「逆殺館」のネタバレあらすじと結末の感想

逆殺館の紹介:2016年製作の南アフリカ映画。豪邸に侵入した誘拐犯の運命を描くホラー。人生を取り戻そうと身代金誘拐を企てたヘーゼル。彼はエイドら仲間たちと大富豪のハドソン家に忍び込み、首尾よくひとり娘・キャサリンの誘拐に成功する。ところが、彼女はただの人間ではなく…。

予告動画

逆殺館の主な出演者

ヘーゼル・デイヴィーズ(シャーニ・ヴィンソン)、キャサリン・ハドソン(カーリン・バーチェル)、エイド(スティーヴン・ジョン・ワード)、マーク(ジノ・ヴェンチュラ)、ジェームズ(グスタフ・ゲーデナー)、ジョージー(ディミトリ・バジャラニス)、ヘーゼルの母(ゼルミア・ベズイデンホウト)

逆殺館のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①孤児院育ちの少女・ヘーゼルたちはダイヤ富豪のひとり娘・キャサリンを誘拐し、身代金を奪おうと決意、実行するが、キャサリンの両親ハドソン夫妻はすでに死んでいた。のみならず、キャサリンは悪魔に取り憑かれていた。 ②トラングールという悪魔は4人の魂を奪うと具現化する。ジェームズ、マークは憑かれ、エイドは自殺、ヘーゼルは火事で死んだ母の幽霊の助けを得て悪魔の撃退に成功。

【起】- 逆殺館のあらすじ1

若い女性・ヘーゼルは、幼少の頃に火災で両親を亡くし、施設に預けられました。
幼い頃の記憶は今でも褪せることなく、ヘーゼルは火事で両親を亡くす夢をたびたび見ます…。

・ヘーゼル…若い女性。肩までの髪。火事で両親を亡くしたことを、まだひきずっている。
・エイド…若い男性。本当は黒髪だが、金髪に染めている。でぶっちょの友人・ジョージーを交通事故で亡くし、罪をジョージーに着せた過去あり。現在は保釈中の身。
・ジェームズ…若い男性。モヒカン黒ひげ。エイドとは従兄弟同士。5年前に母を亡くしている。
・マーク…少し年長。黒髪オールバック。娘のサラを亡くした過去あり。

・キャサリン…若い女性。黒髪のロングヘア。ダイヤ事業の夫妻のひとり娘だが…。

ヘーゼル、エイド、ジェームズ、マークは孤児院で知り合った仲間でした。
貧困生活から脱却するため、4人は一攫千金を狙います。
ダイヤモンドを扱うハドソン夫妻のひとり娘・キャサリンを誘拐し、人質にしてダイヤモンドを奪う計画を練った4人は、下見に行きました。
ハドソン夫妻とキャサリンを、遠目に観察します。
さらに綿密な計画を練るために、彼女たちは6週間の時間を設けました。

…6週間後。
目当ての家に1台のトラックで乗り込んだ4人は、深夜の家に忍び込みます。
エイドはその際、壁に美女が正面を向いた絵を見ました。
タンスの裏には謎の文字が記されています。
少しおかしな感じではありましたが、キャサリンを見つけた一味は誘拐をし、トラックで運びました。
アジトとなる廃屋にキャサリンを連れ、首に鎖をつけて、椅子に座らせ監禁します。
首の鎖には、脱出しようとすると分かるよう、鈴をつけていました。
ところで、キャサリンは全身にあちこち傷を負っていました。捕まえた時にできたわけではなく、当初から小さな傷だらけだったのです。

ヘーゼルはキャサリンを説得し、協力してくれればすぐ終わると言って、ハドソン夫妻へ送信するビデオ映像を録画しようとします。
しかし録画を始めると、キャサリンは邪魔しました。何度も根気よく説得し、ようやくキャサリンをおさめた録画ができあがります。
キャサリンと交換に要求したのは、「300カラット相当のダイヤモンド」でした。
映像をハドソン夫妻にパソコンで送信し、3分後に電話をかけます。3分であれば、警察に通報するなどの対処ができないからです。

【承】- 逆殺館のあらすじ2

ところが…。
案に相違して、ハドソン夫妻は家の電話に出ません。携帯にかけてみますが、そちらでも電話がかかりません。
ヘーゼルたちはおかしいと思いました。警察に通報などできる時間はなく、どうしたのだろうと話しあいます。
地下室でキャサリンが鈴を鳴らすと、廃屋の館に停電が起きます。

