映画:世にも奇妙な物語15周年の特別編3

「世にも奇妙な物語15周年の特別編3」のネタバレあらすじと結末

世にも奇妙な物語 15周年の特別編の紹介:2006年3月28日放送の日本オムニバスドラマ。『世にも奇妙な物語』の15周年記念特番。「リプレイ」「命火」「雨の訪問者」「奥さん屋さん」「イマキヨさん」「超短編(1話あたり10秒~1分程度)10作品」からなる。

あらすじ動画

世にも奇妙な物語15周年の特別編3の主な出演者

ストーリーテラー(タモリ)、田辺修一(伊藤淳史)、戸村涼子(池脇千鶴)、榎本達也(田中哲司)、若い刑事(戸田昌宏)、年配の刑事(天現寺竜)、参列者(佐野珠美、松山尚子)、カップル(松本隆之、田口寛子)、小山陽子(長谷川京子)、武内透(中村俊介)、岡本光子(草村礼子)、岡本ゆかり(キムラ緑子)、斉藤由美(高橋しゅり)、木下サキ(山田夏海)、サキの母親(石井麗子)、光子の主治医(仲恭司)、宝石店店員(菊地裕子)、透の執刀医(河端保成)、陽子の母親(南風佳子)、朝野沙代子(ともさかりえ)、小森誠治(岡田義徳)、朝野史絵(柳沢なな)、キャスター(佐戸井けん太)、コンビニ店員(根本博成)、アナウンサー(相内優香)、レポーター(今林久弥)、解説者(阿部六郎)、幼い沙代子(坂野真理)、幼い史絵(井上楓香)、電話の声(小谷公一郎)、半沢杜夫(佐野史郎)、平沢より子(戸田菜穂)、奥さん屋の店主(白井晃)、課長(伊藤正之)、バスの運転手(坂田聡)、工場の社長(佐々木睦)、接待客(飯田邦晴、堀文明)、女子社員(竹山メリー、国保裕子)、夫婦(入江正徳、矢野泰子)、コンパニオン(海野美智子、三浦知里)、奥さんたち(佐古真由美、藤田恵、石川真衣、ハル、友兼理菜、和田真理子、松崎由香、岡田敬子、佐藤礼貴、和田茜、東真彌、関根由佳梨)、高田和夫(松本潤)、イマキヨさん(酒井敏也)、遠藤晴美(高橋真唯)、吉井等(北村栄基)、警官(山崎海童)、面接官(中脇樹人)、女子大生(原田佳奈)

世にも奇妙な物語15周年の特別編3のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世にも奇妙な物語15周年の特別編3のあらすじ1

世にも奇妙な物語15周年の特別編3のシーン1 〝ここはもう墓だらけだというのに、やれやれ、まだ墓穴(はかあな)が必要だとは。
おや? わざわざいらしたんですか? この奇妙な墓場へ。
地の果てまで広がる無数の墓。
ここには、奇妙な世界に迷い込んだ、哀れな犠牲者たちが葬られています。
最初の1人を埋葬して、もう15年になります。
さすがにもう墓場はいっぱいだと思ったんですが、12345678…、まだ誰も入っていない墓穴が、あと15個。
「世にも奇妙な物語」15周年の今宵(こよい)は、15の奇妙な物語をお届けします。
この15の墓穴に入る最初の犠牲者は、どうやら彼のようです…〟


〔リプレイ〕

田辺修一と戸村涼子は、結婚を間近に控えたカップルでした。
修一はビデオカメラで、恋人の涼子を撮影するのが大好きでした。

ところが涼子はひとけのない路地で、何者かによって絞殺されます。
目撃者や証拠もなく、現在も犯人は捕まっていませんでした。
まだ若い涼子の死に、家族はもちろんのこと、婚約者の修一は涙にむせびながら、涼子とさいごのお別れをします。
それが、2006年3月20日のことでした。

葬儀から戻った修一が、部屋で過去に撮影した涼子の映像を見ていると、不思議なことが起きます。
涼子を撮影したその映像は、2005年7月29日のものでしたが、再生していると日づけのカウンターが自動的にすすみ、2006年3月20日になったのです。


ビデオカメラは、修一がいまいる部屋を録画している状態になりました。
無人の部屋なのに、ビデオカメラを覗くと涼子が話しかけてきます。

最初は驚いた修一ですが、カメラ越しに涼子とコンタクトが取れると知ると、手放しで喜びました。
涼子は修一に「もうどこへも行かない。ずっと一緒だよ」と言います。

翌日。
修一はビデオカメラを持って、公園へ出かけました。
独りでですが、カメラを覗くと涼子が話しかけてくるので、修一は淋しくありません。

その日から再び、修一と涼子の幸福な時期が戻ってきた気がしました。
修一は毎日、カメラ越しに涼子を探します。
修一が勝手に旅行の予定を決めてしまうので、涼子と口論になりました。
なんでも独断で決めてしまう修一に、涼子は不機嫌になります。


