映画:イフアイステイ愛が還る場所

「イフアイステイ愛が還る場所」のネタバレあらすじと結末

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所の説明:2014年公開。ゲイル・フォアマンによる小説「ミアの小説」を実写映画化した作品。監督を務めたのは、ドキュメンタリー映画を多く監督したR・J・カトラーが務めた。主演を務めたのは「キック・アス」シリーズや、「キャリー」「サスペリア」リメイク版などで知られるクロエ・グレース・モレッツ。共演はジェイミー・ブラックリー。

あらすじ動画

イフアイステイ愛が還る場所の主な出演者

ミア・ホール(クロエ・グレース・モレッツ)、アダム(ジェイミー・ブラックリー)、キム(リアナ・リベラト)、デニー(ジョシュア・レナード)、キャット(ミレイユ・イーノス)

イフアイステイ愛が還る場所のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- イフアイステイ愛が還る場所のあらすじ1

イフアイステイ愛が還る場所のシーン1  ある冬の朝。外は大雪です。自宅で高校生のミアは朝食をとっていました。目の前で弟のテディがミルクを飲み、母のキャットと父のデニーは仕事へ行く準備をしていました。両親は元々パンクロックに夢中で、デニーは地元でも有名なパンクバンドのドラマーでした。ロックな出会いを果たした二人は結婚。ミアが生まれ、数年後にテディが生まれました。テディが生まれたことをきっかけにデニーはバンドを辞め、学校で働き始めました。テディはその少し前からクラシック音楽の魅力にハマり、チェロを弾き始めていました。パンク好きの両親にロック好きの弟。その中でミアはただ一人クラシックにのめりこんでいきました。チェロの演奏技術も上がっていき、チェロ奏者を目指していました。
 流れていたラジオから、ポートランド全域の学校は大雪の影響で休校となるという知らせが流れてきました。ミアの高校とテディの小学校、更にはデニーも仕事が休みになりました。更にキャットも職場から連絡が届き休みになりました。そこでデニーは、大雪の中のドライブを提案しました。キャットとテディは喜びますが、ミアは少し複雑な表情。この日、ジュリアード大学からの合否通知が届く予定になっていました。ジュリアードはアメリカ国内でも有数の音楽大学で、音楽のエリートが集まる大学。入学が非常に困難なこの大学の最終試験までミアは進み、合否が間もなく判明するところでした。そのため一緒に行くか悩みますが、キャットに車内のBGMを選曲してもいいと言われて承諾しました。

 
 ある日、高校の音楽室で一人チェロの練習をしていたミア。その様子を一人の男子生徒が覗いていました。ギターケースを抱えたその青年はアダム。ロックバンドのボーカルとして学内でも有名で、地元の新聞にも取り上げられるほど期待されているバンドマンです。数多くの女子生徒の憧れの的となっているアダムが音楽室を覗いていることに気づいたミアの友人のキムが話しかけました。アダムは「なんでもないよ」と言い立ち去りました。キムが中へ入りミアを昼食に誘います。キムが「アダムがあなたを見てたわよ」と言うとミアは「そんなはずないわ」と信じませんでした。しかしその日の放課後、アダムから話しかけられ、「友人からチケットを貰ったから、チェロの演奏会に行かないか」と誘われました。ミアが「デート?」と聞くとアダムは「まあね」と言いました。


 車の後部座席からミアはクラシックを流していました。テディはヘッドホンでロックを聴いています。両親も少し物足りなさそうでしたが、楽しく家族4人でドライブをしていました。しかし次の瞬間、4人の乗っていた車がタイヤを滑らせました。デニーがハンドル操作を失うと、前方から来ていた車も同じくスリップ。2台は正面衝突してしまいました。
 目を覚ましたミア。道には救急車が到着しており、救急隊員が慌ただしくしています。自分が乗っていた車は逆さまで転がっており、炎上しています。状況を訪ねようと隊員に声を掛けますが、誰もミアを相手にはしません。家族の名前を呼びますが、誰も反応しません。すると、救急車に担架が運び込まれていることに気づきます。それは、目を閉じて寝ているミアでした。そこでミアは、自分が幽体離脱状態に陥っていることに気づきました。デニーとキャット、テディの状況が心配でしたが、自分が搬送される寸前だったので、急いで自分も救急車に乗り込みました。

