「学校の怪談」のネタバレあらすじと結末の感想

学校の怪談の紹介:1学期の終業式の日、木造の旧校舎に閉じ込められた小学生たちが目の当たりにする都市伝説や数々の怪異を描いた1995年公開のホラー・ファンタジー。民俗学者常光徹の同名児童書、ポプラ社刊の同名シリーズなどを原作とする。監督は「OUT」「ターン」の平山秀幸、脚本は「時をかける少女」(アニメ映画/2006年)の奥寺佐渡子。クリーチャーデザインは「ゴジラ FINAL WARS」などで知られる寺田克也。配給収入15億円の大ヒットとなりシリーズ化された。

予告動画

学校の怪談の主な出演者

小向伸一先生(野村宏伸)、篠田亜樹(遠山真澄)、その妹美夏(米澤史織)、中村研輔(熱田一)、その母由美子(杉山亜矢子)、瀬川将太(塚田純一郎)、千葉均(ヒトシ/町田耕平)、その双子の弟一(カズオ/町田昇平)、小室香織(岡本綾)、用務員クマヒゲ(佐藤正宏)、当直の先生(笹野高史)、湯川先生(余貴美子)など。

学校の怪談のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①銀杏ヶ丘小学校の終業式の日。5年の担任のんびり屋の小向伸一先生と、東京から転校したてのリアリスト5年生の亜樹とおしゃまな2年生の美夏姉妹、元ヤンで伸一の幼なじみの由美子の息子ガキ大将の研輔、やんちゃだがナイーヴな将太、不思議な力を持つ双子の4年生ヒトシとカズオがいて騒がしい。②その小学校には数々の怪談のある木造の旧校舎があり、始めに美夏が行方知れずとなり、それを探しに行った亜樹、イタズラで忍び込んだ研輔と将太、怪異を封じるべく奮闘していたヒトシが閉じ込められるが、中で謎の美少女香織や謎の用務員と出会い、亜樹だけが怪異で外に飛ばされる。③テケテケや巨大な子供や動く人体模型から逃げるうち夜となり、亜樹から事情を聞いたカズオと伸一と由美子が救出に向かうものの、伸一と亜樹だけが閉じ込められる。残されたカズオは校庭に封魔の魔法円を描き、由美子はヤンキー仲間を使い怪異の原因となった壊れたハニワを発見する。④旧校舎の中では口裂け女や怪物インフェルノと化した用務員との攻防が繰り広げられる中ついに出口を発見、伸一の活躍で扉が開くがその先は奈落のトンネルだった。⑤外ではカズオとハニワの魔法円が発動、怪異は収束に向かい、皆は奈落のトンネルに飛び込み脱出するが香織は旧校舎に残る。⑥香織は闘病中の生徒だったが死亡したと判り、皆は旧校舎と彼女の霊にヒマワリを捧げ、元気に夏休みを過ごす。

【起】- 学校の怪談のあらすじ1

雨の降る蒸し暑い夏の夜。銀杏ヶ丘小学校の職員室の電話が鳴り、当直の先生が慌てて取ります。「あたしメリーさん。今、校門の前にいるの」…。幼い少女の声でそれだけ言って切れたため、イタズラだと思った彼は、校庭、昇降口となった時点で叱りますが、次に廊下のピンク電話が鳴り「あなたの後ろにいるの」と言われ振り向きます。そこには大きなスイカが浮かび裏返って怖い顔になり襲い掛かります。
その後、廊下に鈴の音と共に長い髪で赤い服の少女が現れて笑い、消えていきます。

