隣室であるドーラという子の部屋へ行き。窓から出て、壁の小さな出っぱりづたいに様子を伺っていたのですが、戻って来たエネッサが、閉まっている窓ガラスを通り抜けて部屋に入るのを目撃します。
ドーラもこれを目撃し、何かトリックがあるはずだと、1人で窓の外へ出て調べようとして、転落死してしまったのです。クリスマス休暇に入り、一度実家へ戻ったレベッカは、学校が再開した後、これまでエネッサとの仲を嫉妬していたとルーシーに謝ります。ルーシーも喜びますが、「エネッサとも仲良くしてね」というのが彼女の条件でした。
その後、寮の女子がボーイフレンドに会うため夜中に外出し、「見張り役」として一緒に行動していたレベッカですが、帰り道で学校の女教師の死体を発見します。その教師は体育担当で、エネッサを居残りでしごいていた教師でした。学校近くで死体を見つけたと実家に報告した女子は、そんな学校に通わせられないと、親が迎えに来て学校を去ってしまいます。こうして1人また1人と、レベッカの友人たちはレベッカを残して学校を去って行くのでした。

【結】- モスダイアリーのあらすじ4

モスダイアリーのシーン2 ルーシーの拒食症はその後も悪化する一方で、遂に入院することに。一度回復して退院したのですが、心配するレベッカを受け入れてくれません。新任の男性教師に相談しますが、相談には乗ってくれるものの、その上で「男として」レベッカを求めようとする教師の態度に、レベッカは逃げ出してしまいます。
そしてある夜レベッカは、学校の裏庭にたくさんの蛾が舞い飛ぶ中で、エネッサが宙に浮き、ルーシーの手を取り「天へといざなう」かのような幻覚を見ます。気がつくと、ルーシー1人がその場に倒れており、そのまま彼女は息を引き取ります。
レベッカは意を決し、エネッサが出入りしていた地下室へ忍び込みます。そこには大きなトランクがあり、中には日記が入っていました。日記には、今から100年以上も前に、エネッサが自殺したことが書かれていました。次にレベッカが、日中地下室へ行くと、トランクの中で、エネッサが吸血鬼のように寝ていました。レベッカは灯油をまき、地下室をエネッサが寝ているトランクごと焼き払うのでした。

みんなの感想

ライターの感想

カソリックの全寮制女子校を舞台とした、ゴシックなムードの漂う学園ホラーです。そこはかとなく感じる百合な雰囲気の中、次第に追い詰められていくヒロインが切ないですね~。物語的に、あまり多くを語らず、古典であるカーミラの事を語ることにより、エネッサが「吸血鬼、かも?」という程度にとどめて、あとは見る者のイマジネーションに任せるような描き方はなかなか素敵だなあと。
ゴシックタッチで「現代」を描きながら、寮でのパーティーでは、ギターやドラムを持ち出してのカラオケ大会!なんていう「現代っ子」ぶりも見せてくれるのが嬉しいですね!そんな楽しい時間がエネッサの登場で徐々に崩れ去り、ヒロイン1人が取り残されるラストは切ない限りです。最後は「ときめきに死す」になっちゃうのか?と思いきや、どうやらヒロインは「生きていく決意」をしてくれたようで、ほっと胸を撫で下ろしました。
ヒロインが、カギのかかった地下室のドアに体当たりしてこじ開けようとするシーンと、父親が閉じこもったバスルームをこじ開けて、父親が手首を切って死んでいるのを発見した過去のシーンがオーバーラップするとこなんて、絶妙ですね。こういうシーンを見せてくれると、ああ、「きちんと撮ってる映画」だなあと、しみじみ思います。
レベッカもエネッサも同じく、学校の記録のような昔のモノクロ写真を気にかけたり、ガラスに映った2人の姿が無意識に同じ行動を取るなど、思わせぶりなシーンは多いのですが、それに対してあえて「こういうことだから」という説明を思い切って省いた演出は、「どういうこと?」となってしまう方も多いかもしれませんが、イメージとして強く印象に残り、悪くないんじゃないかと思いました。
宙に浮くエネッサが、ルーシーを「連れていこう」とするシーンなんかもファンタジックで素敵ですしね、「ルーシー・イン・ザ・スカイ」かよ!とも思いつつ。オープニングの、蛾のふ化シーンも美しいですし、うら若き女子と昆虫という組み合わせは、ダリオ・アルジェントの「フェノミナ」に代表されるように「伝統」よね!と思わせてくれる、なかなか素敵な1編でした!

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