「End Call」のネタバレあらすじと結末の感想

End Callの紹介:その番号に電話をして願いを言うと相応の寿命と引き換えに願いがかなう”禁断の番号”の都市伝説の恐怖を描いた、2008年公開のホラー映画。監督/脚本/編集は「水霊 ミズチ」「やりすぎコンパニオンとアタシ物語」の山本清史。Jホラーではあるがアメリカ資本で、アメリカで先行公開、英・欧など10か国で公開された。出演は「仮面ライダー555」の真理役で知られる芳賀優里亜、「ランブリングハート」の臼田あさ美など。

予告動画

End Callの主な出演者

常盤舞(芳賀優里亜)、堂島(小林俊)、浦川小夜子(臼田あさ美)、本橋涼子(松木里菜)、服部マコ(玲奈)、坂本(永岡佑)、涼子の姉律子(神農幸)、担任教師城島(諏訪太朗)、小夜子の父(渡辺哲)、TVレポーター小山(三輪ひとみ)など。

End Callのネタバレあらすじ

【起】- End Callのあらすじ1

2008年3月30日。
カラオケバイトの女子高生小夜子は、客の女子高生たちが「夜の12時ピッタリにTV電話(TVコール)をかけて、『死神様、死神様、通話時間の分の寿命を差し上げますから、願いを叶えてください』って言うんだって!」と都市伝説で盛り上がっているのを横目で見たあと、厨房で0906473****に電話をかけます。が、画面にはぼんやりとした乱れた画面が映るだけで反応は無く、彼女は舌打ちをすると「自由が欲しい。あのバカオヤジから自由にしてくれよ」と話します。すると突然ダウンロードが始まったため慌てて切りますが、通話時間は0:01:02になっていました。その時、スタッフに呼ばれた彼女は携帯を置いて出て行きますが、画面はリスタートされダウンロードが始まります。
深夜、彼女が帰宅すると、父親は酒瓶だらけの居間で飲んだくれていました。父親は、ビール買って来い!と命令しますが、無視して汚れ物を手早く片付け「母さん生きてたらなんて言うかね」とこぼす彼女の背中に、「だったらてめぇなんかいらねぇよ」と毒づきます。彼女は自室でイラつき携帯を投げつけますが、通話時間は90:02になっていました。
翌朝4時半、彼女が起きると通話時間は270:02になっていましたが、彼女は気づかないまま1階の洗面所に降りて行きます。すると父親が鏡の前で歯を磨いていて声をかけても動きません。彼女は面倒くさそうに父親の前に立って鏡を拭き、異常に気づき振り向くと、父親はT字カミソリで口内をこすっていて、大量に血を吐き倒れます。
その時、彼女の携帯が鳴り「DOWNLOAD END」のメールが届き、小夜子は「こういう事かよ…」と携帯を投げ捨て、「母さん、私、また死に損なったよ」と呟きます。

【承】- End Callのあらすじ2

2008年1月30日。
本橋涼子は、高校の進路指導室で、模試の結果が悪いのは全部お前のせいだ、志望校のランクを下げろ言うハゲた中年の担任城島の説教をぼんやりと聞いていました。城島は、彼女の肩や髪を撫でてメアドを渡し、連絡くれたらいろいろ面倒見てやると笑い、彼女は唇を拭います。
間もなく小夜子と舞とマコがやってきたため、涼子はあわてて取り繕いますが、夜、自室でメモを破き、太腿に残る無数の古傷の横をカッターで切りつけます。
間もなく部屋に来た姉に、模試が悪くても母さんに見せなきゃだよぉ、私と違ってみんなに期待されてんだから、あんたのリスカ、知ってんだからね!と責められ、ほんとの姉妹でもないくせに姉貴ヅラしないで!と追い出します。

