映画:悪魔の奴隷

「悪魔の奴隷」のネタバレあらすじと結末

悪魔の奴隷の紹介:2017年製作のインドネシア映画。1987年製作のインドネシア・ホラー「夜霧のジョギジョギモンスター」をリメイク。3年以上謎の病に苦しんだ母が死去。家にはリニと3人の弟が残された中、母らしき霊が出現。母たちとある集団との関与を知ったリニたちは秘された過去を解明しようとする…。

あらすじ動画

悪魔の奴隷の主な出演者

リニ(タラ・バソロ)、ヘンドラ(ディマス・アディティア)、父(ブロント・パララエ)、トニー(エンディ・アーフィアン)、ボンディ(ナザール・アンヌズ)、イアン(M・アドヒヤット)、母〔マワルヌ・スオノ〕(アユ・ラクスミ)、ブディマン・シャインレンドラ(エジー・フェドレー)、祖母(エリー・D・ルーザン)

悪魔の奴隷のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①母が謎の病でリニの家は貧乏、母の死以降、リニの家で奇妙なことが起き始める。祖母の死、弟・ボンディの高熱など。祖母が手紙を書いていた主・ブディマンと会ったリニは、母がカルト教団に入信し子どもを授かっていたのではないかと聞かされる。 ②教団では末っ子・イアンを生贄として差し出す決まりだが、それは誤りで、イアンが悪魔の子だった。他の家族は逃げて無事だが、転居先の隣人もカルト教団の一味。

【起】- 悪魔の奴隷のあらすじ1

1981年、インドネシア。

(注:馴染みが薄いと思いますが、インドネシアではイスラム教徒の人口が多い国です)


22歳の女性・リニの母は、かつて歌手をしていました。マワルヌ・スオノという名で、レコードも何枚も出しています。
ラジオのスイッチを入れれば、いまだに母の歌声が流れます。

レコード会社に印税をもらいにリニが行くと、事務所の社長は気の毒そうな顔で「レコードは廃盤になったから、もう印税は入らない」と言いました。
ラジオ局で流す分も、ラジオ局が勝手にやっていることなので、曲の使用料金などもらえないと言います。
1981年では、著作権についてまだ甘い時代でした。

リニの母は3年前から、病の床に就いています。
母の治療費がかさむため、一家は祖母が住んでいる家に移り住みました。祖母の家は田舎ですが、部屋数が多く、家族がじゅうぶん暮らしていけます。
大学生だったリニは、学費がかかるので大学を辞めました。
長男のトニーも金を手に入れるため、バイクを手放します。
家族の暮らしは貧しく、限界に近付いていました。それでも母の治療のため、家族は努力しています。


・父…妻の治療費のために家を抵当にして、借金をした。
・母…2階の一室で寝たきり状態。用事があって人を呼ぶ時には、呼び鈴を鳴らす。
・祖母…父の母。ぜんそく持ちで、現在は車椅子の身。
・リニ…一家の長女。22歳。
・トニー…長男、16歳。年齢の割にしっかりしており、リニと組んで家をうまく守ろうと奮闘している。
・ボンディ…次男、10歳。三男と年が近いので、よく一緒に遊んでいる。
・イアン…三男、6歳(もうじき7歳)。しゃべれないので手話で会話をする。


呼び鈴を聞いたリニは母の部屋に行きますが、母は天井の虚空を見て鳴らしていました。
リニは母の視線の先を追ってみますが、天井には何もありません。

ボンディとイアンは、地域に伝わる怪談を気にしていました。
地域では亡くなった者を土葬しますが、家族が墓から40歩はなれつと、死者は墓の中で、少しの間だけ生き返り、また死ぬのだそうです。
それを想像した幼いふたりは、怖がりました。

トニーが母の部屋に行き、面倒をみます。
髪の毛をとかすと呼びかけたトニーは、母の髪をブラシで撫でながら、母が元気になったら自分がギターを演奏するから、また歌えばいいと話しかけていました。
突然、母の部屋の窓が開いたので、トニーは閉めますが、振り返ると母がじっとトニーを見ています。

夜、父が母のところへ行き、話しかけていました。
母が虚空を見ていたことを思い出したラニは、気になって立ち止まりますが、父はラニに「気にせずに眠りなさい」と声をかけます。

夜半。
眠っていたラニが呼び鈴の音を聞き、見に行きます。
父はソファーで仮眠を取っていました。
母の部屋を開けると、母が窓際に立っていました。ラニは、母の具合がよくなったのかと思って部屋に入りますが、母はベッドにおり、窓際に立っている姿は母そっくりの幽霊でした。
…そんな夢を見たラニは、目が覚めます。すると本当に呼び鈴が鳴っています。

