「ワールドウォーZ」のネタバレあらすじと結末の感想

ワールド・ウォー・Zの紹介:2013年公開のアメリカ映画。世界規模で急激に蔓延し、全人類を滅亡に誘う謎のウイルスの発生と、それに立ち向かう人々との戦いを描いた作品。ブラッド・ピットは人類の希望を担う、元国連の職員を熱演した。

ワールドウォーZの主な出演者

ジェリー・レイン(ブラッド・ピット)、カリン・レイン(ミレイユ・イーノス)、セガン(ダニエラ・ケルテス)、スピーク(ジェームズ・バッジ・デール)、ユルゲン・ヴァルムブルン(ルディ・ボーケン)、SEALの兵士(マシュー・フォックス)、ティエリー・ウムトニ(ファナ・モコエナ)、元CIAエージェント(デヴィッド・モース)、アンドリュー・ファスバック(エリス・ガベル)、ブリット(ピーター・キャパルディ)

ワールドウォーZのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ある日突然、ゾンビ化するZと呼ばれる人間が現れ、噛まれた者が続々とZに感染する。元国連職員のジェリーは大都会・フィラデルフィアで混乱に巻き込まれ、国連への復帰を言い渡された。 ②家族の保護を条件に対抗するワクチンを作る博士の補佐を言い渡されたジェリーは、韓国、イスラエルへ飛ぶ。 ③感染力は強く大都市は次々に壊滅状態へ追いやられるが、イスラエルのZが病人の人間を避けて通るのを見て、ジェリーは人間を「透明化」できないかと考えた。 ④ジェリーの案を元にWHOは偽装効果のあるワクチンを開発し、人類はZの攻撃から逃れた。しかし問題はまだ山積しており、これから先が正念場である。

【起】- ワールドウォーZのあらすじ1

JTLニュースで、このところ世界各地で起こっている謎の現象について報道がなされます。
鳥インフルエンザの流行やイルカの大量死、二酸化炭素の増加など…。
そして、ある奇妙なウイルスによって、異様な行動を取る人が急増したとWHO(世界保健機関)がパンデミック警戒レベルを6に引き上げました。同ウイルスによる感染者は、英国で1万5000人にも及んでいます…。
…アメリカ、ペンシルバニア州・フィラデルフィア。
元国連職員のジェリー・レインは、妻・カリン、ぜんそく持ちの長女・レイチェル、次女・コニーとの4人暮らしです。
国連職員だったジェリーは、2010年に勤務先である国連を批判する投稿を新聞に寄せたため、解雇になっていました。現在は求職中です。
ある日、登校する妻子を連れて車に乗っていたジェリーは、大渋滞に巻き込まれました。前方に何が起きているか見えず、上空にはヘリが3機も飛び、尋常ではない事態になり始めていることは分かります。
白バイが猛スピードでジェリーの乗る車の左のサイドミラーを飛ばして走って行き、唖然としたジェリーは車外に出てミラーを拾いました。すると前方で大爆発が起きます。
後方から来た別の白バイが「車外に出るな」とジェリーに警告しますが、目の前で白バイが暴走トラックに轢かれました。暴走トラックは次々に車をなぎ倒していき、別のトラックにぶつかってのりあげます。
逃げた車は別の車と接触事故を起こし、外は逃げまどう人で溢れかえりました。何から逃げているのかも分からないまま、大混乱が起きます。
ふとジェリーが横を見ると、車のフロントガラスに頭突きをする女性がいました。さらにその女性に噛みつかれた男性は、12秒で凶暴化します。国連職員だった時代の癖で、ジェリーはカウントして確認しました。
たちまち周囲に凶暴化する人たちが現れます。ジェリーは大きな車を奪って乗り込み、家族を乗せると発進しました。都市のあちこちで火の手が上がります。
長女・レイチェルがぜんそくの発作を起こしかけますが、薬は車のリュックの中でした。ジェリーはレイチェルに飲み物を飲ませると、ぜんそくの薬を薬局で手に入れようと考えます。
移動するジェリーに、国連事務次長の黒人男性・ティエリーから電話がありました。NYのマンハッタン上空をヘリで飛んでいるティエリーは、ボストンが壊滅状態に陥ったことを告げ、元職員であるジェリーに現場に復帰するよう言われます。
95号線を北上していることを告げると、これから迎えに行くとティエリーは言いました。
近くのスーパーで飲み物や薬を探したジェリーらは、スーパーも混乱して危険な状態だと知ります。ニューアーク23丁目のアパート屋上でティエリーと待ち合わせしたジェリーは、発煙筒で合図すると決めました。
この頃には状況がだいぶ掴めてきました。噛まれて凶暴化した人たちは、いわゆる「ゾンビ」で、「Z」と呼ばれていました。
アパートに入ったジェリーらは、スパニッシュ系の一家に家へ入れてもらいます。トーマス夫妻は英語が理解できず、通訳してくれるのは夫妻の息子・トミーでした。

