映画:世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)

「世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)」のネタバレあらすじと結末

世にも奇妙な物語 SMAPの特別編の紹介:2001年1月1日放送の日本オムニバスドラマ。21世紀で最初に放送された特別編で、全5話にSMAPのメンバーが起用されている。「エキストラ」「13番目の客」「BLACK ROOM」「僕は旅をする」「オトナ受験」収録。

あらすじ動画

世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)の主な出演者

ストーリーテラー(タモリ)、只野一郎(香取慎吾)、はる香(矢田亜希子)、面接官(陰山泰)、コートの男(岡田義徳)、精神科医(佐藤誓)、浮浪者(田中要次)、さや香(宮下今日子)、野次馬(宮崎吐夢、田村たがめ)、会社員(林光樹、斎藤あきら)、ダイナーの客(窪園純一、安藤整治、日高哲也、新堀真澄)、男(翁和輝、平野靖幸)、ウェイトレス(高山麻美)、TVリポーター(杉山奈美枝、Shelley Sweeney)、中年女(高橋かすみ)、徳田(河原さぶ)、本田謙一郎(草彅剛)、野上常男(並樹史朗)、吉川満(大河内浩)、久保孝(二瓶鮫一)、小野義己(河野洋一郎)、田口弘(青山吉良)、安岡和博(棚橋ナッツ)、佐々木次郎(佐々木和也)、林邦雄(戸田昌宏)、武村良和(江良潤)、塩原貴弘(田鍋謙一郎)、後藤大輔(伊藤大起)、山本政信(浜幸一郎)、新田有紀夫(大西武志)、大久保礼司(澤山雄次)、中村剛史(岡島博)、萩原崇(法福法彦)、兼賀月太(渓太)、松岡孝典(みやづ康彦)、楢崎清一(大杉漣)、湯ノ本ナオキ(木村拓哉)、湯ノ本カズコ(樹木希林)、湯ノ本カズオ(志賀廣太郎)、湯ノ本マサコ(我修院達也)、9歳のナオキ(松井蘭丸)、美少女(長澤瞳)、僕(稲垣吾郎)、相良洋二(中居正広)、南由香(広末涼子)、教官(山田明郷、野仲イサオ、宍戸美和公、六角精児)、映画館窓口(広岡由里子)、係員・古川勝(伊藤正之)、警官(問田憲輔)、女子行員(田代直子)、若い女(平岩紙)、オトコ教官(横山尚之)、強盗(重見成人)、オペレーター(みほこ、八嶋麻実、水谷悦子)、娘(松村奈緒)、アナウンス(二木静美)、高橋(近藤芳正)

世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のあらすじ1

世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のシーン1 〝今宵、21世紀最初の記念すべき夜。
しかし、ここ奇妙な世界では、あまたある夜のひとつにしかすぎません。
今夜もまた、5人の迷える子羊たちが、やってきました。
5つの懺悔室で体験を告白する5人の主人公たち。
さて、誰の告白から聞いてみましょうか…〟


〔エキストラ〕

只野一郎はアルバイトを見つけるために、面接へ行きます。
「エキストラ募集」と書かれていたので、一郎は映画かテレビドラマのチョイ役の役者なのかと思うのですが、面接官は「テレビドラマでも映画でもない」と否定しました。

言われたとおりの場所へ行き、茶色のコートの男に向かって、一郎はもらったセリフを話します。
翌日には、5000円のギャラが振り込まれていました。
一郎は「こんなものか」と思いますが、けっきょくなんのために、誰が見るために演じたのか、分からないままです。

5000円しか手に入らなかったので、一郎はまたエキストラのバイトをします。
エキストラのバイトは、いつも同じようなものでした。
決められた場所に行き、意味があるのかどうか分からないセリフを言うのです。

繰り返すうちに一郎は、周囲の人たちもみんなエキストラだと気づきました。
周りにいる人たちも、決められたセリフを話しているのです。
ある人はタバコの空き箱に、ある人はポスターに書かれたセリフを話していました。
回を重ねるうち一郎は、その場に上手におさまる演技をするのがよいのだと、理解します。