1学期の終業式の朝。登校中の女子たちは、その当直の先生はスイカに吸い込まれ、体中の血を抜かれて死んだと話し盛り上がりますが、5年の篠田亜樹は、興味を持つ2年の妹美夏を往なして、本人が死んでるのに誰から聞いたの?とツッコみドン引きされます。
またスーファミのやり過ぎで寝坊した中村研輔は、元ヤンの母親由美子のスクーターで送ってもらい、双子の兄4年の千葉均(ヒトシ)はファミレスを営む母親に見送られ、不登校の双子の弟一(カズオ)に今日くらい行けば?と言いますが、僕の通信簿見ないでねと言われただけでした。また、校舎裏で遊んでいた5年の瀬川将太は、友だちが投げたボールが社会科教材の大ぶりのハニワ”ハニ太郎”に当たり、その首が取れるのを目撃します。
その頃、自転車でやってきた5年の担任小向伸一は、校門で由美子のスクーターとぶつかり転倒、かごに入っていた通信簿は道路に散らばり、幼なじみの彼女に進歩ないねぇと笑われます。
朝礼が終わり教室に戻った生徒たちは、天井の赤い手形を見つけて伸一を呼び、旧校舎のトイレに棲む”花子さん”の仕業だと騒ぎます。伸一は将太の手が赤く汚れているのを見て、ちゃんと消しとけよと言い、旧校舎は危ないから絶対に入るなと注意しますが、誰も聞きません。

下校時、本物の幽霊を見れば自慢できると言う美夏は亜樹にバカにされ、そんなだから友達ができないと言い返してケンカになり、1人で絵具箱を取りに行くことに。が、勝手に撥ねるサッカーボールに誘われるように立ち入り禁止の旧校舎の中に入って行きます。旧校舎は木造で、木製の机や椅子が置き去りにされ埃っぽく、床もギシギシ鳴ります。
ボールは美夏を2階へと誘い、花子さんがいるというトイレからトイレットペーパーが転り出てきます。すると3番目の戸が勝手に開いて鈴の音がして「誰かいるの?」と聞くと閉まり、ノックをすると笑い声が聞こえます。
美夏は「はーなこさん」と声を掛け扉を開けますが誰もおらず、上から見ていた誰かに気づいて微笑んだ瞬間、笑い声がして持ち上げられいなくなります。

1人帰宅した亜樹は、母親に成績が下がったと言われ元の学校に戻りたいなぁとこぼします。一家は東京から越して来たばかりで、亜樹はまだ友達がおらず、帰りが遅くなると言う母親に美夏を迎えに行くよう頼まれます。
また職員室では、湯川先生に「カズオ君、1日しか登校してないけど、まだ幽霊が見えるとか言ってるの?」と聞かれたヒトシが、「カズオは霊感が強いから幽霊とか見ると頭が痛くなるんです、来学期に期待してください」と笑い通信簿を受け取ります。
それを見ていた伸一は「僕も口裂け女が流行った時、足の裏にポマードって書いて登校した」と笑い、湯川先生に先生辞めちゃうかもしれない人は気楽でいいわとツッコまれ、養子に来ないかと言う見合い話があるんですと話します。

一方、手形の掃除で残っていた将太は、研輔に誘われしぶしぶ旧校舎に忍び込みます。理科室には骨格標本やホルマリン標本が置き去りにされていて、研輔は骨格標本を校長室に置くと言い持ち出します。誰もいなくなった理科室では、ホルマリン標本が蠢いていました。
また、美夏を迎えに来た亜樹は、旧校舎前の地面にチョークで不思議な図形を描いていたヒトシに2年の子(美夏)を見なかった?と聞き、旧校舎の扉に掛けられた美夏の上履き袋を教えられ、中に入って行きますが、研輔たちに骨格標本で脅かされ、怒って2階に駆け上がります。
ヒトシが描いていたのは”封魔・退魔の魔法円”でしたが、完成前に勝手に扉が開き、2階に上がって行く赤い服の少女を見かけて美夏だと思い、「お姉さんが探してた」と言いながら中に入った途端、閉じ込められ何かに襲われます。
一方、コンビニで仕事中の母親に菓子をもらいに行ったカズオは、ショーケースに映った自分が勝手に動き「カズオ!」と呼ばれてヒトシの異変に気づき、慌てて学校に向かいます。

