映画:いま、会いにゆきます

「いま、会いにゆきます」のネタバレあらすじと結末

ラブストーリー

いま、会いにゆきますの紹介:市川拓司原作の小説を映画化した作品で、主人公と息子が亡くなったはずの妻と共同生活を送ることになるというファンタジー要素の入った恋愛作品となっています。映画のヒットとともに、主題歌となったORANGE RANGEの「花」も同バンド最大のヒット曲となりました。またヒロイン役をつとめた竹内結子は本作で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞したほか、子役をつとめた武井証はドラマ版でも同様の役で出演しています。

あらすじ動画

いま、会いにゆきますの主な出演者

秋穂巧(中村獅童)、秋穂澪(竹内結子)、秋穂佑司(武井証)、永瀬みどり(市川実日子)、野口医師(小日向文世)、佑司の担任(YOU)、高校生の巧(浅利陽介)、高校生の澪(大塚ちひろ)、18歳の佑司(平岡祐太)、ケーキ屋店主(松尾スズキ)

いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- いま、会いにゆきますのあらすじ1

いま、会いにゆきますのシーン1 司法書士事務所に勤務する秋穂巧は、1年前に妻の澪を病気で亡くし、小学生の息子・佑司とともに2人で暮らしていました。
妻のいなくなった家では食事や家事は巧が行なっていましたが、慣れない家事はなかなかうまくいかない様子でした。
巧は父親らしいことをしようと週末に佑司をお祭りに連れていきますが、人混みの中で具合が悪くなってしまい途中で倒れてしまいます。
巧は脳の異常による病を患っており、日常生活に支障はないものの、仕事が要領よく進められなかったり、人混みで気分が悪くなるなどの症状に悩まされていました。
かかりつけの病院で医師と話していた巧は、澪が生前に言い残した「雨の季節になると戻って来る」という言葉が気になっていると話します。
澪が佑司に向けて書いた絵本にも同様のことが書かれており、佑司もまた梅雨の季節になることを待ちわびていたのでした。
巧と佑司は梅雨に入ったある雨の日、よく澪とともに行っていた森の中にある廃工場に向かいます。
佑司はそこで「ママと約束をした」という、タイムカプセルを探しますが、見つからない様子でした。
探し続ける佑司は目線の先に何かを発見し、手を止めます。
それは雨の中にたたずむ澪の姿で、「ママ!」と駆け寄っていく佑司と、その先にいる澪の姿を見て巧は驚愕します。
「本当に澪なの?」と尋ねる巧でしたが、澪は自分の名前すら憶えていない様子で、佑司の言葉にも「ママ?」と不思議そうに聞き返します。
巧は澪を家に招き入れ、澪が自分の妻であり佑司の母親であることを説明します。
澪は自分が亡くなった事実さえ知らないため、散らかっている部屋を見て、自分はこんなだらしない人間なのかと巧みに尋ねます。
巧と佑司も本当のことを言う気にはなれず、澪が病気で寝ていたことにして、なんとかその場を取り繕うのでした。
こうして亡くなったはずの妻と、残された家族との奇妙な共同生活が始まりました。

