映画:黒い乙女A完結

「黒い乙女A完結」のネタバレあらすじと結末

黒い乙女Aの紹介:2019年製作の日本映画。「血まみれスケバンチェーンソーRED」などに出演し女優業を本格化させる元SUPER☆GiRLSの浅川梨奈主演のホラー。裕福な宇田家に引き取られた孤児の芽衣。先に養子に迎えられていたラナと親しくなるが、宇田夫妻の秘密を知り…。『黒い乙女Q』の続編。

あらすじ動画

黒い乙女A完結の主な出演者

芽衣(浅川梨奈)、宇田健一郎(和田聰宏)、宇田ナオコ(三津谷葉子)、長谷川(松嶋亮太)、院長(しゅはまはるみ)、堀井元(村松利史)、騒音おばさん(安藤なつ)、(笹野鈴々音)、ラナ(北香那)

黒い乙女A完結のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①17歳の孤児の少女・芽衣は、宇田夫婦に引き取られてラナと親しくなる。ラナの作戦で宇田夫妻を殺したと見せかけたが、シンの黒幕はラナだった。ラナに従わない芽衣は蔵に閉じ込められる。 ②芽衣は不死身の身体を持つ少女だった。お多福様に操られていたラナと宇田夫妻を殺し、芽衣は屋敷を去った。隕石はラナが死ぬとともに消滅。

【起】- 黒い乙女A完結のあらすじ1

黒い乙女A完結のシーン1 (この映画は『黒い乙女-Q-』『黒い乙女-A-』の二部作です。
そのため、この作品だけでは明かされていない内容があります。
特に今作品は、『黒い乙女―Q―』を補完する形でストーリーが進んでいきます。
作品を知った前提で、要所要所を補う内容となっていますこと、ご了承ください)


17歳の孤児の少女・芽衣は、宇田夫妻に引き取られました。
宇田夫妻は前日に、ラナという少女を引き取っています。
ラナと話をすると、共通項が多いことが分かり、芽衣はラナと親しくなりました。
芽衣とラナはつかの間、宇田夫妻の元で幸福な暮らしをします。

ところが宇田夫妻の事業が失敗し、どちらかひとりが施設に戻されることになりました。
直後から、宇田夫妻の愛車が傷つけられたり、花瓶が割られたりします。
ラナの松葉づえが壊されたことで、芽衣に嫌疑がかかりました。

…事業の失敗は嘘でした。
少女たちを絶望させ、仲間割れする様子を見るのが夫妻の狙いと知り、ラナと芽衣は夫妻を殺害します。
罪悪感を抱いた芽衣は自首しようと言いますが、ラナに監禁されました。
ラナが黒幕だったのです…(映画『黒い乙女―Q―』参照)。



左手の人差し指の爪と皮膚のあいだに、爪楊枝を差し込まれている少女がいました。
爪楊枝を差し込んでいるのは、中年男性です。
「これでほんとに、痛(いた)ないの? ほな、もう1本いこな」
父親代わりの男性は、少女の人差し指に爪楊枝を刺した後、今度は中指に爪楊枝を刺します。

帰宅した少女の母がそれを見て、男性に対して怒りました。
しかし男性は、少女が痛いというかどうかの確認をしていると言いながら、フライパンで少女を強く殴ります。
倒れた少女は、そこにあった裁ちばさみで男性に反撃しました。
灰皿を手に取った少女は、母親を殴ると、さらに男性に振り下ろします。
両親を殺した少女・芽衣は、リモコンで音楽を鳴らすと、モーリス・ラヴェルの名曲『ボレロ』を口ずさみながら、折れた首をもとに戻します…。
(幼少期の芽衣のシーンにより、芽衣は不死身だということが暗示されている)


教会の手前にある庭に置かれたブランコで、17歳の少女・芽衣が『ボレロ』を、鼻歌でくちずさんでいます。
宇田夫妻はその頃、院長と話をしていましたが、宇田夫妻といっしょにやってきたラナは、芽衣の様子をうかがっていました。
裏ではラナが、宇田夫妻に演技指導を細かく行なっています。

