映画:死霊の罠2ヒデキ

「死霊の罠2ヒデキ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

死霊の罠2/ヒデキの紹介:「日本初の本格スプラッター映画!」として1988年に公開された「死霊の罠」の、続編にあたる作品です。本作が公開された同時期に、テレビドラマ「ずっとあなた好きだった」の「冬彦さん」役でブレイクした佐野史郎が、本作でもインパクトのある狂気の演技を見せています。

あらすじ動画

死霊の罠2ヒデキの主な出演者

亜紀(中島唄子)、絵美(近藤理枝)、倉橋(佐野史郎)、女霊媒師(池波志乃)、映画館支配人(平泉成)

死霊の罠2ヒデキのネタバレあらすじ

【起】– 死霊の罠2ヒデキのあらすじ1

死霊の罠2ヒデキのシーン1

画像引用元:YouTube / 死霊の罠2ヒデキトレーラー映像

映画館で映写技師として働く女性・亜紀は、やや太めの体型ということもあり、引っ込み思案で社交的とは言えない性格でした。それが、映写室で1人きりで過ごす時間が多い仕事がピッタリだたっとも言えるのですが、そんなある日、学生時代の友人・絵美から食事に誘われます。若い頃はアイドルもしていた絵美は、今はテレビのレポーターとして活躍中で、華やかな世界に住み、亜紀とは正反対と言える性格でした。

絵美は亜紀に黙って、男の友人・倉橋も食事に呼んでいました。突然現れた倉橋を警戒する亜紀でしたが、倉橋はあけすけな態度で初対面の亜紀にも馴れ馴れしく話しかけるような男でした。絵美は「亜紀は男アレルギーなんだから、そろそろ慣れないとね」と倉橋を誘った理由を話しましたが、明らかに自分と倉橋の「ただならぬ仲」を、亜紀に見せつけているようでした。

絵美は、最近この近辺で起きている若い女性の連続殺人事件をレポートする仕事のため、2人のもとを去って行きます。倉橋は「送っていきますか」と亜紀に言いますが、亜紀は頑なに断ります。そして、数日後。改装中のビルの付近で、再び殺人が起きます。殺された若い女性は、股間から内蔵をはみ出させていました。そしてその傍らには、ドレスアップしてハサミを持ち、血まみれになった亜紀がいました。連続殺人の犯人は、亜紀だったのです。

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みんなの感想(1件)

ライターの感想

「日本初の本格スプラッター!」と銘打たれた「死霊の罠」の続編として作られましたが、同じ「ヒデキ」という名の死霊を用いた、別の物語だと言っていいでしょう。マニアの間では有名なスプラッタビデオ作品「ギニー・ピッグ」シリーズの第7作目「ラッキー・スカイ・ダイアモンド」(神戸で起きた児童殺害事件の影響で、発売が遅れ、発売時にも「ギニー・ピッグシリーズ」の冠は外されました)の監督・主演コンビ、橋本以蔵監督と佐野史郎が再びタッグを組んだというだけで、何か「トンデモないことになっていそう」な雰囲気が漂います。

ちょうど佐野史郎さんもドラマ「ずっとあなたが好きだった」の「冬彦さん」役で全国的にブレイクした頃で、その「イっちゃってる演技」にはゾクゾクさせられます。また、ヒロインがたびたび見かける子供「ヒデキ」の異様さは、その後ジャパニーズホラーの代名詞となった「呪怨」の「俊雄クン」の原点とも言えるでしょう。

ストーリーラインの説明は極力省き、おどろおどろしい空気感だけで進んでいくようなところがあるので、ある意味「難解な映画」かもしれません。しかし、全編に漂う「ただならぬ何か」が醸し出す緊迫感は、ハンパないものがあります。ヒロインを演じた中島唄子さんの「暗い過去を持つ地味で内気な女」と「女のフェロモンを撒き散らす殺人鬼」との対比も素晴らしいですし、対象的な役どころの近藤理枝さんは「狂気に対する『正気』」の役どころかと思いきや、終盤一気に狂気が加速していくところがたまりません。

この2人の「直接対決」がクライマックスになるわけですが、何回見ても腕を折られた近藤さんの「痛い、痛い!」はリアルに痛々しいです、日本のホラー映画史上に残る「痛いシーン」と言っていいでしょう。しかもその折れた腕をカッターで切断しちゃうんですから、「127時間」より何年早いことか!あちらは実話ですけどね!

そしてあげくの果て、佐野史郎さんが血まみれ肉片まみれで「生まれて来ちゃう」んですから、もう当時としては衝撃度200%くらいの壮絶なインパクトでした。その後、「大人が生まれてくる映画」は日本にも海外にも何本かありましたが、やはり本作が「元祖」ではないかと。

とにかく、「静かなる狂気」を漂わせる中盤までから、終盤一気に血みどろ激痛スプラッタに確変していく様は、こちらも「日本初のサイコスプラッタ映画!」と銘打ってもいいのではないかと思うほどの凄まじさです。今年2019年にはクラウドファウンディングによる前作と本作のブルーレイ化も決定したそうで、やはりそれだけ熱狂的なファンを持つ「名作」なのだと言えるでしょう!

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