あるとき、一郎は失態を犯しました。
セリフに書かれていた「東海林」という苗字を「とうかいばやし」と読んでしまったのです。
正解は「しょうじ」でした。

間違ったセリフを一郎が知らず口にした瞬間、周囲にいた全員が動きを止めたので、一郎は驚きます。
驚くと同時に、広場にいた全員がエキストラだと知り、そら恐ろしい気持ちになりました。
セリフを話した相手、東海林役の人に読み方を教わり、正しく呼ぶことで場は元に戻りますが、一郎は自分がノイローゼなのかと疑います。

自分が精神的におかしくなったと思った一郎は、メンタル・クリニックに行きました。
すると気のせいだと言われますが、その医者もカルテに書かれたセリフを読んでいると知り、一郎はあぜんとします。
何を信じればよいのか分からなくなり、一郎は混乱しました。
そんな折に先日の東海林役の男性と再会した一郎は、相手の男性に「教えてくれ」と懇願します。


東海林役の男の人は、徳田と言いました。
徳田は一郎に、「誰もがセリフを言っているんだよ」と説明します。
つまり、この世にいる人たちは、誰もがなんらかの役柄を演じているのだそうです。
カップルも、政治家も、部下を叱る上司も、誰もが決められた役柄を演じることで、世の中がうまく回っているのだと、徳田は一郎に説明しました。

エキストラはエキストラなりに、その場のチョイ役の仕事をするのです。
徳田も一郎と同様、エキストラの仕事でした。
エキストラの仕事をもうかれこれ30年もしており、それで満足しているそうです。
徳田は普段は、清掃員の仕事をしていると言いました。

徳田には、美しい娘がいました。一郎に紹介します。
徳田の娘は、はる香と言い、かつて一郎が見とれた美しい女性でした。
はる香は生まれてこの方、セリフ以外のことばをしゃべらないそうで、それが徳田の悩みです。

そんな徳田にもこの度、主役になれる大舞台がやってきたそうです。
「市庁舎の床をぴかぴかに磨き上げてきた」というセリフだと、徳田は言いました。


帰宅した一郎は、自分に「目撃者」という台本が割り当てられたことを知ります。
さらに「市庁舎ビル」と書かれていることで、一郎は嫌な予感がしました。
テレビで徳田が市庁舎ビルの屋上で、セリフを声高に叫ぶ中継を見て、一郎は駆け付けます。

徳田が割り当てられたのは、清掃員をリストラされ不満を訴える男の役でした。
徳田は叫んだあと、ビルから飛び降りて亡くなります。
その一部始終を目撃した一郎は、周囲にいる人たちがそれでも決められたセリフを話しているのを聞いて、怒りました。
場を乱した一郎は、鎮静剤を打たれて放置されます。


場を乱したことで、一郎の居場所はなくなりました。
帰宅すると、見知らぬ男・佐野二郎が部屋に住んでいます。
喫茶店へ行った一郎は、「僕はエキストラを降りたから、食事はいらないんだ」というセリフを読むよう、要求されます。
無視して注文しようとしても、ウエイトレスに相手にされませんでした。
エキストラの仕事を外れると、飲食もできないのだと一郎は知らされます。

セリフがないと世間で生きていけないと思い知った一郎は、降参して仕事をもらいに行きました。
面接官に、一生分のセリフがあることを、一郎は教わります。
10年後の一郎には子どもがおり、20年後には家を買っており、30年後には…と、すでに一郎には決められた人生がありました。
一郎はあきらめて、その人生どおりに生きようと考えます。

奥さんとなる予定の女性・サヤカと出会い、決められたセリフを言いに一郎は出かけます。
その広場で一郎は、徳田の娘・はる香と会いました。
サヤカに言うはずのセリフを一郎は、はる香に告げます。