2008年2月28日。
瀟洒な邸宅の自室で寝ていた常盤舞は、小夜子からの電話をスルーしますが、彼女は留守電に涼子が自殺したと言い、欠席が続く彼女を心配している様子でした。舞の携帯にも2月1日の5時41分「DOWNLOAD END」のメールが届いています。
彼女は、ジューサーでバナナジュースの準備をしながら、担任の城島に電話をしますが、担任は欠席が続く彼女を案じ、本橋はあんな死に方だったから通夜も告別式もしないそうだと勝手に喋り続けます。が、ジューサーの中に指輪が落ち、取ろうとするうちスイッチが入り、指が粉砕され悲鳴を上げたところで目を覚まします。どこからが悪夢だったのかはわかりません。
TVではレポーターの小山が涼子の自殺を取り上げ、深夜1人で現れた涼子が、バッティングセンターのキャッチネットの前にふらふらと立ち、飛んでくるボールをまともに何度も受け倒れ込む様子が動画投稿サイトに投稿されたと語っていました。

舞は、小夜子と喫茶店で会い、涼子の自殺は件の電話番号に大学のお願いをしていたせいらしい、マコも学校に来なくなったと聞き、涼子の家に確かめに行くと言います。
舞は涼子の家に行き、彼女の部屋で遺影に線香を供え、涼子の姉に自分の携帯の請求書を見せます。姉は161万2800円という金額を見て呆れますが、禁じられた番号にかけ、願いを言ったらこうなった、これは願いと引き換えに支払う寿命の値段だ、涼子にも高額請求が来て払えなかったため自殺したのでは?と問い詰めます。
姉はそんなこと知らないと怒り、携帯を止めれば済むことだと笑います。が、舞が手を尽くしたが駄目だったと言うのを聞いて、彼女に部屋を探させ、じっと見ていました。が、舞が、参考書の間から出てきた涼子と堂島のツーショットのプリクラを見てショックを受けるのを見て、以前から2人は付き合ってたが、受験期の今になって、なぜか涼子が一方的にフラれリスカして大変だった、涼子の自殺の原因は、半分は堂島のせいだけど、半分はあなたかもねと言います。舞は走って逃げ出し、陸橋のたもとでプリクラを握りしめ、「ごめん涼子、私のせいだ」と泣き崩れます。
彼女はその1か月前、冬休みが終わって間もなく、堂島と出会い恋に落ちたのです。

2008年1月31日。
学校では、マコがあの噂で願いが叶い西高の坂本と付き合っているという噂で持ちきりでした。マコもまた1月27日に遊び半分で電話をし「DOWNLOAD END」のメールを受け取っていたのです。半信半疑だった舞も12時に電話をし願を掛けますが、翌日、あっさりと願いは叶い、マコと坂本に堂島を紹介され、付き合い始めます。
そして2008年2月15日。舞は161万2800円という携帯料金の請求額を見て愕然とします。

【転】- End Callのあらすじ3

2008年2月20日。
舞は、堂島から誘われ、喫茶店で坂本と会います。彼はマコが突然、理由も言わず金が必要だと言ってフーゾクのバイトを始めたと悩んでいました。
一方、個室マッサージのバイトをしていたマコは、客としてやってきた担任の城島と鉢合わせして驚きます。2人は言い合いになりますが、城島に学校に内緒にしてやるからと迫られたため、急所を蹴って裸足で逃げ出し、舞に助けを求めます。
舞は、公衆トイレで待っていたマコに上着を届け、坂本が心配してた、携帯代のせいかと聞き、自分も同じ事になってると打ち明けます。が、マコは願を掛けた事を認めはしたものの、舞んちは金持ちだから携帯代にここまでする気持ちがわからないんだと泣き、仕事に戻ります。
が、その日以来マコとの音信は途絶え、舞は、堂島と坂本にマコがこうなった理由と現況だけを打ち明けます。何も知らない堂島は、落ち込む舞を慰め、俺が守ると誓って抱きしめ、悪魔には渡さないとキスをします。
舞は、堂島が彼女に涼子とのことを言わなかった理由を考えますが、知ったとしても自分は同じことをしていたかもと思い、罪悪感と自己嫌悪に陥ります。