【承】- 学校の怪談のあらすじ2

亜樹は2階のトイレに行き鈴の音も鳴りますが、研輔たちの叫び声を聞き1階に戻ります。研輔と将太はガタガタ揺れる木製の掃除用具入れを見て怯えていましたが、出て来たのはヒトシで”タタリ”のような何かに追われて逃げ込んだら出られなくなったと話します。
彼に美夏が2階に行ったと聞いた亜樹は、研輔に一緒に来てと言いますが威張られて諦め、1人で向かいます。
3人は渡り廊下側の出入口に向かいますが、研輔たちに問い詰められたヒトシは、弟のカズオは霊感が強く、学校にイヤな霊がいるから行きたくないと言うため、(魔法円で)閉じ込めようとしたけれどやっぱり来なかった、彼の不登校の本当の理由は授業中にゲロを吐いたためで、自分もゲロ兄と呼ばれてると話しからかわれます。けれど、壊れていたはずの出入口は固く閉ざされ、開かなくなっていました。
その頃、職員室に将太の親から電話があり、伸一はだいぶ前に帰ったはずだが残ってたら連絡すると話します。教師らは伸一だけを残して帰ってしまい、彼はヒトシを探しに来たカズオに事情を聞きます。

一方、亜樹が1階の姿見の前で美夏を呼ぶと、鏡の中に美夏が現れますがすぐ走り去ります。気づいた亜樹が鏡を覗くと赤いチェックのブラウスに白いキュロットパンツの女の子が現れて驚き、その声で3人も駆けつけます。
その子はすらりと背が高い美少女で6年3組の小室香織と名乗り、昇降口から入ったが誰もいなくて怖かった、会えてよかったと微笑みます。将太は清楚で大人っぽい彼女に見とれます。
皆は出口を探しに行こうとしますが、ヒトシは怯え、亜樹は1人多い気がすると言い出します。その時、先頭を歩く将太の後ろに、草刈り鎌としゃれこうべを背負った赤いオバケ=テケテケが現れ、笑ってふざけながら飛び去り、皆は叫んで一斉に逃げ出します。
一方、伸一と共に渡り廊下を歩いていたカズオは、壊れたハニ太郎や描きかけの魔法円とヒトシのランドセルや本が置き去りにされているのに気づきます。伸一は入口のカギを確認しますが異常はありません。
外の2人に気づいた皆は必死に叫びますが届かず、ガラスも消火器を叩きつけても割れません。伸一とカズオはヒトシのランドセルと本を持って校舎に戻り校内放送でも呼び掛けますが、カズオたちには気づかず陽が暮れます。

彼らは理科室のアルコールランプやろうそくに火を灯し、亜樹は怖がりの美夏を心配し、香織と一緒に探しに行きます。男子たちは将太が無くしたミサンガを一緒に探すことに。
亜樹は、妹って時々いじめちゃうけど、その分他の事で泣いてる時は自分が悪い気がすると言い、一人っ子だと言う香織に羨ましがられ、水飲み場では美夏の上履きを見つけます。
その時、巨大な子供が現れて追いかけられ、香織は2階の教室に、美夏は1階階段下の物置に隠れます。が、亜樹が隙間から覗くと、丸メガネの巨大な子供がにっこり笑い、怯えて後ずさるうち真っ暗で深い穴に落ちてしまいます。
また理科室の3人は、ホルマリン漬けのカエルなどの標本や剥製、怪力の人体模型に襲われ、理科準備室に逃げ込みますが、突然明かりが点き、掃除に現れたヒゲ面の用務員を見て、助けて!昇降口を開けて!とすがり異常事態を訴えます。
けれど用務員は片づけを気にするばかりで「ここを散らかしたのは君たちか?ならば片づける方が先だ」と掃除を押し付け、出て行ってしまい、その途端灯りが消えます。3人は慌てて後を追いますが見つからず、将太がトイレになんか怖くて行けない、限界だと言ったのをきっかけに3人共、廊下で立ちションをします。