【承】- ワールドウォーZのあらすじ2

トーマス夫妻の家でニュージャージー州のラジオ放送を聞いたジェリーは、Zになる謎のウイルスの感染が世界的に拡大していると知ります。トーマス夫妻に一緒に行こうと言いますが、彼らは残ると決め「何でも必要なものは持って行って」と言ってくれました。
ジェリーらが立ち去った後、トーマス夫妻の家の扉はZによって破壊され、襲われます。
ジェリーも屋上への非常階段をのぼる途中でZと格闘し、誤って血が口の中に入って感染を恐れて屋上の縁に立ちますが(Z化したら飛び降りようと思っていた)、12秒経過しても感染は認められません。
夫・トーマスがZ化し、妻と少年・トミーが屋上に来ましたが、妻はヘリから落ち、トミーのみ助かります。
NY東沖320kmにある大西洋上の国連指揮艦・空母アーガスに乗り込んだジェリーは、ティエリーと会い、船室を割り当てられました。家族はそこへ通します。
アメリカの感染規模は、思った以上に深刻でした。航空路でウイルスが拡散して都会は壊滅状態で、ワシントンでは銃撃戦が起こり、議員がパニックに陥っています。大統領は死亡し、参謀4名と副大統領は行方不明でした。ミネソタ北部はセーフゾーン(安全地域)ですが、感染は地球規模で拡大の一途を辿っています。
国連ではZに対抗するための、ワクチンを作ろうとしていました。ファスバック博士が「発生源が分かればワクチンが作れる」と言い、最初にゾンビが確認された韓国に研究に行くファスバック博士の補佐を、ジェリーは言い渡されます。
妻・カリンは感染地域へジェリーが行くことに難色を示しますが、家族が船にいられるためにも、ジェリーは行くと告げました。
特殊部隊と共に専用の小型ジェット機に乗り込んだジェリーとファスバック博士は、韓国のハンフリーズ米軍基地に燃料補給のため立ち寄ります。
雨の夜に降り立った特殊部隊は、ゾンビ化したZに襲われました。後方で特殊部隊に続いて降りようとしていたファスバック博士は、驚いて転倒し、銃の暴発で死にます。頼みの綱の博士があっけなく亡くなりました。
ハンフリーズ軍基地の兵士から話を聞くと、僻地の村に診察に行った医者が戻ってきた後に、泡を吹き黒い液体を吐き始めて凶暴化し、発症して最初にZとなったそうです。医者は患者に噛みつき、一斉にゾンビ化しましたが、頭を撃つか焼き払うかすればZは活動を停止すると、ジェリーは教わりました。またZは音に反応するそうです。
ちなみに北朝鮮に銃や情報を撃った元CIA局員によると、北朝鮮では国民全員が抜歯することでZの拡大を防ぎました。
さらに「ユルゲン・ヴァルムブルンというスパイが事前に察知し、エルサレムに高い壁を築いて難を逃れた」という情報を得たジェリーは、エルサレムへ行くことにします。
自転車で配置につき(音を立てない配慮)ジェットへの給油を開始したジェリーですが、事情を何も知らない妻・カリンが携帯に電話をかけてきたため、着信音でZが寄ってきました。ジェリーは急いで操縦し、離陸します。
イスラエルのエルサレムのアタロット空港に降り立ったジェリーは、五分刈りの女性兵士・セガンに付き添われてユルゲンに会いに行きました。

