映画:隣の家の少女

「隣の家の少女」のネタバレあらすじと結末

隣の家の少女の紹介:2007年制作のアメリカ映画。実際の少女監禁事件をモチーフに書かれたジャック・ケッチャムの同名小説を映画化したサスペンス・ホラー。監督は本作が長編2作目となる新鋭グレゴリー・M・ウィルソン。出演は「僕たちのアナ・バナナ」のブライス・オーファース、「キル・ミー・テンダー2 笑って殺して!?」のブランチ・ベイカー、「フィクサー」のオースティン・ウィリアムズなど。

あらすじ動画

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隣の家の少女の主な出演者

メグ(ブライス・オーファース)、デイヴィッド(ダニエル・マンチ)、ルース・チャンドラー(ブランチ・ベイカー)、ウィリー・チャンドラー・ジュニア(グレアム・パトリック・マーティン)、デイヴィッド〔成人〕(ウィリアム・アザートン)、ダニー・チャンドラー(ベンジャミン・ロス・カプラン)、スーザン(マデリン・テイラー)、ウーハー(オースティン・ウィリアムズ)、モラン氏(グラント・ショウ)、モラン夫人(キャサリン・メアリー・スチュワート)

隣の家の少女のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①デイヴィッド少年の隣家に、交通事故で両親を失ったメグ&スーザン姉妹が引き取られた。デイヴィッドはメグと心を通わせるが、息子を3人持つ隣のルース夫人はメグを虐待し始める。 ②ルース夫人の虐待はエスカレートし、デイヴィッドはメグを逃がそうと考える。計画は失敗、メグは虐待されて死亡した。

【起】- 隣の家の少女のあらすじ1

隣の家の少女のシーン1 〝実話に基づいた物語〟

ウォール・ストリートで働くトレーダーのデヴィッド・モランは、50歳を過ぎた中年男性です。
2度の結婚を繰り返しましたが、子どもはいません。
郊外に家を持ち、都心にはマンションを持つ、裕福な男性でした。

ある日、老人がひき逃げに遭う現場に居合わせたデヴィッドは、急いで駆け寄ると姿勢を保ち、老人に人工呼吸を施しました。
救急車で運ばれていく老人を見送りながら、デヴィッドは、2人目の妻に「痛みを知っているか」と質問したときのことを思い出します。

2人目の妻は、19歳の時に猫のケンカに入り、太もも、お腹、胸に傷を負いました。
30針を縫い、何日も高熱が続いた状態を、妻は痛みと言っていました。
それを聞いたデヴィッドは、何も分かってはいないと思っていました。

本当の「痛み」とは、それとはまるで違うのだと、デヴィッドは1958年の夏のことを思い出します。
1958年から、デヴィッドの人生は少しずつ狂い始めたのでした…。


〔1958年 夏〕

アメリカの郊外、リビングストン。

自然が豊かなその町で、12歳のデヴィッドは川へ行き、ザリガニを捕っていました。
そこへ見知らぬ少女がやってくると、ザリガニを見せてくれと言います。
少女はメグ・ラフリンと名乗りました。

会話の端々で、メグはニューヨークで暮らしていたことが分かります。
ザリガニを触るメグの腕には傷があり、デヴィッドがそのことについて触れると、メグは交通事故に遭ったと話しました。
両親はその事故で他界し、メグと妹・スーザンはケガをしていました。
孤児になったメグとスーザンは、デヴィッドの隣家のルース・チャンドラーが引き取っていると、デヴィッドは知ります…。


最初デヴィッドはうれしく思いました。
それというのも、かわいらしいメグが隣人になるわけですから、これから楽しく付き合っていけると考えたのです。
デヴィッドはメグに一目ぼれしていました。うきうきしています。
ところが、楽しい時間は持てないと、すぐにデヴィッドは知ることになります。

デヴィッドのお隣は、ルース・チャンドラーという中年女性と、ルースの息子、ウィリー、ドニー、ウーファーがいました。
もともと、この町は小さいので、子どもたちはみんな顔なじみです。
悪さをしたい年ごろの子どもたちですが、町が小さいので、住民はみんな顔が知れていました。
タバコ、ビール、試してみたいものを許してくれるのは、町ではルースだけです。
それもあり、ルースは子どもたちに人望がありました。


