「呪怨(ザグラッジ3)」のネタバレあらすじと結末の感想

呪怨 ザ・グラッジ3の紹介:2009年制作のアメリカ映画。日本映画『呪怨』のハリウッド・リメイク版『THE JUON-呪怨-』『呪怨 パンデミック』に続き、同シリーズの第3弾で完結編。トビー・ウィルキンスが監督を務め、清水崇は製作総指揮。

呪怨(ザグラッジ3)の主な出演者

リサ(ジョアンナ・ブラッディ)、マックス(ギル・マッキニー)、ナオコ(池端えみ)、ローズ(ジェイディ・ホブソン)、ジェイク(マシュー・ナイト)、アンドレア〔アンディ〕(ボー・マーショフ)、グレチェン(マリーナ・サーティス)、サリヴァン(ショウニー・スミス)

呪怨(ザグラッジ3)のネタバレあらすじ

【起】- 呪怨(ザグラッジ3)のあらすじ1

〝人が強い怨念を抱いて死んだ時、呪いが生まれる。
呪いは死に場所に蓄積し、そこに触れた者は呪いに取り憑かれる。〟
…〝そして、生き残った者は、その呪いを身ごもる。
復活する時が来るまで。〟
…アメリカ、イリノイ州のシカゴのあるアパートで、20代半ばの若い男性・マックスは住み込みの管理人をしていました。
マックスは早くに両親を亡くし、20歳前後の妹・リサと、8歳の妹・ローズを養っています。
3人はアパートでつつましい生活を送っていました。マックスは管理人として頑張って働きます。
しかしそのアパート全体には呪いがかかっており、住人が次々に謎の死を遂げていました。
入居者は減り、今ではマックスたち管理人一家以外には、老婦人・グレチェンともう1家族(母娘)しか住んでいません。
アパートのオーナー・ブラスキーは、マックスを解雇して管理会社を使おうかと考えていました。悪い流れを断ち切りたいのと、管理会社を使ったほうが安く上がるというのが理由です。
マックスはブラスキーにいいところを見せようと、仕事内容にないのですがアパート内の修繕をしたり、新たに入居希望者がいると嘘をついたりしました。嘘と書きましたが、完全な嘘というわけではなく、この時点で入居の打診はあります。
上の妹・リサは、恋人・アンディと一緒に、ニューヨークへインターン(医学研修)に行くつもりでした。ニューヨークでバイトしながら勉強するつもりです。
しかしマックスはリサに、このアパートを離れてもらいたくありません。というのも、下の妹・ローズは病気がちで身体が弱く、目が離せないからでした。
リサ不在の時には老婦人・グレチェンにローズを見てもらっていますが、画家のグレチェンにいつも甘えてばかりではいけないと、マックスは考えています。
アパートの管理人の仕事を辞めさせられると、たちどころに住む場所と仕事を失うため、マックスは必死でした。思いつめます。
ある日、マックスのアパートに、精神科医・サリヴァンという女性が訪問しました。サリヴァン医師は、以前このアパートに暮らしていて、惨殺事件に巻き込まれた時の唯一の生存者である少年・ジェイク(『呪怨 パンデミック』参照)の担当医師をしています。
サリヴァン医師に応対したのは、リサです。

