映画:ラストサマー

「ラストサマー」のネタバレあらすじと結末

ラストサマーの紹介:将来を夢見る4人が高校最後の独立記念日の夜、見知らぬ男を撥ねた事で、スリッカーコートに手鉤の殺人鬼につけ狙われるという1997年公開のアメリカのサスペンス・ホラー映画。監督はジム・ギレスピー。原作はロイス・ダンカンの同名小説で「スクリーム」「パラサイト」のケヴィン・ウィリアムソンが脚本を担当した。出演は「待ちきれなくて…」のジェニファー・ラブ・ヒューイット、「THE JUON/呪怨」のサラ・ミシェル・ゲラー、「白い嵐」のライアン・フィリップ、「シーズ・オール・ザット」のフレディ・プリンゼ・Jrなど。

あらすじ動画

ラストサマーの主な出演者

ジュリー・ジェームズ(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)、ヘレン・シバース(サラ・ミシェル・ゲラー)、バリー・コックス(ライアン・フィリップ)、レイ・ブロンソン(フレディ・プリンゼ・Jr)、ヘレンの姉エルサ(ブリジット・ウィルソン)、マックス(ジョニー・ガレッキ)、メリッサ・イーガン(ミッシー/アン・ヘッシュ)、ベンジャミン・ウィルス(ベン/ミューズ・ワトソン)など。

ラストサマーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①田舎の漁師町で暮らす高校生のジュリーとレイ、ヘレンとバリーは、高校最後の独立記念祭の夜、見知らぬ男を車で撥ねてしまい、将来を悲観して死体を海に捨てる。②1年後。挫折して町に戻った4人の元に「去年の夏、何をしたか知ってるぞ」という脅迫文が届く。③ジュリーは撥ねたのはデビット・イーガンだと言い、漁師の仕事着スリッカーコートに手鉤を持った殺人鬼に同級生マックスが殺され、バリーが襲われ犯人探しが始まる。④デビットの姉ミッシーの情報から殺人鬼はデビットの友人ビリー・ブルーだと目星を付けるが4人の結束は薄く、ヘレンとジュリーにも魔の手が迫る。③ついに独立記念祭当日、レイは抜け、3人が襲撃に備えるがバリーが消え、ヘレンが殺人鬼に追われる一方で、ジュリーが犯人を誤認していた事に気づくが…。

【起】- ラストサマーのあらすじ1

ラストサマーのシーン1 7月4日の夕暮れ時。海岸線の崖に青いシャツの青年が座って酒を呷っています。彼は”愛してるわ”の刻印があるペンダントを見つめ、背後の物音に振り向きますが、打ち上がった花火に気を取られ夜空を見上げます。
それは近くの漁師町で開催された独立記念祭の花火で、キュートな女子高生ヘレン・シバースは、美人コンテストのクイーンに選ばれ、きらびやかなティアラを贈られ「N.Y.に出て女優になるわ!」と宣言、2階席で見ていた親友のジュリー・ジェームズとその彼氏レイ・ブロンソンも大喜びで、ヘレンの彼氏のバリー・コックスも鼻高々ではしゃいでいました。
高校最後のこの夏を終えると、ヘレンたち3人はN.Y.へ、ジュリーは奨学金でボストンの大学へと、それぞれが輝かしい未来へと旅立つのです。
彼らはその後、浜辺のパーティに繰り出しますが、ヘレンは姉のエルザに「不良娘」と嘲られ、ジュリーにしつこく言い寄る幼なじみマックスと酔ったバリーがケンカになり、岩場の入り江ドーソン・ビーチへ向う事に。
4人は焚火を囲んで”鉤爪の殺人鬼”の都市伝説で盛り上がります。
それは鉤爪の殺人鬼にカップルが襲われ、車に残った女性が奇妙な音に気づき車の上を見ると、殺害され木に吊るされた彼氏の爪先が当たっている音だったという都市伝説で、3人の話は微妙に食い違い、レイは実話だと言い張ります。
その後彼らはカップルに分かれ、N.Y.に行くヘレンは女優、バリーはフットボール選手になる夢で盛り上がり、同じくN.Y.に行くレイは、ボストンに行くジュリーと分かれを惜しんでいました。

