映画:世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18

「世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18」のネタバレあらすじと結末

世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春の紹介:2010年4月4日放送の日本オムニバスドラマ。『世にも奇妙な物語』シリーズの特別編。「ニュースおじさん、ふたたび」「ナデ様の指輪」「もうひとりのオレ」「まる子と会える町」「台詞の神様」収録。

あらすじ動画

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18の主な出演者

ストーリーテラー(タモリ)、朝倉瑞希(香里奈)、ニュースおじさん(唐十郎)、永井勇作(勝地涼)、田崎博一(飯田基祐)、佐々木部長(春海四方)、北村加奈子(高橋まりの)、牧野健太郎(趙珉和)、バス運転手(田村三郎)、吉村(堀口敬巧)、リポーター(上村愛香)、男の子(中村柊芽)、ニュースの声(伊藤富美也、山岸快)、本人役(大塚範一、高島彩)、塚地武雅(塚地武雅)、AD佐藤(コッセこういち)、マネージャー(明樂哲典)、潮田玲子(潮田玲子)、大泉誠一郎(長谷川初範)、七尾(工藤俊作)、野島(久保晶)、少女(川島鈴遥)、老婆(佐々木すみ江)、藤本敏史・もう一人の藤本(藤本敏史)、原西孝幸(原西孝幸)、ディレクター(三島ゆたか)、アンビリバボーのナレーション(鈴木英一郎)、楠本一郎(西田敏行)、新田康子(芳本美代子)、新田智彦(猪野学)、楠本里美(工藤時子)、新田結衣(大野百花)、ハローワーク担当(三上哲)、男(三谷幸喜)、女・政子・ポニータ(柴咲コウ)、大蔵(佐藤浩市)

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のあらすじ1

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のシーン1 〝1936年、イギリスの国営放送BBCが、世界で初めてテレビ放送を開始しました。
それ以降、テレビは瞬く間に世界に広がり、世界各国がテレビ局を持つようになったのです。
私が今立っているこの場所も、そういったテレビ局の一角です。
(ストーリーテラーが立っているのは、お台場にあるフジテレビのビルの、球の上)
私はここから20年にわたって『世にも奇妙な物語』を皆さんに語り続けてきました。
記念すべき20周年今宵、最初に皆さんにお届けするのは、こんな奇妙な物語です…。〟


〔ニュースおじさん、ふたたび〕

〝二十年ほど前『ニュースおじさん』という
世にも奇妙な物語があった…〟


ドラマでは触れられませんが、簡単に『ニュースおじさん』について説明します。
主婦の本間むつみはテレビを見ていて、いつもニュースに映り込んでいるおじさんがいると気づきました。
夫の晴彦に告げても、夫は興味を抱きません。

その後もむつみは観察を続けると、やはり事故現場にはおじさんが必ずいるのです。
おじさんに夢中になったむつみですが、次第に不気味に感じ始めました。
おじさんが行くところに事件や事故があるのだということに、気づいたからです。

ある日、むつみは夫の晴彦の運転する車から、出先でおじさんを見つけました。
おじさんは白い車に乗っています。
おじさんがいるということは、何かが起きるということだと、むつみは気づきます。
そばにいると事故か事件に巻き込まれると気づいたむつみは、夫の晴彦に逃げようと言いました。
車がつり橋を渡ろうとしたとき、むつみたちは祝福を受けます。
なんと、水無瀬橋の100万台目の通行者だったのです。

橋の向こう側からパレードとえらいさん、マスコミがやってきて、むつみたち夫婦は祝福のインタビューを受けます。
夫の晴彦はインタビューに答えますが、むつみはおじさんが気になります。
いつもならカメラに映り込もうとするおじさんが、遠くから見ているからです。
おかしいと思ったむつみですが、気づくのが遅れました。
パレードが行進した瞬間、つり橋は落ちます。
おじさんはだまって、目を閉じました。
(パレード、えらいさん、マスコミ、むつみ夫婦みんなつり橋から落ちて死亡)



朝倉瑞希は朝の『めざましテレビ』で、現場からのリポートをしているキャスターです。
瑞希は、あるおじさんのことが気になっていました。
そのおじさんは、事件や事故を聞いてリポートするために駆け付ける、マスコミの瑞希たちよりも先に、現場に到着しているのです。

最初は瑞希も、おじさんが報道関係者ではないかと思ったことはありました。
しかしカメラもマイクも持っておらず、いわゆる業界臭がしないのです。
一般の人だとすると、報道されていないニュースを、どうやって知ったのかという疑問が残ります。

