「ex(エックス)」のネタバレあらすじと結末の感想

ex エックスの紹介:2011年製作のアメリカ映画。新薬の臨床実験に応募した被験者たちが麻酔から目覚めると、奇妙なことに彼らの肉体から外傷が消えていた。彼らに投与された、細胞を再生し元の状態に戻す《B-15》。しかしその副作用は猛烈で、前タイプの被験者は凶暴なゾンビに変身したという。はたして《B-15》の被験者たちにはどんな症状が現れるのか…。

予告動画

ex(エックス)の主な出演者

ウィリアム・ハンター(ブランドン・オーレ)、ドミニク・ブラック(マイケル・トンプソン)、リース(クレイグ・ホークス)、サマンサ・フォックス(インゲボルク・リードマイヤー)、ジェイク・バトラー(ライアン・マクケット)、メーガン・ドノヴァン(クリスティアン・ル・ルー)

ex(エックス)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①新薬開発の治験が行なわれ、サマンサ、ウィリアム、ドミニク、ジェイクの4人が参加。薬を服用した後に目が覚めると廃病院、下半身不随のドミニクは歩け、ガンのジェイクは髪が生え、サマンサのピアス穴とウィリアムのタトゥーが消えていた。しかし同じ廃病院内にゾンビのような人間がおり、襲われる。 ②4人とも実は採取したDNAをもとに作られたクローン、実験は「クローンを作る」もの。オリジナルに近いレプリカが再現されるのだが、みんな4日で腐っていた。

【起】- ex(エックス)のあらすじ1

ジェンテックB14の治験で、ある男性が血を吐きます。
男性は意識レベルが低下し、モルヒネを追加しましたが、失敗に終わりました。
男性の目が黒眼になります…。

…ジェンテックB15の治験が募集されました。
4日間の拘束で費用は25万ドル(約2800万円)という高額なものです。

・サマンサ・フォックス…金髪の若い女性。耳、唇の下にピアスの穴をたくさん開けている女性。ぜんそく持ちで、吸入器が欠かせない。
・ウィリアム・ハンター…ヒスパニック系の中年男性。解雇された元刑事で、妻子を見返すために高額の治験に応募。左の首筋にタトゥーを入れている。
・ドミニク・ブラック…眼鏡をかけた若い男性。まじめそう。3階から落下したことで下半身不随となり、現在は車椅子の身。
・ジェイク・バトラー…金髪の若い男性。ガン患者。放射線治療によって後頭部がハゲており、帽子で隠している。

金目当ての者もいますが、ドミニクやジェイクのように、治験によってなにかしら得るものがないかと、すがる思いで応募した者もいます。
彼らは私物を渡し、臨床実験への同意書にサインして、薬を服用しました。薬は1錠で、柔らかいカプセルの形をしています。

〔B15/1日目〕
目を覚ましたドミニクは、自分たちが拘束されていると気付きました。
記憶テストとして両親の名前を聞かれ「母はルネ・ブラック、父はペイトン」と答えます。
酸素マスクをつけられ、拘束されたまま、ドミニクたちは廃病院のような場所へ移動させられました。

そこで解放された4人は、私物も渡されます。
サマンサは渡されたバッグから吸入器を出すと、吸入しました。ひと息つきます。
ドミニクは眼鏡を戻され、かけました。
靴を脱がされた時、ドミニクは自分の左足の指先が動くことに驚きます。
「僕には効果がある」と、思わずドミニクは発言しました。

半身不随で車椅子の生活だったドミニクですが、治験の薬の効果か、足が動くようになっていました。
長いあいだ使っていなかったので、動きはぎこちないものの、立ちあがって歩くことができることにドミニクは感激します。
ドミニクは他の3人に、何か身体的な変化はないかと聞きました。
ジェイクは自分が末期のガン患者であることを告げ、後頭部の脱毛がなくなっていると言います。
サマンサが、ピアス穴が全部ふさがっていると言いました。
ウィリアムだけは、何も病気などないと言いますが、首筋のタトゥーが消えていることをみんなに指摘されます。
後天的な傷や病気などがなくなったのかもしれない…と3人は言いますが、ウィリアムだけは信用しないと言いました。その場を立ち去ろうとします。

