「みじかくも美しく燃え」のネタバレあらすじと結末の感想

みじかくも美しく燃えの紹介:1967年公開のスウェーデン映画。実話に基づいて描かれた悲しい恋の物語。妻子ある軍人と綱渡り芸人の女性との愛の逃避行を描いている。監督・脚本はスウェーデンの三大巨匠と呼ばれることもあるボー・ヴィーデルベリ。主演のピア・デゲルマルクはカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。

みじかくも美しく燃えの主な出演者

エルヴィラ・マディガン(ピア・デゲルマルク)、シクステン・スパーレ中尉(トミー・ベルグレン)

みじかくも美しく燃えのネタバレあらすじ

【起】- みじかくも美しく燃えのあらすじ1

綱渡り芸人のエルヴィラ・マディガンは、デンマークの森で心中しました。この作品は、その事件に基づいて描かれた実話です。
森の中、樹の下で横になっているのは陸軍のシクステン中尉とエルヴィラです。お尻を蜂に刺されたとシクステンが飛び上がると、エルヴィラは笑っています。
髭を剃っているシクステンは、途中やめにしてエルヴィラとキスをします。金のボタンを外して、森の中に置いていきます。代わりにとカカシの黒いボタンを持っていき、カカシにはロープを巻きつけます。
二人が歩いていると高そうなホテルを見つけて泊まることにします。カカシに巻きつけられたロープを見た男性が、近頃のもんは節操がないと言います。
ホテルの女の子が森の中で金のボタンを見つけて、括り付けています。男性がやってきて、どこで見つけたのか聞いてきます。女の子が森の中と答えると、男性は金のボタンを一つ持っていき、連れの女性に見せます。
ホテルの女主人は、洗濯ロープが消えていることに気づきます。そのロープはエルヴィラが持っていっていて、樹と樹を結んで括り付けていました。
綱渡りの練習を始めたエルヴィラの元に、シクステンがやってきます。二人は木陰で果物とワインを手に取ります。
シクステンが新聞を読んでいると、エルヴィラの失踪の記事が載っていて読みます。脱走兵のシクステンとエルヴィラの失踪した似顔絵も載っています。

【承】- みじかくも美しく燃えのあらすじ2

翌日、洗濯ロープがどこかに行くのを女主人は見つけます。ロープの後をつけていくと、エルヴィラが綱渡りの練習をしていて、本の似顔絵と照らし合わせてエルヴィラと気づきます。
エルヴィラに気づいたことを話して、歓迎をしたいと言いますが、エルヴィラは知られては困ると慌てます。その頃、宿賃が足りなくて、シクステンは持っていた物を売りに行きます。
カカシに巻きつけられたロープと金のボタンが、やはり二人のものであると男女が確信します。その話しを町で聞いた女主人は、急いでエルヴィラに知らせに行きます。
シクステンとエルヴィラは、荷物をまとめて馬に乗り込みます。しばらく走った後、二人は小舟で食料を調達するために釣りをします。
ウキが沈んで魚がかかって大騒ぎです。魚を逃さないように慌てていると、シクステンは川に落ちてしまいます。
陸に上がって焚き火をしようとしていると、軍服を来た一人の男性がいました。シクステンの知り合いの男性で、彼は誰にも知らせてないと言います。
また、シクステンの子供たちの様子も伝えてきます。歯が抜けたことなど話してきます。シクステンと男性は野原を駆け回って、空の銃を向けながら無邪気に遊びます。
シクステンはエルヴィラを愛していることを説明して、彼と昔話などに花を咲かせます。景色の良いテラスで食事をしていると、エルヴィラがやってきます。
彼女がやってくると、シクステンの知り合いの男性は急に真面目になります。支払いになると、男性が払おうかと言ってきます。
エルヴィラは靴の中に隠していた小銭を取り出して、テーブルの下からシクステンに渡します。シクステンがそのお金で支払いを行います。