夜も更け、伸一は帰りたくないと言うカズオを送るため学校を出ます。
先生は怖い目にあった事ないの?!と聞かれた彼は、小学生の頃、ガキ大将の命令で旧校舎の家庭科室に女の子を閉じ込めた、けれど助けに戻った時には女の子はなぜかいなくなってた、その子は無事で後に転校してしまったが、しばらくはその子が窓から落ちる夢ばかり見て怖かったと話します。そしてヒトシはまだ校内にいる!と言い張るカズオに、仮に閉じ込められてたとしても、死ぬ気になれば、引田天功みたいに何とか出られるもんだと説得します。
そこに将太の親から連絡を受けた由美子がスクーターで駆けつけ、研輔はどこだと伸一を責め始めます。が、その時、焼却炉から亜樹が現れます。
亜樹から事情を聞いた由美子は、私が見に行く!と言い出し、亜樹とカズオは案内係を買って出ますが、伸一はしぶしぶと、結局揃って旧校舎に向かいます。
カズオは亜樹にノートの魔法円をお守りだからと破いて渡し、由美子は昔伸一が体育館倉庫に閉じ込められた話をして、役立たずだと笑っていました。
旧校舎の入口ではカギが勝手に開き、亜樹と伸一が入った所で扉が閉まり、由美子とカズオは締め出され、亜樹と伸一も離れ離れになります。

亜樹は3人と再会しますが香織が戻ってないと責められます。4人は伸一を探しますが、廊下から現れた彼の肩にはテケテケ取り憑いて笑っていました。その姿は伸一には見えず、怯えたヒトシは図工室に立てこもりますが、粘土細工がたくさんの手になり、床に引きずり込まれます。
また、音楽室に隠れた将太は、香織と再会しときめきます。将太は強がって絶対に離れないと言い、コーヒー牛乳とイチゴ牛乳、好きな方をおごってあげるなどと口説きますが、手を握られたところで美しい音楽が始まり、教壇にゾンビの音楽隊が現れ逃げ出します。

一方外では、バイク修理屋の由美子はガスバーナーを取りに行くと言い出し、カズオは1人にしないでとすがります。が、スクーターのバックミラーにヒトシが現れ、「今、僕は暗い所にいる、校庭のどこかにある大事なものが壊れたからあいつが暴れ出した、それがどんなものかを聞いても教えてくれない、このままだと大変な事になる、お願いだからあの本にあった…」と言いかけたところでミラーが割れ、学校の鏡も一斉に割れてしまいます。
由美子は困り果てるカズオに、あんたの兄貴もあそこに1人でいる、あんたも探すって言った、それが愛だ、がんばんな!と言い、行ってしまいます。奮起したカズオは、ライン引きを使って校庭に巨大な魔法円を描き始めます。

【転】- 学校の怪談のあらすじ3

また研輔は亜樹と、彼女が落ちた穴を探しに階段下の用具入れに行きますが、用務員が片づけた後で見つかりません。
転校して来てから思い通りにならない事ばっかだとこぼす亜樹に研輔が「俺にだってあるぜ、親父が死んだとき…」と言いかけた時、物が落ち2人は驚いて飛び出します。が、研輔がひっつくな!と怒鳴ったことで言い合いになり、彼が「うるせぇな!この性格ブス!だから友達が出来ねぇんだよ!」と怒鳴った途端、亜樹が泣きそうな顔で黙り込みます。研輔は後悔しますが、そこに2階から将太と香織が現れますが、ヒトシがいません。

その頃2階では、伸一がグチグチこぼしながら掃除をしている用務員を見つけ「クマヒゲさん!5年の時お世話になった小向です!」と声を掛けます。けれど用務員は憤然として「あんた先生か?どんな教育してるのかねぇ」と愚痴るばかりで、伸一は謝りながら一緒に1階に降り、子供たちを見ませんでしたか?と聞きます。用務員は用具入れをアゴでしゃくり、扉を引っ張ると中から4人が転がり出ます。
子供たちは怯えて何も悪い事はしてない!と言い張りますが、伸一の後ろにいた用務員は次々と彼らの悪事を並べ立て、やがて口や体中からクモの足のような物が突き出て来ますが、伸一は全く気づきません。
子供たちは「先生、どうしていつも変なモノ連れてくるの」と怯え、振り向いた伸一は絶叫、クモのバケモノになった用務員に「廊下を走るなー!」と追われ、必死で逃げ回ります。
5人が逃げ込んだ教室は全てが逆さまで、彼らが入ると足元の天井の電気が点き、テケテケが出て来ておどけると天井にあった机と椅子が揺れだし落ちてきます。
5人はパニックになり、研輔と将太は逃げ出しますが、追い詰められた亜樹はポケットからカズオにもらった魔法円を取りだし落下して来た机にかざします。すると教室は静かになり、机も空中で止まります。
彼女は「これ役に立つかもしれない!」とその紙切れを見せますが、伸一が見せてと引っ張った途端破け、止まっていた机が落下します。
亜樹と香織は激怒しますが、彼が破れた魔法円を合わせると光る大きな蝶に変わって飛び始め、3人はその後を追います。