深夜、4人はバリーの車で帰途に着きますが、悪酔いしたバリーの代わりにレイが運転し、バリーが酔ってサンルーフから身を乗り出して酒をこぼし、レイと揉めるうち、車は道に飛び出した何かを撥ねてしまいます。
車は激しくスリップして止まり、バリーは頭から流血しながらも、父親の車が凹んだことに激怒してレイとケンカになりますが、撥ねたのが人間の男性だと知った4人はパニックになります。
それは青いシャツの男性でしたが、顔が血まみれで誰かもわからず、息が無いと知った瞬間、全員が輝かしい未来が暗転する恐怖に駆られます。
ヘレンは車に戻ろうとしてバリーに連れ戻され、ジュリーは「救急車を呼んで『男が急に飛び出した、運転していたレイはシラフだった』と証言すれば大丈夫」と言いますが、レイは「飲酒運転を疑われるに決まってる!全員電気イスだ!」と言い、バリーは「ヘベレケの俺が一番に疑われる!」とブチ切れ、死体を隠そうと言い出します。
レイは「死体を海に流そう」と言い、反対するジュリーに「僕は家族も無く、弁護士費用なんか払えない」と説得、バリーは「君の大学進学も奨学金もパァだ、警察に行けば人生は終わりだ」と言い出します。
その時、運悪くマックスの車が通り掛かり、バリーとレイは咄嗟に死体をガードレールに隠し、酔ったバリーをヘレンとレイが介抱するフリをし、ジュリーが車に駆け寄って何とかごまかそうとします。
マックスはその様子を訝しみはしますが死体には気づかず、レイを言い負かしたところで納得し、去って行きます。

彼らはその後、立ち入り禁止の古い船着き場に行き、死体を捨てようとしますが、直前でジュリーが男の腕の”スージー”というタトゥに気づき「IDを確認しなくていいの?」と言い出し、レイが怖気づきます。
けれどキレたヘレンが「私がやる!」と近づいたところで男の意識が戻って揉みあいとなり、男はティアラを掴んだまま海に落ち、狂乱するヘレンのためバリーが飛び込みます。
男は茂った藻の中で目を見開き、ティアラを掴んで離そうとはしませんでしたが、バリーはティアラを奪い返し「この事は絶対誰にも言うな!言わないと誓え!」と狂ったように怒鳴り散らします。
ヘレンとレイは誓いますが、ジュリーは首を絞められやむなく「誓うわ」と口にします。
彼らが去った後、船着き場の入口には”愛してるわ”の刻印のペンダントだけがポツンと残されていました。

1年後。大学の寮で暗い顔でパソコンを打っていたジュリーは、友人に励まされしぶしぶ彼女の車で海辺の実家に送ってもらいます。
母親は、ずっと音沙汰がなく成績も芳しくない彼女を案じていて、ジュリーも亡き父親との家族写真を見て涙ぐみますが、届いていた手紙を見て蒼褪めます。
その手紙には差出人が無く「去年の夏、何をしたか知ってるぞ」と書いたメモが入っていたのです。

彼女は怯えた夜を過ごし、翌日ヘレンの姉の洋品店に連絡先を聞きに行きますが、ヘレンは女優への道を諦めて実家に戻り、その店の売り子になっていました。
ジュリーは例の手紙を見せ「あの夜、誰かに見られてた」と言い、ヘレンと共にバリーに会いに行きます。
2人はすでに破局しており、バリーもやはり挫折して裕福な実家に戻り、久しぶりに訪ねてきたヘレンに眉を顰め、2人が事件の事を口にするたび、奥にいる母親を気にしていました。
またジュリーは「あの男はデビット・イーガンで、あの3週間後、新聞に死体がエビ網に掛かって発見され、死因は”溺死”と書かれてた。不慮の事故だろうが殺したのは私たちよ」と打ち明けます。けれど彼女もレイと破局していて、彼の連絡先を知りませんでした。
するとバリーは「1年後に脅迫状を寄こすなんてまともじゃない、マックスに違いない」と言い出し、3人は漁師になったマックスが働いている港に向かいます。

バリーは仕事中のマックスを呼び出して掴み掛り、手元にあった作業用の手鉤を突き付けて脅しますが、彼は事情も分からず憤慨していただけでした。
また彼らは、結局N.Y.から戻って小さな漁船を持ち、漁師となったレイにも偶然再会し、ヘレンとバリーは気を利かせて帰って行きます。
事情を聞いたレイは「犯人がマックスなら、君たちを妬んでふざけた手紙を書いただけさ」と言い、無理に笑顔を見せるジュリーに「去年の夏の事、僕を責めてるんだろ?」と言います。彼女は「私は自分を責めてるだけよ」と泣きながら帰ってしまいます。