ラニが見に行くと夢の再現のように、父はソファーで仮眠を取っていました。
母の部屋を開けると、母が窓際に立っていました。
今度はラニはベッドを見ますが、空でした。
窓際の母は本物ですが、ラニが近寄るとばったりと倒れ、すでに息がありませんでした。
母の死を知ったラニは泣き、その声を聞いた家族たちが、急いで駆け付けます。


母の葬儀がとりおこなわれます。
白い布に巻かれた母の遺体は、土に埋められました。土葬です。
葬儀の席で、父は同じ地域に、説教師のウスタッドが息子のヘンドラと共に引っ越してきたと知りました。ヘンドラは若い青年で、リニと年齢が同じくらいです。
ウスタッドは妻を10年前に亡くしており、ヘンドラと2人暮らしでした。
ウスタッドは説教師という職業も関係してか、リニたち家族がイスラム教徒の熱心な信者ではないことを指摘します。
モスクで祈っていないことをウスタッドはやさしくいさめますが、父は毎日の生活で忙しいのです。

ボンディは墓から39歩はなれたところで、しきりと気にしました。
40歩目を踏みだしたあとは、振り向かずに家に戻ります。
ボンディは夜、明日の学校をやすんでもいいかと聞きますが、父は「悲しむ時はもう過ぎた」と、学校へ行くようにさとしました。

ボンディとイアンの部屋からは、墓がよく見えます。
窓からお墓が見えるのを怖がった2人は、それを父に言いますが、父は「本当に怖いのは生きている者だよ」と答えました。

父は年長のリニとトニーを呼ぶと、しばらく出稼ぎに行くと言います。
電話も止まってしまい、家も抵当にしているため、差し押さえられるのも時間の問題でした。
リニとトニーに留守中のことを任せると、父は言います。

夜、ボンディは墓に人影を見て怯えました。
弟のイアンにそれを告げますが、イアンは冷静に人影を見て「ゾンビが懐中電灯を持って歩くのか」と手話で言います。
イアンの指摘どおり、人影は懐中電灯を持っていました。墓地の管理人かもしれないと、ボンディは分かり、ほっとします。
(のちに判明、これは説教師・ウスタッドの息子のヘンドラだった)

【承】- 悪魔の奴隷のあらすじ2

トニーは深夜に呼び鈴を聞いた気がして、母の部屋に行きました。
扉の外で耳をすませると、確かに呼び鈴が聞こえます。
部屋の扉を開けて灯りをつけると、ベッドサイドに置いてあった呼び鈴が転がりました。
トニーは驚き、灯りを消すと急いで自室に戻ります。


翌日。
父は朝早くに、出稼ぎで家を出ました。水道が止まり、リニは井戸の水を汲みます。
トニーがボンディに、のぞくと風景が広がる仕掛け眼鏡をプレゼントしました。
ボンディは気に入って、何度も横のスイッチを切り替えていろんな風景を見ます。
夢中で見ていると、切り替えた時に白い服の母が見えた気がして、ボンディはおどろきました。

イアンは車椅子の祖母と、家の中でかくれんぼをします。
祖母はイアンのために、小さくノックをしてヒントを与えました。
祖母が隠れたクローゼットを見つけ、イアンは喜びます。

夜、ラジオを聞いたトニーは、母の曲を聞きました。
別の局にチューニングを合わせますが、目盛りが戻って母の曲が流れます。
また別の局にしても、目盛りが動くのを見たトニーは、気味が悪くなりました。
呼び鈴が聞こえた気がしますが、怖くてトニーは無視します。
するとラジオから「トニー、髪をとかして」という母の声がきこえ、驚きます。

夜中にトイレに行きたいイアンが、ボンディを起こしました。
ボンディは眠いので「ひとりで行ってこい」と言いますが、けっきょくついていきます。
2人で用を足した後、部屋に戻る時、廊下の奥の母の肖像画が怖く感じました。
ボンディが肖像画に白い布をかぶせようとすると、額の手前で布が人の形に盛りあがります。
それを見たボンディは悲鳴をあげ、パニックを起こしました。リニが起きて駆け付けます。
ボンディは幽霊を見たと訴えますが、イアンは見ていないと言います。

