映画:パラレルワールド

「パラレルワールド」のネタバレあらすじと結末

パラレルワールドの紹介:LDH JAPAN、国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア、作詞家小竹正人氏による音楽と映像のコラボ『CINEMA FIGHTERS』の第1弾。6編のオムニバスショートムービーの中の一作で、監督・脚本はカンヌ国際映画祭常連の河瀨直美。製作は2017年、作品原案曲は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの『Unfair World』。

あらすじ動画

パラレルワールドの主な出演者

徹(山田孝之)、真矢(石井杏奈)

パラレルワールドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- パラレルワールドのあらすじ1

30代の徹はある想いを抱え、15年ぶりに懐かしい母校の高校を訪ねました。徹は引き込まれるように、思い出の詰まった天体観測室へ向かいます。久々に立ち入った天体観測室はあの頃のままで、まるで時が止まったようでした。
埃をかぶったラジカセに入れっぱなしになっていたカセットテープを流し、徹は思い出に触れていると、“見ていてくれてありがとう”と綴られたノートを発見します。それは当時徹が恋心を寄せていた真矢という女性の言葉でした。

徹の記憶が、一気に15年前に戻ります。

【承】- パラレルワールドのあらすじ2

寡黙な性格の徹は、自分以外に部員のいない地学部に所属し、天体観測室でたったひとり、静かにのんびりと過ごしていました。

1999年の7月7日、七夕。
屋上で夕日を眺めようとしたダンス部の真矢は、天体観測室にいた徹に、通りがかりのついでで声をかけます。突然の真矢の訪問と、何かと繰り出される質問に、日頃この場所で誰かと会話することのない徹は、照れながら対応しました。活発な真矢は勢いよく屋上に飛び出し、夕日を浴びながらダンスの練習を始めます。徹は天体観測室の鉄の扉を開けて、明るさに満ちた真矢の姿を微笑ましく見つめました。

【転】- パラレルワールドのあらすじ3

それからというもの親密になった2人にとって、天体観測室は特別な秘密の場所になります。星を眺めたり、徹が好きな『Unfair World』というテープを真矢に聞かせたり…。2人はここで、互いに初めての口づけも交わしました。誰も来ない天体観測室で、2人は自分たちだけの時間を過ごしました。

しばらくして、徹の父が愛人を作って家を出ていきました。窮した徹の母は夫の姿を息子の徹に重ねてしまい、徹宛に電話をかけてきた女性まで撥ねつけたのです。その声の持ち主は真矢でした。狼狽した母を抱えた徹は、自分の気持ちを世界のどこにもうまく伝えることができませんでした。自分の殻に閉じこもるきっかけになってしまったのです。
理由も告げられずに、突然徹に避けられ始めた真矢は、悲しみに暮れました。それでも真矢は、会話もしてくれない徹にメッセージを送るように、夕暮れの屋上で踊り続けます。その姿を見つめることさえできない徹は、天体観測室の扉をそっと閉めるのでした。

【結】- パラレルワールドのあらすじ4

15年の月日が流れても、あの時のことが悔やみきれない徹。止まってしまったあの時から、もしも時間を動かせるなら…と、彼は強く願いました。
15年ぶりに徹が屋上へ足を踏み入れると、気づけば高校時代のあの夕暮れ時に時が変わりました。真矢があの頃と同じように踊っています。徹はずっと言えずにいた「ごめん」という言葉を伝えると、真矢は「いいよ」とはにかみながら答えました。涙があふれだす徹を、陽気な真矢がからかいます。
そして2人は屋上から夕日を眺め続けました。

みんなの感想

ライターの感想

原案曲はえぐざいる系(とても疎いジャンルです)ですが、映画は見事に河瀨監督の世界でした。光の見せ方も美しいし、自然の風景は少なくとも奈良の景色が非常に神々しかったです。特に監督の母校である高校の天体観測室!なんて画になるのでしょうか。そして、まるでドキュメンタリーのような自然な演技で、高校生の雰囲気を醸し出した山田孝之さんに脱帽です。

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