【転】- みじかくも美しく燃えのあらすじ3

エリヴィラは男性と二人きりになって、お金に困っていないかと聞かれた後、君のせいで悲しんでいる人を3人も知っていると言われます。
テラスの席の近くでエルヴィラが編み物を編んでいると、シクステンと男性が席で話しを始めます。男性はこの間、シクステンの妻が自殺未遂をしたと話します。
エルヴィラは編み物を置いて出ていき、シクステンは彼女が聞いていたことに気づきます。男性に自殺未遂の話しは嘘だなと言い、絶交だと言ってエルヴィラを探しに行きます。
シクステンは森の中など辺りを探し回り、小屋の近くでエルヴィラの持ち物を見つけます。小屋の中を探しに行くと、エルヴィラが寝ていました。
自殺未遂の話しは嘘であることを説明して、二人は抱き合います。ホテルに泊まって二人はベッドの上で愛し合います。
目が覚めたシクステンは、財布の残高が少ないことに悩みます。本を読んでいると、子供の手紙がついていて閉じることにし、散歩に行くと一人で出かけます。
エルヴィラは知り合いの演奏家に会いに行って、今夜の演奏会の切符をもらいます。鏡をアクセサリー代わりに頭につけて、テーブルクロスを上から羽織らせて出席します。
パリのカフェで足の不自由な画家の絵を売り行くと、2クローネと言われて頷きます。森の中で果実を採るシクステンに、お金ができてクリームを買ってきたと一緒に食べます。

【結】- みじかくも美しく燃えのあらすじ4

芸人の募集の広告を見たエルヴィラは、募集主の家へと向かいます。綱の上でダンスなら踊れると言うと、床の上のダンスなら仕事があると言われます。
足を見せるように言われて、25クローネで雇ってもらえます。今夜8時の仕事で踊っていると、外でシクステンが様子を見ていました。
酔っ払った客の一人が、エルヴィラの膝は最高だと言いながら絡んできます。怒ったシクステンは彼を突き飛ばして逃げます。
朝日が昇る中、浜辺で裸足のシクステンの元にエルヴィラがやってきます。なぜ膝を見せたのだと怒るシクステンに、エルヴィラは私達の問題はそこではないのだと語り、彼の頭をなでながら抱きしめます。
二人は道端に生えている草や木の実を食べて生きながらえます。次第にエルヴィラは吐いてしまい、シクステンに覚悟を決めなければと話します。
シクステンは酒場に行って、男と腕相撲をして勝ちます。勝者としてパンを持って帰り、鶏小屋から卵を持ってきます。エルヴィラは私達は朝食に行くのと言って、どのくらい茹でるかなどシクステンに聞きます。泊めてくれた家賃代わりにとアクセサリーとメモを置いていきます。
エルヴィラとシクステンが歩いていると、野原を楽しそうに駆け回る子供たちの姿がありました。目隠しをして遊んでいた女の子が、エルヴィラにタッチします。
目隠しを取ってエルヴィラの顔を見ると女の子はハッとしてしまいます。エルヴィラは倒れて子供たちは逃げていきます。
シクステンがエルヴィラを抱えながら、食べ物を持って森の奥へと向かいます。エルヴィラを樹に横たわらせて、シクステンは飲み物をコップにつぎます。
二人は飲み物を飲んでパンを食べます。お互いに抱きしめ合いながら、シクステンが銃を手に持ち、エルヴィラの頭に向けます。
シクステンができないと言うと、エルヴィラがやるのよと言います。できないでいるシクステンは座っていて、エルヴィラは野原でチョウチョを追いかけます。
エルヴィラがチョウチョを捕まえた時、シクステンは彼女に銃を向けます。そして2発の銃声が聞こえた後、エルヴィラがチョウチョを捕まえた映像が止まったまま映し出され続けます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、最後は心中する男女の悲しい愛を描いています。ラストのエルヴィラがチョウチョを捕まえて、止まったままの映像が流れる場面は印象的です。
また、浜辺で裸足のシクステンがエルヴィラに抱きしめられる場面の美しい映像は、芸術的で時が止まってしまうかのように見続けてしまいます。
他にも森の中など自然豊かな映像が多数登場し、シクステンとエルヴィラの二人の姿に時間を忘れて見てしまいます。
今作では、モーツァルトとヴィヴァルディの曲が使用されており、別世界へと誘うかのような雰囲気を出しています。苦しい生活を送る二人の姿で、エルヴィラが草を食べ続けて吐く場面には切なくなります。
長閑な雰囲気と裏腹に悲しい男女の姿が記憶に残り続けて、胸が苦しくなり涙が流れるのは必須の映画だと思います。

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