同じ夜、祖母はうとうとしつつ、何か手紙を書いていました。


呼び鈴が怖いトニーは、墓参りに行って呼び鈴や母のブラシを一緒に埋めます。
リニに、説教師の息子・ヘンドラが声をかけました。家でへんなことが起きていないかと聞きます。
ヘンドラはリニの母の葬儀の時に、母そっくりの人物を見たと言いました。
気になったヘンドラは、その日の夜、気になって墓を見回ったそうです。
(ボンディとイアンが見た、懐中電灯の主がヘンドラだと分かるエピソード)

ヘンドラは、数日後にリニの母の姿を見たと言い、その部屋を指さしました。母が病気で寝込んでいる部屋でした。
リニは驚きますが、ヘンドラは「たぶん幽霊ではない」と付け足します。
人間に取り憑いた悪魔がいた場合、その者は取り憑いた人間と同じ容貌をしているのだそうです。
悪魔がリニの家にいると指摘したヘンドラは「一刻も早く家族を連れて、家を出た方がいい」とアドバイスし、近所の自分の家へ来いと言いますが、遠慮してリニは断ります。

帰宅すると、祖母がいませんでした。車椅子はあります。
おかしいと思ったリニは屋敷の中を探し、井戸の中に祖母の死体を見つけました。


祖母は、水を汲もうとして井戸に落ちた事故死と片付けられます。
リニは父に連絡を取ろうとしますが、出稼ぎなので容易に連絡が取れません。
葬儀をおこなった日の夜、ボンディが熱を出します。

祖母の部屋の片づけをしたリニは、祖母がブディマン・シャイレンドラという雑誌記者に宛てた手紙を書いていたのを見つけました。
宛先も書かれていたので、リニはバイクを持つヘンドラに頼み、町まで連れていってもらいます。

ブディマンに会いに行き、手紙を渡す前に、リニは「助けるって、何から?」とブディマンに聞きました。
手紙を盗み読みしたことを咎めたブディマンは、リニとヘンドラを部屋に招きます。


ブディマンは、祖母と幼馴染みでした。親しすぎて恋仲にならず、そのまま成長したそうです。
祖母はその後ほかの男性と結婚し、一児(リニの父)を儲けました。
リニの父が母と結婚する時に、祖母が反対したことを、ブディマンはリニに話します。
当時は女性の歌手に偏見もあり(そういう時代)、また結婚後、リニの母は長いこと子どもができなかったそうです。
やっと子どもが授かりましたが、祖母は「リニの母が神以外の存在、悪魔の力を借りて、子どもを得たのではないか」と疑っていました。

ブディマンは老齢で、全盲のマッサージ師を雇っています。
マッサージ師がやってきたので、ブディマンはリニに自分の書いた記事が掲載されている雑誌を渡し、読むようにと言いました。


悪魔などと言われても、リニにはぴんときません。
(もともと信仰心が薄いので、神も信じない代わりに悪魔も信じない)
ですから、ブディマンから受け取った雑誌も放置しました。

【転】- 悪魔の奴隷のあらすじ3

熱にうなされたボンディは、「イアンを殺せ」とうわごとのように呟いていましたが、誰も気づきません。
病気から回復したボンディは、イアンをにらみますが、リニやトニーはあまり気にかけませんでした。
夜、ボンディはイアンに、手話で「僕の望みは、お前が死ぬこと」と示してイアンを泣かせます。

夜にボンディがイアンの枕元に立つので怖いイアンは、ボンディがベッドに戻った後、トイレに行きます。
途中、ノックに似た音がしました。祖母とのかくれんぼの音と似ています。
クローゼットを開けたイアンは、祖母に似たものに襲われました。逃げようとしますが、壁の釘に洋服がひっかかり、逃げられません。


翌朝起きたリニは、この家での唯一の娯楽、レコードの盤面のレーベルが剥がれかかっているのに気付き、剥がしました。
そこにも溝があるので聞いてみると、奇妙な低い声の呪文が聞こえます。
ベッドにイアンがいないので、リニが探すと、イアンは家の外の箱(食材などを保管しておく、木の箱)で眠っていました。
祖母の幽霊に襲われたと、イアンは手話でリニに訴えます。


リニがブディマンからもらってきた雑誌に、弟のトニーが食い付きました。
トニーは雑誌を読んでおり、その中にある『不妊を解決 カルト教団の実態』という記事をリニに示します。
記事の内容は、結婚10年目で初の子どもを授かった女性の話が書かれており、「悪魔に受胎を祈る教団が、あちこちに存在する」ことを書いていました。カルト教団です。