【転】- ワールドウォーZのあらすじ3

モサド(諜報機関)のスパイだったユルゲンは、当時インドで「ラクシャサ(不死者)と戦っている」という情報を得て、壁を築いたそうです。0号患者(最初の発症者)はインドかと問うジェリーに、ユルゲンは分からないと答えました。
エルサレムでは高い壁を築いて、健康な人々を保護していました。人を1人救えば、Zがそれだけ1人減るとユルゲンは言います。
しかしその救済地域も万全ではありませんでした。
内部の者がマイクを使ってイスラムの祈りを唱え始め、ちょっとしたお祭り騒ぎが起きます。
この騒音が外にいるZを刺激して、壁にZが張り付いて重なっていきます。Zは踏まれても痛がらず、積み重なるようにして壁を突破した大量のZが壁の内部にぼとぼとと落ちてきて、壁は突破されました。
安全だった地域が、あっという間にZの団体で埋め尽くされます。
逃げる最中、ジェリーは印象的な風景を目の当たりにしました。あるスキンヘッドの少年に対しては、人間なのにZが興味を示さずに避けて通るのです。
ジェリーを守っていた女性兵士・セガンが左腕を噛まれ、ジェリーは咄嗟にセガンの腕を切断して感染を防ぎました。
乗る予定だったヘリが目の前で墜落し、ジェリーとセガンは離陸するジャンボジェット機に乗せてもらいます。このジャンボジェット機はエルサレムが目的地でしたが、外の騒動を見て再び離陸したのでした。
ジェット機は無事に飛び立ったものの、外のZの騒動を見た乗客の間には沈黙が流れます。ジェリーはセガンの腕の手当てをしました。
その後ジェリーは妻・カリンに電話をし、ティエリーに代わってくれと言います。先ほど見た光景を説明し「Zは老人やケガ人、健康でない者には無反応ではないかと思う」と持論を述べました。
その後、一番近い病院を教わり、機長に指示してイギリス・ウェールズのカーディフ空港に行くことにします。そこにはWHOの研究所がありますが、現在も機能しているかは不明でした。
この通話をもって携帯電話はバッテリー切れになります。
機内に乗っていた乗客の飼い犬・チワワが、貨物室に向かって吠えました。それを見たCA(キャビン・アテンダント)が貨物室を開けると、中に紛れこんでいたZが飛び出してきて、CAを噛みます。
CAはすぐに感染して別の人を噛み、瞬く間に機内に感染者が増えました。
すぐに察知したジェリーは、自分たちのいる座席の部屋の扉にスーツケースを積み重ねます。他の乗客も手伝って、Zの侵入を阻止しようとしましたが突破され、混乱が起きました。
やむをえずジェリーは手榴弾でZを撃退しますが、爆発で機体に穴が開き、Zも吸い出されますが一般客も一緒に落ちていきます。さらに飛行機は制御不能に陥り、墜落しました。ジェリーとセガンはシートベルトをつけて、なんとか生き延びます。
飛行機は森の中に墜落しました。飛行機の破片がジェリーの脇腹を貫通して負傷しますが、2人でふもとまで降り、WHOの研究所へ行きます。
脇腹のケガで3日間眠り続けたジェリーは、意識を取り戻した時に身分を聞かれ、押収された携帯電話の着信に電話をかけてもらい、ティエリー経由で国連職員という身分を証明しました。