 
 演奏会を終えたミアとアダム。感想を話しながら歩き、公園に入りました。ミアはアダムに「本当はこのチケットどうしたの?本当に貰い物?」と聞きました。アダムは恥ずかしそうに「バイトして買ったんだ」と明かしました。「どうして私なの?」と訊ねるミアにアダムは「だって綺麗だし。前から気になってたんだ。いつか誘いたいって」と言い、ミアにキスをしました。

【承】- イフアイステイ愛が還る場所のあらすじ2

イフアイステイ愛が還る場所のシーン2  病院についたミア。やはり自分は誰にも見えてはいないようです。受付に自分と家族の状況を訪ねたくても反応してくれません。病院内を彷徨う中で、ミアはキャットが既に亡くなったことを知りました。車が正面衝突した瞬間に即死だったようです。悲しみに暮れるミアですが、その泣き声も誰にも届きません。そこへ自分の体がストレッチャーで運ばれてきました。そしてそのまま手術室へ入れられ、オペが開始されました。女性の医師はミアの体の耳元で「生きるかどうかはあなた次第よ」と呟きました。それを聞いたミアは「どうすればいいのよ」と言いました。その言葉は誰にも届きません。


 交際を始めたミアとアダム。お互いに惚れ込んでいましたが、ミアにはひとつ悩みがありました。アダムは生粋のパンク好きです。従って、アダムの周囲の人間もその界隈の人間ということです。アダムのライブを観に行けば、終わった後の打上げに参加しても周りと会話が合いません。これはミアにとって大きな悩みとなりました。
 高校でミアはキムにその悩みを打ち明けました。キムは「アダムの音楽好きじゃないの?」と訊ねます。ミアは「好きよ。彼の音楽もライブも素晴らしい。でも周りの人と合わないの」と訴えます。キムは冗談めかして「『私』から『私たち』になったら撃ち殺すわよ」と言いました。ミアは「自分から銃を差し出すわ」と答えました。


 手術は無事に終わりましたが、ミアの意識はまだ体に戻りません。彷徨っていると、受付にデニーの両親、ミアの祖父母がやってきました。受付係が二人に家族の状況を説明します。キャットは即死、デニーはオペ中。ミアは手術を終えても意識は戻らない。するとその時、オペ中にデニーが亡くなったという知らせが入りました。両親が亡くなったことを知ったミアはパニックになります。そしてすぐに、テディのことが気がかりになりました。テディは小児科のフロアの病室にいるという会話を聞いたミアは急いで小児科のフロアへ向かいました。テディの部屋を見つけて入ると、既に叔母がいました。テディは目を閉じて眠っています。ミアはテディに近づいて、「私がお世話してあげるからね」と言いました。


 アダムと交際を始めてから初のハロウィンを迎えました。アダムはハロウィンライブに出演する予定で、ミアも観にいく予定でしたが、仮装に悩んでいました。おそらくアダムが参加するライブの観客たちはパンクチックな衣装を着てくるだろうと考えたミアは、思い切って銀髪のウィッグにパンクの衣装を着こんで会場に向かいました。ライブハウスの入口でアダムを待っていると、なんとアダムはベートーベン風の衣装で現れました。お互いが相手の趣味に合わせた衣装を着た二人は会場内に入っていきました。
 アダムのライブが始まる時間になり、ミアはいつも通り後ろの方でじっくり鑑賞しようと思っていましたが、パンク風の衣装を着ていた為、周りから引っ張られるようにして前方の方へ連れていかれてしまいました。周りが飛び跳ねながらアダムたちの演奏を楽しむ中、ミアは始めは混乱していましたが、徐々に周りに合わせるように楽しみ始めました。
 ライブが終わり、ライブハウスの外に出たミアとアダム。ミアは「この方がいい?それともいつもの私の方が良い?」と訊ねると、アダムは笑顔からスッと真顔になり「関係ないよ。君が君でいてくれるなら良い」と言い、キスをしました。二人はそのままアダムが知っている空き小屋へ行き、一夜を共にしました。


