「ルチオ・フルチの新デモンズ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

1970年代末から80年代にかけて、「スプラッターのマエストロ」としてその名を馳せたルチオ・フルチ監督による、1990年製作のホラー映画です。中世の頃に建てられた古い修道院に、発掘作業に来た若い女性が魅せられ、やがてそれが惨劇の始まりとなっていく・・・という物語で、フルチお得意の強烈なゴアシーンが堪能出来る作品になっています。ダリオ・アルジェント製作の『デモンズ』とは関係なく、原題の「Demonia」から付けられた邦題だと思われます。

あらすじ動画

ルチオ・フルチの新デモンズの主な出演者

ライザ(メグ・レジスター)、ポール(ブレット・ハルゼイ)、トゥーリ(リノ・サレム)、ポーター(アル・クライヴァー)

ルチオ・フルチの新デモンズのネタバレあらすじ

【起】– ルチオ・フルチの新デモンズのあらすじ1

ルチオ・フルチの新デモンズのシーン1

画像引用元:YouTube / ルチオ・フルチの新デモンズトレーラー映像

時は1486年、イタリアのシチリア島で。町はずれの丘の上に、石造りの修道院がありました。その地下には人骨が密かに積み重なっていて、何か不穏な空気を漂わせる場所でした。そこに、十数名の男たちがなだれ込んで来ます。男たちは5名のシスターを捕まえ、修道院の奥へと引きずりこみます。

奥には5つの十字架が立てられていて、男たちはシスターを次々に十字架にはりつけにします。そして泣き叫ぶシスターの胸元に大きな釘を撃ち込み、シスターたちの止めを刺します。そして時は1990年のトロントへ飛び、そこで行われていた降霊会に参加していた若い女性・ライザは、この「シスターの最後」の場面を幻想のように垣間見ます。

ライザはそのまま気を失い、気が付くと部屋のベッドの上でした。目の前には、考古学者でライザの恩師でもあるポール・エヴァンス教授がいました。ポールは以前から、ライザが怪しげな降霊会などに参加しているのを心配していて、学者に必要なのは迷信ではなく知識だとライザに苦言を呈します。

その後ポールは回復したライザと共に、シチリアに発掘作業へ向かいます。島に眠る古代ギリシャの遺跡を発掘研究するのが目的だったのですが、ライザは発掘現場よりも、そこから丘を登った先にある、中世のものらしい古い石造りの修道院に興味を惹かれていました。すると発掘現場に、現地サンタ・ロザリアの町長が訪ねて来ます。

ポールはこの機会にと、町の人々にも協力をお願い出来ればと申し出ますが、それは難しいと町長は答えます。町の人々は、遺跡は古代の人々が眠る墓であり、発掘は死者の眠りを妨げる行為だと考えていたのです。発掘をやめろとは言わないが、事実をもとに助言しただけだと言い残し、町長は現場を去って行きます。

そして町中では実際に、「発掘反対派」と思われる人々が密かに話し合いをしていました。中でも肉屋を営むトゥーリは反対派のリーダー格で、「最悪の事態もありうる」と発掘作業を警戒します。町長の言葉を確認するため、ポールはライザを連れて、同じシチリアで研究をしている知り合いの学者・ポーターを訪ねます。

ポーターはポールと違い海中での発掘が専門で、港に停泊した船の中で生活していました。そしてポーターも、自分が発掘を始める時は町民の反対を受けたと語ります。ポーターは、発掘に反対する原因は丘の上の古い修道院にあると考えていました。

しかしポーターにも、修道院で何があったのかまではわからず、それを調べようとしても町の人々は固く口を閉ざしたままだと嘆きます。そしてポーターは、町の人々は秘密を守る為なら人を殺すこともいとわない、それが町に根付いた文化なんだと、ポールたちに忠告します。

修道院のことを知りたがるライザに、ポールは「そのことは忘れろ」と告げますが、ライザはどうしても気になり、発掘用の道具を持って1人で修道院へ向かいます。蜘蛛の巣が張り人の出入りがないように思える修道院の奥へ進むと、中は荒れ果てており、白骨化した死体が収められた棺桶などが置かれていて、ライザは異様な光景に驚きます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「ルチオ・フルチの新デモンズ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×