2008年3月15日の終了式。
放課後、小夜子は、担任の城島に、本橋んとこには行ったのか、常盤は様子がおかしく、服部も登校しない、俺でよかったら何でも相談に乗ると言われ肩を抱かれます。彼女は拒絶し去って行きますが、城島は舌打ちをして女生徒の名前を書き込んだメモ帳の小夜子の名前を消します。が、間もなくマコから電話があり、交渉の末、10万で彼女を買う約束をします。

小夜子は舞の家を訪ね、涼子の家で確かめた結果を聞きます。舞は笑って「バカな話だよね、みんなあの番号に電話したんだよ」と言い、小夜子はまだ電話してないの?、みんなにオトコが出来て羨ましいんだろう、そういう噂があれば電話をかけるのがフツーなのに、かけたらどうなるのか様子を見てた、無欲ぶってみんなを嘲笑うサイテーの人間だと罵ります。
呆れた小夜子は昔はもっとましな子だったのに残念だよと言い出て行こうとしますが、舞は慌てて彼女を引き止め、必死で謝り、ほんとは怖くてたまんない、どうしたらいいのか解んない、私、涼子のこと殺しちゃった、マコの事も私のせいかもとすがります。
一方、マコは城島と関係しますが、追加請求された城島はごまかそうと彼女を押し倒して脅し、マコに「払わない気なら死ぬよ」と言われます。

小夜子は、事件を調べに学校の図書館に行き、堂島と出会います。彼は、10年前、群馬県の女子高で同じような事件があり、「携帯電話には封印された番号があり、願いをかけるとなんでも叶う、引き換えに通話時間分の寿命が奪われる」という噂が元で10人が死んだ、が、その事件には11人目の犠牲者がいて死ななかったらしいと話します。けれど記事ではその生徒も仮名で、行方不明になっているため探す手立てはありません。
2人はネットで探そうと思い立ち、小夜子の家で彼女が以前から気になっていたというアングラの動画投稿サイトを開けます。が、見始めようとした時、堂島の携帯に坂本から電話があり、堂島は多分マコの事だと言い、電波が悪いため外でかけ直すと出て行きます。
小夜子は閲覧を続け、”OKUSTIR”の投稿「【禁番】風呂で出汁を取る映像【END CALL】バカなフーゾク女が客を殺して煮出したらしい」というタイトルの動画を見つけます。それはホテルのバスルームで、マコがラップで巻かれた城島を壁に打ち付けて気絶させ、バスタブに沈め30分焚き続けた映像で、両者の顔もはっきりと映っていました。その時堂島が青ざめた顔で戻り、手遅れだった、マコが入院したと言います。
4人はマコの病室に駆けつけ、彼女が陸橋から飛び降りたが助かったと話し、坂本は俺のせいだと動揺し、舞も取り乱していました。が、マコは病室から消え、4人が必死で探す中、堂島が階段を昇るマコを見て坂本と共に追いかけます。屋上にいたマコは、2人が止める間もなく飛び降り、病院の入口付近にいた小夜子と舞は落ちてくるマコを目撃、舞はマコと目が合い微笑んだのを見た瞬間、直撃され、共に死亡します。
小夜子は隣で惨死した2人の血しぶきを浴び、一筋の涙をこぼします。

