「MARTYRS」のネタバレあらすじと結末の感想

ホラー映画

MARTYRSの紹介:2008年に公開された、フランスとカナダの合作スプラッター映画。「トールマン」や「MOTHER マザー」といった衝撃作を世に出し続けるパスカル・ロジェ監督の出世作。パスカル・ロジェは本作品で脚本も手がけている。日本での公開は2009年。次々と繰り返される残虐過ぎるシーンの数々や意味深なラストシーンに、当時世界中で話題を呼んだ作品。合作であるが、全編に渡りフランス語である。

予告動画

MARTYRSの主な出演者

モルジャーナ・アラウィ(アンナ)、ミレーヌ・ジャンパノイ(リュシー)、カトリーヌ・ベジャン(マドモアゼル)、エリカ・スコット(10歳のアンナ)、ジェシー・ファン(10歳のリュシー)、アニエ・パスカル(女性執行人)、マイク・シュート(男性執行人)、エミリー・ミスクジャン(犠牲者の女性)、イザベル・チェイス(彼女)

MARTYRSのネタバレあらすじ

【起】- MARTYRSのあらすじ1

1971年、傷だらけの少女リュシーが下着姿のまま建物から逃げ出します。
リュシーは何者かの手によって長期に渡り監禁、虐待を受けており、命からがら自力で脱出したのです。
その後リュシーは保護され、養護施設に入れられますが、ショックでしばらく心を閉ざし続けます。
しかしやがてアンナという同じ年頃の少女が何かとリュシーの面倒を見るようになり、リュシーもアンナにだけは心を開くようになります。
しかしリュシーは度々「彼女」と呼ぶものの幻影に苦しめられ、時には気付かぬうちに自傷行為に及んでしまいます。(リュシーは「彼女」がやったと思い込んでいます)
それから15年後、とある山荘で平穏な食卓についていた一家の元に押し入ったリュシーは、ショットガンで全員を惨殺します。
錯乱したリュシーはアンナを呼び出しますが、アンナを待っている家の中でまたしても「彼女」に襲われるリュシー。
しかしそこへアンナが駆けつけ、焦燥したリュシーを介抱します。
リュシーは、15年前に自分を監禁し虐待したのはこの夫婦であったこと、自分は復習を果たしたことを説明します。

【承】- MARTYRSのあらすじ2

アンナは始め半信半疑でしたが、親友であるリュシーを殺人犯にしたくない一心で遺体を隠す作業を手伝います。
幸いここは人里離れた山荘なので、誰も見ているものはいません。
しかしその途中で二人はリュシーの事件の新聞記事の切抜きを発見します。
その家で一夜を明かした二人。
アンナは再び遺体を運んでいると、奥さんが意識を取り戻しました。
奥さんはまだ生きていたのです。
すると、風呂場からリュシーの叫び声が聞こえてきます。
急いで駆けつけると、リュシーは再び「彼女」に襲われ怪我を負っていました。
リュシーはあの日の記憶を思い出します。
脱出した際、リュシーは同じように監禁されていた女性を見つけたにも関わらず見捨ててしまったのです。
その頃アンナはリュシーに内緒で奥さんだけでも助けようとしましたが、すぐリュシーに見つかってしまいます。
アンナの制止を振り切り、リュシーは奥さんを金槌で滅多打ちにし、撲殺してしまいます。
リュシーはアンナが裏切ったと感じ、泣きながら攻撃し始めますが、そこへまたしても現れる「彼女」の幻影。
リュシーを攻撃し続ける幻影は、ついにリュシーを自殺に追い込んでしまいます。
止めようとするアンナの目の前で、リュシーは自らの首を刃物でかき切ってしまいました。
リュシーを抱き締め泣き叫ぶアンナ。

