映画:貞子DX

「貞子DX」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

貞子DXの紹介:2022年10月28日公開の日本映画。デジタル社会となった現代にあわせて変異した貞子の呪いにIQ200の天才が挑むサスペンスホラー。『屍人荘の殺人』の木村ひさしがメガホンをとり、原作者である鈴木光司が世界観監修を担当した。IQ200の天才である文華に扮するのは、実写映画版『魔女の宅急便』の小芝風花。共演に、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬、黒羽麻璃央、西田尚美、池内博之ら。

貞子DXの主な出演者

一条文華 – 小芝風花 前田王司 – 川村壱馬(THE RAMPAGE) 感電ロイド – 黒羽麻璃央 一条智恵子 – 西田尚美 一条双葉 – 八木優希 Kenshin – 池内博之 天道琉真 – 渡辺裕之 成瀬愛 – 円井わん

貞子DXのネタバレあらすじ

【起】– 貞子DXのあらすじ1

貞子DXのシーン1

画像引用元:YouTube / 貞子DXトレーラー映像

2022年10月。首都圏。

女子大学院生の一条文華(あやか)がリビングに入ってくると、仏壇に飾ってある父親の遺影に手を合わせます。妹の双葉はまだ起きてこないらしく、母・智恵子は文華の分の朝食を先に用意しました。文華は椅子に座って待つと、食べながら情報収集をします。

テレビでは、首都圏で急増した不審死について報じていました。今月に入って東京都21件、千葉4件、埼玉5件、神奈川5件、群馬2件、栃木1件、茨城1件の合計39件の不審死が発生していました。この日も調布市多摩で竹上萌奈という女性が、衆人環視のなか倒れて死んだとニュースで語られます。いずれも突然死、心不全という見立てで不可解な事象でした。

文華はテレビニュースだけでなく、タブレットでSNSのサイトを閲覧して情報を収集します。

かつてそうした事態が、日本でなかったわけではありませんでした。「『呪いのビデオ(VHS)』を見た人が、貞子の呪いにかかって死ぬ」という、都市伝説とも怪談ともつかない話がネットではまことしやかに語られていました。「呪いのビデオ」というものを売っている人もいます。

朝食後に家を出た文華は車に乗り、テレビ局に向かいます。途中の信号待ちの際に収集した情報を、文華は整理します。両手の親指を耳たぶの下に当て、耳の後ろに両手を広げてアンテナのように広げると、親指で首筋のツボを押さえる動作をおこないます。

文華が信号待ちする車道の前の横断歩道を、若い男性・前田王司と若い女性・成瀬愛が歩いて通り過ぎますが、文華はまだ王司と面識がないので知りませんでした。王司は愛に、「僕がいっしょにいてあげる」と声をかけてなだめています。

信号が青になると、文華は車を左折しました。その右横には街頭のユニカビジョンに貞子が映っています…。(映画タイトル)

10月16日(日)。

文華はIQ200の天才大学院生でした。KXテレビのクイズ番組でずっと勝ち続けており、そのためちょっとした有名人となっています。さいきんはクイズ番組だけでなく、別の番組でも呼ばれるようになりました。今日も『逝く都市伝説くる都市伝説』というオカルト番組にゲストとして呼ばれています。その番組には文華のほかに、人気霊媒師の男性・Kenshinが出演していました。

番組ではいま話題の不審死が取り上げられていました。司会者は、死んだ人たちがネットの闇サイトで「呪いのビデオ」を購入していたことを指摘し、「呪いのビデオ」を見て死んだと結論づけていました。Kenshinはその話を受けて、かつて20年ほど前に貞子の都市伝説があったことを話しました。但しひとつ違うのは、20年前には「ビデオを見た1週間後に死ぬ」だったのが、今回は「ビデオを見た24時間後に死ぬ」ということだと指摘します。変異株なのか、バージョンアップしたのかは不明です。

いまのこのご時世にもしそのビデオがSNS上で拡散されたら、とんでもない事態になるだろうとKenshinは言います。世界中に拡散したら人類は滅亡すると言って、Kenshinは「くれぐれも気をつけろ」とテレビの視聴者に警告します。

その横で挙手した文華は「私はそうは思いません」とKenshinに異を唱えます。文華は、今回の現象も科学で解明できるのではないかと話しました。たとえば不審死についても、「心理的な恐怖で急性心不全が起きるプラセボ効果」というものではないかと言います。

視聴者は文華の言い分に説得力があると受け止め、「Kenshinが文華に論破された」というコメントがSNSで多く発せられます。

テレビを見ていた女子高校生たちは、そもそも家にビデオデッキがないという話題を交わしていました。放送終了後、視聴者たちはそれぞれの家で過ごしながら、SNSに思ったことをコメントします。

文華のSNS上の知人・感電ロイドは忌憚のない意見を向けるので、文華は一目置いていました。番組を見終わった感電ロイドから「サブリミナルで暗示をかけられた可能性もあるのでは」という指摘が届いていました。それを控室で弁当を食べながら、文華は読みます。

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