映画:パーティで女の子に話しかけるには

「パーティで女の子に話しかけるには」のネタバレあらすじと結末

ラブストーリー

パーティで女の子に話しかけるにはの紹介:2017年製作のイギリス&アメリカ合作映画。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督による異色青春ラブストーリー。1977年のロンドンを舞台に、内気な少年と宇宙人の美少女との48時間の物語がつづられる。

あらすじ動画

パーティで女の子に話しかけるにはの主な出演者

ザン(エル・ファニング)、ヘンリー〔エン〕(アレックス・シャープ)、ボディシーア(ニコール・キッドマン)、PTステラ(ルース・ウィルソン)、PTウェイン(マット・ルーカス)、PTウォルド(トム・ブルック)、PTボブ(ジョーイ・アンサー)、PTファースト(エドワード・ペサーブリッジ)、エンの母(ジョアンナ・スキャンラン)

パーティで女の子に話しかけるにはのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①パンクが大好きな男子高校生・エンはイギリス在住。ある日、ヴィックやジョンとライブハウスに行った帰り、売り家から音楽を聞いて入り込む。そこには奇妙な一団がパーティをしており、エンは美しい少女・ザンと出会う。 ②ザンはエンにパンクを教えてくれと言い、エンはザンを連れてライブハウスへ。2人は惹かれあうがザンは宇宙人。エンとの子を妊娠したザンは母国へ帰った。後日、ザンの息子・エンが漫画家になったエンを訪問。

【起】- パーティで女の子に話しかけるにはのあらすじ1

1977年。
イギリス・ロンドン郊外、南側に位置するクロイドンという都市。

ニュースでは、イギリス女王が即位25周年を迎えるこの年、男子高校生・ヘンリーこと通称:エンは、パンク好きな平凡な少年です。
エンはパンク調のイラストを描いた自作のステッカーを、大量に作っていました。
自転車に乗って、街のあちこちに貼りつけていきます。

エンは親友の金髪男子生徒・ヴィックと、太っちょの男子生徒・ジョンと仲良しでした。
エンは自転車で2人を拾い、3人乗りで行動します。
漕ぐのがエンで、前かごにヴィック、後ろにジョンが乗っています。決していじめられているわけではありません。むしろ仲良しのあかしです。

途中、母に会ったエンは、ライブに行くからとお小遣いをもらいました。
エンの母は現在独身で、恋人のマルコムとデートしていました。


パンク・ライブの行なわれる店に行ったエンたちは、開演を心待ちにします。
パンク・ライブはまだデビューしていないバンドたちが、集合しています。
その日の目玉は『ディスコーズ』というパンクのグループで、スカウトのレコード会社の男性が店に見に来ていました。

『ディスコーズ』のパンクぶりは、絶好調でした。しかし、少々ヤンチャが過ぎました。
ボーカルの女装の男性(どう見ても男にしか見えないが、女装している)がノリノリになりすぎて、ステージの最中に舞台を降りてスカウトマンにキスをするというアプールをし、スカウトマンが気分を害します。
せっかくのチャンスだったのに、『ディスコーズ』は契約を逃しました。
『ディスコーズ』を率いる女性リーダー、ボディシーアという女性は怒ります。ボディシーアは黒と白の2色の髪型をしています。


ライブからの帰り道、エンたちは何か音楽を聞きました。
音はどうやら、売り家から聞こえてくるようでした。エンたち3人は、館へ入ってみます。
館には、えらく前衛的な格好をした人たちが揃っていました。パーティを開いているようです。
「前衛的な格好」とは、スタイリッシュな原色のコスチュームでした。水色、赤、白、オレンジと黒、紫などのファッションに身を包んでいます。

ファッションを見て気圧されたエンたちですが、ヴィックが「アメリカ人だ」と言い出しました。
ここクロイドンと、アメリカのフレズノ(カリフォルニア州の中部に位置する街)は姉妹都市だと言い、大丈夫だと自分に言い聞かせています。

パーティ会場の入り口にいたのは、ステラでした。オレンジと黒の服を着て、頭を頭頂部で結っている若い女性です。
中を見て回ると、不思議な空間が広がっていました。台所には白い大きな袋がさがっていますし、別の部屋には白い布がありますし、別のところでは白い一団が踊っています。

ヴィックはステラを口説き始め、ジョンは白い一団と踊り始めました。
エンは部屋を見て回っている時に、ザンという少女と出会います。


ザンはPTウォルドの保護下にいる、第4コロニーの宇宙人でしたが、初対面のエンはそんなことを知りません。
ザンは黄色のコロニーに所属しているのですが、「個性の尊重」を望んでPTウォルドと意見が食い違い、別室でハサミを使い、自分の服に切れ込みを入れていました。
エンがそれを見て「パンクみたいだ」と言ったことで、ザンは「パンク」というものに興味を持ち、教えてほしいと言い出します。