 ミアがテディの部屋から自分が眠っている集中治療室へ向かうと、アダムとキムが駆けつけたところでした。アダムが来てくれたことに感激しながらも、少し複雑な様子のミア。アダムとキムはミアの傍へ行こうとしますが、親族以外立ち入り禁止だったため、入ることはできませんでした。アダムは何も言わず、どこかへ行ってしまいました。


 ミアは地元の音楽大学を受けようとしていましたが、チェロの腕前を評価していた祖父母からジュリアード大学を受験することを勧められました。ジュリアードがあるのは、ニューヨーク。今住んでいる場所からは、アメリカ大陸の反対側に位置します。ミアは合格がかなり難しいこと、もし合格しても家族、そしてアダムと離れて暮らさなければいけないことから始めは断りますが、次第に自分の中でジュリアードに進学したいという想いが強くなっていき、ジュリアードに願書を提出しました。
 いつものようにアダムとのデートを楽しんでいたミア。レコードショップでレコードを選ぶアダムにミアはジュリアードに願書を出したことを切り出そうとしますが、結局言い出せませんでした。
 

【転】- イフアイステイ愛が還る場所のあらすじ3

イフアイステイ愛が還る場所のシーン3  キムが病院内を探し回っていると、テラスにアダムがいました。キムが「何をしてるの」と訊ねると、アダムは「なぜ彼女を手放したんだろう」と呟きました。キムは「自分を責めないで」と言いました。


 ミアの元へ、ジュリアードからの通知が届きました。一次試験の結果が書かれています。そこには「合格」と書かれていました。これで最終試験へ進むことが決まりました。ミアは喜びますが、同時にアダムのことも気にかかっていました。ミアはアダムにこのことを打ち明けようと思いました。
 アダムが練習しているスタジオを訪れたミアはアダムに、ジュリアードを受験していたこと、最終試験に進んだことを話しました。アダムは困惑しながらも祝福しますが、やはり何かが気になる様子。「なぜ相談してくれなかったんだ」と言うアダム。ミアは「言い出せなくて」と説明しますが、アダムは納得がいかないようです。アダムはかつて父親から見捨てられた経験があり、嘘をつかれたり裏切られたりするということに敏感になってしまうようでした。ミアも次第に反発し、激しい言い争いになってしまいました。アダムは間もなくツアーへ出発しなければならなかったため、二人は喧嘩した状態でその日は別れました。
 
 ジュリアードの最終試験を間近に控えた頃、アダムがミアの自宅を訪ねてきました。アダムは申し訳なさそうな表情を浮かべています。ミアは一瞬動揺しますが、すぐに不機嫌な表情を作り「今更なによ」と言いました。アダムは先日のことを詫びたあと、天井を指さしました。そこには、何枚もの紙に印刷された、どこかのホールの天井写真が貼られていました。アダムは「ジュリアードの演奏ホールの天井。慣れていけるかと思って」と言いました。ミアはアダムに受験のことを黙っていたことを詫び、アダムも大人げなかったと詫びました。そして二人はキスを交わしました。

 
 病院のロビーにいるアダムとキム、ミアの祖父母。するとそこへ、テディの所にいたはずの叔母が現れました。そして叔母は泣き出してアダムとキムに「今こそ彼女の傍にいてあげて」と言いました。その言葉を聞いて嫌な予感がしたミアは急いでテディの病室へ向かいました。するとそこには叔父がおり、医師が「容態が急変したのです。残念ですが・・・」と説明しているところでした。テディは軽傷と思われていましたが、損傷していた脳に異常が生じ、容態が急変。息を引き取ったのでした。自分が生き延びてテディを守ろうと決意していたミアにとってショックは計り知れないものであり、ミアは生きる意味を見失ってしまいました。

