映画:幻覚

「幻覚」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

幻覚の紹介:ヤクザの兄貴分の女の”毒消し(薬物中毒者を軟禁し症状を緩和させる)”を命じられたタツヤは、女と子分らと共に山奥の別荘に籠るが、女は一度発作を起こすと手に負えず、案内人で狂犬と呼ばれる古参のヤクザは幽霊が出ると怯え、次第にそれぞれの暗部が明らかになっていく…という2005年のホラー・サスペンス。製作総指揮は俳優で知られる竹内力で兄貴分セジマ役で出演。原案/監督は「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」の宮坂武志、脚本は「死刑確定」「捨て犬」の小谷暢亮と「難波金融伝ミナミの帝王劇場版XIII リストラの代償」の友松直之。音楽は「新・日本の首領」の野島健太郎。主演は「新 影の軍団」シリーズの山口祥行、「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」の吉野きみか。

幻覚の主な出演者

タツヤ(山口祥行)、キミコ(吉野きみか)、ノリコ(三輪ひとみ)、アキラ(舘昌美)、ロブ(加藤知宏)、”狂犬”ブンタ(森羅万象)、エミ(矢縄沙弓)、セジマ(竹内力)など。

幻覚のネタバレあらすじ

【起】– 幻覚のあらすじ1

…毒消し…主にアルコール等の薬物依存症を解消するために、当該病状者を軟禁・拘束し、一定期間、それらの薬物等から隔離することにより、中毒症状を緩和させる行為の隠語…

背中に見事な龍の彫物があるヤクザのタツヤは、ある日、兄貴分のセジマから、彼の女キミコの”毒消し”を命じられ、6日後に迎えに行くと言う約束で山中の別荘に向かう事に。セジマはタツヤにキミコには手を出すなと脅しますが、彼女は、自覚は無いが(禁断症状の)発作となれば嘔吐や粗相もするらしい、面倒見てくれるの?とからかいます。同行するのは、舎弟のアキラと若い女ノリコ、またセジマの子分で初対面の大柄な強面ロブが運転手を務めます。

行きの車中では、件の別荘はかつて組幹部の秘密の遊び場で、案内人の”狂犬”ブンタは、7人殺害したものの精神鑑定で実刑を逃れた精神障害者だと聞き、一同は怯えながらも腹を決めます。

1日目。森の入口で待っていたブンタは、”狂犬”と言う噂にはあまりに不似合いな小太りで人の良さそうな中年男で、別荘までは歩きで4、5時間かかると言い登山用のリュックを背負い、「まいったなぁ」とこぼし理由を聞かれても答えません。皆はスーツに大荷物を抱え、白いスーツのキミコは用意された靴に履き替えしぶしぶ従い黙々と道なき道を進みます。ブンタは無言で時おり方向磁石を確認しことごとくマイペース、キミコは水をガブ飲みしノリコを拒絶します。

道中の森では、キミコが突然「誰かいる!」と怯えて錯乱、全力で逃げ出し、取りすがる男たちを凄まじい力で振り払い、元看護師のノリコが鎮静剤を打って眠らせ連れ戻します。

けれど荷物は置き去りのままブンタが消え、アキラとロブに探しに行かせたタツヤは、下着姿で股間から夥しい血を流している女が草叢に立ち睨みつけているのを見て「エミ…」と呟き愕然とします。それはノリコに呼ばれ正気に戻った時には消えますが、携帯は圏外で、間もなく戻ったブンタは、実は逃げようと思った、でもあんたらが遭難するよな、行きたかねぇけど覚悟決めねぇとなと独りごち、再び一同を連れ歩き始めます。

日が暮れる間際、ようやく一同は霧に煙る木立の中に幽然と聳える別荘にたどり着きます。

それはかなり大掛かりな中庭付きの木造の別荘でしたが庭は荒れ果て、ブンタは秘密の遊び場と言うのは嘘だと一蹴します。けれど室内は片付いていて、いくつかある部屋の一番豪華なダブルベッドにキミコを寝かせ、ノリコがその看護と皆の食事の世話をすることに。

タツヤはノリコにお前は大丈夫なのか?と言い、いきなり注射痕を確認しますが、あったのは幾筋ものリスカ跡で「(覚せい剤は)やってません!」と否定され、逆に森での出来事を問い質され、覚せい剤は数年前に止め、幻覚は1年ぶりだと白状します。ノリコはフラッシュバックは何年経っても突然起こるからと言い、食事の支度に向かいます。

夕食の席で、ノリコは皆にこれから起こるキミコの禁断症状を説明します。普段はイラつく程度だが、症状がピークになると筋肉や関節の痛み、悪寒、痙攣、嘔吐が起こり幻覚を見る、やがてそれが襲ってきて薬を求めて暴れ、別人のようになると言うのです。

するとブンタは突然立ち上がり、幻覚じゃなくてここはほんとにオバケが出るんだ、俺は怖ぇんだよと言い、窓辺から外をうかがい、彼が見せた安産のお守りをからかったアキラを激昂して突き飛ばし謝ります。そのあまりの必死さに一同は慄然とします。

またブンタとノリコが席を外すと、ロブがセジマに試し撃ちをして来いと言われたと数丁の拳銃と実弾を出しますが、タツヤには知らされて無い事でした。

その夜。タツヤは居間のソファでうたた寝するうち、エミの悪夢で目覚めます。彼女は下着姿で股間から夥しい血を流し、金髪のヤクザに犯されながら首を絞められ殺害され、それを見つけたタツヤは、男を顔の判別がつかないほど殴りますが手遅れだったのです。

が、ふと見ると窓の外に痣だらけのエミがいてじっとタツヤを見つめ、目を離すと消えていました。

その時、傍らには包丁を持ったキミコがいて「こんなとこに閉じ込めやがって!あんたの好きにはさせないから!」と叫び、襲い掛かってきます。キミコは駆けつけた男たちを撥ねつけ凄まじい力で暴れ、ノリコの注射でようやく気を失います。

そこにブンタが来て「こんな呪われたとこじゃ良くなるはずがねぇ」と呟き去って行きます。

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