カルト教団には、ルールがありました。
「最後の子どもが7歳になる時に、教団へ子どもを捧げなくてはならない。生贄になるのは、最後の子どものみ」
そう読み上げたトニーは、自分たち兄弟の年齢を指摘します。
長女・リニは22歳で、トニーは16歳、ボンディは10歳、イアンはもうじき7歳(現在は6歳)です。
「最後の子が7歳になる前に、母が妊娠を繰り返していたとしたら?」と指摘したトニーは、昔のことを話しました。

娘のリニはあまり母と行動を共にしませんでしたが、トニーは母について歌手の興行についていっていたそうです。
その際に、母がイベントを開くと常に現れる集団がおり、トニーは幼心に違和感を抱いていたそうです。
「こいつらだ」とトニーはアルバムで示しますが、リニはトニーの話を信じませんでした。
イアンの7歳の誕生日まで、あと3日に迫っています。


イアンにご飯を作っていたリニは、祖母が使っていた車椅子が勝手に動いたのを見て、驚きました。
リニは祖母の幽霊を見たと、ヘンドラの父・ウスタッドに相談します。
ウスタッドとヘンドラは母の部屋へ行き、お祈りしろと言いました。
身内の幽霊の場合には、害をなすことはないので、気にすることはないとも告げます。
夜、顔を洗っていたリニは、リビングに白い女の霊を見ました。
イアンは、ボンディの態度が冷たくなったのを、気にします。


幽霊を見たリニは、お祈りする気になりました。
礼拝用の白い衣装を身にまとい、祈り始めます。
リニの背後に白い一団が見えるのですがリニは気付きません。
正面に母の霊が見えた時、リニはパニックになりました。礼拝用の衣装が顔にかぶさり、よけいに混乱します。

同じ時。
イアンは部屋の扉が気になって閉めますが、ボンディのところに母の霊が見えます。
衣装からようやく身を剥がしたリニは、弟たちを連れて、ウスタッドの家に避難しました。


避難したものの、朝を迎えた時、リニは後悔します。もし本当に母親の幽霊だったのならば、悪いことをしたと思いました。
トニーはすっかり悪魔の仕業だと思い込んでおり、「悪魔は魂を収穫するために、接触してくる。抵抗する方法があるはずだ」と考えます。
トニーは姉のリニに、言及しなかった雑誌に書かれたことを教えました。
カルト教団に入って妊娠した女性は、夫の子を妊娠するわけではなく、教団の男たちの子を妊娠するのです。
「自分たち姉弟の顔だちが全く似ていないことを、おかしく思わなかったか」と、トニーは言いました。リニはトニーの話に、少しずつ耳を傾け始めます。

ヘンドラの家にブディマンから電話が入り(リニの家の電話が止められているから)、呼び出されました。
ヘンドラはブディマンの家へ行き、最新記事を預かります。
ブディマンはその後、盲目のマッサージ師(に乗り移った者)に襲われますが、なんとか回避しました。


説教師のウスタッドは、村人たちを招待して、リニの家で集団礼拝をしようと考えました。
宗教心の薄い家族の家には、悪魔が取り憑きやすいのです。追い払うため、集団礼拝を行なうつもりでした。

【結】- 悪魔の奴隷のあらすじ4

ヘンドラはブディマンから記事を渡されますが、その帰りに交通事故に遭い、無残な死を遂げます。
遺体がウスタッドの家に運び込まれたため、集団礼拝の話が立ち消えになりました。
ヘンドラのポケットから記事が落ちたのを、リニは拾います。

ヘンドラの葬儀が行なわれました。
その夜、まだ身を寄せていたウスタッドの家でリニが襲われかけますが、息子の死から立ち直れていないウスタッドは、知らんふりをします。
そこへ父が出稼ぎから帰って来ると、子どもたちを連れ帰りました。


留守の間に起きた出来事を聞いた父は、明日家を出るから荷造りをしなさいと言います。
リニは父に、亡くなる直前に両親がひそひそと話していた内容を聞きたがりますが、父はことばを濁しました。
イアンが井戸に落ち、父が助けに入ります。
リニとトニーが父とイアンを引き揚げ、事なきを得ました。水面に白い女性の霊があったのですが、誰も気づきません。


しかし直後、家の外にカルト集団が現れます。
カルト集団は黒い衣装を着ており、家を取り囲んでいました。
車椅子が動くと飛び、家具も飛び始めます。
騒動でイアンとボンディ、父とリニとトニーの二手に分かれました。
父、リニ、トニーは納戸に閉じ込められます。
さらにイアンが連れ去られそうになりますが、ボンディは迷った後、弟を救います。

女性の影が消えると、納戸から父たちは出られました。
父はナイフを手にして外へ出ると、集団に「子どもはやらない」と宣言します。
集団は左手で何かを落とすしぐさをすると、立ち去りました。