…しかし、その流れすらも、すでに一郎の生きる台本には組み込まれていたのでした。

【承】- 世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のあらすじ2

〔13番目の客〕

本田謙一郎は、会社を経営していました。
電話で次の仕事の指示を飛ばしつつ、自らもバッテリーのサンプルを持って、車で忙しく移動しています。

今日は取引先の、有名な政治家の長男の結婚式でした。
披露宴に招待されている謙一郎ですが、ヒゲも髪も伸びています。
これだと失礼にあたると考えた謙一郎は、通りがかりの理髪店に立ち寄ることにしました。
周囲はひとけのない、霧の濃い山中です。

本当に経営しているのだろうかと謙一郎が近寄ると、理髪店のポールが回っていました。
門をくぐり玉砂利を歩き扉を開けると、ただの理髪店なのに、なかには13人の理髪師がひしめいています。
客は謙一郎だけなのに、13人の理髪師はそれぞれ役割分担が決まっており、整然と動いていました。
謙一郎は急いでほしいのに、「この店の秩序ですから」と理髪師たちに言われ、椅子に押し付けられます。

ヒゲを剃られ、カリスマかと思しき人物が、謙一郎の頭をカットします。その男性がカットするあいだ、他の人はじっとその手もとを観察していました。
カリスマ理髪師は謙一郎の髪を切ったあと、他の12人の理髪師に見送られながら、門を去っていきました。
客の謙一郎よりも丁重な扱いを受けているので、謙一郎は驚きます。


金を払って出ようとした謙一郎は、門から出られないと気づきます。
実はこの理髪店は、客として入ったが最後、出られないのです。
出る唯一の方法は「この店で修業を積み、地位が上がっていくこと」でした。
先ほど見たように、客の髪の毛を切る地位にまで登りつめて初めて、外へ出られるのです。

会社社長の謙一郎は最初、なんとかしようと考えますが、物理的に門の外に出られないのですから、仕方ありません。
他の12人の先輩たちは、日々修業と掃除をしていました。それをこなした者のみが、食事を与えられます。
あるとき、先輩の理髪師がパンを少しずつ分け与えてくれました。
それがきっかけで、謙一郎も理髪師として修業を積む決意をします。


理髪店には、およそひと月に1人の客がやってきました。
長くてもふた月はあかないので、1年待っていれば、出られます。
床掃除から始まった謙一郎も、少しずつ役職があがっていきます。
ハサミの使い方も、掃除の合間に教わりました。

先輩の理髪師のひとり、楢崎清一から、謙一郎は特に親切に教わります。
「環境の変化があったとき、ひとは3つの段階を経験する」「(新たな環境への興味)、不満、環境への受け入れ」と告げた清一は、修行を終えて店を出たときに、4つめの段階を迎えると言いますが、それが何かは清一にも分からないそうです。

謙一郎も徐々に環境を受け入れました。
やってくる後輩の指導を、謙一郎も行ないます。

清一が外へ出る日が来ました。
清一は客の頭を切ったあと、郵便局員の制服に着替えます。
清一は約1年前、配達の途中で髪を切りに来て、そのまま理髪店にいました。
配達の自転車を持って、門を出て行きます。


やがて、謙一郎も出る日がやってきました。
客の髪を切って、謙一郎も門の外へ出ます。

外へ出た謙一郎には、携帯電話がかかってきました。
電話に出た謙一郎は、まったく時間が経過してないと知ります。
外の世界は時間が経っていなかったのです。


しかし…。
謙一郎は、相手の話していることがまるで理解できないことに気づき、愕然とします。
先に出たはずの、清一の配達の自転車(郵便局の)が倒れていました。

謙一郎はもといた理髪店へ戻りたいと考えますが、門はあるものの、向こう側にあるはずの理髪店が見えません。
もう戻れない世界に対し、謙一郎は「もう一度入れてくれー」と泣きながら叫びます…。

