映画:世にも奇妙な物語2007春の特別編5

「世にも奇妙な物語2007春の特別編5」のネタバレあらすじと結末

世にも奇妙な物語 2007春の特別編の紹介:2007年3月26日放送の日本オムニバスドラマ。『世にも奇妙な物語』の、春の特別編。「才能玉」「バーチャルメモリー」「雰差値教育」「午前2時のチャイム」「回想電車」の5編からなる。

あらすじ動画

世にも奇妙な物語2007春の特別編5の主な出演者

ストーリーテラー(タモリ)、太田真和(櫻井翔)、望月麻奈美(平山あや)、画廊オーナー(泉昌子)、職員(加治木均)、ピザ店長(金橋良樹)、刑事(国枝量平、石原誠)、おばさん(しのへけい子)、監督(Ian)、夫(吉田晋一)、バンド(告井孝通、小林一、龍山仁平)、審査員(朝倉丈雄、加賀健治)、男(福嶌徹)、アナウンサー(山田透)、ギター(菅原潤子)、リフティング(STYLERS)、佐々木(佐藤悟)、立花雪絵(加藤あい)、VM店員(菊池均也)、アジア系の男(ヨシダ朝)、水商売風の女(山下裕子)、OLミカ(松永京子)、OLサナエ(前田知恵)、OLクミ(鴨志田えみり)、ストリートファイター(Rene Verburg)、アナウンサー(岩尾康延)、OL(鈴木貴子)、包帯男(日高迅)、川口課長(小木茂光)、名城恵子(永作博美)、夏目教頭(温水洋一)、川上(松山愛里)、町田(村田翔平)、吉野(西原信裕)、岡本(大川翔太)、小山田(前田公輝)、生徒(船戸理世、恒吉梨絵、中屋力)、芥川校長(土田アシモ)、3年D組教師(森雅晴)、雰差値委員(青沼神対馬、橘川丈仁郎、神奈美衣)、浦木春海(椎名桔平)、須藤弥生(山口紗弥加)、野口衛(坂田聡)、マスク女(勝栄)、妻(児玉ちえ)、小泉敬一(羽場裕一)、興水(小日向文世)、牧子(宮崎美子)、久美(山下容莉枝)、安奈(前田真希)、駅員(田口主将、冨塚智)、山本(桜井聖)、少女安奈(小菅結衣)、不良(高濱正朋、原田孝司)、社員(岡村深雪)、アナウンス(福島孝広)、吉田(金田明夫)

世にも奇妙な物語2007春の特別編5のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世にも奇妙な物語2007春の特別編5のあらすじ1

世にも奇妙な物語2007春の特別編5のシーン1 〝いらっしゃいませ。ようこそ、「奇妙な料理店」へ。
当店には、決まったメニューはございません。
お客さまの欲望、悲しみ、恐怖などをレシピに取り入れ、世界にも類を見ない特別な味をご用意しています。
これらの食材で作られた料理は、胃で消化され身体を巡り、やがて血となり肉となって、
食べた方々を、奇妙な世界へといざないます。
本日は5人のお客さまにご予約いただいております。
それぞれの方にふさわしい、奇妙な特別料理をご用意いたしました。
…どうやら1人目のお客さまが、いらしたようです。
うん? どんな料理だか、気になりますか?
じゃあ、ちょっとだけ…〟


〔才能玉〕

若い男性・太田真和(まさかず)は、ロックバンドを結成しています。
自分に音楽の才能があると思っており、デビューを夢みています。
同棲している長年の彼女・望月麻奈美の協力もあり、真和はピザの配達のアルバイトをしながら、暮らしていました。
しかしその麻奈美にも、「そろそろ現実見たほうがいいんじゃない?」と言われています。

オーディションに落ちて、同じロックバンドを結成していた仲間からも解散を言い渡された真和は、それでもまだプロデビューに未練がありました。
そんな真和は、『才能玉』という飴の存在を知ります。
『才能玉』とは、舐めるだけでその人に眠っている才能を呼び覚ますことができる、飴なのです。
3つセットで販売されており、つまり3つの才能を呼び起こせるのでした。
真和は、試しに買ってみます。
(注:飴は、チュッパチャップスみたいな形をしています)