ある日。
瑞希たちクルーは、たまたま事故が起きたばかりの現場に居合わせました。
積み荷の下敷きになっている人を、瑞希たちは救助します。
瑞希はそこにおじさんを見つけ、「手を貸しなさいよ」と声をかけますが、おじさんは無視して去っていきました。
おじさんの存在を、瑞希は不気味に思い始めます。

気になった瑞希は、事件や事故の現場を撮った映像を確認します。
すると、おじさんは必ず現場に映り込んでいました。
すべての現場にいると気づいた瑞希は、予知能力があるのだろうかと仮説を立てます。


瑞希は30歳の誕生日を迎えました。もう若くないと、瑞希は思います。
30歳になっても現場のリポートをしていることを憂えた瑞希は、何かスクープを飛ばして売れっ子になりたいと考えます。
世田谷区の火災現場におじさんを見つけた瑞希は、おじさんを追いかけて「わたしと組みませんか、私と契約を」と声をかけました。
おじさんは黙って去ります。

【承】- 世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のあらすじ2

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のシーン2 その後もおじさんについて調査した瑞希は、とんでもない事実に行き当たります。
世田谷区の火災事件、横浜みなとみらいで起きた通り魔事件、この2つはほぼ同じ時刻に起きたのですが、その現場両方におじさんがいるのです。
東京と横浜に1人の人物が存在していることの意味を、瑞希はすぐには理解できませんでした。
瑞希は自分が疲れているのだと思い、恋人の牧野健太郎と共に、仕事を休んで旅行へいきます。


バス旅行に出かけた瑞希は、バスのなかにおじさんがいるのを見て、おどろきました。
まさかこのバスで何かが起きるのかと思ったその時、バスの運転手が心臓発作を起こします。
バスは崖から落ちました。

恋人の健太郎は即死し、瑞希も瀕死の重傷を負いました。
そこへおじさんが近寄ってくると、「契約をかわそう」と言い、瑞希の手をにぎります…。


…後日。
バス事故は、運転手、健太郎、瑞希の3人が亡くなります。
そのあと、事件や事故の現場に必ず映り込む「ニュースおばさん」が現れました。
おばさんと呼ばれるその女性は、瑞希でした…。



〔ナデ様の指輪〕

バラエティ番組『はねるのトびら』の人気コーナー、『ほぼ100円ショップ』の収録を終えた塚地武雅は、その番組で使用された100円の指輪を気に入りました。
小指にはめてみた塚地は、100円で安価だということもあり、スタッフに「買う」と言います。
直後から、指輪は塚地の指から抜けなくなりました。

指輪が抜けないのでつけたまま仕事をしていると、塚地にいいことが起こります。
ネットで中継放送をした際には、塚地がひそかにファンであるバドミントン選手・潮田玲子と共演を果たし、しかも番組終了後にハグしてもらえました。
「応援してますからね」ということばまでかけてもらい、塚地は嬉しくなります。

さらに塚地には、どんどん仕事が舞い込みます。
ハリウッド映画からオファーがかかり、世界へ進出することになりました。
塚地のところに日本首相・大泉誠一郎の秘書・七尾がやってきて、塚地は首相に会いにいきます。

大泉から握手を求められた塚地は、そのあとに「ナデ様が見つかるなんて、あと4年は安泰だ」と聞きました。
意味が分からないのですが、その料亭を出ると、高齢者が塚地を待っており、握手を求めてきます。
老人たちは「ナデ様」と一様に言っていました。


塚地はやっと意味が分かります。
塚地の持っている指輪を使った人は、「ナデ様」と呼ばれていました。
「ナデ様」は、すべての罪をかぶってくれる「罪写し」の神様でした。
4年おきの4月4日に、自らの命を犠牲にするのだそうです。

指輪が外れなかったのは、「欲しい」と思う相手が現れないからでした。
神様は死んでしまうため、言い伝えはえらいさんが、一部の信心深い人しか知らないそうです。
塚地がひっぱりだこだったのは、「ナデ様」扱いされたからでした。
(えらいさんは指輪の意味を知っているから、仕事のオファーをして呼んでいた)
そんなもののために死ぬのはこりごりだと塚地は思いますが、指輪は外れません。
4月4日が終わるまで、あと半日です。

なんとか回避する方法がないかと、塚地は図書館で調べました。
歴史を調べた塚地は、本当に「ナデ様」が歴代、存在したことを知ります。
一度、指輪が歴史上から行方知れずだったときには、日本にコレラが大流行していました(安政五年)。