修一の執着がエスカレートします。
カメラの電池がなくなって充電をしているあいだも、修一は涼子を探します。
居場所が分からないと不安になった修一は、涼子の持ち物を勝手にあさりました。
帰ってきた涼子の胸元が開いており、修一は詰問しますが、涼子は私物を漁られたことに怒ります。

責められた修一は机の上のものをなぎ倒し、1本のビデオテープに目を留めました。
2006年2月24日のものを再生したところ、涼子が他の男性・榎本達也と会っている映像を見つけます。
気になった修一は翌日、映像と同じ場所へ行ってみました。

そこには映像で見た男性・榎本がいました。
修一が榎本に話しかけると、榎本は露骨に嫌います。
「相談に乗ってただけだ」と言うと、榎本は去っていきました。
修一に涼子が「また同じこと繰り返しちゃったね」と言うと、すたすたと去っていきます。
涼子のあとを追った修一は、追いながら少しずつ当時のことを思い出していきました。


…修一は嫉妬深い男でした。涼子を束縛、拘束し、すべてを知りたがります。
そんな修一に不安を覚えた涼子は、「修一との結婚を辞めたほうがいいのか」と悩み、榎本に相談をしていました。
しかし涼子を尾行していた修一は、榎本と涼子の関係を疑います。
榎本に食って掛かったあと、涼子を追った修一は、涼子から「一緒にいると息が詰まる。もう無理だよ、辞めよう、結婚」と言われ、逆上しました。
胸倉をつかんだため、涼子の胸元が開きます。
(ビデオカメラで涼子の胸元が開いていたのは、このときのもの)
修一はその後、涼子の首を絞めて殺しました。
涼子を殺害したのは、修一だったのです…。


すべてを思い出した修一に、涼子は「言ったじゃない。ずっと一緒だよって」と声をかけます。
ビデオカメラから手が出てきて、修一につかみかかります…。

後日。
修一の遺体が発見されますが、婚約者の涼子が死んだ場所だったために「恋人を失った悲しみによる、後追い自殺」とみなされました。
修一のそばには、涼子の付け爪が落ちており、ビデオカメラ越しに涼子の姿が見えますが、それを見る者は誰もいませんでした。


〔山田祭り〕

若い男性・山田の部屋のカレンダーには、3月28日のところに「山田祭り」という書き込みがなされていました。
不思議に思いながら山田が部屋の扉を開けると、外にはたくさんの人が待っていました。
一斉に起きる「山田コール」を聞いた山田は、自分をみんなが歓迎してくれる日なのだと思い、気をよくします。
しかしそうではなく、みんなは山田を殴りつけました。
カレンダーの「山田祭り」のところには、フォントサイズが小さすぎて見えにくいですが、厳密には「山田『血』祭り」と書かれていました。


〔命火〕

小山陽子は若い女性看護師です。陽子には特殊な能力がありました。
「命火」といい、手を握った相手の命の強さが見えるというものです。
それだけではありません。
自分の「命火」を相手に移すこともできました。

陽子は気の良い女性なので、少女・サキが弱っていると、すぐに自分の命火を与えようとし、恋人の医者・武内透に注意されていました。

【承】- 世にも奇妙な物語15周年の特別編3のあらすじ2

世にも奇妙な物語15周年の特別編3のシーン2 陽子が気にする患者のひとりに、老女の岡本光子がいました。
光子は病気で、余命わずかでした。娘のゆかりに会いたいと思っています。
光子は昔、店を失敗させて借金を抱えたことがあり、娘のゆかりに絶縁されていました。
ゆかりに手紙を書き続ける光子は、しかし娘宛の手紙を投函せず、ずっと持ったままです。

陽子は光子の想いをかなえてあげたくて、ゆかりの住所を訪ねます。
陽子はゆかりを説得しますが、ゆかりは断りました。陽子は落胆します。


少女のサキがよくなって、退院しました。
それを見送った陽子は、ゆかりが光子を見舞いに現れたのを知り、喜びます。
しかし一足遅く、光子は意識不明の重態になっていました。
光子とゆかりを和解させたい陽子は、自分の命火を光子に注ぎ、そのために気絶します。