ブレーカーが落ちただけだと言って、ヘーゼルは地下室に行きました。電気を復旧させます。
チカチカ電球が点滅するものの、やがて電気がきちんとつきました。
ヘーゼルの背後に、焼けただれた女性が一瞬浮かびますが、ヘーゼルはそれを知りません。

地下室に監禁されたキャサリンは、ヘーゼルに「私を解放して。全員死ぬわよ」と訴えます。
ヘーゼルが無視してキャサリンに毛布を渡すと、キャサリンはヘーゼルの腕を掴み、幼い頃にヘーゼルが歌っていた歌をつぶやきます。
両親が火事で死んだことを当てられたヘーゼルは、強がりつつも、部屋の外で思い出して泣きました。

電話が繋がらないので二手に分かれ、行動します。
ヘーゼルとマークはアジトに残ってキャサリンの見張りを、エイドとジェームズはハドソン夫妻の館に、様子を見に行きます。
改めて屋敷に侵入してみると、おかしなところがいくつか見つかりました。
キッチンのテーブルの上の果物が、腐っています。部屋を探索しても、人の気配が一切ありません。
地下室にジェームズが、2階寝室にエイドが移動しました。
2人はほぼ同時に、遺体を発見しました。地下室でジェームズは男性2人の腐乱死体(後に判明、悪魔祓いで呼ばれた神父と助手)を、エイドは2階の寝室でハドソン夫妻の腐乱死体を見つけます。
驚きながらも、ジェームズは地下の椅子の上にあったバッグを持ち帰りました。
エイドは2階の廊下に飾られた小さな美女の絵が、今度は左横を向いているので、おかしいと思います。懐中電灯の灯りを外してもう1度見ると、今度は右横を向いています。3回目は正面を向いていました。薄気味悪いと思います。
気のせいかと思って絵を見ていると、廊下から死んだはずのジョージー(かなりデブ)が突進してくるので、吃驚しました。
ジェームズと合流したエイドは、ジョージーを見たと報告します。あわてて2人は車で館を去りました。

アジトの近くまで戻った時、再び真正面から突進してくるジョージーを見たエイドは、ハンドル操作を誤り、車を横転させます。

【転】- 逆殺館のあらすじ3

まず気絶から目覚めたジェームズが車外に出ますが、5年前に死んだはずの母の幻影を見ました。
ジェームズの母は異様に舌が長く、それを喉に突っ込まれたジェームズは、悪魔に取り憑かれます。
エイドも目覚めて、ジェームズを探しながら徒歩でアジトに戻りました。

キャサリンの両親が死んでいたことをヘーゼルとマークに告げたエイドは、館から持ち帰ったバッグの中身を見せます。
そこには、2本のビデオがありました。何が起きたか知るために、ビデオを視聴します。

1本目は『キャサリンの記録』と名付けられたものでした。
そこにはまだ正常なキャサリンが録画をしており、この屋敷の地下室で不思議なサインを見つけたと報告しています。
さらにキャサリンが住んでいる家では、1900年ごろからおかしなことが続いていると報告していました。1920年代には、教会の調査も入ったそうです。
キャサリンは写真を見せながら、それを説明します。
1941年にメアリーという女性が孫と2人で家に移り住んだところ、2週間後にチーズおろし器でのどを切り裂いて、孫を殺したという事件。
1960年代にドン一家が移り住んだ時には、ドンが愛人宅から帰宅すると、妻が洗剤で毒殺した子どもの横で、自分の眼球をえぐり出していた事件。
その次に起きたのは、デイヴィーズ夫妻の事件でした。
夫妻は娘のヘーゼルと共に家に移り住みましたが、火事で夫妻は死に、娘のヘーゼルだけが生き残ったそうです。

ここまで見たところで、エイドとマークは驚いてヘーゼルを見ました。
ヘーゼルは家のことを知っていたと、素直に告白します。
キャサリンの父はヘーゼルの父の共同経営者だったのですが、両親の死後、キャサリンの父は事業と家を乗っ取って、ヘーゼルを孤児院に追いやったのです。
だからヘーゼルはダイヤのことを知っていたのです。