隣家へ行ったデヴィッドは、そこでドニーと話をします。
前の日にメグから聞いたとおり、メグたち姉妹は本当に、チャンドラー家に引き取られていました。
メグとスーザンは、ドニーたちとは「はとこ」の間柄です。
メグたちはクライスラーという車に轢かれていました。
メグは歩けますが、スーザンは足を怪我しており、足に装着する松葉づえをつけています。

遊園地でメグと再会したデヴィッドは、メグを誘って観覧車に乗りました。
夢のような時間を過ごしますが、メグは「早く帰らないと、ルースに叱られる」と言います。

思春期にさしかかるデヴィッドたちは、女の子に興味を持ち始めていました。
チャンドラー家の3人の子ども、ウィリー、ドニー、ウーファーと、近所の少年・エディと、デヴィッドの5人は、秘密基地で話をします。
女の人の体に興味を持つデヴィッドたち少年5人は、メグの着替えを見ようとしましたが、チャンスは外しました。

翌日。
ルースは庭にいる天幕毛虫という大きな毛虫の巣を、炎で燃やせと命令します。
ルースはたいまつを巣に近づけますが、メグは、虫をこわがって嫌がりました。
いうことをきかないと、ルースはメグに怒ります。

【承】- 隣の家の少女のあらすじ2

隣の家の少女のシーン2 久しぶりに外でメグと会ったデヴィッドは、メグがこの2日間、何も食べていないと聞かされます。
デヴィッドはメグにハンバーガーをおごりますが、メグはデヴィッドに口止めを頼みました。
口外するなと言ったうえで、「ルースにいじめられている」とデヴィッドに告白します。

メグは絵を描くのが得意で、好きだと言っていました。
ルースとメグがうまくいっていないのは、なにかの誤解があるのではないかと思ったデヴィッドは、メグに、ルースは男の子の世話しかしたことがないからではないかと言います。
ふたりの仲を取り持とうと思い、デヴィッドは、メグに「絵を描いてくれ」と頼みました。


それからしばらくして、メグがデヴィッドのところへやってくると、絵を渡します。
水彩絵の具で描かれたのは、ザリガニを捕るデヴィッドの姿でした。
デヴィッドはそれをルースのところへ持っていきます。

家に入ったデヴィッドは、そこで初めて妹のスーザンに会いました。
ドニーから聞いたとおり、スーザンは足につける松葉杖を装着していました。

「メグからのプレゼントだ」と言いながらデヴィッドはルースに絵を渡しますが、描かれているのが少年なので、ルースは「バカにしているのか」と言います。
メグがデヴィッドにプレゼントを渡すことで、媚びを売っているのだと言ったルースは、メグが娼婦で、デヴィッドに不適切なことをしたかのように言いつのりました。
お仕置きをすると言い出し、尻叩きをしてやると罵ります。
ここに至って初めて、デヴィッドは、メグが本当にルースにいじめられていると気づきました。
デヴィッドの善意は逆効果になり、メグを辱めただけだと気づきますが、何もできません。


(映画でも原作本でも、いじめの理由をはっきりと書いてはいないが、ある程度、想像はつく。
3人の子の母親であるルースはもう若くなく、これから青春を送るメグやスーザンがうらやましい。
失われた若さを持っている彼女らが、ねたましい。
おそらく、他界したメグの母にも、何かしらの嫉妬心があった模様。
あげく、死んだメグの母にかわり、メグたちを育てねばならないということもあり、それらがすべて憎悪や嫉妬の念になり、いじめという行動に結びついたものと思われる)

次にデヴィッドが隣家へ行くと、メグは地下室に拘束され、3兄弟に「くすぐりの刑」を執行されていました。
くすぐりのどさくさにまぎれ、ウーファーがメグの胸を触りました。
メグがウーファーを平手打ちすると、ルースがやってきて事情を聞きます。
話を聞いたルースは、その場を目撃したか、本当に止められなかったのかとスーザンを責めました。
スーザンはクローゼットに入れられており、止める余地などありませんでした。

