「THEJOYUREI(女優霊)」のネタバレあらすじと結末の感想

THE JOYUREI~女優霊~の紹介:2010年製作のアメリカ映画。日本映画『女優霊』のハリウッドリメイク版だが、原作の日本映画版とは異なるストーリー。謎の幻覚に悩まされている映画監督・マーカスは、それをヒントに映画の構想を練っていた。そんな中、新作のオファーが舞い込み、彼は撮影の舞台であるトランシルバニア高原に向かうが…。

予告動画

THEJOYUREI(女優霊)の主な出演者

リラ・キス(ラカエル・マーフィー)、マーカス・リード(リシャッド・ストゥリック)、ジョシュ・ペトリ(ヘンリー・トーマス)、ロミー・バートック(カルメン・チャップリン)、デイヴィス(ケビン・コリガン)、タミー(ダニエラ・シー)、マチャ(ゼルダ・ウィリアムズ)、ベラ・オルト(イーライ・ロス)、グリゴール(ロザリエ・ブルートウ)、カメラマン(ベン・ディグレゴリオ)、クレア(アリッサ・スザーランド)、ベング(ロバート・タワーズ)、アンカ(エレナ・サティン)、ピーター(ブライアン・ヘンダーソン)

THEJOYUREI(女優霊)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ルーマニアで悪魔として処刑されたマーティアの話を映画化しようとしたオルト監督は頓挫。再び映画化しようとしたマーカスは霊能力の持ち主で、現地入りしてから幻影、幻聴を聞くように。 ②撮影現場で殺人事件や騒動が起き、スタッフは逃げる。マーティアは存在し悪魔・バングに子を提供せねばならなかった。種を受け取ったマーカスが入院し、ジョシュに種が移った。

【起】- THEJOYUREI(女優霊)のあらすじ1

〝中世のルーマニアでマーティアという娘を、悪魔だと思って村人が惨殺した。
娘の母親シャビーが悪魔と取引して、マーティアを産んだと村人たちは信じた。
殺されたマーティアは悪霊として村に現れ、彼女がよみがえるまで、悪魔は村を呪ったのだ。
1928年、オルト監督がマーティアの物語を映画にしようとしたが、未完成で終わった。〟

…1928年に撮影されたオルト監督の撮影現場では、リラという女優の背後に人の影が映り込んだので、オルト監督が撮影をカットします。
オルトはリラと話をしますが、噴水から湧き出る水の中に霊を見ました…。

アメリカ・カリフォルニア州ハリウッド。
そんな幻影を見て書きつづるのは、若手の男性・マーカス監督です。
マーカスは有能な若手の監督として注目されていました。第1作は大ヒットします。
マーカスは実は霊能力を持っており、それをインスピレーションとして作品に反映していました。
しかしたびたび幻影を見るために、マーカスは変人として不気味がられています。2作目が製作中止に追いやられたのも、マーカスの奇行が原因でした。
今回はマーカスの古い友人である出資者・ジョシュが制作費を負担し、ラスト・チャンスとしてマーカスにメガホンを持たせています。
マーカスが選んだのは、1928年にオルト監督がなしえなかった映画のリメイク版でした。
未完成だったオルト監督のスチール写真を見た時に、マーカスはその作品に憧れて、ぜひとも自分の手で完成させたいと思ったのです。
そのインスピレーションを得るために、マーカスはオルト監督の幻影を見ていました。
しかし霊能力を使うと実際にいる霊も見えてしまうため、霊能力を使うたびにマーカスは疲れます。また、マーカスの姿を横で見ると、変な人のように見えました。

撮影はルーマニアで行なわれます。
出発する前、マーカスは病床の恋人・クレアを訪れました。クレアは難病に侵されており、化学療法を行なっていますが、容態はよくありません。
クレアを訪れたマーカスは、クレアの弟に罵倒され、部屋を追いだされました(この理由は後に明らかに)。

ルーマニア、トランシルバニア高原。
現場には既に出資者のジョシュがいました。現地ガイド・グリゴールを雇い、車でマーカスを迎えに来ます。
古い廃館で撮影をする予定で、ロケのための準備も完了していました。
その日はブカレストに一泊した方がいいと泊めるグリゴールをおして、マーカスは現地に行きたがります。一刻も早く現地に行き、インスピレーションを得たいのです。
グリゴールはマーカスを案内し、廃館へ行きました。

廃屋へ行ったグリゴールは、不気味な物音がしたと訴えますが、かまわずマーカスはブレーカーをあげて、中の様子を見ます。
現地ではすでに先乗りしているスタッフと、現地で雇ったスタッフたちが、撮影舞台のセットを作っていました。
女性の声を聞いたマーカスが2階へ行きます。グリゴールもしぶしぶついていきました。
2階の奥の扉から、マーカスは女性の声を聞きます。これはインスピレーションなので、実際に聞こえるのはマーカスだけです。
2階の奥からはひどい悪臭がしており、その日は立ち去りました。

