「そのときは彼によろしく」のネタバレあらすじと結末の感想

そのときは彼によろしくの紹介:2007年公開の日本映画。再会を果たした幼馴染の3人の運命を描いた作品。市川拓司の小説が原作。主題歌は柴咲コウの「Prism」。監督は「陰日向に咲く」の平川雄一朗。主演は「涙そうそう」の長澤まさみ。「闇金ウシジマくん」シリーズの山田孝之、「イエスタデイズ」の塚本高史、「Paradise Kiss」の北川景子も出演。

予告動画

そのときは彼によろしくの主な出演者

森川鈴音/滝川花梨(長澤まさみ)、遠山智史(山田孝之)、五十嵐佑司(塚本高史)、柴田美咲(国仲涼子)、葛城桃香(北川景子)、遠山律子(和久井映見)、遠山悟朗(小日向文世)

そのときは彼によろしくのネタバレあらすじ

【起】- そのときは彼によろしくのあらすじ1

遠山智史は転校してきたばかりで、うろうろしていると廃バスを見つけます。バスの中で、女の子の滝川花梨が眠っていました。
起きた花梨が怒ってきて、五十嵐佑司という男の子が機転を利かせて助けてくれます。それから3人は友達になって、愛犬のトラッシュと遊んでいました。
智史の将来の夢は水草屋の店長になることです。佑司の夢は画家になる事でした。花梨はというと、水草屋の看板娘と画家のモデルだと言います。
佑司は父が亡くなり、母に捨てられていました。お金が貯まれば、母が迎えに来てくれると信じています。
花梨の事が好きな佑司でした。しかし、花梨は鈍感な智史が好きでした。
智史は、二人を父の悟朗と母の律子に紹介します。写真を一緒に撮ったりして、幸せな日々を送ります。
ある日、智史が転校することになります。律子の調子が悪くなって、病院を移ることになったのです。
佑司と花梨が見送りに来てくれます。花梨は智史との別れが辛い様子です。智史に大好きなフランダースの犬の本を渡して、キスを贈ります。

【承】- そのときは彼によろしくのあらすじ2

それから時は流れ、佑司は地元の画材店で働きながら絵を描く毎日です。花梨は持病を持ちながらも、モデルとなって活躍します。
水草屋「Trash」を営む智史は、行きつけのパン屋の水槽の管理をしに行きます。帰りがけに悟朗の手伝いに行きます。悟朗は心臓が悪くなって、閉院することにしたのです。
ある日、智史が店に戻るとベンチに座っている女性が声をかけてきます。誰か分からない智史でした。
彼女はアルバイト募集のチラシを見てきた様子です。智史は募集が終わっていて謝罪をします。
しかし、彼女は給料はいらないから住まわせて欲しいと言ってきます。タジタジな智史は、彼女がソファーで寝る事を断れませんでした。
翌日から彼女は働き始めます。アルバイトの子から聞くと、彼女は有名なモデルの森川鈴音である事が分かります。
智史は森川にオニバスという水草の種の説明をします。芽をつけるのに50年ほどかかる珍しい水草なのです。
行きつけのパン屋の柴田美咲は、智史の事が好きでした。森川と一緒にパン屋にきて驚きと嫉妬を覚えます。
森川は美咲の様子を見て、3人で食事をしようと誘います。森川はワザと行かずに、二人きりにしてあげます。

【転】- そのときは彼によろしくのあらすじ3

智史は美咲と食事中に思い出します。森川が歌っている歌、首から下げている「プリズム」のネックレスは、花梨である証明でした。
慌てて帰った智史は、やっとこさ森川の正体が分かった様子です。久しぶりの再会に喜ぶ智史でした。
一緒にカレーを作って幸せな時間を過ごします。智史が花梨の住むところを探そうと提案してきます。しかし、彼女は浮かない様子です。
智史は花梨を悟朗の家に連れて行きます。律子の仏壇の前で、花梨は悟朗に持病の事を打ち明けます。
彼女は眠ってしまうと目を覚まさなくなる病気だったのです。悟朗は昔、彼女を診察したことがあったので知っていました。
一番強い薬も効かなくなっていて、もう少しで眠ったままになることを予見していました。智史には内緒にして欲しいと言います。
花梨は美咲に智史の事をよろしく頼むと言います。その後、行方が分からないでいた佑司の居場所が分かります。
佑司はオートバイの事故で意識不明の状態でした。彼は絵の個展が開けるようになっていて、智史達を驚かそうと思っていました。
しかし、その個展は佑司の母とその恋人の詐欺でした。佑司は金を騙し取られましたが、母が幸せならそれで良いと言っていました。
自宅に戻ろうとした智史でしたが、花梨は佑司の側にいると言います。もう戻らないと言い、花梨はお別れを告げます。

【結】- そのときは彼によろしくのあらすじ4

花梨は佑司の恋人の桃香から、佑司の大切にしていたスケッチブックを預かっていました。そこに最後のメッセージを書きます。
智史は花梨の事が好きな事に気づきます。悟朗から、花梨の病気について聞きます。
花梨に急いで会いに向かうと、彼女は廃バスの中でトラッシュが死んだ時と同じように寝ていました。
それから眠り続ける花梨の側に、意識を取り戻した佑司が現れます。佑司は夢の中で、花梨のおかげで戻ってこれたと言います。
花梨が書いた最後のメッセージを智史は読みます。佑司宛のものでしたが、最後には「そのときは彼によろしく」と智史に伝えるように頼んでありました。
花梨はこのまま眠り続けて死んでしまうかもしれません。智史は花梨が意識を取り戻すのを待つことにします。ベッドの近くにはオニバスの種を置いておきます。
美咲はパリに修行の旅に出ます。佑司はやっとこさ個展が開けて、子供も授かります。
悟朗が危篤となります。するとオニバスの種が芽をつけます。
いつものように店に戻ってきた智史は、一瞬目を疑ってしまいます。なぜなら再会した時のように、花梨がベンチから立ち上がって声をかけてきたのです。
花梨は夢の中で、悟朗のおかげで戻ってこれたと言います。智史と花梨が抱き合ってエンディングです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画の見所は、何と言っても花梨が目を覚ましてベンチから声をかけてくる場面です。智史と花梨が抱き合って感動できるシーンになります。
花梨は夢の中で悟朗のおかげで帰ってこれたと言います。佑司は花梨のおかげで帰ってこれたと言います。誰かが誰かを想い、助けるという事に涙する演出が素晴らしいと思います。
様々な場面で、繰り返し似た演出をしているのも特徴的な作品です。先ほどの夢の中のエピソードもそうですが、トラッシュが死んだ時と同じように花梨が眠ったり、過去と現在で花梨が智史を電車で見送る場面もそうです。
音楽を担当したのは松谷卓です。彼はビフォーアフターのテーマ曲「TAKUMI/匠」で有名な方です。また、「いま、会いにゆきます」や映画の「タッチ」の音楽も担当しています。
この作品でも場面ごとの音楽の出来が良くて、幻想的な演出シーンでは絶妙に合っています。最後のエンドロールでは柴咲コウの「Prism」が流れ、ジーンとなってしまうこと間違いなしです。
最後まで見終わって、子供の頃を淡く幻想的な演出を施していて、現在は現実味を感じさせる雰囲気を作り上げてる作品だと感じました。素晴らしい主演者達と制作陣が作り出した今作を見て欲しいと思います。

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