映画:ホテルアイリス

「ホテルアイリス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

小川洋子が描く禁断の世界を描いた小説を、奥山浩志がメガホンを取った一作。主演は永瀬正敏、ルシア(陸夏)。寂れたホテルアイリスで働く一人の若い女性。とあるきっかけで翻訳家をしている男性と知り合い、男の危険な香りを感じながらも次第に惹かれていく不思議な愛の形をエロティックに描く。2022年2月劇場公開作品。PG-12、100分。日本・台湾合作作品。

あらすじ動画

ホテルアイリスの主な出演者

翻訳家:永瀬正敏 マリ:陸夏 母親:菜葉菜 甥:寛一郎 父親:マー・ジーシャン パオ・ジョンファン 大島葉子 売店の男:リー・カンション

ホテルアイリスのネタバレあらすじ

【起】– ホテルアイリスのあらすじ1

ホテルアイリスのシーン1

画像引用元:YouTube / ホテルアイリストレーラー映像

とある島、海沿いのリゾート地。海風に吹かれている少し廃れたホテル。

”ホテルアイリス”と呼ばれるその場所は、17歳になるマリの家でもあった。

母親が経営している安宿だが、そこを手伝いながらぼんやりと、そこに訪れる名も知らぬ宿泊客を見つめることが好きだった。

その夜、天気は酷い雨だった。

そろそろレジに鍵を掛けて眠ろうかと準備を始めたマリの耳に、甲高い女の悲鳴が聞こえてきた。2階からだ。

階段を女が着のみ着のままで飛び出してきた。真っ黒な巻き髪は首に絡みつき、真っ赤なミニスカートは捲れ上がっている、上半身のブラウスはボタンが外れたまま。

彼女が街にいる娼婦だとマリは気づく。

「この変態野郎!」

女は踊り場にへたり込みながら、逃げ出してきた202号室に向けて大きな声で罵倒した。

罵倒する女、よく見ると口紅が頬にまではみ出している、よほど動揺して来たんだろう。

すると言葉が途切れた瞬間、枕が女の顔に目掛けて一直線に飛んできた。

枕は彼女に命中し、もんどりうって彼女は倒れ込んだ。

悲鳴を上げ倒れ込む女に、女の所有物であろう靴やカバンを部屋の中から容赦無く投げつける。頭を抱え、荷物をかき集める女。

どうやら悲鳴を聞いた、他の宿泊客が部屋からそっと様子を見て騒いている。

すると騒ぎを聞きつけた母が慣れたように、202の客にこう告げる。

「ちょっとーお客さん。騒ぎを起こさないでくれますか?困るじゃないですか、喧嘩なら外でしてくださいよ」

「言われなくても、こんなところ出ていってやるわよ!」

娼婦は出て行こうもするも、母は彼女の腕を掴んだ。

「ちょっと、あんた!払いはどうするつもり?!」

どうやら部屋で商売する時の”場所代”を払えと言っているらしい。

「どさくさに紛れて、逃げようったってそうはいかないよ!」

2人はもみあいととなった。

「黙れ、売女」

その声が聞こえた時、マリは少し震えた。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「ホテルアイリス」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×