その後、マックスはムカつきながらカニを大釜で茹でる作業をしていましたが、その湯気の中から黒い長合羽を着た何者かが現れ、手鉤で襲われ殺害されます。
またその夜、ジムに行ったバリーに何者かがつきまとい、ロッカーに「知ってるぞ」と書かれた彼の車の写真が挟んであり、ジャケットと車のキーを盗まれます。彼が気づいて飛び出した時には、彼の車がバックで走り出した後でした。
バリーは必死で車を追いますが、車は少し先で止まり、マックスと決めつけて激怒する彼めがけて突っ込んできます。
車はバリーを撥ね上げ、倉庫に突っ込んで止まりますが、降りて来たのはマックスを殺害した長合羽の男でした。
バリーは負傷して動けず、必死で助けを呼びますが、男は帽子と襟で顔を隠していて、懐から手鉤を取り出し、「許してくれ!あれは事故だったんだ!」と叫ぶバリーに迫ります。

【承】- ラストサマーのあらすじ2

ラストサマーのシーン2 バリーは大ケガをして病院に運ばれますが、駆けつけた3人に「犯人の顔は見てない」と言い、通報して警察を頼ろうと説得するジュリーに「殺そうと思ったら殺せたのに、からかわれたんだ」と言い、「犯人が着てたのは、猟師なら誰でも持ってるスリッカーコートだ」と説明するレイを疑い「自首は許さんぞ!」念を押します。
そこでヘレンが「犯人を捜してなんとか説得しよう」と言い出し、デビット・イーガンの遺族を当たる事に。
その帰り、レイは「マックスが怪しい。ジュリーと2人で会いに行こう」と言い出しますが、ジュリーに拒絶されます。

ジュリーはヘレンと図書館に行き、デビット・イーガンの記事を調べ、彼のタトゥの”スージー”が彼の婚約者であり、彼が起こした自動車事故で海に転落し、死亡していた事が判明、彼の遺族である母と姉が住む家に向かうことに。
それは人里離れた古い一軒家で、ジュリーは応対に出た姉に「車がエンストしたので、電話が借りたい」と言い、上がり込みます。
2人は偽名で会話しなんとか信用を得ますが、部屋の中にはスリッカーコートが掛けてありました。
姉は同じ高校の卒業生でミッシー・イーガン、人恋しさからか、ジュリーの質問にも素直に応じ「弟のデビットは去年死んだ」「パパは昔死んで、ママは弟の死のショックで精神科に入院して、今は一人暮らし。人生が変わったわ」と打ち明けます。
2人はショックを受けますが、ヘレンが「デビットによくツルんでた友達がいたはず」と切り出し「葬儀の後、ビリー・ブルーという賢そうな青年が弟のお悔みに来て、恋に落ちたが実らなかった」と聞き、そそくさと車に戻ります。
2人は罪悪感に打ちひしがれますが、忘れ物を届けに来たミッシーに怪しまれます。

その夜、家に送ってもらったヘレンは別れ際「スージーが亡くなったのは1年前の同じ日だから、デビットは(自責の念から)自殺したのでは?」と言いますが、「そう思えば気が楽になる?」と言われ、「あなたを親友だと思ってるし、会いたかったのに…」と涙ぐみ、帰宅します。家のリビングではヘレンの父親がTVの野球中継を見ていましたが、彼女には全く無関心でした。
彼女は落ち込んだままキッチンに行きますが、その時玄関からスリッカーコートの犯人が侵入、2階の彼女の部屋のクローゼットに隠れます。ヘレンはそれに全く気付かず部屋に行き、ティアラを手に取ります。
そこにエルサが来て「明日は棚卸だから10時に出社して」と言いますが、「明日は独立記念祭だしパレードがあるから行けない。去年のクイーンも参加するのが伝統だから」と断られ「憐れな子」とこぼして出て行きます。
犯人はその様子を、クローゼットからじっと覗いていました。

