「ワンダーランド駅で」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

1998年製作のアメリカ映画で、現在の人生に迷いを感じている2人の男女が、互いの生活の中ですれ違いながら、やがて出会うまでを描いています。監督は「マシニスト」や「セッション9」などサスペンス色の強い作品が有名なブラッド・アンダーソンが手がけ、人生の岐路に差し掛かった男女の心情を、巧みに描き出しています。

あらすじ動画

ワンダーランド駅での主な出演者

エリン(ホープ・デイビス)、アラン(アラン・ゲルファント)、シェーン(フィリップ・シーモア・ホフマン)、フランク(ビクター・アルゴ)、ジュリー(カーラ・ブオノ)

ワンダーランド駅でのネタバレあらすじ

【起】– ワンダーランド駅でのあらすじ1

ワンダーランド駅でのシーン1

画像引用元:YouTube / ワンダーランド駅でトレーラー映像

病院で看護師を務めるエリンは、シェーンという男性と同棲していましたが、自称「活動家」のシェーンは定職に就かず、いつも何かの運動に参加していました。そしてある日、エリンはシェーンから唐突に、一方的に別れ話を切り出されてしまいます。

これまでもシェーンとは何度か別れたりくっついたりを繰り返していたのですが、シェーンは「今度は本気だ」と主張し、「君への不満を録画した」と、ビデオテープをエリンに渡して去っていきます。エリンは部屋に戻ると、ビデオテープをケースから取り出し、勢いよく床に投げつけます。

エリンの今は亡き父親は、医師であり詩人でもあるという才能ある人で、エリンは落ち込んだ時に、父の書いた詩集を読んで心を落ち着けていました。この日も父の詩を読んで心を落ち着かせていたエリンの元に、母親が訪ねて来るという連絡が入ります。

エリンはワンダーランド駅行の電車に乗り、空港の最寄り駅に向かいます。人混みの苦手なエリンは、込み合う電車の中で気分が悪くなり、駅で降りてからホームにあるベンチに座り、体を休めます。その時エリンの前を、1人の男性が乗った電車が通過していきました。

その電車に乗っていたのは、30歳半ばになるアランという男性で、これまでは父親と同じ配管工の仕事をしていましたが、自分のやりたいことをやるのだと決め、生物学を学ぶ大学に通いながら、水族館でボランティアをしていました。アランは水族館の正規の従業員になるのが目標でしたが、館内の配管が詰まった時などに呼び出される「便利屋」のような扱いも受けていました。

エリンは母親とレストランで落ち合い、未だに男性と積極的に仲良くなる母親に、半ば呆れていました。シェーンと別れたという話を聞いて、母親は「あなたにはもっといい相手がいるはず」とエリンを元気付けます。その後エリンは、病院の同僚の付き合いで、あるパーティーに参加します。

そのパーティーは、市内に新しい水族館を建設することが決まった記念のパーティーで、地元の悪質な建設業者の妨害工作にもめげず、新水族館の建設が認められていました。このパーティーには水族館の関係者としてアランも出席していましたが、やはりエリンとアランは顔を合わせることなく、お互いの近くを通り過ぎていきます。

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