【承】- THEJOYUREI(女優霊)のあらすじ2

翌日からリハーサルが始まります。
ヒロインをするのはロミーという女性でした。決まった場所に立って撮影すると、出資者のジョシュはロミーの後ろに影を見たように思います。
現地では停電もよく起こりました。歴史的に貴重な建物ではありますが、電気設備がひどいと電力担当のスタッフ・デイビスがグリゴールに文句をつけます。
ところが撮影にあたり、配線のリフォームは完了させていました。電気設備の問題ではないとグリゴールも言い返します。

同じ頃、マーカスは女性のリポーターから、新作映画のインタビューを受けていました。
今回の作品はただのリメイクではなく、原作にインスパイアされて作る作品だと、マーカスは答えます。
原作になった原作は悪魔に関する話で、シャビーという娘のことです。歌手で踊りも踊れました。追放を恐れたシャビーは「有力者の夫をくれ」と、悪魔のバングに頼みこみます。
バングは見返りとして、シャビーの最初の娘を欲しがりました。悪魔の子孫を産ませるために、です。
契約は結ばれ、悪魔のバングは領主をシャビーの夫にしました。領主とシャビーの間に生まれたのがマーティアで、屋根裏に隠されたままバングの妻にされた…そうマーカスは話しました。

その頃撮影現場では、大量の虫を見た若い男性スタッフ・エディーが、ブレーカーのスパークで顔を焦がしました。エディーは都市の病院へ運ばれますが、それでも撮影は続行されます。
マーカスは不気味がりますが、出資者のジョシュは怪奇現象を一切信じない人間で、霊能力で撮影のヒントを得るマーカスの力も、すべて「気のせい」と思っています。
マーカスはその日の夜、建物の裏で謎の老人を目撃しました。老人は手に鉤爪の形をしたナイフを持っており、マーカスに「ずっと前から待っていたんだ」というと去っていきます。

出産のシーンを撮影します。
ロミーが股の間から赤ん坊を産み、生んだ赤ん坊がすべて黒眼で、吹き飛んでいく…というものですが、撮影の後ですすり泣く声と、ライトの後ろに影をマーカスは見ます。
その後、天井から血のしずくが顔に2~3滴落ちてきました。それでもマーカスは、自分だけが見る幻影かと思って立ち去ります。

今まで撮影したフィルムを試写していると、再生中にモノクロのリラが重なります。昔、オルト監督が撮影したものです。
フィルムの管理は徹底しているので、二重で撮影することはありえません。また、撮影した覚えのないシーンもありました。80年間行方不明だったフィルムです。
出資者のジョシュは現像所のミスだと思い、「なかったことに」と言いました。さして重要なシーンではないだろうから、このシーンを撮り直ししなくても支障がないと思います。
カメラマンの男性・ピーターは、マーカスに「残存霊だ」と言いました。恨みのエネルギーで、フィルムが感光してしまったのだというのです。
マーカスはそれを信じますが、言った本人のピーターが「ありえないよな」と笑いました。

【転】- THEJOYUREI(女優霊)のあらすじ3

現像所のワディームはフィルムの製造番号を問い合わせていたところ、パソコンに取り込んだ映像に女性の白目がちの目が映ったのをみました。
映像の中から大量の虫が出てきてワディームを襲い、ワディームは殺されます。

うなされて目覚めたマーカスの元を、声を聞いた女優のロミーが訪ねてきました。ロミーはマーカスに少し気があります。
マーカスはロミーを部屋に招き入れると、時折自分が変な行動をすることを告白しました。皆と違う考え方も持っており、いわゆる超感覚的な力だと幻覚のことを説明します。
そのせいで精神病院にかかり、処方薬をもらっていました。
ロミーが立ち去ったあと幻影を見たマーカスは、ペンを走らせた後、恋人のクレアに電話しますが、誰も出ませんでした。

スタッフ同士で喧嘩が起こります。
デイビスがグリゴールに刃物を突き立てました。しかしデイビスは刃物に覚えがありませんでした。
刃物は鉤爪の形をしており、マーカスが建物の裏で見かけた老人が持っていたものです。
問題を起こしたデイビスは、ジョシュに解雇を言い渡されました。

マーカスは撮影し直したいとジョシュに言います。「カメラの撮るアングルを変える」ということで説得させました。
俯瞰のカメラで撮影のし直しをしていると、撮影場所にデイビスが乱入し、デイビスの上に照明が落ちてきて死にます。
これ以上撮影を送らせたくないので、デイビスの遺体を、グレゴールが地下に運びました。
グレゴールはその時、不吉な気配を感じます。
地上へあがろうとしますが、跳ね扉が開かず、背後から伸びて来た手にひきずられて、グレゴールも姿を消しました。

他のスタッフも辞めたいと言い始めますが、出資者のジョシュが「もし残るなら、給料を上げる」と言うと、スタッフは留まります。
ピーターは現像所のワディームのところへ行きますが、ワディームはいません。
そこへカメラマンの女性・タミーもやってきました。部屋の中には虫がたくさん飛んでいますが、2人ともあまり気にしません。
ピーターがタミーに前の作品がなぜ中止に追いやられたか質問しますが、タミーも知りませんでした。
ワディームに携帯で電話をかけると、部屋の床に落ちていました。ワディームのめがねは机の上にあります。
不気味に思いながらピーターは立ち去りますが、その横の現像液には血だまりがありました。