【承】- ex(エックス)のあらすじ2

ところで同じ場所には、前回の実験ジェンテックB14の効果がみられなかった人たちが、まだ残っていました。
彼らは「死なないがゆっくりと腐っていく」いわばゾンビのような状態でした。
(後に判明、喉の渇きから始まり、顔のあちこちから出血し始め、意識が混濁して暴れるという症状をたどっていく)
前回の被験者の男性コリン・ノートンが、ゾンビ状態で放浪しています。

サマンサが、水がないことに気付きました。
4日間の治験を聞いていたものの、4人は廃病院のような場所に留め置かれ、水どころか食糧も渡されていないことに気付きます。
苛立ったウィリアムは斧と煙草を手に入れました。

夜になります。
病院内は真っ暗になり、4人は途方にくれました。
別の場所に、前回の治験者の女性メーガン・ドノバンが潜んでいます。
メーガンは治験をクリアして、正常でした。

〔B15/2日目〕
ドミニクが汗びっしょりになっているのを見て、ウィリアムが「どこかで水を飲んだのだろう」と詰問します。
怒っているウィリアムを、ジェイクが制止していました。
ウィリアムは「現場が無人なのはおかしい。この中の誰かがスパイなのではないか」と言い、ドミニクを疑っています。
ドミニクは「監視カメラがあるから、遠くで観察しているのだろう」と指摘しますが、ウィリアムはそれでも疑いを解きませんでした。
ドミニクの言うことは正解でした。監視カメラごしに、ジェンテック社の研究者たちは、彼らを観察しています。

最初に廃病院へ移動させられた時に、付き添っていた軍人の銃について、ウィリアムが「M4で顔を殴られたと言った」とサマンサが指摘しました。銃の種類に詳しいウィリアムこそが怪しいと言います。
ウィリアムはやむなく、元警官なのだと告白しました。
過去に治験を経験した者がいるかとウィリアムが質問しますが、経験者はウィリアムだけでした。
治験の場合、大抵は1粒「偽薬(プラシーボ)」を混ぜているとウィリアムはいい、それは自分のだろうと言いました。根拠をあとの3人が聞きます。
ウィリアムは「俺だけが鼻血を出していない」と答えました。
サマンサ、ドミニク、ジェイクは鼻血を出しています(発症開始)。

同じ病院の別の棟では、治験で失敗してゾンビ化した者を退治しようと、武装した男が奮闘していました。
この武装の警備員も募集で集まった人物で、何も聞かされていません。

【転】- ex(エックス)のあらすじ3

何を警戒すればよいのか分からないまま、警備を続けていた「ベータ」は、セクター3区域で全身が血まみれで顔が腐敗化で黒ずんだコリンに襲われ、噛まれました。
ベータも感染します。
ベータが落とした水筒を、メーガンが拾って確保しました。

〔B15/3日目〕
警備員の「リース」が、B14の実験の生存者が2人残っていることを、司令部に報告します。コリンとメーガンのことです。
コリンは発症していますが、メーガンは奇跡的に「汚染」されていないと知ると、司令部はリースに「メーガンを連れ帰れ」と命令しました。
メーガンは2か月前から治験に参加していました。
他の被験者はみな、全身が腐って病院内で死んでいましたが、メーガンだけは細胞を再生させているようなのです。
彼女のDNAを調べれば、会社にとって有益な何かが得られると、会社の上層部は考えました。
「リース」は同じ警備員の「ブリッグス」と共に行動を開始します。

ウィリアムが煙草を吸おうとして、せき込みました。喫煙歴は17年なのに、初めて煙草を吸ったような感じだと言います。
ドミニクが血を吐きました。メンバーの中で最も症状が速く出ます。
監視していた会社の者は、「汚染」とみなしました。運動能力と認知能力が低下し、やがて血中の酸素濃度が低下して細胞が壊死し、生きたまま腐っていくのです。

ブリッグスとリースが暴れる「ベータ」を見つけました。武装した同じ制服を着ているので、近づきます。
ベータはブリッグスとリースに襲いかかろうとし、彼らは発砲しました。
その銃声を耳にし、ドミニクら4人が反応します。
しかしドミニクは徐々に反応が遅くなり、よくなっていた足も麻痺し始めました。やがて立っていられなくなり、這います。
ウィリアムとジェイクは斧を持って移動し、動けないドミニクをストレッチャーに乗せて移動しました。
サマンサは様子を見に行き、襲われそうになります。そこへリースが現れて助け、ウィリアムたちと合流します。
リースはベータとの戦いで、首すじを噛まれていました。