【承】- 呪怨(ザグラッジ3)のあらすじ2

ジェイクは保護された当初から、白い少年・トシオや白い女性・カヤコの話をしていました。長くて黒い髪でおおわれ、身体全体が血だらけで死人みたいな人物(カヤコ)がアリソンを連れ去ったと、少年・ジェイクは主張します。
しかしサリヴァン医師は、ジェイクの発言を情緒不安定による妄想が作った産物だと思っていました。
「家族みんなが殺された。次は僕の番だ。どうせ死ぬ」と言って、ひとりにしてほしくないと懇願する少年・ジェイクをなだめたサリヴァン医師は、病院の管理体制はしっかりしていることや、「監視カメラがあるから」となだめますが、ジェイクは「それでも彼女は来る」と言います。
そして…実際にその直後、少年・ジェイクは密室で怪死したのでした。
監視カメラには特に何も映っていませんでした。しかしジェイクは見えない何かに振りまわされているような動きで、全身を壁に叩きつけられ、身体中の骨が砕けていました。
実際には、少年・ジェイクの目には部屋にひとり残された瞬間から照明の点滅が始まり、どこからか「あ゛あ゛あ゛あ゛」という声が聞こえ、白い腕に掴まれてあっちこっちに投げられます。
葬儀は明日だと、サリヴァン医師は告げて去りました。
ジェイクらの事件があってから、ローズは何度も白い少年・トシオを見ています。
…404号室に住んでいた母娘が引っ越しして去り、アパートには老婦人・グレチェンだけになりました。母娘は引っ越した先で、娘・ブレンダが風呂の水から白い手が出て来て、引きずり込まれて行方不明になります。
新たな入居希望者・ナオコがやってきて、マックスは喜んで部屋を案内しました。ナオコはこのアパートに、ほかに住人はいるのかと確認します。
ナオコはまた来ると告げて去りました。
住人が少なくなったアパートの空き部屋で、リサは恋人・アンディと情事を楽しんでいました。
その日、階段を上がっていたリサは、階段の上に白い少年・トシオがみおろしているのを目撃します。慌てて階段をあがってみると、その少年はいませんでした。
不気味に思ったリサは、レイクモアにあるジェイクの葬儀会場に行って、サリヴァン医師に相談します。サリヴァン医師はリサを病院のオフィスへ案内しました。
そこでサリヴァン医師は、リサにある家族写真を見せます。夫・タケオ、妻・カヤコ、息子・トシオの3人の写真です。

【転】- 呪怨(ザグラッジ3)のあらすじ3

かつてマックスらの住むアパートのフレミング夫妻が引き取ったアリソンという女性は、事件後、行方不明になっていました。
事件当時は、ジェイクらの家族の容疑者は継母(後妻)のトリッシュだと警察は考えていましたが、そうではないらしいとサリヴァン医師は言いました。
リサを帰した後、サリヴァン医師はインターネットで日本の事件を調べていました。ふと廊下の監視カメラ映像を見ると、廊下の隅に白い少年・トシオがうずくまっているのを見ます。
気になって廊下に出たサリヴァン医師はその場所へ行きますが、誰もいません。廊下の向こう側を白い女性・カヤコが通り過ぎます。
恐ろしくなったサリヴァンは研究室に戻ろうとしましたが、白い女性・カヤコが先回りしていました。慌てて反対方向に逃げますが、ドアが開きません。
サリヴァン医師はドアの向こう側にいる清掃員に助けを呼びますが、気づいてもらえません。
サリヴァン医師の後ろに忍び寄った白い女性・カヤコが、首の骨を折りました。
…老婦人・グレチェンは、部屋で女性の水彩画を描いていました。水を交換しに行ったわずかの間にかすかな物音がして、戻ると描いていたキャンバスが爪跡のように破れ、目の部分が赤く染まっています。
グレチェンは一瞬、絵の人物が白い女性・カヤコに見えました。
赤い色の絵具が落ち、床が赤色に染まります。グレチェンの目の前で赤い手の痕がつき、それが近づいてきます。
隣の部屋に逃げたグレチェンは、壁にかけた絵が血の涙を流しているのを見ました。しかし血の涙に見えたものは黒い髪の毛になり、絵から白い女性・カヤコが出てきて、グレチェンを襲います。
グレチェンは遺体で発見され、アパートの住人はいなくなりました。
アパートのオーナー・ブラスキーは来月から管理会社に任せることにし、マックスに解雇と立退きを命じます。立ち退かない場合には、家賃を払えと言いました。
追いつめられたマックスはタケオの霊に憑依され、凶暴的になってブラスキーを突き飛ばし、ブラスキーも怒ってアパートを去ります。
ブラスキーは止めていた車に乗り込みますが、エンジントラブルが起きました。ボンネットを開いてチェックしますが、特に異常はありません。
再びエンジンをかけようとすると、エアコン送風口から「ニャーオ」という声がし、ふと見ると助手席に白い少年・トシオがいて「ニャーオ」と鳴きました。ブラスキーは行方不明になります。