いよいよ独立記念祭当日。ベッドで目覚めたヘレンの頭にはティアラが着けられ、髪はざんばらに切られていて、咄嗟に鏡を見に行ったヘレンは口紅で書かれた「SOON(もうすぐだ)」という文字を見て悲鳴を上げ、鏡を叩き割ります。
知らせを聞いたジュリーはすぐに車で向かいますが、トランクから妙な音がしたため車を停め、確認する事に。
トランクの中には無数の生きたカニと、バリーのジャケットを着たマックスの死体が入れられていました。
彼女は悲鳴を上げてヘレンの家に駆け込み、ヘレンを慰めに来ていたバリーと3人で車に戻り、トランクを開けさせますが、中は何事も無かったかのように元に戻っていました。
バリーは半信半疑でしたが、髪を切られたヘレンは「信じるわ」と怯え、ジュリーは「あの男の仕業よ!見張って脅してるのよ!私たちが警察に行かないかどうか試してるのよ!」と言い、見えない犯人に向かって「あんたの目的は?!何を狙ってるの!」と叫びます。

3人はそれまで連絡が無かったレイに会いに行きますが、バリーがいきなり殴り掛かり「キレた漁師!お前がやったんだろ!」と怒鳴りつけます。レイはわけが分らず「僕にも手紙が来たんだ!」と言い返しますが、マックスの死も知らず、実際の被害にもあってないようです。
ジュリーとヘレンはこれまでの事情を説明し「デビットの同級生ビリー・ブルーが事件のカギを握る人物だ」と断言します。
また彼らはミッシーの卒業年度から、デビットとエルサが同学年だと気付き、エルサの卒業名簿からデビットの写真を見つけ出しますが、死体の顔が判別できなかったため、彼かどうかは不確かでした。
ジュリーは「ミッシーに卒業名簿を見せ、ビリー・ブルーが誰かを聞き出そう」と言い出しますが、レイは「パスする」と言い出し、ミッシーの元にはジュリーが1人で向かい、ヘレンはパレードに参加して囮となり、バリーがガードする作戦を立てます。
レイは「バカげてる!町から離れれば済む事じゃないか!」と説得しますが、ジュリーは毅然として「チャンスは7月4日の独立記念日である今日だけよ!どこに逃げても安らぎはないし危険が迫ってる!犯人と対決するしかないのよ!」と言い放ちます。

【転】- ラストサマーのあらすじ3

ラストサマーのシーン3 澄み渡る青空の下、いよいよ独立記念祭のパレードが始まり、ヘレンは前年のクイーンとしてオープンカーから手を振り、同じ車に乗った護衛役のバリーと微笑み合います。
彼女は群衆に注意を払いますが、群衆にはスリッカーコートの漁師が複数いて、見分けがつきません。
一方、ミッシーの家に一人で向かったジュリーは、ミッシーから「弟は自殺だった。スージーの死を皆に責められ責任を取った。遺書もあったが保険会社に見られないよう隠してた」と言われ、”遺書”を見せられます。それは彼らに届いた脅迫状と同じ物でした。
ジュリーは思わず「これは遺書ではなく脅迫状だ」と言ってしまい、やむなく「実はあの夜、彼を撥ねた。スージーというタトゥもあった」と打ち明けますが、ミッシーは「弟はタトゥを入れてない!」と怒り始め、追い出されます。
彼らが撥ねたのがデビット・イーガンでは無いと気づいた彼女は、急ぎ会場へと向かいます。

一方、祭り会場では、美人コンテストの準備が着々と進んでいましたが、パレードの途中で、ある家のベランダに立っているスリッカーコートに手鉤をギラつかせた犯人を目撃したヘレンは、ステージの垂れ幕の後ろでバリーに打ち明け、抱き合っていました。
コンテストが始まり、ヘレンは前年のクイーンとしてステージに座り、2階席から見守っているバリーを見てホッとします。
しかし候補者の歌が始まった直後に、バリーが犯人に襲われるのを目撃したヘレンは、狂乱してステージを駆け下り「彼が殺される!助けて!2階席にいるのよ!」と騒ぎますが、観客に阻まれ、駆けつけた警官と2階席を見に行く事に。
警官は彼女を連れて2階席を調べますが、犯人はおろかバリーも見当たらず、性質の悪いジョークだと言われて終わります。2人は気づきませんが、2階席の手すりからは血が滴っていました。
泣き疲れて呆然とする彼女を警官が家まで送ると言い、ティアラは次のクイーンのために取り上げられます。
ヘレンがパトカーで家に向かっている頃、ジュリーはようやく家に戻り、ネットで真犯人の情報を探していました。