映像では、まだキャサリンが説明していました。
館では、誰かを亡くした後に住むと、『トラングール』という悪魔が魂を奪うそうです。
そして…キャサリンは、3週間前に堕胎したばかりでした。これから自分に、悪魔が取り憑くかもしれないと言い、脇腹に浮かんだ文字のような傷跡を見せます。
1本目はそこで終わっていました。

2本目は『悪魔祓いの記録』と書かれています。
再生してみると、キャサリンの異常を心配した両親が、バチカンの神父を呼んでいました。悪魔祓いをするそうです。

【結】- 逆殺館のあらすじ4

『トラングール』は人間に取り憑き、4人の生きた魂を奪えば、自分自身の具現化が果たせ、自由の身になるそうです。
それを回避するには『トラングール』を焼くことしかありません。
神父は両親を説得し、地下室で拘束したキャサリンを焼こうとしていました。しかし工具類が宙に浮いたかと思うと、両親と神父、助手の全員が一斉に返り討ちに遭っていました。
ジェームズとエイドが見つけたのは、彼らの遺体だったのです。

ビデオを見たヘーゼルたちは、キャサリンに悪魔が取り憑いており、自分たちにも悪魔を取り憑かせようとしていることに気付きました。
すでにジェームズは悪魔に取り憑かれています。
悪魔は、その人に身近な死の形を取って、近づこうとしていました。
エイドにジョージーというでぶっちょの男が見えるのは、交通事故を起こした時にジョージーが死んだからです。その時にジョージーに全ての罪を着せたという、うしろめたさもありました。
同じように、ヘーゼルには火事で死んだ母、マークには幼くして死んだ娘が見えます。

キャサリンは鎖を解き、自由の身になりました。
マークを捕まえたキャサリンは、「ヘーゼルとエイドの魂をくれれば解放してやる」と取引します。
ヘーゼルは、焼死した母に導かれ、通風口から脱出できると教わりました。
エイドは『トラングール』に取り憑かれたジェームズを撃ちますが、弾は効果がありません。ジェームズはあとで、口から銃弾を吐き出しました。
キャサリンがエイドとヘーゼルの前に空中で降り立ち、欲しい魂はあと2つだと言います。
マークは取引に応じて、キャサリンの首の鎖の鍵を外しました。
キャサリンは長い舌を出して、エイドとヘーゼルに悪魔を取り憑かせようとします。

そこでマークがキャサリンを裏切り(取引をなかったことにした)、キャサリンの首を絞めました。
キャサリンの長い舌がマークの喉に入り、マークも取り憑かれます。
エイドはヘーゼルを通風口に逃がすと、自分は残りました。
キャサリンに発砲しますが、キャサリンは空中で銃弾を止めました。
効果がないと知ったエイドは、自分の頭を撃って自殺することで、取り憑かれないようにします。
ヘーゼルは森を逃げ出しますが、暗いので位置が分かりません。横転した車に隠れます。

そこへ、マークとジェームズを引き連れたキャサリンがやってきました。
ヘーゼルは運転席でライターを見つけます。
マークとジェームズに立ち向かったのは、火事で死んだヘーゼルの母でした。ヘーゼルの母は2人の喉を押さえて宙に持ち上げると、炎で包みます(『トラングール』の弱点は炎)。
ヘーゼルはキャサリンにシャベルで攻撃してガソリンをかけると、ライターで火をつけました。
車ごとキャサリンは炎上し、『トラングール』は消滅しました。

みんなの感想

ライターの感想

いやあ、これはなかなかに、インパクト大の作品。南アフリカの映画という面でも、珍しい一品。
まず映像がすごい。巨大ブッチャーみたいなのが突進してくるシーンでは、怖いはずなのについ笑ってしまう。
空中浮遊、銃弾を途中で止める、銃弾を口から吐く、サービス映像てんこもり。
あちこちで見たような内容をモチーフにしてはいるものの、意外性があってつい見てしまう。
トラングール、舌が長くて気持ち悪い。しかも先端がぎざぎざしてるのも、生理的に嫌悪。
しかも結末も意外。悪魔に、幽霊であるはずのヘーゼルの母ちゃんが勝つ!
(キャサリンには主人公のヘーゼルが、きちんと引導渡してるけど)
まさかの、幽霊が味方してくれて悪魔と戦うパターン。

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