早速1つめを舐めた真和は、音楽の才能が目覚めてほしいと思いながら舐めました。
その直後、真和は道に迷ったおばさんに、区民センターへの行き方を聞かれました。
地図を描くよう求められた真和は、立体的なビルの絵を、おばさんの持っていた紙に描きます。
おばさんにほめられた真和は、もしやと思いながら放置されている看板を見上げ、そこに描いてみました。
前衛的なアートを描いた真和は、自分に「絵を描く才能」が備わったと知ります。

それはそれで利用価値はあると思った真和は、絵を描いて画廊へ持ち込みました。
画廊のオーナーは絶賛しますが、「今の時代では早すぎる。この絵の価値が認められるまで、100年かかる」と言い、絵を買い取ってくれませんでした。
落胆した真和は、2つめの飴を舐めてみます。

舐めた真和のそばに、サッカーボールが転がってきました。
真和はとっさにそれを、上手にリフティングします。
サッカー球団の監督が真和を見初めて、スカウトしました。
真和は「サッカーの才能」があるのだと思います。
ところが…実際に試合に臨むと、ちがっていました。
真和に備わっていたのは「リフティングの才能」でした。試合ではものにならず、真和は放り出されます。

3つめの飴を舐めた真和は、今度こそ音楽の才能が開花したのではないかと、エレキギターを演奏しましたが、変化はありませんでした。
空腹を覚えた真和は、同棲している彼女・麻奈美のおやつを食べ、しかも飼い犬に罪をなすりつけます。
さらにピザ屋のバイト先で、犯罪を他者になすりつける方法を思いつきました。
真和が目覚めたのは「犯罪の才能」です。

この「犯罪の才能」を使えばなんでもできると思った真和は、現金輸送車襲撃計画や、麻奈美を殺す完全計画などを思いつきました。
次々に、悪だくみの知恵が湧きます…。

10年後。
真和は「犯罪の才能」を、別の方面で十二分に発揮していました。刑事になったのです。
刑事になった真和は、捜査したうえで「犯罪の才能」を、「推理の才能」にしていました。
名刑事として名をはせた真和は、警部にまで出世しています。

私生活では、真和は麻奈美と結婚していました。
その麻奈美に「音楽の才能」が目覚めていて、真和は驚きます。
麻奈美のそばには、才能玉の包み紙が落ちていました。
(麻奈美も「才能玉」を試した。結果、音楽の才能が備わった)


〔ヴァーチャルメモリー〕

若い女性・立花雪絵は、会社に勤務するOLです。
雪絵の職場には、ネチネチと雪絵を叱る川口課長や、意地悪な同僚OL、クミ、サナエ、ミカたちがいます。
意地悪な上司、意地悪な同僚に嫌がらせをされて、雪絵のストレスはたまっていました。
嫌な記憶だけが、雪絵の脳内に蓄積されていきます。

世間では、『VM(ヴァーチャルメモリー)』というものがあり、流行していました。
これは、装置を頭にセットし、ソフトを再生すると、「実際に体験した人の記憶を、自分が同じように体験できる」というものです。

【承】- 世にも奇妙な物語2007春の特別編5のあらすじ2

世にも奇妙な物語2007春の特別編5のシーン2 会社帰りにヴァーチャルメモリーの店舗を見つけた雪絵は、店員に「いちばんすかっとするやつ」と指定しました。
本物の記憶を実体験できると聞いて、店員のお勧めを購入して帰宅し、さっそく試してみます。

高速でバイクに乗っている映像を見た雪絵は、爽快な気分になりました。
職場での嫌な気分を、つかの間忘れることができます。


次の日から雪絵は、ヴァーチャルメモリーの生活にはまりました。
会社で嫌な思いがあると、それを打ち消すように、ヴァーチャルメモリーの店ですっきりする記憶を買うのです。
店にあるものは体験しつくしてしまった雪絵は、店員から「裏モノ」を勧められました。
しかし裏モノは値段が高く、1本10万円と聞いた雪絵は尻込みします。
10万円など、一介のOLの雪絵の手の届く金額ではありません。

そんな雪絵に、声をかけて来た男がいました。
カタコトのことばで話すアジア系の男は「あなた、記憶売る気ないか」と言います。
雪絵は自分をいたって平凡なOLだと思っていますが、需要はあるのです。
世間では「ふつうの女の人の記憶」というのを買いたがる人もいると聞いて、雪絵はそんなものかと思いました。