その帰り道、ヘレンは必死で警官に事情を話し「信じて!」と訴えますが、警官は「例の都市伝説なら犯人は鉤爪の殺人鬼じゃなくて精神病患者だ」と聞き流し、近道だからと細い路地に入って行きます。
すると、道の先に故障した車を修理しているような人影があり、警官は彼女をパトカーに残して様子を見に行く事に。
その男は案の定犯人で、泣き叫ぶヘレンの目の前で警官を手鉤で殺害し、パトカーに近づいてきます。
パトカーの後部座席はロックされ、運転席とは金網で仕切られていて逃げられず、彼女はやむなく後部窓を蹴り破って逃げ出します。
その頃、ジュリーはようやく「(デビットの婚約者)スージー・ウィリス 溺死 遺族は父親のベン」という記事を見つけます。

ヘレンは大通りに逃げ、洋品店でひとり居残っていたエルサに助けを求め、間一髪で店内に逃げ込みますが、エルサは相変わらず彼女を見下し、必死の形相で「襲われたのよ!裏口も締めて!」と叫ぶヘレンにしぶしぶ従い、のんびり裏口を締めに行きます。
ヘレンは、2階のデスクに走って警察に電話をしますが、相手が出る前にすでに侵入していた犯人にエルサが殺害され、その断末魔の叫び声が店内に響き渡ります。
ヘレンはエルサを呼びながら恐る恐る1階に下りていきますが、犯人はエルサの遺体を魚のように手鉤で引きずり、マネキンのフリをしてヘレンに襲い掛かります。
彼女はなんとか逃げて店の奥へと逃げ込み、トイレにあったエルサの死体を見て叫び声を上げ、手動式の荷上げ台で2階に逃げ、3階のマネキン置場で犯人に追い詰められ、窓から飛び降ります。

一方、ジュリーはようやくコンテスト会場にたどり着きますが、人々は花火大会に向った後で、誰も残っていません。
その頃、ヘレンは必死に逃げ回るうち路地で迷い、盛大に打ち上げられた花火の明かりで表通りを練り歩くパレードを見つけ、助けを求めようと走り出します。
しかし、その路地には大量のタイヤが積まれていて、彼女はその間から現れた犯人に襲われます。
その様子はタイヤに隠されて通りからは見えず、悲鳴は花火の音と人々の歓声に掻き消されて誰にも届かず、彼女は必死に犯人と揉みあい抵抗しますが殺害されてしまいます。

【結】- ラストサマーのあらすじ4

ラストサマーのシーン2 パレードが終わる頃、ようやくジュリーが駆けつけますが、ヘレンには気づかず、船にいるレイに助けを求めに行きます。
ジュリーは「私たちが撥ねたのはスージーの父親で漁師のベンで、ベンがデビットを殺したの!ベンはあの時死んでなかったのよ!」と話します。
レイはジュリーにとりあえず船で話そうと手を差し伸べますが、レイの船体にあった船名が”ビリー・ブルー”である事に気づいた彼女は、「ミッシーを訪ねたのはあなただったのね!(デビットの)友達が犯人だなんて!」と叫び、逃げ出します。
けれど船着き場の柵には、いつの間にかカギが掛けられていて出られず、ジュリーが逃げ回るうち、他の船から出て来た中年の漁師らしき男が腕を突き出してレイを倒し、「あの船に乗れ!」と叫びます。

ジュリーはとりあえずその男に礼を言い、指示された船に乗り込みますが、船内にはスリッカーコートが掛けてあり、船室には彼らの新聞記事の切り抜きや写真がたくさん貼り付けてあります。
事態に気づいたジュリーは慌てて逃げようとしますが、扉にはカギが掛けられていました。
男はその隙に舫い綱(もやいづな)を外して出港準備をし「何か、トラブルかね?」と声を掛け、デビットが持っていた”愛してるわ”のペンダントを幼いスージーの写真の脇に掛け、「せっかくの7月4日だってのに、若者はもっと楽しめ…飲んで、騒いで…人を車で跳ねてしらばっくれて…」とこぼしながら振り向きます。
ジュリーはようやく、彼こそがデビットを殺害したスージーの父親=ベンであり、彼らが夜道で撥ねて海に沈め、スリッカーコートに手鉤の殺人鬼と化した男だと気づいて逃げ出しますが、船はすでに出港した後で、気づいたレイがボートで後を追いかけます。ベンの船の名前は”スイート・スージー”でした。