【結】- 呪怨(ザグラッジ3)のあらすじ4

…入居の下見に来たナオコが再びアパートを訪れます。ナオコは部屋の一室を借りる手つづきをすると、リサに「このアパート全体に呪いがかかっていて、足を踏み入れた人は不幸になること」を告げました。
ナオコはその呪いを封じるために、日本・東京からやってきたと言います。
ナオコは実はカヤコの妹でした。ナオコはリサに、日本で起きたカヤコの事件を話しました。カヤコと息子・トシオが夫・タケオに殺され、以来、日本のその家に呪いが発生したこと、それがアリソンという女性を通じてこのアパートに移ったこと…。
ナオコはリサと末の妹・ローズを呼ぶと、姉・カヤコたちの霊を鎮めるための儀式を始めます。
「儀式の間は何を聞いても、何を見ても惑わされないように」と告げたナオコは、巫女の装束を着るとろうそくを大量にともし、バチで弓を叩いて呪文を唱えました。
その後、ひょうたんからお碗に赤い液体を注ぎ、ローズに飲めと言います。液体は何なのかとリサが聞いても、ナオコは答えず、リサは拒否します。「飲んで邪悪なものを終わらせろ」とナオコは言いました。
部屋に白い女性・カヤコが現れ、リサとローズは逃げます。部屋を出ると指を咥えた、明らかに様子のおかしいマックスがおり、ナオコに襲いかかりました。
ナオコは鉄パイプで応戦しますが、あっけなく鉄パイプは奪われ、ナオコは殴られます。這って逃げるナオコの首を、マックスは小ノコで貫きます。
リサとローズは廊下の奥から白い女性・カヤコを見ます。別の部屋に逃げたリサとローズは、恋人・アンディの遺体を発見しました。アンディはリサに会いに来て、部屋にひきずりこまれていました。
リサがアンディの遺体を抱き寄せると、それは白い女性・カヤコになり、リサにしがみつきます。ローズは決心し、元の部屋に戻ってお碗から血のような液体を飲みました。
ローズが液体を飲んだ瞬間、白い女性・カヤコが消えます。リサが駆け付けるとローズが発作を起こしており、リサはローズに酸素ボンベを吸わせました。
容態が安定したローズをソファに置くと、リサはマックスの悲鳴を聞いて、そちらへ行きます。
正気に戻ったマックスは自分のしたことに動転していたところを、白い女性・ナオコ(死んだので新たに登場した)に首を噛まれ、首の肉を噛み切られて死にました。
…救急車や警察が到着し、リサとローズは保護されます。リサはローズを抱きしめると「もう大丈夫」と言いますが、ローズは白い女性・カヤコになっていました…。

みんなの感想

ライターの感想

『呪怨』シリーズ、ハリウッド第3弾にして完結編です。
完結編…ですが、何も解決していません。
ハリウッドの前2作に較べ、お粗末な出来です。
今回、清水崇の手を離れた(清水崇は制作総指揮になっている)せいか、いろいろ「ひどい」です。
もうこれは呪怨ワールドと言えない…と思い、今回はカタカナ表記でカヤコ、タケオ、トシオと書きました。
タイトル部分で挿入されるのは、過去の2作品のシーン。だからここは日本人キャストです。
しかし本編で出てくるカヤコもトシオも外国人。トシオくんはすくすく成長して体格がよくなっています。
さらに…俊雄くんのトレードマークともいうべき「裸に白いブリーフ一丁」が覆され、
今回なんと「白い裸体に黒いボクサーパンツ」なぜに黒! パンツが目立ってしょうがない!
お祓いの儀式もなんだか妙…と思ったら、ナオコさん、巫女姿の筈なのに(この巫女姿も微妙なんだが)
なんと白いくつしたを履いている! 足袋じゃないのだ!
残念な仕上がり…新たな見どころも特にないし。
白い女性・カヤコだけでなしに、死んだばかりの女性ナオコが白ナオコになったくらいかな。

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