アジア系の男が言った「売った記憶は頭から消える」ということばを聞いた雪絵は、失っても大したものではないと考え、その日にあった出来事の記憶を試しに売ります。
すると、それだけで大金になりました。
雪絵は得た金でさっそく、裏モノの記憶を買いに行きます。

裏モノは高いだけあって、スリリングなものでした。
ストリートファイターの記憶、死刑執行人の記憶、傭兵の記憶…ディープな世界を、雪絵は知っていきます。
自分の記憶を売っては、裏モノを買う繰り返しをしているうちに、雪絵は「どうせ自分の記憶は、脳内の電気信号に過ぎない」と自身の記憶を軽んじ、売ることに罪悪感を覚えなくなりました。


しかしツケが回ってきます。
記憶を売り続けた雪絵は、日常の仕事の業務に支障をきたすようになったのです。
雪絵自身は本当に記憶がないのですが、周囲は雪絵が記憶を売っていることを知らないので、雪絵の失敗とみなしました。
雪絵は課長に、クビを言い渡されます。

落胆、絶望した雪絵はあてもなく街をさまよい、その後、アジア系の男に記憶を買ってくれと駆け込みました。
いつものように買い取ったアジア系の男は、250万円という、法外な金額を雪絵に渡します。普段と桁が違います。
戸惑う雪絵に、男は「それだけの価値がある」と言いました。
記憶を失ってしまっているので、雪絵には価値は分かりません。知るには、買い戻さないとならない状態です。

翌日、出勤した雪絵は、前日にクビになったことを忘れていました。
同僚たちに指摘され、顰蹙を買います。

ヴァーチャルメモリーの店へ行くと、店員が「すごいものがある」と雪絵に囁きます。
5年に1度、出るか出ないかの貴重な作品だと聞いた雪絵は、200万円でそれを購入しました。
帰宅して見た雪絵は、それが自分の記憶だと知ります。

…クビを言い渡された雪絵は、会社帰りの課長を追いかけて、地下道で襲っていました。
会社にあったハサミで課長を刺し、殺していたのです。
地下道のカーブミラーに雪絵の顔が映っており、犯人が雪絵だと、ヴァーチャルメモリーを見た者には分かるようになっていました…。

部屋の洗面所の天井からは、凶器のハサミが見つかります。
恐れおののく雪絵の耳に、課長の死体が発見された臨時ニュースが入りました。


〔雰差値教育〕

名城(なしろ)恵子は、前の学校で生徒たちに授業をボイコットされ、無能呼ばわりされた過去があります。
新しく赴任した学校で恵子は、学年主任の夏目から、この学校では独自の評価で生徒と先生を診断していると聞かされました。
それは「雰差値(ふんさち)」というものです。

【転】- 世にも奇妙な物語2007春の特別編5のあらすじ3

世にも奇妙な物語2007春の特別編5のシーン3 「教室の『雰』囲気を計測した値」をあらわしたもので、教室の最後尾には、雰差値委員の大人3人が座っており、クラス単位の雰囲気のよさを数値化し、教室の後ろのパネルにそれが表示される…というものでした。

初めて知る判断基準に戸惑う恵子は、3年C組のクラス担任を任されることになります。
自分が最初にクラスで出した値、48が悪いものだと聞いて、景子はあせります。
学年主任の夏目の「勉強よりもまず、人間関係を築くことが大事でしょ」という言葉は、前の学校でボイコットされた恵子には、しみました。
生徒がひとりひとり、自分の役割を全うすると、数値が上がるそうです。

他のクラスでは、男性教諭が音楽をかけ、音楽にあわせて語呂合わせを生徒に教え、それにより雰囲気をよくしていました。
恵子は「おっちょこちょいの先生」というキャラクター設定を作り、クラスになじもうとします。

クラスの生徒たちの役割を覚え、彼らの能力を引き出していった恵子は、少しずつ3年C組の数値を上げていきました。
数字は60代半ばまで上がりましたが、夏目から「今週はずっと80以上をキープしないと、正直きつい」と言われます。
雰差値80という数値にあせった恵子は、生徒の顔色が気になり始めました。
対策を練らなければと、景子は考えます。