【承】- 黒い乙女A完結のあらすじ2

黒い乙女A完結のシーン2 芽衣を引き取った宇田夫妻に紹介されるという形で、ラナは芽衣と会いました。
その後、ラナは芽衣と親しくなるように、共通項を作り上げていきます。
6月6日が誕生日だと言い、ラナは芽衣と打ち解けました。
そうやって親しくなりつつ、ラナはある計画を考えています。


…ラナは小児まひが原因で、足が不自由でした。
足が不自由なためにのけ者にされ、さらに両親を交通事故で失います。
両親の生命保険金がおりたのですが、それを施設の人が着服しました。
ラナを引き取った施設は、ラナの両親の生命保険だけ搾取すると、ラナをとっとと里親に引き渡します。

ラナの里親になったのは、いまラナがいる一軒家の持ち主である、堀井元という初老男性でした。
堀井はラナを引き取りましたが、少女・ラナに性的ないたずらをするのが目的でした。
ラナが松葉杖をついていて、抵抗しづらいというのが、選ばれた理由です。

堀井は、引き取ったラナを部屋に呼ぶと、いたずらをしようとしました。
ラナが抵抗すると、怒った堀井はラナを蔵に閉じ込めます。
蔵には白骨死体があり、ラナは怯えます。


蔵へ幽閉されたラナは、あるとき、そこにある巻物で『お多福様』という存在を知りました。
巻物にはお多福様のことが書かれています。

ある双子の姉妹は、醜い容姿のために、外へ出る時にはお多福様のお面をかぶって、顔を隠していました。
双子の姉妹は、村人たちに嫌われ、虐げられていました。
お多福様の面には鬼神の力が宿り、双子たちに「村人に復讐する力」を与えます。
双子たちは、村人たちを殺しました。

お多福様の真の願いは「すべての人間を殺すこと」でした。
ところが双子の姉妹はお多福様の意に添わず、村人たちを殺したところで満足し、殺人を止めました。
そこでお多福様に宿った鬼神は、富士山を噴火させ、双子を家ごと押しつぶして殺します。
以後も鬼神はお多福様の面に宿り、人間に復讐する者を探しています…。

【転】- 黒い乙女A完結のあらすじ3

黒い乙女A完結のシーン3 蔵でお多福様の面と言い伝えの巻物を読んだラナは、お多福様の面を使って堀井に復讐を果たします。
お多福様と契約を交わしたことで、ラナには不思議な力が宿りました。
ラナは堀井に遺言書を書かせて、首つり自殺をさせます。
遺言書には、全財産をラナに譲ると書かせていました。
ラナはそうして、堀井の財産を手にしています。


ラナの狙いは、双子の姉妹のように、もう1人自分と同じように世間を憎む者を探すことでした。
ラナは芽衣に狙いを定め、「世界を憎む者」の同志にさせようと考えていました。

ラナはその後も、宇田夫妻に厳密な指導をし、台本どおりに動かします。
芽衣と親しくなったラナは、幸福な家族の生活を芽衣に味わわせます。

その後に、宇田の事業が悪化し、ラナと芽衣のどちらかひとりしか養えない…という芝居を打ちます。
やきものが壊れ、宇田の車に傷がつけられ、ラナの松葉づえが壊され、まるで芽衣がラナを疑うように仕向けるようなものを仕立てあげました。
信号を待つときに芽衣の背中を押したのは、宇田の妻の仕業でした。

そうしているあいだに、芽衣は追い詰められてきました。
追い詰められた芽衣は憑依され、夜中にラナのベッドに松葉杖を振り下ろす所業をして去ります。
ラナは、「お多福様に憑依され、芽衣が覚醒する」のを待ちます。