【結】- ワールドウォーZのあらすじ4

Zというゾンビは病気を持つ者に反応を示さなかったことを言い「致死性病原体」について教えを乞うたジェリーは、WHOに「すでに試した」と言われます。
しかしWHOの職員は「Z」に対して、試したのでした。ジェリーは「生きている者を病気に見せかけたいのだ」と訴えます。
カモフラージュ…病気の偽装ということを言われたWHOの職員は、正しく使えば可能かもしれないが、置かれているサンプルの病原体はすべて別のB棟にあると言いました。そこにはZ化した医者たちや研究員、スタッフがうようよいます。
ジェリーは露出する攻撃されやすい部分…手足に包帯などをぐるぐる巻いて補強して全身をガードし、武器を持ってB棟へ行こうとします。セガンと所長もついてきました。
ジェリーが斧、所長は釘抜き、セガンが木製バットと銃を持って移動しますが、所長は「殺すと他のZが興奮して攻撃的になる」と言うので、音を立てないようゆっくりと進みます。
Zらは攻撃対象がいない状態で一定時間経過すると「スリープ状態」になり、動きがにぶくなっていました。
脇の扉を開けようとしますが、音に反応したZが近づいてきたため、ジェリーは囮になって釘抜きで音を立てながら非常階段を移動し、所長とセガンは退却します。
目当てのラボ139の貯蔵庫に移動したジェリーを監視カメラで見て、別棟にいる研究所員がドアの暗証番号を内線で告げました。
しかし監視カメラは一方向なので、ラボに入ったもののジェリーはどの薬を選べばよいか分かりません。手当たり次第に小瓶を集めて缶に入れて持ち出そうとしますが、外にZが現れました。
一か八か考えたジェリーは、監視カメラに「愛していると家族に伝えてくれ」というメモをかざすと、薬を自分に注射します(注意:何のウイルスを打ったのかは明らかにされず)。
様子見した後ドアを開けてみますが、Zにとってジェリーは透明人間と同じ存在になっていました。
ジェリーは廊下を悠々と通り、途中の自動販売機でペプシを飲んでみたりなどして、研究所に戻ると解毒剤を打ってもらいました。
…カナダ、ノバスコシア。セーフゾーン(安全地域)。
ジェリーの家族はこの一帯に避難していました。ジェリーは無事に帰還し、家族たちと再会します。
その後、天然痘とH1N1を含む髄膜炎の交配種で、WHOは〝偽装効果〟のあるワクチンを開発しました。この薬の投与により、人間たちはZにとって〝透明な存在〟になります。
封鎖地区に義勇軍がワクチンを空からパラシュートで配布しました。ワクチンは効果があります。
また寒冷地や高地ではZの動きがにぶることなども分かり、Zを音でおびき寄せて空爆する作戦も行なわれました。
結局、Zに感染するウィルスの発生原因は不明です。人類はZとの戦いで、多くの街を失いました。
しかし戦いは始まったばかりで、これから人類側が巻き返しを図ることは可能です。チャンスはあり、Zとの戦いはむしろ今からです。

みんなの感想

ライターの感想

まさかこれがゾンビ映画だとは、タイトルからは判りにくいよね。
世界規模の戦争だとは想像がつくけど、何との戦いかっていうのは。
特に日本では最初、ゾンビ映画だということが伏せられていただけあって、意外性はあった。
今作に登場するゾンビは速い方のゾンビ。しかも数がすんごく多い。
序盤から中盤にかけて出てくる数は半端ない。イスラエルの壁をよじのぼるゾンビは圧巻。
話の展開は…アメリカ映画の典型だな。
家族が大事。そのためには飛行機の他の乗客は死んでもいいのだ(これ、ひどいと思った)。
韓国に降り立ったものの、博士がまさかの「あっという間にしかも自滅」っていうのにも、あっけにとられた。
ブラピが最後、B棟を脱出するために打ったワクチンの種類がすんごく気になる…。

映画の感想を投稿する

映画「ワールドウォーZ」の商品はこちら