映画:ひとひらの雪

「ひとひらの雪」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

ラブストーリー

ひとひらの雪の紹介:1985年製作の日本映画。複数女性と関係をもつ中年男の姿を描く。渡辺淳一原作の同名小説を「Wの悲劇」の荒井晴彦が脚本化、監督は「探偵物語」の根岸吉太郎、撮影は「湾岸道路」の川上皓市がそれぞれ担当。

ひとひらの雪の主な出演者

高村霞(秋吉久美子)、相沢笙子(沖直美)、高村かおり(岩本千春)、まり子(藤田亜里早)、宮津(岸部一徳)、望月(丹波義隆)、村岡(池田満寿夫)、高村章太郎(池部良)、坂井(みずきあい)、伊織扶佐子(木内みどり)、伊織祥一郎(津川雅彦)

ひとひらの雪のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①妻と別居し秘書の笙子と愛人関係にある中年建築家の伊織は、10年ぶりに霞と出会い、人妻になった霞にほれ込む。 ②伊織は霞にすっかり夢中になる。妻と離婚が決まるが笙子は宮津と結婚を決める、霞は夫・章太郎に知れて去り、伊織はひとりに。

【起】– ひとひらの雪のあらすじ1

伊織祥一郎は、40代半ばの、中年の高名な建築家です。都会に自分の建築事務所を作り、その所長を務めています。

伊織には妻・扶佐子と、まだ幼い娘・まり子がいますが、妻とは別居中でした。

別居の理由は、建築事務所の秘書・相沢笙子との不倫関係が露見したためです。

伊織は家を出て、高級マンションを借りていました。笙子とは4年の付き合いになります。

高村霞は31歳の女性です。

霞は21歳で、章太郎という画廊を経営する年上の男性の後妻となり、連れ子・かおりとの関係もうまくいっています。

霞は10年前、まだ独身だったころに、伊織と肉体関係にありました。

しかし遊ばれたと思った霞は、伊織を見限って結婚し、以後ずっと会わずにおりました。

鎌倉にある一軒家の豪邸で機を織る霞は、かかってくる電話を無視しています。

18歳の義理の娘・かおりが電話に出て、霞に取り次ごうとします。

電話の相手は、伊織でした。先日、10年ぶりに霞と再会したことで、伊織はまた霞に言い寄ろうとしているのです。

霞はかおりに「いないって言って」と告げ、かおりは伊織に、霞の言うとおりいないと告げて電話を切ります。

電話のあと、かおりは霞に伊織との関係を聞きました。

先日の佐野の米寿のお祝いの席で、伊織と会ったことを霞はかおりに話します。

夜、ふと目覚めた霞は、カーテンを開けて窓の外を見てみました。

外には雪がしんしんと降っています。

伊織は建築事務所の笙子と関係を持っていますが、同じ事務所の部下・宮津が笙子を狙っていました。

宮津は笙子の誕生日に、バースデーカードをプレゼントします。

伊織から電話をもらった霞は、伊織の部屋に会いに行きました。

霞が伊織のところへ行ったのは、義娘のかおりの助言によるものです。

18歳になるかおりは、霞に、伊織と会うように言いました。それに従い、霞は伊織の元へ行ったのです。

和服で部屋を訪れた霞は、伊織に迫られます。

「やくざにしないでください」と言った霞は、自分から着物を脱ごうとします。

「両手を出してください」と言って、伊織の両手を着物の紐で結びました。

「10年前、私を遊んだんでしょ。また遊ぶつもりだったんでしょ。今度は私が遊びます」

そういうと、伊織の手首を結んだまま、霞は伊織と身体を重ねます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「ひとひらの雪」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×