一方、廊下の端まで逃げた研輔と将太はようやく3人が来ない事に気づき、助けに戻ろうとしますが、バケモノになった用務員に襲われ保健室に逃げ込みます。が、そこには大きなマスクをした保健の先生が座っていて、マスクを取りながら「私ってキレイ?」と聞きます。その口は耳まで大きく裂けていました。2人は「ブス―!」と答えポマードポマードと叫びながら逃げ出します。
その頃校庭では、由美子が10人ほどのヤンキーを連れて戻り、魔法円を描いていたカズオにこいつら好きに使えと言い、校舎の裏で壊れて転がってるものを探せと命令します。

光る蝶を追っていた3人は、廃材で作られた不思議な廊下を通り、光の筋が揺らめく用務員室へと辿り着きます。そこには用務員クマヒゲの古い写真があり、ヒトシと美夏が大きな標本箱のようなガラスケースに綿にくるまれ捕まっていました。ヒトシは元気でしたが、美夏は眠ったままで、間もなくバケモノの用務員が襲ってきます。
が、カズオが何かを投げた拍子に、眼が一体化したメガネが外れ、それを踏みつぶされた途端迷走し皆は逃げ出し、用務員はさらに怖ろしい怪物へと変化し始めます。
研輔と将太は給食を運ぶ昇降機に逃げ込みますが、着いた先には完全に怪物と化した用務員が待ち構えていて、2人は必死で箱の上に逃げ木製のエレベーターホールをよじ登ります。
2人が出たのは生徒の人形が置いてある廊下で、逃げてきた7人と合流しますが、用務員の怪物はさらに大きく巨大な牙だらけの口が増え、狂暴に暴れ回ります。

一方校庭では巨大な魔法円が完成し、カズオは、ヤンキーが持ってきた壊れたハニ太郎を魔法円の中心に置き首を乗せます。
間もなくハニワが光り始め、魔法円も眩しい光に包まれ、凄まじい風が吹き荒れます。由美子たちは円から出ますが、逃げ遅れたカズオはハニワにしがみつき、助けてー!と叫んでいました。

美夏を背負った伸一と香織が逃げ込んだのは、廊下の突き当たりの廃品置き場のような場所でしたが、香織がここが渡り廊下側の出口だと教え、伸一は廃材をどかし扉に掛かった錆びた錠前を壊そうとします。
体育倉庫の金網に追いつめられたヒトシはマットに飛び降り、将太が怪物の足元に溜まった水に電流を流して攻撃、亜樹が追い詰められた時には、研輔が消火器を噴射して攻撃、皆間一髪で逃げ切って伸一の元に集まり、怪物を金網のバリケードで食い止めます。
その時ようやく錠前が壊れ扉が開きますが、その先は、底が見えない暗くて巨大な奈落のトンネルになっていて、凄まじい風が吹いていました。伸一は愕然として「もうダメだ…」と呟き、美夏もどんなに亜樹が揺すって呼んでも目覚めません。
けれど亜樹はそのトンネルは焼却炉に飛ばされた時、通った気がすると叫び、伸一は、5年生の家庭科室で聞いた女の子の「助けて!ここから出して!」と言う声とその時の風を思い出します。

彼は目覚めぬ美夏を抱き、いいか、行くぞ!みんなついて来いよ!と自分に言い聞かせるように言い、目をつぶって飛び込み、光に呑まれ消滅します。生徒たちは焦りますが金網はすでに限界で、亜樹、研輔、ヒトシが続けて飛び込みます。
けれど香織は、振り向いた将太に「行って!ケガは無いから」と微笑み、一緒に行こうと伸ばした彼の手は、彼女の身体をすり抜けます。
「私はいいの…楽しかった…」…。将太は愕然として微笑む彼女を見つめますが、トンネルに吸い込まれ落ちて行きます。
香織はトンネルにぽっかり空いた扉に立って落ちていく将太を見つめ、「元気でね!私を忘れないで!」と叫び、寂しそうに微笑みます。

