「N号棟」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

【承】– N号棟のあらすじ2

N号棟のシーン2

画像引用元:YouTube / N号棟トレーラー映像

立ち入り禁止の柵を越えて入りながら、啓太はビデオカメラを回しています。廃墟だから色がないと真帆が話していますが、建物の近くへ行くと人がいました。白い軽トラの近くに中年男性が座り、なにか煮炊きをしています。史織たちは驚いて、ここは廃墟ではないのかと聞くと、その男性は人が住んでいると答えて部外者立ち入り禁止だと、3人を追い返そうとします。

史織が咄嗟に「入居希望者で見学したい」と言うと、男性は態度が一変しました。男性は管理人の柳井だと答えると、3人を手招いて団地内を案内すると言い出しました。3人は柳井についていきます。

団地のN号棟は人が住んでいるとのことですが、見た目はかぎりなく廃墟に近い状態でした。空き室だという案内された部屋も、部屋の隅がカビに覆われていたり、トイレも汚い状態だったりしました。史織の入居希望という言い分を信じた柳井は、親切に荷物を置く場所などを用意しました。史織は啓太に、撮影をしろと言います。

柳井に案内されて、3人は屋上も見に行きます。途中の廊下では、住人と思しき男女のカップルとすれ違いました。屋上へ続く階段にはハトの死骸が落ちて、ウジが湧いていました。団地の建物は汚いのですが、人は多くいます。

屋上に行った3人は、そこにいた三谷という母親と倫太郎という少年、渡瀬という青年と会いました。彼らは史織が入居希望と知ると喜び、歓迎会をすると言い出しました。啓太も真帆も帰るからと断りかけると「泊まっていけばいいじゃない」と三谷が言います。史織が応じたので泊まることになりました。

夜には10人以上の人たちが集まり、史織たちを歓迎します。吉川という若い女性は、着替えを貸してくれました。彼らが作ってくれた鍋はおいしく、史織たちはありがたくいただきます。

住人たちが史織に「いつから入居するのか」と質問するのを聞いて、真帆が正直に話します。「入居希望というのは嘘で、映画のロケハン(下見)で来たのだ」と言うと、住人たちは興奮しました。しかし映画のジャンルがホラーと聞くと、一同はしんと静まり返ってしまいます。真帆が「廃墟だと聞いていた。皆さん、ここにはいつから住んでいるんですか」と聞こうとすると、柳井がお開きにしようと言いました。みんな蜘蛛の子を散らすようにいなくなりました。

泊まる部屋に移動して、史織は「ホラー映画って聞いてみんなヒイてた」と真帆が真実を打ち明けたことを責めました。この団地は妙だという話をしているときに、ベランダで急に大きな物音がします。史織は窓を開けてベランダを見に行きますが、なにもありませんでした。

史織がネットでオカルト記事を閲覧し、団地が廃墟になるそもそものきっかけは団地で首つり自殺をした女性がいたことだと話します。その後、死んだ女の部屋で夜になるとぶら下がった死体が窓にぶつかる音や、床に滴る小便の音が鳴りやまないなどの怪奇現象が起きた…と真帆が読み上げますが、史織は怪奇現象などないと否定します。

史織は啓太にカメラを持たせると、ついてこいと言って団地の中庭に行きました。ネットで見たら大量の人間がいて上を向いていたと話しますが、夜中なのでそこには誰もいません。

白い軽トラのところに柳井が立っており、史織たちに「会ってもらいたい人がいます」と言います。

史織、啓太、真帆が柳井についていくと、部屋に住人たちが集まっていました。住人たちは静かにしています。柳井はそこにいる女性・浅野加奈子を紹介しました。加奈子は史織たちに例の存在を信じているかと聞き、「我々は彼らを守り、ともに暮らしてきました」と告白を始めます。団地では死んだ者と共存しているという加奈子の告白を、史織は信じられませんでした。加奈子は「信じることが大事です」と言いますが、史織は否定します。

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