【承】- いま、会いにゆきますのあらすじ2

いま、会いにゆきますのシーン2 次の日、澪が目を覚ますと同じベッドで佑司が寝ていました。
台所に立って料理をしている澪の姿を、巧は幽霊を見るような目で眺めているのでした。
学校と職場へ向かう2人を見送ると、澪は自分の写真の前に置かれている結婚指輪を発見します。
澪はそれを不思議そうに眺めながら、つけたり外したりしていました。
洗濯物をたたみ食事を作って夜は佑司とお絵描きをするなど、一家団らんの時間を過ごすと、巧は記憶を失ってしまった澪に自分と澪の出会いを話し始めます。
高校の同級生だった2人は偶然にもずっと隣の席という関係でしたが、人付き合いが苦手な巧は澪に話しかけることもできず、ずっと片思いをしていました。
学生時代、ひたすら陸上に打ち込んでいた巧は実力のある有望な選手でした。
しかし大会に出場した際に他の選手の妨害に遭い、レース中に転倒してしまいます。
悔しさからさらに練習に打ち込むようになった巧は次第にまわりからも孤立していき、澪に話しかけることもできずに卒業の日を迎えてしまうのでした。
卒業の日、教室から出ていこうとした巧の前に澪がやってきて、自分の卒業アルバムにメッセージを書いて欲しいと頼まれます。
巧はその際に自分のペンまで澪に返してしまい、大学生になったあとでペンを口実に澪を会おうとします。
お互いに少し成長した2人は再会し、澪はペンを返します。
巧はそのまま立ち去ろうとする澪を呼び止めてお茶へと誘い、巧は日が暮れるまで澪に話し続けたのでした。
別れ際、巧は駅のホームで寒そうにしている澪の手を「よかったら」と、自分の上着のポケットに引き入れます。
戻ったら手紙を書くことを約束し、澪は巧のもとを去っていくのでした。
巧は大学でも陸上を続けていましたが、練習による無理がたたったことで脳内の化学物質の異常分泌が判明し、陸上を諦めざるを得なくなってしまいます。
自暴自棄になった巧は大学も辞めてしまい、澪との関係も諦めようと決意していました。
工場で働いていた巧の前に澪が現れますが、巧は自分の病気のことを隠したまま、一方的に別れを告げるのでした。
しかし、ある日突然巧のもとに澪から電話がかかってきます。
ひまわり畑で待っていた巧の前に澪がやってきますが、巧は自分が澪にふさわしくないことを告げます。
そんな巧の言葉を優しく受け取め、澪は巧を抱きしめるのでした。
やがて2人は結婚し、佑司が生まれることになります。
巧からこれまでの2人のエピソードを聞いた澪は、もういちど新しく2人の関係を作っていくことを決め、日を増すごとに巧と澪の距離は近づいていくのでした。

【転】- いま、会いにゆきますのあらすじ3

いま、会いにゆきますのシーン3 3人での生活に慣れてきたある日、澪は佑司が見つけてきたタイムカプセルの中から自分が書いた日記を発見します。
それを読み進めていくうちに、澪は重大な事実に気がつくことになります。
それから澪は何かを決意したように、佑司に家事を教えるようになります。
同じベッドで眠る巧と澪は、お互いにいつか来る別れのときを悟っているかのようでした。
澪は巧の会社の同僚である、永瀬みどりに会いにいきます。
永瀬は要領よく作業を進めることが苦手な巧の良き理解者でもあり、仕事の面でたびたび巧をサポートしていました。
生前の澪と面識のある永瀬は、目の前に亡くなったはずの澪が現れたことに驚きの表情を浮かべます。
澪は永瀬に、梅雨が終わると自分が消えてしまうことを話し、自分がいなくなった後の巧と佑司を永瀬に託せないかと頼みました。
しかし話をしているうちに悲しさがこみあげて来てしまい、澪は巧が自分以外の誰かを愛しているなんて嫌だという気持ちに気がつきます。
涙する澪に、永瀬はそんなことはありえないと話すのでした。
澪は永瀬と別れたあとケーキ屋を訪れると佑司の誕生日ケーキを買い、さらに佑司が18歳になるまでの12年分の誕生日ケーキを予約して帰っていきます。
「佑司の誕生日は来週だけど」と話す巧でしたが、澪は「どうしても今日やりたくなったの」と言います。
梅雨の終わりはもうそこまで来ていました。
佑司は学校で雲が晴れていく様子とともに蝉の鳴き声が聞こえてくることに気がつくと、あわてて学校を早退し家へと帰ります。
家には澪がおり、澪と佑司は最初に出会った森の中にある廃工場へと向かうのでした。
巧も職場で梅雨明けのニュースを見て家へと戻りますが、そこに澪と佑司の姿はありませんでした。
佑司は自分を生んだことが原因で澪が亡くなってしまったと思っており、それを聞いた澪は優しく抱きしめ、「そんなことはこれっぽっちもない」と否定します。
澪は自分がまもなく消えてしまうことを悟りながら、佑司とともに廃工場で巧がやって来るのを待っていました。
ギリギリで駆け付けた巧は、澪を幸せにできなかったことを謝りますが、澪は「巧のそばにいられたことが自分の幸せだった」と語り、「佑司のことをお願い」と言い残します。
巧が澪の手をとり自分の上着のポケットに引き入れると、澪の姿はそのまま消えてしまうのでした。