翌日。
リニたちは都会のアパートに引っ越すことが決まります。
家を売ったところ、思わぬ大金が手に入ったそうです。
父は「この家を買い戻してもいい」と言いますが、今回の騒動でこりごりのリニやトニーは、もし買うにしても、どうせなら都会で小さな一軒家を購入してくれと言います。
ウスタッドが来て、お祈りをしてくれます。
それと交替でリニは家を出て、付近を散策しました。

散歩に出かけたリニは、昨夜カルト集団が取り囲んだ時に、小さな赤い実を落としたのだと気付きます。
赤い実はあちこちに落とされていました。リニはそれを拾います。

その翌日は、イアンの誕生日でした。日づけが変わる時まで、リニとトニーは仮眠を取っておくようにと言われます。
ウスタッドは、ひとり息子のヘンドラを亡くして寂しいので、父の家に留まりました。
停電がおきますが、リニがランプを用意します。

夜、ふと気になったリニは、ヘンドラが持ち帰っていた記事に目を通しました。
そこに『悪魔の種 ばらまき計画』という見出しを見つけ、リニはトニーを起こして話します。ある仮説です。
時間は、深夜の12時5分前でした。

死んだ祖母が襲っていたのは、イアンだけでした。
そしてブディマンの記事には、前回の記事に対する大幅な解釈の訂正文が寄せられていました。

前回の記事(トニーが読んだ方)では、「最後の子が7歳の誕生日を迎える時、教団がその子を生贄にするために奪う」と書かれていました。
しかし真実はそうではありませんでした。
「教団が末っ子を奪う本当の理由は、その子が悪魔の子どもだから」
「教団が来た目的は、悪魔の子を奪うためではなく、悪魔の使いのために、印を残すこと」

イアンは「悪魔の犠牲になる」のではなく「イアン自身が悪魔」だったのでした。
祖母がイアンを襲っていたのは、ほかの家族を守るためだったのです。
この真相にようやくたどり着いたリニとトニーは、1階に母の霊がいて、次の瞬間、2階の廊下にいるのを見て、おろおろします。


ボンディとイアンの部屋では、異変が起きていました。
イアンがうわごとのように何かをつぶやいています。
ボンディが起きて「何してる?」と聞くと、イアンは「仲間と話してたんだ」と言うと、笑い始めました。
イアンはろうあ者で、手話で会話していたので、いきなり話し始めたことに、ボンディは戦慄を覚えます。
イアンは笑いながら、部屋を出ていきました。

12時になると共に、墓から死者が出てくると、家に入り込んできます。
父は隣に母のゾンビを見て驚き、リニとトニーに「弟たちを避難させろ」と指示して3人で1階へ行きます。
机でうたたねをしていたウスタッドは、刺されて死にました。
ボンディを手に入れた父は、母の霊のあとをイアンがついていくのを見ます。
父はイアンに未練を残しますが、リニとトニーが「あの子は悪魔の子」と言い聞かせました。

ブディマンが車で駆け付けます。
家には、墓から出てきた死者のゾンビだらけでしたが、父たちは逃げ出しました。
ブディマンの車に乗り込み、逃げ延びます。
ブディマンは父に、「あの子はあんたの子じゃないよ」と言い聞かせました。


…後日。
都会のアパートに身を寄せた父、リニ、トニー、ボンディは、隣人女性から食事の差し入れをもらい、喜びます。
リニたちは、無事に逃げ延びたと安心していました。そのアパートで、再出発するつもりです。

食事のおすそわけをした隣人女性・ダミナは、夫に「引っ越しされたら困るものね」と言っていました。
隣人の若夫婦はカルト教団の一味のようで、部屋には悪魔の実が置かれています。
若夫婦は「収穫の時期だ」と言いながら、ダンスを踊り始めます。

(エンドロール)若夫婦のダンス。すごく楽しそう。

みんなの感想

ライターの感想

イスラム教になじみがなくとも、理解できる内容。
ただ、幽霊なのか悪魔なのかゾンビなのか判らない(苦笑)。なので、全部ごちゃまぜにしたあらすじになっちゃいました、すみません。
えーと、ジャパニーズホラーに通じる怖さがある! けっこう怖い。
ねちゃーと粘度の高い気持ち悪さ、怖さがあって、なかなかよかった。
ボンディがあやしいとミスリードさせて、実はイアンが悪魔でした、というどんでん返しもよかった。
風土とかが分からなくとも、怖さは通じる良作品。

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