(時の止まった世界で1年間、徹底的に秩序を教わった謙一郎。
それは素晴らしいことなのだが、めまぐるしく動く世界に順応できないからだになってしまった。
もといた居心地のよい場所に戻りたくても、それがかなわない)



〔BLACK ROOM〕

【南極 AM11:12 /同時刻 日本 19:12】

南極と日本の風景が映し出されます。

タクシーに乗った湯ノ本ナオキは、指定した住所に降り立ったのですが、まったく景色が違っていることに戸惑います。

ナオキはアメリカに留学していたのですが、両親を驚かせようと、連絡なしで3年ぶりに日本へ帰ってきたのです。
サプライズのつもりで、だまって帰宅したのですが、実家の周辺が激変しており、驚いているのはナオキのほうでした。
この3年の間に、駅の近くはあか抜けていたのですが、実家の付近は真っ暗で、何もない状態です。
タクシーの運転手に実家の住所を伝えたのに、周辺に電灯がないのでナオキは戸惑いました。

【転】- 世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のあらすじ3

それでも実家へ着いたナオキは、家にあげてもらいます。
ところが家も、妙でした。
部屋の中は真っ暗で、配置も変わっているようです。

とりあえずリビングの机に向かって座りますが、向かい側に座る両親・カズコとカズオはそらとぼけていますし、なにかを隠しているようです。
ライトは机周辺にしか照らされず、したがって部屋がどのくらいの広さなのかすら、ナオキには分かりません。

両親の見た目は、特に変化ありませんでした。態度が少し、よそよそしく感じられます。
父は会社を辞めており「予想以上に退職金が(入ったから、家の改築をした)…」ということを、何度も繰り返します。

ナオキは両親に家の近所のこと(周辺に何もない)や、家の中がくらいことや、家の改築の詳細や、それらのことを聞いてみたいのですが、両親は急に立ち会って手だけぱたぱたと鳥のように動かしたり、逆回しのような言葉を発したりと、とにかく両親の言動のほうが怪しくて、ナオキは大いに途方にくれます。
ナオキが会話を進めようとすると、両親はアメリカでガールフレンドができたかと聞き、勝手に「ブス」と決めつけます。
母が「あっ」と何かを言いかけて、やめました。途中でやめられると、ナオキだって気になります。


【南極 7:12】

母が、お茶を淹れると言いました。立ち上がると、母は取りに行きます。
母は走って行ったのですが、足音がいつまでも響いていました。
えらく遠くまで去っていくので、ナオキは「ねえ、広いの? 広いよね」と父に訊きますが、父も「工事中のところがあるから」と要領を得ません。
そうこうしているうちに、母親はお茶を持って戻ってきました。

ナオキが部屋の探索をしようとしますが、両親が必死で制止します。
仕方ないと思いナオキが椅子に座ると、そのタイミングに合わせて父親がおならのような音を立て、母親は大爆笑しました。
からかわれているようで、ナオキは憮然とします。

次の瞬間、まじめな顔をした両親は「1つ約束をしてほしいのよ」と言いました。
言ったあと、ナオキのおならの音を思い出したと言い、大爆笑します。
してもいないおならの音で笑われて、ナオキは腹を立てます。
両親の言う約束とは、家のことは聞かないでくれという内容でした。


しかし「プライベートなことをきかないでくれ」と、家族なのに妙に淋しいことを言います。
会話の端に、マサコという人物の名前が出ました。
いつのまにかできた、ナオキの妹だと言うのです。
「おいおい話す」と両親は言ったものの、その妹が10歳だと聞いて、ナオキは驚きます。

驚きながらナオキは、昔のことを思い出しました。
9歳のナオキは、両親が「ナオキが生まれただけでも奇跡だ」という会話をしていたのを聞いたことがありました。
両親に子どもができにくいことを、子ども心に知っていました。
そのことを思い出し、ナオキは詳細を聞かないでおこうと考えます。
でも美少女をイメージし、そんな妹がいたらと、ナオキは期待しました。