【結】- いま、会いにゆきますのあらすじ4

いま、会いにゆきますのシーン2 澪が消えたその後、巧は澪の書いた日記を見つけます。
それは澪が学生時代から書いていた日記で、そこには高校時代からの巧への想いがつづられていました。
澪は、巧が澪を好きになるのと同じ頃に巧のことを好きになっており、陸上大会の審判をしていた澪は、巧が他のランナーの手によって倒されている姿を目撃していました。
また巧に片思いをしていた澪は、学級委員という立場を使って巧の隣の席を死守していたのでした。
しかし声をかけることまではできず、隣にいる巧を見ていることしかできませんでした。
陸上に打ち込んでいる巧を遠くから見つめているまま、とうとう卒業の日を迎えてしまい、澪は帰ろうとしている巧を呼び止め、卒業アルバムにメッセージを書いて欲しいと頼みます。
巧からメッセージをもらうと誰もいない場所へ行き、澪はすぐさま書いてもらったメッセージを見返しました。
そこには「ありがとう。君の隣はいごこちがよかったです」と書き記されていました。
澪はそこで巧のペンを持って来てしまったことに気がつきますが、次に会う口実になるのではとあえて追うことはせず、後日返そうとします。
しかしペンを返そうと思っても緊張でなかなか連絡をすることができず、そうこうしているうちに向こうから電話がかかってくるのでした。
澪はペンを返したもののそれ以上の勇気が出せず、そのまま帰ろうとしてしまいます。
そのとき、巧からお茶に誘ってもらったことで関係を続けることができたのでした。
しかしその関係は長くは続かず、ある日突然、巧から別れの手紙が送られてくることになります。
納得することができず巧のもとへ会いに行った澪は、巧から一方的に別れを告げられてしまうのでした。
東京に戻った澪は、あるとき巧らしき人のうしろ姿を目撃します。
それは澪を忘れることができずに会いに来ていた巧でしたが、結局会うことはできませんでした。
澪は巧を追いかけたのですが、その途中で交通事故に遭ってしまい病院に運ばれていたのです。
意識を失っていた澪が目覚めたのは、森の中の廃工場でした。
20歳の頃の澪は、未来の世界で29歳の巧と息子の佑司と出会っていたのでした。
そして3人での時間を過ごし、再び意識を取り戻した澪は、自分が将来巧と結婚し息子をもうけること、そして自分が28歳で命を落とすことを知ります。
退院した20歳の澪は、もしもこの先、自分が巧と結婚しなければ命を落とすこともないのではと考えますが、巧と佑司のいる幸せな時間を知ってしまったことで、自分の運命を悟りながら巧と結ばれることを選びます。
澪は決意した表情で巧に電話をかけると、東京から巧の待つひまわり畑へと会いにゆくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

亡くなったはずの妻が梅雨のあいだだけ戻ってくるという設定だけでも、ラブストーリーとしては成り立つようにも思いますが、別れのシーンのあとに彼女の回想を持ってくることで伏線を見事に回収しているため、物語としてのクオリティの高が非常に高く、2回目以降に観ても感動できる作品になっていると思いました。

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