リースと別行動になったブリッグスは、メーガンを見つけました。
意識のあるメーガンの腹が膨れているのを見て、妊婦だと思います。メーガンも否定しませんでした。
(先にネタバレ。メーガンの腹部が膨らんでいるのは、血液パックを巻いているため)
ブリッグスはメーガンを助け、かばいながら移動します。

ブリッグスとメーガンが移動するのを見つけたウィリアムは、メーガンの首に斧を当てて脅し、水筒を奪って水を飲みます。
「この建物から出せ」とウィリアムが要求しますが、ブリッグスは「君らと同じ参加者だ」と答えました。これは事実です。

【結】- ex(エックス)のあらすじ4

信用しないウィリアムは、配線コードをちぎってメーガンの首に当てて拷問し、それを見せてブリッグスを脅しました。いくら言ってもブリッグスが「本当なのだ」と答えます。
「知っていることを教えろ」と、質問を変えました。
ブリッグスは「政府が介入しない治験で、脊椎損傷、ガンやぜんそくなどに効く薬や、あるいは酒、タバコをやめられるような薬を開発しているらしい」と言います。

建物から出る方法が分からないと知ったウィリアムは、自暴自棄になりました。
暴れ始めたウィリアムを、ブリッグスが首を絞めて殺害します。
サマンサは、ゆっくり動く黒い顔の男を目撃していました。
メーガンが「あれは、脱落した者なの」と説明をします。
治験によってまず喉の渇きを覚え、顔のあちこちから出血し始めます。やがて意識がもうろうとして仲間を襲い始め、視界が暗くなっていくのだそうです。
生きたまま腐っていく、でも死なない…と聞き、「怪物を作る実験なのか」と一同は疑いました。

〔B15/4日目〕
メーガンがウィリアムの遺体を霊安室に移動させると、遺体の腕を肘から切断し、血を採取します。
それを血液パックに入れ、他の者にも渡しました。
血の匂いで撹乱できるので、怪物に出会った時に目くらましになると言います。

地下に階段があり、そこから脱出しようとブリッグスが提案しました。
しかしそこにはすでに発症したドミニクが先回りし、待ち伏せていました。
地下室に入ったブリッグスは、メーガンを守ろうと、電気が通じていない霊安室の個室に入れ、閉じ込めます。
うまくいけば翌日の朝に増員部隊が派遣されるので、その人たちに救助してもらおうと考えました。
メーガンを入れると、ブリッグスは血液パックの血をまいておびきよせ、銃撃します。しかし相手は不死なので、殺されました。

サマンサとジェイクは建物の外へ辿り着きました。出られます。
しかし建物の外にも狙撃部隊がいました。狙撃部隊は上層部に指示を仰ぎます。
上層部は「すでにDNAを採取しているからよし」とみなし、射殺を命じました。
サマンサとジェイクは殺害されます。

メーガンは確保され、血液検査に回されました。
また廃病院へ戻されて、監視されることになります。

監視カメラを見ていたのは、上官の「ルルー」とドミニクでした。
廃病院に置かれていたのは、実はDNAを採取された「クローン」だったのです。
クローンを作れないかという実験なのですが、みんな残念なことに4日で腐ってしまうのだそうです。
今までに2か月以上生存できているのはメーガンだけで、理由はまだ分からないままでした。
ジェンテック社は新たなクローンを作るために、DNAを採取しようと被験者を募ります…。
(廃病院で奮闘している者たちは、みんなクローンだったというオチ。
オリジナルのドミニクも下半身不随)

みんなの感想

ライターの感想

うーん。微妙。
クローンオチはいいんだけど、突っ込みどころが多すぎ。
ゾンビネタかと思わせておいて、最後の最後になって、「実はクローンでした」。
納得はいく。のだけれど、そこへ至るまでの道筋が長く、しかも「中途半端に地味」なので、退屈になってしまう。
ゾンビっぽい人物をきちんと見せてくれるわけではなく、ちら見せ。
腐っていく過程もあまり親切に描いてくれない。
着想は面白いので、工夫すればもっとエンタメ性が増しそう。

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