陽子は2日間、意識不明でした。恋人の透が叱ります。
陽子を心配した透は、もうこれ以上無理をしてくれるなと、病室で寝ている陽子にプロポーズしました。
陽子は透の求婚を受けます。
命火をもらった光子は、無事にゆかりと和解しました。


結婚指輪を買いに行く途中で、透は、交通事故に遭いそうになったサキをかばい、自分が車に轢かれます。
透が意識不明の重態になったことを知った陽子は、透を助けるために命火を移しました。
透は奇跡の回復をする代わりに、陽子は心停止を起こします。

意識を回復して嘆く透の前に、老女の光子が現れました。
光子は「思い残すことは何もない」と言うと、自分の命火を陽子に戻します。
陽子は息を吹き返し、光子が代わりに亡くなりました。
その様子を呆然と、透は見ていました。
(光子も能力者だった)


〔トイレっと〕

便意を覚えた男性が、清掃員の制止を振り切ってトイレに駆け込みます。
用を足したあと、男性が水を流すと、男性自身もトイレに吸い込まれてしまいました。


〔痛覚〕

白い画面の中央に黒い丸が映し出され、「ここに指を当てろ」という文字が表示されます。
指を当てたかと思われるくらい時間が経過したあと、黒い丸の下から、赤い血のようなものがしたたり落ちます。
(指を当てていたらちょうど、指から出血が起きているかのように見える)


〔雨の訪問者〕

朝野沙代子と浅野史絵は、仲間のよい姉妹です。
幼少期に両親を亡くした沙代子は、自分とそう年齢の変わらない妹・史絵を大事にしていました。
両親の形見の時計を、沙代子も史絵もしています。ふたりとも、赤い革の バンドの腕時計です。
沙代子も史絵も大人になっていますが、それでも仲の良い姉妹のままでした。

雨の夜、沙代子は史絵の家へ急いでいました。
その日は史絵の誕生日で、沙代子はお祝いをするつもりです。

世間ではこのところ「レインキラー」と呼ばれる殺人鬼が横行していました。
雨の夜にだけ現れ、若い女性を殺すのです。犯人はまだ捕まっていません。
史絵の家へ行く途中、コンビニの店先でレインキラーの新聞記事を見かけた沙代子は、心配になって史絵に電話を入れました。
よく史絵は鍵を忘れるので、沙代子は電話口で注意します。


史絵の家へ行った沙代子は、見知らぬ男性と対面し、警戒しました。
男性は小森誠治と名乗り、史絵の恋人だと言います。
史絵は沙代子と入れ替わりに、コンビニへ出かけたと、誠治は言いました。
牛乳を買いに行ったと誠治は言いますが、冷蔵庫に牛乳はあります。

誠治と話をした沙代子は、違和感を覚えました。
沙代子と史絵の両親が早くに亡くなっていることを知っているので、恋人かと信じかけますが、今日が史絵の誕生日であることを誠治は知らないみたいで、とにかく矛盾しているのです。
テレビで「レインキラー」のニュースが流れました。
レインキラーの犯人の特徴を聞いていると、目の前にいる誠治のように思えてきます。


臨時ニュースが入ってきました。
ついさっき、4人めの犠牲者が出たそうです。
それを聞いた沙代子は、史絵のことが心配になり、メールを入れました。
するとすぐ隣の部屋で、着信音が聞こえます。

臨時ニュースでは、現場に赤い腕時計が残っていたとキャスターが言っており、沙代子は心配でなりませんでした。
はらはらします。

隣の部屋へ通じるふすまを開けると、史絵が倒れていました。
はっとした沙代子でしたが、実はすべて沙代子をだますための、史絵と誠治のドッキリでした。
誠治は俳優志望で、「どうせ姉に紹介するならば、ドッキリをしかけよう」というサプライズだったのです。

妹の無事にほっと胸をなでおろした沙代子は、犯人が逮捕されたという臨時ニュースを見て、つい先ほど見た覚えのある顔だと思います。

【転】- 世にも奇妙な物語15周年の特別編3のあらすじ3

世にも奇妙な物語15周年の特別編3のシーン3 …実は、4人めの被害者とは沙代子でした。
犯人はコンビニ店員で、目が合った沙代子は背後から襲われ、殺されていたのです。
妹・史絵のことが心配な沙代子は、もう一度きちんと会ってからと未練が残っていたのでした…。


史絵の携帯に電話がかかると、姉の死が知らされます。
史絵と誠治の前で沙代子の姿が消えると、ケーキのろうそくに火がつきました…。


〔運命の赤い糸〕

周囲のカップルの小指が、運命の赤い糸で結ばれているのを見た男性は、うらやましがります。
自分の小指からも赤い糸が出ているのを知った男性は、小躍りしながら糸の先を手繰っていきました。
糸は、監獄へ続いています。