ルースはメグに尻叩きをすると言いますが、メグはその場から逃げます。
するとルースは、妹のスーザンのパンツを脱がし、その場で尻叩きをしました。
それを止めにメグが戻ってきますが、スーザンは叩かれました。
メグは、母の形見の指輪(ネックレスに通して首から提げている)を取り上げられます。

デヴィッドはその一部始終を見せられ、最後にルースから「うちのしつけだから」と、口止めを暗示されました。

【転】- 隣の家の少女のあらすじ3

隣の家の少女のシーン3 この日から、メグに対するリンチは加速度的にヒートアップしていきます。
先の一件があってから、妹のスーザンに危害が及ばぬよう、メグは暴力に抵抗しないようにしました。
(抵抗すると妹のスーザンが体罰を受けるから)
スーザンの足が悪く、逃げられないという状況も手伝い、メグは人質を取られたようなものです。
母のルースがいじめるので、3人の息子たちもメグに暴力を働きました。
息子たちのそれは、「少女への好奇心」もあります。


カーニバルの日。
メグは町で保安官に訴えました。
それをウィリーが目撃しており、母のルースに告げ口します。
年長者のウィリーとエディは、メグを使ってゲームをしようと奸計を巡らせていました。
それを耳にしながら、デヴィッドはメグを助けられず、つらい思いをします。

…つらい思いをしながら、デヴィッドはそれだけではありませんでした。
心のどこかで「メグがひどい目に遭っているのを見るのを期待する自分」がいるのを、デヴィッドは自覚していました。
後ろめたい気持ちと、メグがひどい目に遭うのを興奮しつつ見ているやましさが、ないまぜになっています…。


メグの訴えを聞いた保安官が、ルースの家へやってきました。
それがルースの怒りを煽ります。
ルースはおとがめなしでしたが、メグが保安官に泣きついたことを怒りました。

その夜。
デヴィッドが隣家へ行くと、とんでもない光景が繰り広げられていました。
隣家の地下室では、天井から縄で両手首を縛られ、目隠しされたメグがいます。
本を3冊積みあげたうえに、足をのせています。
本を取ると、つま先立ちになったメグは、縛られた手首が痛くて悲鳴を上げました。

ウィリーが母・ルースの許可を得て、ナイフでメグの服を脱がせます。
そこまではルースも許しますが、メグの身体に触れてはならないと、子どもたちに命令しました。
少年たちは特に、メグに触れたいと思いつつ、ルースに触れられず不満がたまります。

ルースはメグに「告白タイム」と称し、言えないようなことをしたことがないか言えと命じました。
強制されたメグは、目隠しをされているので誰がいるのか分からず、デヴィッドとスーザンがいるのか質問します。
この質問をすることで、メグがデヴィッドに好意を寄せていることが分かりました(好きだから聞かれたくない)。


(少年たちはメグへ手を出したいが、ルースは「汚い」と言い、最初はかたくなに禁止した。
それが少年たちのフラストレーションを溜めることになってしまう)

深夜。
ウィリー3兄弟とデヴィッドは、吊るされているメグをもう一度見に行こうと言います。
目隠しされたメグを見に行き、水を与えると、メグは腕と肩が痛いからゆるめてくれと訴えました。
ウィリーが、訴えを聞く代わりに触らせろとメグに言うと、メグは拒絶して「触ったら大声を出してやる」と言います。

翌朝。
メグは縄をとかれましたが、ルースに食パンを食べるよう強要されています。
のどが渇いているのでパンが喉を通らないメグは、まず紅茶を飲みたいと言いますが、反抗したとルースは怒りました。

口答えをしたらスーザンがひどい目に遭うと、メグはきかされています。
メグとスーザンの姉妹が、チャンドラー家のルースと3兄弟にいいようにされているのを見ながらも、デヴィッドは何もできずにいました。