ハニワから飛び出した光の球は、旧校舎の中を次々と照らして行き、最後に怪物となった用務員が光に包まれます。用務員はクマヒゲに戻り「廊下を走るなよ!」と言い、扉へと消えていきます。
旧校舎からはいくつもの巨大な光の球が飛び出し、ハニワからもいく筋もの光が放出されますが、その全てが飛び去った後、カズオは魔法円の中心で、元に戻ったハニ太郎を抱いて呆然としていました。

【結】- 学校の怪談のあらすじ4

学校のプールに始めに落ちてきたのは、美夏を抱いた伸一で、美夏は間もなくよく眠った後のように元気に目覚め、後から落ちて来た亜樹に「こんなとこで何してんの?」と言います。
研輔は伸一に「先生やるじゃん!」と言い、ヒトシをゲロ兄とからかいます。
けれど最後に落ちてきた将太は切羽詰まった顔で「小室さんがまだだ!」と叫び、皆は慌てて旧校舎に走ります。そこにカズオと由美子が来て、カズオはヒトシと笑い合い、由美子は何しに来たんだよ!と強がる研輔にこのタコ!と微笑みます。
けれど将太だけは、必死で旧校舎の扉を開けようとし、小室さん!と何度も呼んでいました。

その様子を見ていた由美子は「小室香織って子?」と言い、「さっき彼女の親父さんから電話があったんだよ。骨の病気で入院してたんだって」…そして「助からなかったって」と話します。
将太は愕然として旧校舎を見つめて涙をこぼし、皆もその彼をじっと見つめていました。
元通りになった旧校舎の廊下に、赤い服の少女が現れ消えていきます。

そして夏休み。
夏風邪で寝込んでいた伸一は、母親に電話をして見合いを断わり、スクーターでやってきて彼に桃缶を投げ「パチンコの景品だよ!喘息には桃缶がいいって言ったろ!」と去って行く由美子に、もうそれは治ったよ!と笑顔で叫びます。
ハニ太郎は再び校舎裏に戻され生徒を見守り、グラウンドの階段にいた将太は、研輔に「好きって言えばよかった。でも忘れないでって言ってもらったの俺だけだもんね」と笑います。
そこにヒマワリの花束を持った亜樹と美夏、ヒトシとカズオもやってきて、皆で旧校舎の前に行き香織の霊に供えます。
自己紹介をきちんとしたのは香織だけだと気づいた皆は、順に自己紹介をしていきます。
校舎からは返事はありませんが、亜樹は皆を家に誘い、一緒に元気に歩き始めます。

みんなの感想

ライターの感想

昭和初期に建てられたと思しき木造の旧校舎を、元気で前向き、縦横無尽に逃げ回る子供たちと陽気で悪戯好き、そしてちょっと寂しがり屋のオバケたち。老若男女、誰がどの視線で見ても楽しく懐かしい名作です。
また単なるお化け屋敷的な怖さではなく、当時最先端のSFXや特殊メイクを全力で投入、ラスボス”インフェルノ”では「物体からの物体X」のクリーチャーなみの変貌を見せつける半面、忘れ去られていく昭和への郷愁、思春期直前の心情や淡い想いなどを余さず綴る脚本も見逃せません。不登校、イジメなどを含めつつも常に元気で前向きなセリフにも着目したいところです。大人はほんの数人で、大活躍の子役は全員100点満点でした。
ちなみにスタッフロールでは子供たちは名前のみのカタカナ表記なんですが、名字で呼ばれることもあるため漢字表記に、双子兄弟は一文字名前で解りにくいためカタカナにしました。また用務員クマヒゲさんが変貌する怪物は”インフェルノ”、ケケケ!と笑う赤いオバケは”テケテケ”だそうですが、固有名詞では呼ばれません。口裂け女はかなり美人で怖いです(笑)

※「劇場版 学校の怪談 DVD-BOX」

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