翌日。
不良キャラの町田が、同じクラスの女子生徒・川上に振られたというビラが、教室中にたくさん、張り出されてありました。
町田は誰の仕業かと怒り、教室で騒動が起きます。
そんなトラブルを恵子がおさめました。生徒たちを一致団結させます。
さらに翌日。
今度は優等生キャラの岡本君が悩み、屋上から投身自殺を図ろうとしました。
恵子はそれを説得し、みごと岡本君の自殺を止めます。

これらは恵子の仕業でした。
恵子はトラブルを作っては、それをおさめる過程において、クラスの雰囲気を盛り上げていたのです。
恵子のクラスの雰差値は上がりました。
Aランクは決定しましたが、雰差値95以上を叩きだすと特Aランクに達すると聞いて、景子は欲張ります。


翌日。
前日に川上から「誰にも言わないで」と口止めされつつ相談を受けた恵子は、クラスの全員の前で話し始めます。
「命の大切さ」について語ると言った恵子は、川上が妊娠していることを生徒たちに告げました。
そのうえで川上に、自分ひとりで悩むのではなく、クラスの全員を頼れと声をかけます。
雰差値は94まで上がり、成功しかけていました。

そのとき町田が「二股をかけていたのか」と怒り、ナイフを取り出して川上に向かいます。
町田を止めた恵子は、代わりに刺されました。
クラスの生徒たちはそれを見て「先生が自らの命を犠牲にして、命の大切さを教えてくれた」と感激し、雰差値は100になりました。

チャイムが鳴ると、教室の後ろにいた雰差値委員は去ります。
生徒たちもみんなすっと冷静に戻り、教室から出ていきます。
川上は「妊娠なんて嘘」と言いますし、町田は「血のりだから」と言いました。
クラスの生徒たちは、恵子を評価して慕ってくれていたわけではなく、自分たちの雰差値を上げる努力をしていただけでした。
「雰差値さえ上がればいい」と言って去る川上のことばを聞いて、恵子は愕然とします。
しかしそういう恵子自身も、生徒たちのことを利用していたのですから、どっちもどっちでした。


〔午前2時のチャイム〕

浦木春海は、売れっ子の恋愛小説家です。出した本は確実に売れるといわれていました。
浦木は高級マンションに引っ越したばかりでしたが、女性編集者の須藤弥生から次回作の執筆を依頼されます。
弥生がそのとき持っていた封筒は、今度出す専門書の原稿だそうです。
『ホメオパシー』いわば「毒には毒を」という理論について書いた学術書だそうです。
読むかと聞かれた浦木は、自分はラブストーリー専門だからいらないと答えました。

深夜。
浦木のマンションのドアチャイムが鳴ります。
インターホンを見ると、そこにはコートを着て帽子を深くかぶり、マスクとサングラス着用の女がいました。
浦木は気味が悪いと思います。

編集者の弥生にその話をすると、弥生はいま有名な都市伝説の「マスクの女」の話をしました。

【結】- 世にも奇妙な物語2007春の特別編5のあらすじ4

死ぬほど愛した男と引き裂かれておかしくなった女性が、無差別にマンションに現れてはその男を探し求め、部屋のドアチャイムを鳴らして回っているのだそうです。
訪問した先に、その愛した男がいないか探すのが目的で、いないと分かると部屋の家族を殺すとのことでした。
都内では連続殺人事件が起きており、この都市伝説とも重なる部分があるそうです。

その夜。
外出先から戻った浦木は、エレベーターのところでマスクの女とすれ違いました。
女性は血まみれで、浦木は腰を抜かします。

そればかりではありません。
浦木のマンションの305号室の井村宅で、妻・絵里子がナイフで刺されて亡くなっていました。
警察は夫の光の犯行とみなしていますが、マスクの女を目撃した浦木は、女の仕業だと言います。
しかし警察は、305号室が密室だったと言い、浦木の言うことを取り合いませんでした。
浦木は、マスクの女がいることを証明したくて、むきになります。


午前2時にマスクの女が、浦木のドアチャイムを鳴らしました。
それをインターホンで見た浦木は警察に通報すると、女を捕まえに下へ降りて行きます。
入れ違いで、女は浦木の部屋に忍び込みました。浦木は女と部屋で揉み合いになります。

ところが、やってきた小泉警部と野口刑事は、浦木の言うことを信じず、防犯カメラを見せます。
エレベーターで浦木がマスクの女と出くわしたときのもの、午前2時のインターホン、どちらにもマスクの女は映っていませんでした。
浦木はショックを受けます。