運命の相手と出会うには監獄へ入らねばならないと思い、男性は罪を犯して監獄へ入ろうとしました。
そこで自分と入れ違いに出所する女性を、一瞬だけ見ます…。


〔サイコキネシス〕

4つの緑色の人形が並んであります。
アナウンスで「好きな人形をひとつ選び、念じて、見つめて、念じて、見つめて」ということばが流れると、ひとつの人形がはじけました。
(見つめた結果、サイコキネシスではじけ飛んだというオチ)


〔リモコン〕

テレビを見ていた母は、大事なシーンのときに娘が目の前に立ったため、見逃してしまいました。
早戻しのボタンを押すと、なんと娘が赤ちゃんに戻ります。
あせって早送りすると現在の姿に、早戻しすると赤ちゃんの姿に…娘が変化するのを見て、母はいいビジネスを思いつきました。

後日。
母は若返りの業界で大成功しています。
(リモコンを使って客を若返らせている)


〔占い〕

占い師が客に「身近な人に死が訪れます」と占いました。
直後、UFOが落ちてきて占い師は下敷きになって死にます。
客は、当たったと言いました。


〔奥さん屋さん〕

エリートサラリーマンの半沢杜夫は、若くして光乃電機の係長に出世しています。
多忙な半沢は妻をないがしろにし、「子どももいなくて淋しい。早く帰ってきてくれないと、淋しくて死にそう」というより子に対し、「そんなに淋しいなら、勝手に死ねばいいじゃないか」と言っていました。

妻のより子は、本当に死んでしまいました。
半沢は悔いますが、あとの祭りです。

ある日、バスで居眠りをして寝過ごした半沢は、終点まで行ってしまいました。
しかもバスの車中に携帯電話を忘れてしまいます。

電話を借りたくて入った店は、「奥さん屋」という奇妙な店でした。
半沢は店主に、妻のより子そっくりのマネキン人形のお買い得品を勧められ、衝動的に購入します。


買って帰った半沢は、照れながらも「より子」と呼びかけてみました。
するとマネキン人形は動き始めました。
半沢は大喜びします。

妻との生活が、再び戻ってきたかのようでした。
より子が戻った半沢は、仕事にもやる気が出て順調です。
そのうち、前とまた同じ繰り返しが始まりました。
仕事が成功した半沢は、次第により子を軽んじはじめます。

そしてある日、とうとう半沢は以前と同じように「そんなに淋しいなら、勝手に死ねばいいじゃないか」と発言していました。
直後、より子は動かなくなります。


落胆した半沢は、「奥さん屋」の店主に相談に行きますが、返ってきた答えは「電池切れ」「見ていてあげるだけでいいんです」というものでした。
動かなくなったより子の相談に出かけたため、半沢は重大な契約でポカをし、会社を解雇されます。

時間ができた半沢は、日がないちにち、より子の人形をながめました。
ずっと眺めていた半沢は、より子との思い出を振り返ります。
いつの間にかより子の髪の毛に若白髪ができていたのを見つけた半沢は、抜いてやりました。

数か月後、まだ半沢はより子を見ています。
より子をずっと観察することで、半沢は初めてより子の孤独に気づきました。
すぐ近くにいながら、自分はまったく妻のことを顧みていなかったのだと気づき、申し訳ない思いを抱きます。

思わず人形のより子に謝った半沢に、より子は「この数か月、幸せだった。私のことはいいから、いい人見つけるのよ」と声をかけました。
あたたかいことばを妻から受け、半沢は涙を流します。


半沢は、バス停で目覚めました。
「奥さん屋」などなく、時間はバスを乗り過ごして、終点まで行ったところまで戻っています。
ではすべて夢なのかと思った半沢は、自分の袖口により子の白髪を見つけました。
夢ではなかったと気づいた半沢は、妻ときちんと向かい合えたことを喜び、次のバスに乗り込みます。

【結】- 世にも奇妙な物語15周年の特別編3のあらすじ4

世にも奇妙な物語15周年の特別編3のシーン2 〔彼もまた〕

火災が発生しました。
消防隊員2名が消火活動に行くと、「非常口」のマークの「彼」も避難したあとで、マークに人物が消えていました。


〔横断歩道〕

横断歩道の白いペンキと黒いアスファルトを「白い部分がセーフ、黒いアスファルトはアウト」と少年が言っていました。
注意しに行った老人が、黒いアスファルトに呑み込まれます。