【結】- End Callのあらすじ4

その1週間後。
小夜子と堂島は満開の桜が咲く墓地で話をしています。小夜子は沈む堂島にあんたのせいじゃないと言いますが、大事なもんが無くなり、面倒なもんだけが残るのは自分のせいだ、なんでクソみたいな世の中に自分が残されるのかとこぼします。堂島は彼女を”死にたい人”なんだといい、死には逆らえないし平等じゃない、死にたくない人が死んで、死にたい人は死ねないんだと話します。彼女は怒って舞じゃなく自分が死ねばよかったんだと掴みかかりますが、突き飛ばされ、去って行きます。
彼は墓地に1人残り、その噂を呟き、「でもみんな僕がいったい何をしたのか、真実を知らない」と呟き、携帯の「12/25 05:34 DOWNLOAD END」のメールを削除し、タバコに火を着けます。
「高校生がタバコ吸っていいのかなぁ」…そういって彼を押し倒したのは涼子の姉律子でした。恋人が死んだんだからいいじゃないすかという彼に、別に好きでもなかったと知ったらあの子、傷つくだろうなぁと言い、あなたが僕にあの番号教えたんでしょ?僕だけ悪者にしないで下さいよという彼に、涼子や舞と楽しくやってたんでしょ?今更怖気づいたなんて言わないでとイラつき、あなたにハメられた、騙されたと呻く彼を残し去って行きました。
彼は「適当に刺激的な毎日が欲しい」と番号に願った事、そのため3人が死んだ事を後悔していました。真相に気づき調べたものの止める術は無く、”悪魔”は自分たちの命を欲しがっていて、一度かけたが最後逃れられない事を改めて知っただけだったのです。
1人さまよう彼を呼び止めたのは坂本でした。彼は全部お前のせいだったんだな!とナイフで襲いかかります。2人は揉み合いとなり、堂島は刺され、坂本は首を絞められ相撃ちとなり死亡します。

2008年4月4日。
登校途中の小夜子は、事件の取材に来ていたTVレポーター小山に呼び止められしつこくインタビューを求められます。あまりのしつこさに怒り出した彼女はレポーターの襟を掴み怒鳴りつけますが、そこに軽トラが突っ込み叫び声が響き、カメラは乱れた画像の後、車体の下で血塗れで息絶える小夜子を数秒映し、放送事故の画像に差し替えられ止まります。
それは主のいない小夜子の部屋のTVにも映っていましたが、同じく電源の入ったままのパソコンには件の動画投稿サイトが映っていて、即座に事故の映像が投稿されていました。
投稿者は城島を焚くマコの映像と同じ”OKUSTIR”で、それは裏読みをした律子の名前でした。
「10年前、私は世界を捨てた…」、悪意に満ちたこの世界でのクソみたいな生活も自分の無力にも絶望した彼女は、禁断の番号にこう願ったのです。「死神様、死神様、通話時間分だけの寿命を差し上げますから、どうか私を”悪魔”にしてください」…彼女は「それ以来、こんな世界も悪くないと思うようになった」と語り、唇を舐めます。

「さあ話して。あなたの欲しいものはなに?携帯ひとつで手に入るものなんてたかが知れてるけどね」…暗闇に彼女の笑い声が響きます。

みんなの感想

ライターの感想

※時系列が飛ぶので、冒頭はちょっと解りにくいかと思いますが、内容はストレートで登場人物も少ないので、そのまま書かせていただきました。

アメリカ資本のJホラーは「1303号室」で初めて耳にしましたが、こちらは洋画扱いではないようで。「呪いの番号」の都市伝説にも様々ありますが、これは「願いが叶う番号」の話で、作品にははっきり末番まで番号が出てくるのですが、なにより百数十万という高額請求が恐ろしく試してませんし、一応伏字にさせて頂きました。願い事と潤沢な資金のあてがある方は、本編をご覧になった上で試してみるのも一興かも。
主演は芳賀優里亜ですが、ヤンキー言葉で黒縁メガネの小夜子役臼田あさ美、身体張って頑張ったマコ役の玲奈、冒頭で退場となる涼子役松木里菜も魅力的で、「水霊 ミズチ」「水霊縁起禄」で祐一の恋人役だった神農幸が律子役を演じS的魅力を醸しています。また徹底したキモキャラ役で頑張っていたベテラン2大オヤジ俳優諏訪太朗と渡辺哲にも拍手を送りたいところです。

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