【承】- パーティで女の子に話しかけるにはのあらすじ2

同じ頃、ステラといいムードになったヴィックは、とんでもない光景を見ていました。
ヴィックはステラとベッドインしかけていたのですが、その時にステラの身体から男性が生えて、男女ふたつの身体を持つ姿になっていたのです。
(本当に、こうとしか表現ができない。ステラから男性が生えてくる!)
ヴィッキーはおそれをなして、エンとジョンを引き立てるように館から逃げ出しました。
しかしザンも、特例を宣言して館を抜け出し、エンと行動を共にすると言います。


ザンを家に連れ帰ったエンは、自分のベッドにザンを寝かせると、自分は席を外します。
母が自室で寝ているのを見て、エンは別室でひたすら絵を描きました。

エンがうたたねから目覚めると、ザンがいませんでした。
ザンは庭の小屋にいました。エンの父親が建ててくれた、樹木の上にあるひみつ基地のような小部屋です。
そこでエンは、ザンにパンクの話をします。さらに自分がパンク調のイラストを描いていて、「パンクがパンクを武器にして、ファシズムと戦うマンガを描いている」と打ち明けました。
ザンはその話を、目を輝かせながら聞きました。
2人は家に戻ります。


母が起きてきてザンを見ると、少し驚きながらも喜びました。
エンはザンを、アメリカ人だと紹介します。
すると母は上機嫌になり、アメリカの歌手の曲を流して踊り始めました。ザンも一緒に踊ります。
「彼女は可愛いわね」と、あとで母はエンに言いました。

ザンはエンの家でパンケーキを食べ、初めて排泄します。
トイレにいるザンのところへエンの母が来ると、母にPTウォルドの意識が憑依しました。
PTウォルドが憑依したと知ったザンは、「今、排泄を経験しているところ」と答えます。
PTウォルドはしばらくして、母から離れました。
エンの母は、ザンがトイレで用を足すのを見ている自分を自覚し、ザンが流さなかったトイレを流します。
(ザンはトイレを使ったことがないので、用を足した後に水で流すという発想がない)


エンとザンは外に出かけ、束の間ですが、楽しいひとときを過ごしました。
エンは、自分の父がジャズミュージシャンだったことを告白し、自分を捨てて家を出て行ったと告げます。
ザンはエンに対し、親とはPTのことなのかと聞きます。PTとは、保護者のことを意味しているようです。
「私があなたのPTなら、絶対に捨てたりしない」とザンが言ってくれたので、救われたエンはザンにキスしました。
ザンは自分のコロニーの象徴が入った指輪に紐を通し、エンの首に提げます。


その頃、PTウォルドは退去まで24時間を切っているのに、ザンを説得できずにいることを他のPTに叱責されていました。
PTファーストという白の責任者が「このままだと、ザンは追放処分かもしれない」と言います。

【転】- パーティで女の子に話しかけるにはのあらすじ3

行きつけのレコード店で、エンとザンはヴィックやジョンと会います。
その後、ヴィックは自分なりに思い返し、一度は宇宙人だと思った昨日の連中のことを「カルト教団なのではないか」と受け止めていました。
4人でカフェに行き、ヴィックがザンにいろいろと質問するうちに、周囲と孤立していることや、菜食主義なのだと分かりました。ヴィックはカルト教団説を、ますます確信します。

飲食店でも、ザンの近くにいた少年にPTウォルドが憑依し、説得をしました。
少年と口論になったザンは、エンを引き立てて店を出ると「あと22時間しかないから、パンクを見たい」と言い出します。

エンは、ザンを連れて『ディスコーズ』の、ボディシーアのところへ行きました。
エンがザンのことをアメリカ人と紹介し、パンクに興味があると話します。
ボディシーアはライブスタジオ内を案内し、ザンにメイクも施しました。

その時の会話でザンが「歌手やスターだったこともあるし、茶色の星にいたこともある」と言います。
それを、アメリカの伝説のカルトバンド『茶色の星』だと思い込んだボディシーアは、急きょ、ザンをその日のステージに出すことに決めました。
ボーカルがちょうど前日、スカウトマンにキスして謹慎処分にしたかったところなので、ボディシーアはザンを出演させます。


ステージで紹介されたザンは、最初は戸惑いました。
しかしエンが助け舟を入れたことで、ザンもパンクがどういうものなのか理解します。
ザンとエンとで歌ったパンクは観客に受け、ライブハウス内はフィーバーしました。