現場ではスタッフが揉め、マーカスはより幻覚、幻影を見るようになっていました。
ロミーが薬を勧めますが、薬をのむと感覚がにぶくなりぼんやりするので、マーカスは嫌がります。
ロミーは口移しで薬を飲ませました。

撮影を再開しますが、女性カメラマンのアンカが上から落ちて来て、床に叩きつけられます。全身を骨折したアンカは、関節が妙な方向にねじれていました。
スタッフは恐れて逃げ始めました。ピーターは刃物を持ってマーカスを襲ってきます。

【結】- THEJOYUREI(女優霊)のあらすじ4

マーカスは、女性が舌を切られ、目を刺されるという幻影を見ました。その女性を追ってくる村人たちを見ます。
その女性はマーティアでした。いつになく鮮明な幻影を見たマーカスは驚きます。
嘆く母・シャビーは上階から落とされて死に、マーティアは村人たちに襲われます。
マーティアは白目を剥き、斧でとどめをさされました。
立ち去る村人は、マーカスの身体を通りぬけて去ります。
マーカスはすっかり幻影におどろきおびえますが、シャビーもマーティアもすぐによみがえりました。
謎の老人…悪魔のバング…が近寄るとマーカスに「お前のような者に植え付ける機会を待っていた。種を切り取ってくれ」と、自分の首の横にある巨大なこぶ(直径20cmくらいある)を、鉤爪の形の刃物で切り取らせます。
切断したこぶの中から何かが出てきて、マーカスの顔にかかりました。
バングは「種はお前の中に入った。しっかり育てろよ。娘が欲しい」と言って高笑いします。
手に持っていたこぶは、いつのまにかなくなりました。

笑い声が聞こえる天井裏を捜索したマーカスは、2階の奥の部屋に行きます。
奥の部屋からは、大量の小さな虫が出てきました。マーカスが奥へ進むと、虫が集まりマーティアの姿になります。
マーティアは破水し、股の間から赤ん坊を垂らしたまま、マーカスを追ってきました。
マーカスは逃げますが、行く手にもマーティアの生首があります。
下を見ると、ロミーとリラの女優2人が「育てて彼に子供を渡すの。危害は加えないわ」と言います。
さらに1人増えました。本物のマーティアです。
扉が開き、外の日光が入り込むと、すべてかき消えました。ロミーだけ残ります。
日光を浴びながら入ってきたのは、恋人のクレアでした。クレアを抱きしめた瞬間、マーカスは思い出します。

クレアは何か月も前に、難病ですでに死んでいました。
撮影に出発する前に立ち寄った際、クレアの弟が嫌がったのは、すでにいないクレアにマーカスが話しかけていたからです。
クレアが死んでしまったため、マーカスは仕事に復帰したのでした。

ロミーに腕を貸したマーカスは、映画を最後まで撮ると言いますが、ロミーは舞台袖にいるマーティアの存在が気になっています。
ジョシュは警官2名を連れており、「病院でみてもらえ」とマーカスに言いました。
車中で撮ったテープの確認をすると、ロミーの横に白い影が映っています。
それは死んだクレアの顔でした。マーカスはショックを受けます。
(この後、マーカスは精神病院に入院したものと思われる)

出資者のジョシュは、ロミーを主演女優に据えたまま、撮影を継続することにします。
そのジョシュの右首に、大きなこぶができていました。
(悪魔伝説は本当で、シャビーが生んだ最初の子ども・マーティアは、悪魔のバングの花嫁とされる予定であった。
バングはマーティアという花嫁をもらい次第、悪魔である自分と人間との間の子どもを欲しがった。
ところが村人たちの干渉でマーティアが殺されてしまったことで、それが叶わなかった。
そこで中世ルーマニアの村は滅ぼされた。
1928年の撮影時にも、この呪いのせいで失敗。
今回はマーカスという霊能力者がいたことで、悪魔の子どもを産ませるべくマーカスが「種」を受け取る役目として選ばれた。
ところがマーカスが入院してしまったため、「種」は一緒にいたロミー経由で出資者・ジョシュに託された模様)

みんなの感想

ライターの感想

…実際のところ「霊」ではなく「悪魔」。マーカスの恋人・クレアの幽霊は出てくるものの、作品の肝となっているのは悪魔。
すごくとっちらかった作品。どこまでが「マーカスが見ている幻影」で、どこからが「本当のできごと」なのか判りにくい。
虫はいっぱい出てくる。しかし怪奇現象はさほど多くなく、むしろマーカスの幻覚で終わってしまっていたような。
気持ち悪いとは思うんだけど、怖くはないのです。これが最も残念なところ。
こわいっていうと「インスピレーションのために両手あげて幻影見ているマーカス」くんがいちばんこわい!
続いては、金のことばかり考えてる出資者・ジョシュくんのケチっぷり。
ぜんぶが中途半端で放りだされて終わるので、「ホラーっぽい感じのもの」を見ただけで、なんの解決も得られないという…。

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