【結】- 隣の家の少女のあらすじ4

隣の家の少女のシーン2 デヴィッドは父に、女性に暴力をふるっていいのかと質問します。
父は「女性は殴ってはならない」と答え、何か悟ったのか「男でも女でも、深くはかかわらないことだ」と言い添えました。
別のとき、デヴィッドは寝ている母のところへ行き、小さく声をかけて起こそうとします。
しかし母が起きないので、デヴィッドは母に言うのをあきらめました。


ルースのメグへの虐待は、ヒートアップする一方です。
デヴィッドが地下室へ行くと、ルースは「傷口の消毒だ」と言い、ウィリーがメグにつけたナイフの傷口のところを、吸っていたタバコを押し付けてヤケドを負わせます。
メグは抵抗する気力もなく、いたぶられるままでした。

これではよくないと考えたデヴィッドは、メグを逃がそうと考えます。
チャンドラー家に保安官がパトロールに来ました。
3兄弟が応対のため地下室から出て行き、ルースはその場に残ります。
ルースを追い払いたいデヴィッドは、警察が来たのだろうと言い、ルースを見に行かせました。
そしてその隙に、メグに話しかけます。

メグの逃走資金を用意したデヴィッドは、メグの手首の縄をほどきます。
今夜、地下室のカギを開けるから、すぐに逃げて警察へ駈け込めとアドバイスします。
スーザンはあとで救出に来ればいいと、デヴィッドは助言しました。
その場で金を手渡そうとしたのですが、メグが「岩のところに隠しておいて」と言ったので、デヴィッドは承諾します。
警察官が来たとなぜ分かったのか、デヴィッドはあとでドニーとウィニーに疑われました。

その夜、デヴィッドは川の岩場に金を隠すと、ドアのカギを開けておきました。


翌日。
岩場に見に行くと、金は置かれたままでした。
嫌な予感を感じつつ、デヴィッドが隣家に行くと、メグは逃げていませんでした。
メグはウィリーにレイプされており、ルースがそれを見ています。

メグは逃げようとしたのですが、スーザンを助けに行って見つかったのでした。
(デヴィッドは、スーザンはあとで救出すればよいと言ったのだが、メグは見捨てることができなかった)
逃亡を見つけたルースはお仕置きと称し、今までは息子たちに「触れるな」と言っていましたが、メグに手を出してもよいことにしたのです。

レイプされたメグに、ルースはヘアピンを焼くと「私を犯して」という文字を身体に彫りました。
これでもう一生結婚できないと言い、ルースは笑います。

さらにルースは、メグの陰部をバーナーであぶりました。
メグは重傷を負います。


ルースが去ったあと、デヴィッドはメグを見て泣きます。
デヴィッドの様子を見たスーザンが「私が嫌い? 私のせいなの」と言い出しました。
スーザンは、メグが自分を助けに来たから捕まったのだと言います。
スーザンもルースから虐待を受けており、それをかばうためにメグが助けに来て、捕まったのだと告げました。

デヴィッドは一計を案じます。
ベッドの綿を缶に入れて燃やし、地下室で火事を起こしました。
駈け込んできたルースに松葉杖をふるい、倒します。

警察官2名がやってきて、地下室の状態を見ました。
デヴィッドがメグに寄り添うと、メグは母の形見の指輪を取ってくれと言います。
デヴィッドがルースから取り返すと、メグは虫の息で「最初あなたは夢かと思った。スーザンをお願い。あなたのことが好きよ」と言うと、亡くなりました。
デヴィッドは涙をこぼします…。


現代。

メグの思い出を振り返ったデヴィッドは、酒を飲んでいました。
「過去は常について回る。忘れたい思い出でも。それが恵みか呪いかは、自分次第だ」
そう考えるデヴィッドは、今でもメグと一緒にいるように感じていました。
メグのことは生涯忘れることがないと、デヴィッドは考えています…。

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みんなの感想

ライターの感想

ジャック・ケッチャム氏が書いた、バッドエンドの小説の映画化。
映像を見ても気が滅入るが、原作も相当つらい内容。
ガートルード・バニシェフスキーという女性が、ルースのモデル。
実際にあった事件をもとに、書いている。
虐待、集団リンチ、途中はほんとに見ていてつらい。

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