しかしライブハウスにザンの一団がやってきます。
ザンはエンに、連れ帰られたあとのことを話しました。明日、退去したら、ザンはPTウォルドに食べられるのだそうです。
子は親に食べられることで、親の知識として吸収され、種族存続のために生かされると聞いたエンは、なんとかそれを回避したいと考えました。

(注:エン、ヴィック、ジョンはこの期に及んでもなお、ザンの正体が宇宙人だと分かっていない。少し風変わりなアメリカ人だと思い込んでいる)

集団に連れ去られたザンを奪回したいエンは、ヴィックとジョンに助力を仰ぎました。
ヴィックとジョンも食べられると聞いて、救出しようとエンに力を貸します。
エンたち3人は、集団のアジトだと思しき売り家に突入しました。

【結】- パーティで女の子に話しかけるにはのあらすじ4

その頃、引き戻されたザンは、PTの会議に招集されていました。
最初の議題は、摂食についてです。
PTが子を食べるのには、理由がありました。
彼らの母星は地球よりもはるかに高度なのですが、それがゆえに資源を使いすぎていました。
子孫が増えるのを恐れたPTは、子を食べることで数を減らしていたのです。
最後に残ったPTは、自分を食べることで完結しようと考えていました。

「摂食」の廃止と存続について、意見がまっぷたつに分かれます。
コロニーは6つあるのですが、ちょうど3対3で分かれました。

この会議の最中、ザンはPTファーストに「あなたは祝福された。子どもを宿している」と言われます。
ザンも保護者(PT)の立場になったのです。
これにより発言権を得たザンは、「子どもを生みたい」と思いました。

しかし宇宙人が地球で出産をするのは難しく、出産するためには、一旦母国に帰らねばなりません。そして帰れば最後、地球には戻れなくなるのです。
助けに現れたエンに、「あなたとの子どもよ」と告げます。
(たぶん、キスでザンは妊娠した)


パンク集団が加勢に現れますが、超音波を出されて倒れます。
ヴィックやジョンも超音波で気絶しますが、エンの意識はありました(ザンのお腹の子の父親だから?)。

ザンはエンに別れを告げます。
自分たちのコロニー6つには、それぞれ意味がありました。「心」「精神」「声」「意思」「性」「力」ですが、ザンが地球人・エンとの子どもを宿したことで、コロニーは7つになりました。
ザンのコロニー「心臓」はインターチェンジ、出入口の意味合いもあります。
ザンはエンと別れを告げ、屋上から飛び降ります。
飛び降りることで、母国へのワープを果たしたのでした。


売り家はなかったかのように、彼らの痕跡を留めていませんでした。相変わらず売り家のままです。
ザンとの別れに、エンは落胆します。本当に、夢のようなひとときでした。

それから何日か後。
ジョンは自分が好きな女性・トレイシーとデートをすると言います。
ヴィックは、トレイシーに気に入られる方法をジョンに伝授しますが、エンは「お前はお前、彼女は彼女。交われば、別のものになる」とだけ、答えました。

エンの落胆に気付いたヴィッキーが、自転車を漕ぐ役目を引き受け、エンは前かごに乗せてもらいます。
前かごで切る風は、爽快でした。それがエンの心を慰めます。
エンのバッグには、ザンからもらった指輪が留められていました。


…1992年。

エンはすっかり有名な漫画家になっていました。
サイン会を開いたエンのところへ、奇妙な一団がやってきます。
彼らは一種異様な雰囲気を持っており…そう、ちょうど15年ほど前にエンが体験した、あの異様なコロニーの集団と似ていました。

サインする時、エンは相手の名を聞きますが、アリアップ、ジョンジーなどという名の中に、「エン」と名乗る少年がいます。
その少年は「母親の方針でここへ来た。バンドを組む」と、エンと目が合うと言います。
それがザンと自分とのあいだの子どもだと気付いたエンは、思わず感激の涙を流しました。


(エンド後)パンクの曲に対し、「ヤバいよ、もう1回!」の声。

みんなの感想

ライターの感想

ほんっとに可愛らしい作品。それは、ザンの見た目だけでなく、行動などすべてが。
ストーリーは、ザンが宇宙人だったというトンデモ設定なのだが、それすらも、許せてしまうワールド。
映画のなかでふたりはキスするくらいしかなく(性交渉はまったくなしですよ)、しかも最初のころ、キスしようとしてたらザンは吐いてた(笑)。
恋人っぽい感じの描写はとにかくキス、あと、ザンが自分の脇の下をエンに触らせるくらい。
それでもザンは宇宙人なので、妊娠はアリなんです。
ストーリーとしては、エンくんの成長物語といったところか。
ストーリー以外にも見所が満載の映画。

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