父がビールを取りに行くと言います。
父は、ビールを取りに行くために、バイクで出かけていきました。
ナオキは理由を聞こうとしますが、母は寝たふりをします。
戻ってきた父は、大量の缶ビールを持っていました。
1日に50本飲むと、ふたりは言います。

冷静に考えたナオキは、1日に50本ももし本当に両親が飲んでいるのならば、そんな家に妹のマサコを置いていてもいいのかと、心配し始めました。
そんな時、赤い警報音が鳴り始めます。


すると両親の態度が変わりました。
机の中央から電話機が出てくると、母親がそれに対応します。
父親はなにやら強そうなアーミースーツを着用し始め、出動の準備をします。

さらにその場に、マサコなる人物が登場しました。
妹のマサコだと紹介されますが、眉毛の繋がった中年のおじさんで、妹には見えません。

どこから突っ込んでいいのか悩むナオキですが、そのあいだに両親とマサコは出動の準備を着々と進めます。
部外者のナオキにも、状況が呑み込めてきました。
南極に未知の巨大生物が出現し、暴れているのです(一つ目で足が長い怪物)。
父とマサコは国際特務機関に所属しており、特別指令を受けて戦闘機で発進をしていきました。
それを母親が後方支援しているようです。

夫が出動した後、茶をすする母は、あっけにとられるナオキに「聞かない約束よ、ナオキ」と言います。
「時期が来れば、あなたも忙しくなるわよ」と母に言われて、ナオキはいずれ、自分も特務機関に所属するのだと分かりました。
いつかは分かりませんが、自分も地球を救うために活躍するのだと知り、ナオキは嬉しそうな顔をして「はい!」と答えると、敬礼します…。

【結】- 世にも奇妙な物語2(SMAPの特別編)のあらすじ4

(ナオキの知らないあいだに、実家は秘密基地みたいに改造され、巨大になっている。
守秘義務があるため、両親は多くを語れない。
それでもナオキはなんとなく全貌を知り、嬉しい)



〔僕は旅をする〕

遺体安置所へ父といっしょに行った田代克也は、姉の遺体だという遺体袋を見せられます。
顔は、確認できませんでした。

姉のひとみは遮断機のおりた踏切を渡ろうと入り、急行電車に轢かれたのだそうです。
遺体は500mに渡って散乱したために、頭部を含むいくつかは発見されていないのだと、検視官が言いました。
克也は、姉の黒い旅行カバンがなかったかと聞きますが、発見されていません。
それもあり、克也は姉が死んだと実感できません。

姉・ひとみは、大阪へ二泊の予定で出かけていました。
ところが残されたガイドブックは、北陸行きのものです。


ためしにガイドブックに挟んであった、宿泊予定の旅館へ電話を入れてみると、ひとみはチェックアウトしたと言いました。
生きているのだと、克也は思います。
母に留守を頼み、克也は急いで金沢へ行きました。

母親は、ひとみが金沢へ行ったことに、心当たりがあるようでした。
いわく、金沢には父の前妻・飯田ともこがおり、ひとみと同時期に子どもが生まれていました。
ひとみにとっては異母姉妹です。ひとみは、彼女と会うために、金沢へ行ったと思われます。


現地へ移動して旅館の人に写真を見せますが、宿泊したはずのひとみの顔を、従業員は覚えていませんでした。
飯田ともこのもとへ会いに行くと、異母姉妹のたかこは、姉のひとみにそっくりでした。

たかこは、ひとみに会ったと話しますが、やはり顔は覚えていませんでした。
それを聞いて、克也はうすうすなにかに気づきます。


金沢へ克也が行っているあいだに、安置所の遺体が姉のものだとDNA鑑定の結果が出て、両親は葬儀を行なう準備を進めます。
帰宅した克也は、姉の部屋にバッグがあるのを見つけました。
バッグの中には、姉・ひとみの頭部が入っていました。
ひとみは自分が死んだことも気付かずに、旅行を続けていたのです。
もうすでに死んでいたから、周囲の人たちに存在を覚えてもらっていなかったのでした。