【結】- イフアイステイ愛が還る場所のあらすじ4

イフアイステイ愛が還る場所のシーン2  いよいよ最終試験を迎えたミア。チェロを持ってホールに入ると、広い会場に3人の試験官が座っていました。上を見上げると、アダムが張ってくれた天井の写真と同じ模様です。ミアは自分を落ち着かせ、椅子に座ってチェロを弾き始めました。緊張感の中でしっかり弾きあげました。
 
 しばらく経ち、年越しを迎えました。パーティで会ったアダムとミアは一緒にカウントダウンをし、新年を祝いました。そこでアダムは決意したようにミアに言います。「来年のこの瞬間も一緒にいてほしい」と。それを聞いたミアは悩んだ末に「それは約束できない」と言いました。それを聞いたアダムは、「それなら...終わりだね」と言いました。ミアもそれを受け止め「...そうね」と答えました。二人は、互いの夢を追いかけるために別れを選んだのでした。


 喪失感の中、ミアが自分の体の元へ向かうと、担架に乗せられて運ばれ出すところでした。容態が急変し、再びオペにとりかかるようです。テディが亡くなり、家族全員を失い生きる目標を失ったミアは危険な状況に陥っていました。アダムは心配そうにその様子を見た後、その場から去っていきました。それを見たミアはがっかりしたような表情で「さよならアダム」と呟き、自分の体についていきました。


 年を越した朝、自分の家に戻ったミア。リビングに家族と親戚が勢揃いしている中、キャットが「おかえり。アダムは?」と訊ねると、ミアは悲し気な表情を浮かべて小さく首を横に振りました。何かを察したキャットはリビングから全員を追い出し、ミアと二人きりになりました。ミアは皿洗いを手伝いながらアダムと別れたこと、まだ好きだということを伝えました。キャットはミアを励まし、「人生色々あるのよ」と言いました。


 手術を終えてなんとか危機は脱したミアですが、未だ予断は許さない状況です。病院内を彷徨い続けているミアは次第に死を選ぶことに考えが傾きつつありました。すると、病院の窓から眩い光が射しこんできました。吸い込まれるように光の方に近づくミア。そして、扉を開けて外に出ようとすると、何か音楽が聴こえてきました。チェロの音です。不思議に思ったミア扉から手を離し、自分が眠っている治療室へ向かいました。するとそこにはアダムが座っていて、ミアの耳にヘッドホンを当てて演奏を流していました。そしてアダムはヘッドホンを外すと、眠っているミアに話し始めました。ミアは自分の体の横に座り、聞き始めました。
 アダムは、誰もいないミアの家に行き、勝手に郵便受けを覗いたこと。何か封筒が入っていたこと。ジュリアードからの通知で、そこには「合格」と記されていたこと。アダムはミアに「合格だよ。君、ジュリアードに合格したんだよ」と言うと、涙を流し始めました。そして「考えたんだ。やっぱり僕には君が必要だ。君なしでは生きていけない。君がいるだけでいいんだ。君がどこへ行こうとついていくよ。君とずっと一緒にいるよ。君がどこへ行こうと」と言いました。それを聞いたミアの頭の中に、様々な思い出がフラッシュバックし始めます。両親との思い出、テディとの思い出、小さいころの思い出、キムとの思い出、そしてアダムとの思い出。数々の思い出がフラッシュバックした後、何も見えなくなりました。次の瞬間、ミアが目を開けると、ぼやけた白い天井が見え、体に痛みを感じます。すると横からアダムが覗きこみ、「ミア!」と叫びました。

みんなの感想

ライターの感想

幽体離脱したミアと、過去のアダムとのエピソードが交互に描かれ、感動的に描かれていました。

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