翌朝。
部屋に気配を感じた浦木が警戒すると、編集者の弥生がいました。
弥生は、弱った浦木のために朝食を作ろうとしていたと言いますが、浦木は弥生を追い出します。

そこへマスクの女が現れました。
マスクの女と対峙した浦木は、「思い出せ、自分が一体だれなのか」と言われ、自分が小説家ではないと気づきます。

…浦木は、本当は井村光(IMURA HIKARU)でした。
(IMURA HIKARU を逆に読んで、URAKI HARUMI浦木晴海)
女装し、マスクの女として連続殺人をおこなった浦木は、妻の絵里子も殺していました。
その後、自分が小説家の浦木だと思い込み、浦木の人格になっていたのです…。


弥生や刑事たちはみんな、病院のスタッフでした。
多重人格者の浦木の人格を引き出すために、弥生たちは『ホメオパシー』で敢えて浦木の言う状況を作り上げ、浦木の本当の人格を思い出させたのでした。

弥生たちは満足し、実験は成功したと言いますが、浦木、もとい井村のところに、マスクの女が近づいています。
マスクの女役を演じていたスタッフは、弥生たちのすぐ近くにいます。
ではあの女はだれかと、弥生たちがあせっているあいだに、監視カメラ越しに井村は、その女に刺殺されます…。


〔回想電車〕

興水(こしみず)は会社をリストラされました。
しかし離婚の慰謝料の支払いもありますので、すぐに次の働き口を探さねばなりません。
今日が最後の通勤電車になるのだと思った興水は、帰り道、パチンコをしますが、負けました。
財布には所持金2000円しかありません。

しかしその金も若者たちに、奪われてしまいました。お義理に財布は返してもらいます。
財布に入っていたパスを使うと、残高は80円だけでした。
これが自分の全財産だと、興水は自嘲的に笑います。


電車に乗っていた興水は、牧子と出会いました。
牧子は若い頃、興水と結婚していましたが、もういまは別の男性と再婚しています。
牧子と談笑した興水は、自分の娘がすくすく成長し、先月結婚したと牧子から聞かされて、満足でした。
穏やかな会話をしたあと、牧子は興水に別れを告げ、電車を降りていきます。

つづいて興水が会ったのは、吉田庄司という男でした。
興水は自分が接待ゴルフをするために、自分の出張を吉田に押し付けていました。
その結果、吉田は出張先で工場の爆発に巻き込まれ、左足に障害が残るケガを負っており、会社を辞めていました。
興水はすまないと思いますが、吉田は補償金を元手に会社を立ち上げたと言い、興水に恨みはないと笑います。
吉田も降りていきました。

次に興水が会ったのは、久美という女性と安奈という15歳の少女です。
昔、興水は誘拐された安奈を偶然見つけ、車から助け出すということをしていました。
犯人は半年後、逮捕されます。
感謝のことばを述べた安奈は、興水にラッピングした一輪の花を渡しました。


幸福な気持ちに満たされた興水は、いつもならば乗り過ごすのが怖くて電車の中で眠れませんでしたが、今日だけは眠ってみようと思います…。

終点まで行った電車には、ホームレスの恰好をした興水が、座席で息を引き取っていました。
興水の顔は幸福そうな顔を浮かべており、花が一輪、落ちています…。


〝今宵この料理店にいらしたのは、5名のお客さま。
お客さま方は、奇妙な味を満喫され、お帰りになりました。
ただ、ここの料理を口にした彼らが、元の世界で食事をされることは、二度とありませんがね。
実はもう一方(ひとかた)分の料理を用意いたしました。
もちろんお客さまは、あなたです。
さっ、遠慮は無用です、どうぞ〟

みんなの感想

ライターの感想

オチが容易に想像できたのは「回想電車」。電車で偶然のりあわせるあたりから、ほとんどのひとは違和感を抱くだろう。
それとともに、オチもなんとなく想像ついたと思う。
「午前2時のチャイム」は捻っててよかった。「雰差値教育」も皮肉がきいていて良作。
「ヴァーチャルメモリー」はこれ、映画『トータル・リコール』から来てるよね、たぶん。
「才能玉」これもにやっとさせられる。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「世にも奇妙な物語2007春の特別編5」の商品はこちら