【転】- MARTYRSのあらすじ3

泣きながらリュシーの遺体の血を洗っていたアンナは、家に響き渡る奇妙な物音を聞きます。
音のした方に行くと戸棚があり、開けてみると何とそこには地下に通じる通路と階段があります。
恐る恐る降りていったアンナは、広い廊下に出ます。
そこで拷問を受け無残な姿になった人々の写真が展示されているのを見つけ、驚くアンナ。
しかし写真に写っている人々は痛々しい姿にも関わらず、顔には皆恍惚の表情を浮かべています。
更に見つけた地下への入り口からハシゴを降りていくと、何とそこには様々な器具を取り付けられ、傷だらけの女性がいました。
鎖に繋がれ身体は痩せ細っており、器具は身体にホッチキスのようなもので食い込ませてあり痛々しい限りです。
どうやら話せないようですが、近付いてきたアンナが敵ではないと察したのか、助けを求める仕草をします。
何とか女性を助け出したアンナは、彼女を風呂に入れて介抱しようとします。
頭に取り付けられた器具を外そうと、彼女の頭に刺さった太いホッチキスの針を一つ一つ抜いていきます。
痛みで絶叫する彼女ですが、何とか器具を取り外します。
その後しばらくアンナはリュシーの遺体の傍で一眠りしていましたが、突然彼女の叫び声が聞こえてきます。
アンナが駆けつけると、彼女は気が狂ったのか自分で自分を痛めつけています。
アンナが止めようとしたその時、突如やって来た武装集団によって彼女は撃たれて即死します。
わけが分からず唖然とするアンナの目の前で彼等は彼女とリュシーの遺体を回収していき、アンナは彼等の手で地下室に閉じ込められてしまいます。
遺体を処分し終わり、やがて戻ってきた彼等は、アンナに手錠を掛け無理やり椅子に座らせます。
そこへやってきたのはリーダーと思しきマドモアゼルと呼ばれる老婦人。
マドモアゼルは語り始めます。
実はリュシーやあの女性への監禁、虐待は組織的に行われたものだったのです。
人間は暗闇に閉じ込められ苦行を受け続けると、リュシーのように幻を見るようになると言います。
殆どの人間は心を病んだり死亡したりするのですが、ごく稀に殉教の域に達する者が現れ、その人間は生きながらにして死後の世界を見る事が出来るのだと語るマドモアゼル。
そしてその域に達することが出来るのは若い女性が多いとの事で、今までこの集団は何度も被験者を使い、殉教者を作るため、死後の世界を知る為の実験を行ってきたのです。リュシーもその中の一人でした。

【結】- MARTYRSのあらすじ4

そして彼等はアンナを被験者として監禁し、虐待、拷問を与え続けます。
不味い食事を無理やり食べさせられ、決まった時間に暴力を受け、そのうちにアンナはリュシーの声を聞くようになります。
もはや抵抗もしなくなったアンナを彼等は器具に固定し、麻酔もせず全身の皮を剥がします。
痛がるもののもはや叫び声すらもあげないアンナ。
顔以外の皮を全て剥がされ、筋肉がむき出しになったアンナは、ついに殉教者の兆候である恍惚の表情を浮かべ始めます。
アンナの視界には輝く光のトンネルが見え始めます。
急遽正装で駆けつけるマドモアゼル達。
遂にこの時が来たのです。
何が見えるかと聞き、アンナの口元に耳を寄せるマドモアゼル。
アンナが何かを囁き、マドモアゼルがそれを聞き取ります。
この団体のメンバーと思しき人々が正装姿で集まってきました。
皆の前でマドモアゼルの部下が語ります。
17年間で殉教者の領域に達したのはたった4人だけ。
そして何が見えたのか言い残したのはアンナただ一人だと言います。
いよいよマドモアゼルから死後の世界の事が聞けると待ち詫びる人々。
部下の一人がマドモアゼルを迎えに行きます。
そして部屋のドア越しに、死後の世界はあるんですかとマドモアゼルに問う部下。
死後の世界は確かにある、疑問を挟む余地もないと言いながら、化粧を落としていくマドモアゼル。
部下が礼を言って戻ろうとしたその時、突如部下を呼び止めたマドモアゼルは「疑いなさい」と言い残し、拳銃を口に突っ込んで自殺してしまいます。
後に残されたのは目を見開いたままのアンナの遺体でした。

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みんなの感想

  • kuroigさんの感想

    うーん、何と言いますかひたすらエグい映画です。
    やっぱヨーロッパ系のホラーは、ノリがちょっと変な作品が多いです。良くも悪くも、非常にヨーロッパ系ホラーらしく、かなり独特のノリといったテイストの作品です。
    最初はかつて監禁されて精神の壊れた少女が復讐をするバイオレンス系ホラーなのかと思いきや、中盤からちょっと予想外の監禁サスペンス的な展開に…

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