【転】- 世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のあらすじ3

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のシーン3 塚地はグラインダー(円ノコ)で指輪を破壊し、外そうとしますが、どうしてもできません。
指輪がなくなると日本中に災難が襲い掛かりますし、塚地が回避する方法は、図書では見つかりませんでした。

あと3時間というとき、塚地は少女と会います。
少女にうらやましがらせ、あげようとしましたが、最終的に塚地の良心が許しませんでした。
塚地は走行中のトラックに逃げ込んで、なんとかその場を逃れようとします。

4月4日を生き抜けばいいと考えた塚地は、トラックの荷台で過ごします。
午前0時が回ったとき、指輪が抜けました。
塚地は生き残ったと思いますが、床に落ちた指輪から手が生えて、塚地は殺されます。
塚地が死んだあと、指輪はまた路上に落ちました。何者かに拾われるために…。


〔もうひとりのオレ〕

お笑い芸人のFUJIWARAの藤本は、『爆笑レッドカーペット』に相方の原西とともに、出演していました。
後輩のコンビ、しずるが売れたと聞いて、自分たちが売れないのかと、藤本は不満です。
仕事がないので藤本は、20時には帰宅して早寝していました。

翌日。
藤本は同じ芸人たちに、いわれのないことを訴えられます。
くまだまさし、もう中学生には金を貸したと言われ、吉田サラダには「こわい人に声をかけてたでしょ」と指摘されます。
椿鬼奴には「身体が目的やったんですね」と言われ、藤本は身に覚えがないので戸惑いました。

その日、ネタの最中に藤本は、客席に自分の姿を見つけます。
驚く藤本に対し、もうひとりの自分・フジモトは特に違和感もなく、声をかけてきました。
「俺がお前で、お前は俺や」と言うフジモトは、当たり前のように自宅に居座ります。


驚きはしたものの、もう1人の自分ですので自分の好みも熟知していますし、話も合います。
自分に愚痴を言うと、受け入れてくれました。自分の代わりに仕事にも出かけてくれます。
しかもフジモトは自分よりも笑いのキレがよく、家事もよくやってくれました。
藤本はありがたく思います。

しかしそれもつかの間でした。
自分と同じ姿のもの…ドッペルゲンガーを見ると、3日後に必ず死ぬと『アンビリーバブル』で聞いた藤本は、自分が死ぬのではないかと思います。

相方の原西に聞くと、ドッペルゲンガーと入れ替わることで、バージョンアップするらしく、芸能界でもすでに入れ替わった者がいるとのことでした。
自分が死ぬのが嫌な藤本は、フジモトを殺そうと思いますが、人殺しはできないと考えます。


人を殺すのが嫌な藤本は、しかし殺されるのも嫌なので、飛び降り自殺を図ります。
それを見越したフジモトが屋上へ来ると、フジモトが身代わりになって飛び下りました。
日づけが変わり、生き残ったのは藤本です。

しかし驚くべきことを、藤本は今田耕司から聞きます。
つい最近ブレイクする後輩芸人たちはみんな、ドッペルゲンガーに入れ替わってバージョンアップした者たちだったのです。
近場だとはんにゃの金田ですし、自分の相方の原西も半年前にドッペルゲンガーと入れ替わったと聞いて、藤本は驚きました。
次はブラックマヨネーズの吉田だろうと言い、今田は去っていきます…。


〔まる子と会える町〕

楠本一郎は不況のせいで、35年間勤務した会社をクビになりました。
妻の里美は他界しておらず、娘の康子は結婚し、新しい家族を築いています。
一郎はいちおうリストラの報告を、娘の家にしました。

翌日。
一郎はハローワーク新橋へ行きます。
初老の一郎にとって、いまからの仕事探しは大変でした。

【結】- 世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のあらすじ4

世にも奇妙な物語20周年スペシャル春18のシーン2 電車に乗った一郎は、いまの時代、電車のなかでもみんな自分のことばかりで、携帯ばかりいじっていると気づきます。
書類を一郎が落としても、誰も拾ってくれません。
時代の変化は、ひとを冷たくさせるものかと、一郎はさびしく思いました。
少しのあいだ目を閉じてうたたねした一郎は、知らない駅に降ります。

そこは「しみず駅」という、見知らぬ街でした。
降り立ったことのない見知らぬ場所ですが、一郎はどことなく懐かしさを感じます。
それは、現代ではない「親切さ」が、その街に息づいているからでした。

