「N号棟」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

N号棟の紹介:2022年4月29日公開の日本映画。実際に岐阜県富加町で起きた幽霊団地事件を基に企画された考察型恐怖体験ホラー。死恐怖症(タナトフォビア)を患いながらも、死に惹かれていってしまう主人公の女子大生・史織役を「成れの果て」などの話題作が続く萩原みのりが務め、凄まじい恐怖と戦う圧巻の演技を披露している。団地に一緒に乗り込む大学生役を、池田エライザ監督作品「夏、至るころ」に主演した倉悠貴、子役時代から活躍する実力派・山谷花純がそれぞれ務める。そんな3人を囲む幽霊団地住人を、筒井真理子をはじめ、諏訪太朗、赤間麻里子、岡部たかしなどが怪演。監督・脚本は「リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲」の後藤庸介。

あらすじ動画

N号棟の主な出演者

萩原みのり(新田史織) 山谷花純(真帆) 倉悠貴(啓太) 岡部たかし 諏訪太朗(柳井) 赤間麻里子(三谷) 筒井真理子(浅野加奈子)

N号棟のネタバレあらすじ

【起】– N号棟のあらすじ1

N号棟のシーン1

画像引用元:YouTube / N号棟トレーラー映像

“死恐怖症(タナトフォビア)

自分という存在がなくなることに

過剰な恐怖を感じてしまう精神症状”

夜のアパートの一室で、女子大生の新田史織が布団にくるまって怯えています。目を閉じて眠ろうとしますが、周囲から何本もの手が迫ってくるように感じて恐怖を覚えた史織は、立って台所へ移動すると処方薬を服用します。そして部屋に戻るとソファベッドの布団にくるまりました。横にあるテレビはつけています…。

2021年12月。東京。

東邦学院大学の学生の史織は、生と死に関する講義を受けながら机に突っ伏していました。そこへ元カレの啓太がやってきて話しかけます。講義をしていた古田教授に「生と死の境目についてどう思うか」と意見を求められた史織は「けっきょく意識の問題だ」と答えました。「自分が死んだかどうか確認するすべがないのだから、考えても意味がないと思う」と答えると、教授は「じゃあなぜこの講義を受けているのか」と聞きます。「単位がザルって聞いて」という史織の回答に他の学生らは爆笑し、教授は「あとでレポートを提出しなさい」と命じました。学生らはさらに笑います。

講義のあと、史織は他の学生らといっしょに鍋をしようと予定を入れます。さらに史織は、元カレの啓太に部屋へ遊びに来いと誘いました。啓太は史織と別れて、現在は史織の友人の真帆と付き合っています。それでも史織と啓太の仲は切れていませんでした。啓太は史織のアパートに行きます。

身体を重ねたあと啓太は眠っていましたが、史織は眠れていませんでした。起きた啓太が眠れなかったのかと聞きます。しばらくすると啓太は立ち上がり、帰る準備を始めました。史織が聞くと、帰って卒論制作の準備をするのだと啓太が言います。

史織が啓太に卒業制作の内容を聞くと、「岐阜県にある幽霊団地と呼ばれるところへ撮影に出かける」と啓太は答えました。そこは2000年ごろに怪奇現象が起きると日本中で大騒ぎになったことがある場所だそうです。心霊現象が多々起きるということで現在は廃墟になっており、心霊スポットでも有名な場所だとのことでした。

啓太はその幽霊団地を撮影した映像を卒業制作にするつもりで、彼女の真帆も連れて行くと言いました。

啓太が帰ったあと、史織は処方薬を服用して寝支度をします。眠れないのでスマホで幽霊団地について調べ、さらにグーグルアースで団地の上空写真を拡大して見ました。すると団地の中庭のところにおびただしい人数の人間が集まって、寝ころんでいる様子がありました。気味が悪く感じられて、史織は拡大して見るのをやめます。

古田教授に命ぜられたレポートに、史織は自分のことを正直に書きました。生きている実感が得られないこと、不眠が続いていることなどを書いた史織は、研究室で教授に絶賛されました。教授は、昔死ぬのが怖かったのだと話すと「どうすれば死の恐怖から逃れられるか知りたいですか」と聞きます。史織が頷くと「僕の講義で単位を取ることですよ」と教授は言いました。教授の冗談に史織は苦笑します。

夜、史織は病院の暗い廊下を歩いて病室へ行きました。そこには人工呼吸器に繋がれて意識不明の、史織の母親がベッドで寝ています。史織の姿を見つけた看護師が医者を呼び、医者が駆け付けてきました。

史織の母は脳死状態で、医師は史織にどうするか決断を迫ります。「3日だけ待ちますから、答えを出してください」と言われて、史織は判りましたと答えます。

12月14日。

史織は啓太に連絡を取り、幽霊団地の撮影旅行に同伴します。真帆は「普通、元カノ呼ぶ?」と苦渋の表情ですが、史織と3人で出かけます。3人は廃墟となった団地の横を、歩いていきます…。(映画タイトル)

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