〔イマキヨさん〕

高田和夫は東京から地方の大学へ進学し、大学4年生になっていました。
現在は就職活動中ですが、なかなか内定がもらえません。
2年付き合っている恋人・晴美とは、先日、一方的に別れを告げられました。
落胆して帰宅した和夫は、部屋に黒いずきんをかぶった男がいるのを見て、警察に通報します。

駆け付けたお巡りさんは、和夫の話を聞くと祝福しました。
「初めてだよ、とりつかれた人、見るの」と言います。
翌日、同級生の吉井等に告げると、吉井も全く同じことを言いました。
吉井は、情報を教えてくれます。

和夫が見た黒いずきんの男は「イマキヨさん」という、この地方に昔から伝わる、非常にありがたい存在なのです。
ひとことでいうと座敷童のようなもので、独り暮らしの者にとりつき、その者に幸福を運んでくるのです。
現在市長をしている男性も、若い頃にはイマキヨさんにつかれたことがあるようです。

吉井はルールを言います。
「イマキヨさんを無理やり追い出さない」「イマキヨさんを傷つけない」「イマキヨさんの前で、引っ越しの話をしない」「イマキヨさんに謝らない」
しかしルールを破ったらどうなるかについては、吉井は知らないと言うのみでした。


帰宅した和夫はイマキヨさんのご機嫌を取り、就職の内定をもらおうとします。
しかしどう信じがたい和夫は、吉井とこの男性の悪ふざけではないかと思いました。
そう考えると腹立たしいので、つい和夫はイマキヨさんを部屋から出します。

すると、イマキヨさんはふたりに増えていました。しかも、すぐ外に追い出したはずなのに、もう部屋に戻っています。
遅ればせながらイマキヨさんの存在を信じて、まずいと思った和夫は、ルールを紙に書き、張り出します。

ふたりになったイマキヨさんは、お互いにオセロをしていました。
どうにも気になった和夫は、片方のイマキヨさんにアドバイスします。
すると、もう片方のイマキヨさんを著しく傷つけたようでした。
和夫がトイレから戻ってくると、イマキヨさんは4人に増えています。

4人に増えたイマキヨさんは、麻雀の卓を囲んで牌をかき混ぜていました。
和夫が見ていると、イマキヨさんはかき混ぜるだけです。
和夫は、イマキヨさんが麻雀のルールを知らないのだと気づきました。


翌日。
イマキヨさんが夜通し牌をかきまぜているのにうんざりした和夫は、「幸せにしてくれよ」とつぶやきます。
すると、イマキヨさんがぴたっと動きをやめました。
元カノの晴美が訪ねてきます。

晴美は自分がプレゼントしたブレスレットを、和夫がまだつけているのを見て喜びました。
晴美は別れを告げたことを謝罪し、和夫と晴美は復縁します。
和夫はやっと幸福を味わいました。

晴美が「内定が決まったら一緒に住まない?」と提案しますが、イマキヨさんの前で引っ越しの話をするのはタブーなので、和夫は早々に晴美を帰します。
イマキヨさんが増えていないのを確認し、和夫はほっとしました。


川菱商事の面接へ行った和夫は、増殖したイマキヨさんを見つけ、やはり「引っ越し」の話が聞かれていたと気づきます。
精神的に参った和夫は、イマキヨさんに平謝りしました。
謝ってはいけないのだと我に返った和夫ですが、すでに遅く、イマキヨさんが微笑みかけます。

和夫の友人の吉井は、イマキヨさんルールの意味を知っていました。
ルールの1つめ(追い出さない)と2つめ(傷つけない)を破ると増え、3つめ(引っ越しの話をしない)を破ると、付きまとうのです。
そして4つめ(謝らない)を破ると、その人も新しいイマキヨさんにされるのでした。

その話を聞いた晴美が帰宅すると、部屋に黒いずきんをかぶったイマキヨさんがいます。
イマキヨさんは、晴美が和夫にプレゼントしたブレスレットをしていました…。
(和夫もイマキヨさんになったということ)


〝いかがでしたか。
今宵お送りした15の「世にも奇妙な物語」
先ほどまで空いていた墓穴(はかあな)は、こうしてすべて埋まりました。

うん? ああ増えてます。
墓穴はさらに増え続けています。
どうやら奇妙な墓場に葬られる人々は、まだまだ尽きないようです。
ほら、そこの新しい墓穴に入る次の犠牲者は、あなたかもしれません〟

みんなの感想

ライターの感想

いずれも甲乙つけがたい名作。
超短編は、好き嫌いが別れそうな感じ。
「命火」「雨の訪問者」「奥さん屋さん」この3つは感動系。
いい話だった。

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