一郎がぶつかって転げると、街の人たちはみんな心配してくれます。
巡査は子どもたちに声かけをしますし、思いやりがある街でした。
公園のベンチに書類を忘れた一郎に、アニメ『ちびまる子ちゃん』のさくらももここと、まる子が持ってきてくれます。
そう、一郎は『ちびまる子ちゃん』の世界へ入り込んだのでした。

まる子に招待してもらった一郎は、まる子の家で夕食を食べます。
まる子の家では、家族みんなが一郎を気遣ってくれました。
一郎はうれしく思います。


同じ頃。
娘の康子の夫・智彦が「中高年の自殺」が増えたことを、気にしていました。
一郎がそうならないか心配し、康子に電話をかけるべきではないかと、助言します。
孫の結衣はアニメ『ちびまる子ちゃん』を見て、祖父がアニメに出ているとつぶやきました。


アニメでは一郎が、家に泊まってもらうという話になっていました。
しかしまる子が「ここはおじさんの住む世界じゃないもん。おじさんには、ちゃんと帰る場所がある」と言います。
そうだと思った一郎は、泊まることなく帰りました。
まる子が負ってくると、一郎を励まします。

励まされた一郎は、電車のなかで目覚めました。
気づくと、時間は経過していませんでした。


家に帰宅すると、結衣を連れて娘夫婦が一郎の自宅を訪問していました。
婿の智彦は、一緒に暮らさないかと一郎に言います。
「無理していないか」と返した一郎は、「家族じゃない」と娘に笑われます。

後日。
娘夫婦が一郎の家に住み、一郎はもう孤独ではありませんでした。
結衣がジュースをこぼし、娘夫婦が席を立ったすきに、まる子が一郎にテレビ画面越しに話しかけました。


〔台詞の神様〕

脚本家の三谷幸喜はこの2日、ドラマ『わが家の歴史』の脚本に行き詰まっていました。
佐藤浩市と柴咲コウを使ったドラマのクライマックスシーンで、いい台詞が浮かばないのです。

佐藤浩市が演じる大蔵が博多の街を繁華街にする決意をし、柴咲コウ演じる女性・政子に「一緒に見届けてほしい」という、実質上のプロポーズのことばを吐く次のシーンです。
本来であれば「分かりました」なのですが、それではいまひとつ盛り上がりに欠けます。
「喜んで」だと居酒屋の店員みたいだし、「よごさんす」だとなんのドラマなのか…と自分に突っ込んだ三谷は、この2日スランプに陥っているわけです。

どこかに台詞の神様がいて、いいことばを授けてくれないかと思っていたときに、コーヒーのルームサービスが届きました。
届けに来た女性は、柴咲コウそっくりです。

この偶然を利用しようと考えた三谷は、柴咲コウ似の女性に台詞を代わりに読んでくれと言いました。
なにかいいことばが浮かぶかもしれないと、思ったのです。

柴咲コウ似の女性は、シナリオライターになろうと思ったことがあると言い、三谷の思っていることを先回りします。
いい台詞を思いついたと言った柴咲コウ似の女性は、「あなたなら書ける」と言うと、どんなことばかは言ってくれずに去りました…。


…というような空想をした三谷は、ルームサービスを受け入れます。
柴咲コウ似の女性がやってきました。
三谷が話しかけると、柴咲コウ似の女性は外国語を話します(日本人ではない)。


〝テレビ局、そこは、人々の夢や希望が交錯する場所。
そこには、奇妙な世界へ通じる扉が、数多く存在するのです。
不幸にも今日ご紹介した5人も、その扉を開けてしまったようです。
今これをご覧になっているあなた方も、すでに奇妙な世界へ通じる扉を、開けてしまったのかもしれません。〟

みんなの感想

ライターの感想

〔ニュースおじさん、ふたたび〕シリーズの前にあたる「ニュースおじさん」を知らなくても、理解はできる。
でも知っていれば倍たのしめるかも。
〔ナデ様の指輪〕ナデ様に仕立てられた塚地の奔走を見る作品。
途中、図書館で調べ物をするなど遠回しではあるものの、なかなか楽しめた。
〔もうひとりのオレ〕メリットは理解、そして少しばかりいい話。ラストも読める。
オリジナルより少し面白い…というところで、一定程度オチは読めると思う。
〔まる子と会える町〕ほのぼの系。これはこれで…うん。アニメ化された西田敏行も、イメージを捉えていてよかった。
〔台詞の神様〕テンポよく話が運ぶのでマル。

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