船上では、ジュリーとベンのせめぎ合いが始まっていて、ベンは手鉤で彼女を追い掛け、彼女は発煙筒で対抗しようとしますが船を揺らされ落としてしまい、船倉へと逃げ込みます。
その隙にレイはボートから船に乗り込みますが、すぐにベンと戦いになり、船倉を逃げ回っていたジュリーが甲板に顔を出した瞬間、レイが気を取られて手鉤で攻撃され、海へと落下します。
ジュリーは悲鳴を上げて再び船倉に逃げ込み、ベンに追われるうち、細かい氷が詰まった氷室へと逃げ込みます。そこには殺害されたヘレンやバリーの死体が隠されていました。
一方レイは網を伝って何とか船に戻り、ジュリーの悲鳴を聞いて彼女が船倉にいる事を知ります。
手鉤を持ったベンは、氷室の出口で待ち構えて上げ戸を上げ、逃げ込んできた彼女を見てニヤつきますが、船室の屋根に上がっていたレイが、クレーンのフックを投げつけ倒します。

レイはようやく彼女を甲板に引き上げますが、気づいたベンに襲われて倒されます。
ベンはジュリーを捕まえ「7月4日だぞ、ジュリー!1つ忠告しておく!生死の確認もせずに安心するな!」と言い手鉤を振り上げますが、手鉤がマストのロープに引っかかり、その瞬間ベンがロープのリールを開放します。
ベンの体は、瞬く間にマストの頂上まで引き上げられ、その手は滑車に挟まれて千切れて逆さ吊りとなり、海に転落します。
”スイート・スージー”号は、父親の代わりにジュリーとレイを乗せ、走り去ります。

船は港に戻り、2人は無事警察に連絡し助かります。
2人は捜査員でごった返す船着き場で抱き合い、ジュリーは「結局誰も殺してなかった」と言い、レイも「悩んだあげくデビットの事を知ろうとしてミッシーに近づいたが、君に嫌われるのが怖くて言えなかった」「君を失いたくない。愛してるよ。君だけが心の支えだ」と打ち明け、ジュリーは「分ってるわ」と答えます。
そこに保安官がやって来て、殺されかけた理由を聞きますが、2人は声を揃えて「分らない」と言います。
間もなく漁網に掛かった手鉤を握ったままのベンの手首が上がり、保安官は「身体もじきに見つかるさ」とこぼします。

1年後。ジュリーは大学に戻って成績も上々、校内のシャワー室でN.Y.にいるレイと、携帯で楽しげにお喋りしています。
その時、友達が彼女宛ての手紙を届けに来たため、シャワーを出しっ放しにして見に行きます。
ジュリーはその表書きを見てゾッとしますが、中味はパーティの招待状で、気を取り直してシャワー室に戻ると中は湯気で真っ白に煙っていて、個室のガラス扉に指文字で「知ってるぞ」と書かれていました。
その時、その扉の中から金属の音がして、彼女が振り向くと同時に、スリッカーコートの何者かがガラス戸を突き破り、彼女に襲い掛かります。

みんなの感想

ライターの感想

ドキドキハラハラさせられる実に面白い青春ホラーです。ジュリー役ジェニファー・ラブ・ヒューイットとヘレン役サラ・ミシェル・ゲラーはどちらもキュートで可愛く、バリー役ライアン・フィリップのキレっぷりも見事だし、唯一の体育会系癒し系のレイ役フレディ・プリンゼ・Jrが最後に見せるアクションもイケてます。
ありがちな青春ドラマを、それぞれが抱える問題をうるさくない程度に絡めつつ犯人探しへと導き、”スリッカーコートに手鉤の殺人鬼”をあぶりだしていく脚本が実に見事です。
”判別できないほど顔が潰れた(実際には血塗れなんですが、事故直後の動揺から4人ともよく見ないだけ)死体”とか”生きたカニor砕氷に埋まった死体”など字面のイメージは凄まじく印象的なんですが、エグ過ぎるシーンがほぼ無いのもある意味驚きでした。フェイクと誘導が見事な犯人探しも楽しめる良作だと思います。

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