旅を終えて無事に戻ったひとみの頭部を見て、克也は「よかった」と呟きます…。

(克也は姉・ひとみのことを好きだということが、それとなく示されている。
死んだ姉がそれでも旅を続けるという奇怪さを描く作品…というだけではない。
実らない姉への想いを抱え、それでも姉に惹かれずにいられない弟の心理を描いた作品)



〔オトナ受験〕

相良洋二はバイトをすぐに辞めてしまう、フリーターでした。
恋人の南由香にもあきれられています。

映画館で免許証の提示を求められた洋二は、運転免許証を出して「オトナ免許証を」と言われます。
洋二は、そんな免許証があることも知りませんでした。
なんでも、最近では大人なのに子どもっぽい犯罪が増えており、そのために法律が変わり、オトナ免許を取得していないと、オトナと認められないのだそうです。
その場で洋二は拘束され、どこかの施設へ連行されました。


施設にいるのは、高橋と名乗る男です。
高橋もオトナ免許を持っておらず、施設に入っていました。
オトナ試験のための勉強を、洋二は開始します。

電車の中でのマナーを学んだ洋二は、なんとか合格していきます。
同室の高橋は苦戦していました。
高橋と話した洋二は、高橋に娘がおり、今月の21日が娘の誕生日で、その日までに高橋が出たがっていると知ります。

電車内のマナーを勉強した洋二は、レベルアップし、実技試験へ移行しました。
さらに冷静度や愛情度などをあげていき、最終試験に臨みます。
途中、面会に現れた由香は、洋二がオトナではなかったことに落胆し、新しい彼氏を作ると言いました。
由香に振られて、洋二はショックを受けます。


洋二の最終試験の日は、高橋の娘の誕生日でした。
その日、高橋は施設からの脱走を図り、捕まっていました。
裁判にかけられた高橋に「判決を下せ」と言われた洋二は、高橋をかばいます。
マニュアルがすべてではない、自分で考えて決めることがオトナにとって大事なのではないのかと言いました。

この言葉が正解でした。洋二は最終試験に合格します。
驚いたことに、高橋は教官でした。そして恋人の由香も、洋二を試験に本気にさせるため、わざと冷たいことを言っていたと知ります。

オトナ試験に合格した洋二は、無事に「オトナ免許」を取得します。


後日。

改めて由香と映画館へ行った洋二は、今度は窓口で堂々とオトナ免許を提示しました。
映画の前に、トイレへ行っておこうというとき、またもや洋二は、免許の提示を求められます。
次に要求されたのは「オトコ免許」でした。
免許の存在を知らない洋二に、由香は「男じゃないの?」と聞きます。

連行された洋二は、またもやオトコになるための訓練で、ミコシをかついでいました。



〝奇妙な体験をした5人の主人公たち。
彼らには、わずかばかりの友情が芽生え始めたようです。
しかし、安心はできません。
なぜなら、さらなる奇妙が彼らを待ち受けているかもしれないからです。
さあ、お話しください、あなたの身に起きた出来事を。
次は、あなたが告白する番です〟

みんなの感想

ライターの感想

〔エキストラ〕世の中はいろんな台本で回っている…という、いっぷう変わった設定。妙にリアリティがあってよかった。
オチはある程度読めるが、それでも面白い。
〔13番目の客〕けっこう深い内容。そら恐ろしさもある。
〔BLACK ROOM〕男性陣は好きそうな内容。序盤である程度オチが読めなくはない。
が、それ以上にこの両親の食った反応や、設定の奇抜さが楽しくて、見せてくれる内容。
〔僕は旅をする〕ロマンティック。頭部が旅をしていたというオチは、かなりシュールだが、姉に恋する弟という設定が絡むと、こんなに美しい話になるとは。
〔オトナ受験〕コミカルな内容。これも、高橋の役どころは読めるけれど、それでも楽しい。オチもよい。

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