芽衣の覚醒のためには、芽衣に「人間が憎い」と思わせる必要がありました。
最後の仕上げとして、宇田夫妻が夜中に話しているのを聞かせます。
「事業が悪化したというのは嘘で、施設に戻されると聞いた少女2人が内輪もめする様子を見て、夫妻は喜んでいた」
そういう筋書きを見せることで、ラナは芽衣をあおります。

ラナの作戦は一定程度、成功しました。
ラナと組んで、芽衣は宇田夫妻を殺害します。

ところがその後、芽衣は罪の意識が芽生えました。
ラナに、警察へ自首しようと芽衣は言いました。
落胆したラナは、芽衣を蔵に閉じ込めます。

【結】- 黒い乙女A完結のあらすじ4

黒い乙女A完結のシーン2 蔵に入れられた芽衣は、奥にいたしわしわの少女に噛まれました。
その瞬間に、芽衣は少女が体験した内容を知ります。
少女・チエコも芽衣のように、憎しみを増長するためにラナに利用され、しかし憎悪が足りなかったために蔵へ閉じ込められたと知った芽衣は、新たな力が覚醒します。

サイコキネシス(念動力)で蔵から出た芽衣は、宇田の妻をトイレで殺します。
芽衣を見つけた宇田は、フォークを芽衣の額に刺しました。
フォークは芽衣に確かに深く刺さったのですが、芽衣にはダメージを与えられません。
芽衣が見つめると、宇田は自分で自分の首にフォークを刺し、死にました。
芽衣が見つめると、蔵の錠前は解けて落ちます。
錠前が壊されたので、しわしわの少女は解放されました。


外では、ラナが予知したとおり、直径400mの隕石が落ちてこようとしていました。
(注:ラナは芽衣に、巨大な隕石が落ちてきて世界が滅亡する話をしていた)

ラナはお多福様を呼び、芽衣を殺そうとします。
しかし芽衣はお多福様のお面を割ると、ラナに話しかけます。
「言ってなかったっけ。私って死ねないらしいの」
(冒頭の幼少期の映像は、不死身であるという芽衣のエピソード)


芽衣はラナの額に手を当ててラナの過去を読み取ると、お多福様の面にラナが操られていたと知ります。
巻物の話はでたらめだと指摘した芽衣は、ラナに提案します。
「じゃんけんしようよ。ラナが飼ったら、仲間になってあげる。負けたら、さよなら(死ねという意味)」

じゃんけんをした芽衣とラナは、えんえんパーの「あいこ」でした。
しかしラナはグーをわざと出して、負けます。
芽衣はラナに「さよなら」と言うと、倒しました。
ラナが死ぬとともに、隕石も消滅します。

芽衣はラナの死を悲しみつつ、屋敷を紗ロいました。
屋敷には、お多福様の面をかぶった少女が、赤ん坊を抱いて芽衣を見送ります。

(最後まで出てくる、お多福様の面をかぶった少女の過去がない。ラストシーンで突如出て来た赤ん坊もなぞ。
芽衣が「巻物はでたらめ」と言ったが、その真偽も明らかになっていない。
「お多福様」=「鬼神が力を貸している」のは理解できた。人間を全滅させるという目的も分かった。
芽衣が持っている能力が、『黒い乙女―A―』でいきなり明かされ、しかも映画が進むにつれ、能力がどんどん増えるので、戸惑う。
二部作にしているが、見終わった後、かえって謎が深まった印象を受けた 苦笑)

みんなの感想

ライターの感想

…二部作なのだが、疑問点が全然解決されていない!
むしろ、後半になって明かされる芽衣の特殊な能力!
不死身はまあいいとして(いいのか?)、映画の終盤にさしかかると、どんどんいろんな能力が出てくる。
ご都合主義の極致になっており、ちょっと冷めてしまった。
しかもお多福様の根本的解決になっていないし、ツッコミどころがとにかく満載な映画。
その「ツッコミどころ」を楽しむ…という意味で鑑賞するのならば、いいかも。
主役の2人はいずれも美少女なので、見ていて楽しい。

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