映画:世田谷ラブストーリー

「世田谷ラブストーリー」のネタバレあらすじと結末

ラブストーリー

世田谷ラブストーリーの紹介:2015年制作。「世界の中心で、愛を叫ぶ」や「今度は愛妻家」などの作品で知られる行定勲監督が、以前から興味を持っていた、「高嶺の花子さん」「クリスマスソング」で知られる日本を代表するロックバンドback numberの楽曲である「世田谷ラブストーリー」を題材にして監督・脚本を担当し制作された短編映画作品。ヒロインには「TOKYO TRIBE」で一躍有名となった清野菜名。

あらすじ動画

世田谷ラブストーリーの主な出演者

千次(浅香航大)、一子(清野菜名)、編集者(安井順平)

世田谷ラブストーリーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世田谷ラブストーリーのあらすじ1

世田谷ラブストーリーのシーン1 小説の挿絵などを描いて生計を立てている千次は、狭い部屋のアパートで暮らしていました。気温が高い日中は窓を開けてなんとか涼みながら絵を描いていました。
千次はベッドの上に座り、壁に貼ってある一枚の写真を眺めていました。千次が絵を描いている小説んも出版社の関係者数人で行ったバーベキューの時の写真。そこに笑顔で映る一人の女性。一子というその女性に片想いをしている千次は、彼女とメールのやりとりをすることが日常の楽しみになっていました。その日もいつも通りメールしていましたが、千次は意を決して、一子を食事に誘いました。メッセージを送信した直後に後悔する千次でしたが、すぐにメールの着信音が鳴りました。急いで見るとそこには「いいよ」の文字。大喜びする千次は、お気に入りの居酒屋を指定し、夜に待ち合わせました。

居酒屋のテーブル席で向かい合わせに座る千次と一子。千次はお気に入りのメニューを一子に紹介してあげます。一子も気に入ったようで、笑顔でそのメニューを食べていました。一子は、お互いの名前について話し始めました。「一子」と「千次」のそれぞれの一文字ずつを取り、「千夜一夜物語」を話題に挙げました。
サーサーン朝を収めていたシャフリヤールという王が、妻の不貞を知り、妻と相手となった奴隷の首をはねて処刑してしまった。女性を信用できなくなった王は、毎晩女性と一夜を共にしてはその女性を処刑するという行為を繰り返していました。この行為に困り果てた大臣の娘がこれを止めるために嫁いで妻となりました。身の危険を感じながら、その娘は毎晩王に面白いお話を語りなすが、毎晩盛り上がりを見せるところで話しを次の日に持ち越すという作戦で、無事に王の悪事を終わらせたという話。
この話を聞いた千次は、「俺は面白い話とか持ってないからなぁ」と笑うと、一子は真顔になり、「じゃあ処刑されちゃうよ」と言いました。怯える千次に一子はまた笑顔になりいたずらっぽく笑いました。
商店街を駅に向かい走る二人。なんとか終電に間に合った二人。千次は改札を通る一子を、見えなくなるまで見送りました。

【承】- 世田谷ラブストーリーのあらすじ2

世田谷ラブストーリーのシーン2 翌日、自宅で千次は編集社員に絵のチェックをしてもらっていました。スーツを着た男が優しい笑顔でピストルをもっている絵。そして千次も同じような笑顔で反応を待っていました。担当も同じような笑顔になりますが、すぐ真顔に戻り、「これじゃダメでしょ」と一喝しました。「この小説読みました?殺し屋の話なんですよ?こんな優しい表情じゃダメでしょ。もっと怖い顔で!」そういわれた千次は今度は自分が怖い顔になり「そうですよね!」と叫びます。様子がおかしい千次に担当は何かを察知し「あぁ、恋ですね」と言いました。慌てる千次。ニヤニヤしながらベッドにすわった担当は、壁に貼られた写真を見てすべてを察しました。「あ、一子ちゃん。やっぱモテるんだなあ」と感心したように言います。それを聞いた千次は落ち込みながら「やっぱそうですよねぇ・・・彼氏とか好きな人とか居ますよねぇ」と言います。それを聞いた担当は「いやぁ、どうだろう。僕はあんまり・・・」と笑いながら言います。「かわいいじゃないですか!」と訴える千次に担当は「あの子ねぇ、酔うとさぁ」と笑いながら言いました。

【転】- 世田谷ラブストーリーのあらすじ3

世田谷ラブストーリーのシーン3 後日またあの居酒屋で飲んでいた千次と一子。しかし一子は前のように笑顔で話すことなく、浴びるように酒を飲み、千次が「飲みすぎじゃない?」と注意すると、一子は立ち上がり千次の足を蹴りながら「キック!キック!」と繰り返します。止めに入った店員にも同じ行動を繰り返すほどでした。

自力で歩けなくなってしまった一子を千次はおぶって駅まで送り届けました。意識が朦朧としている一子が改札を通るまで見届けて、その後も心配そうに様子を伺う千次でした。

【結】- 世田谷ラブストーリーのあらすじ4

世田谷ラブストーリーのシーン2 変わらずメールのやり取りをしていた二人は再び居酒屋で会うことになりました。
「よければ一緒に来ない?立派な暮らしじゃないけど、それなりに楽しいと思うよ」と千次が真剣な表情で言いました。同じく真剣な表情で聞く一子。千次は「映画だとかっこよかったんだけど、俺が言うとなぁ」と言って笑いました。一子も笑いますが「でも結構よかったよ。なんかキュンとした」と返します。喜ぶ千次。「なんの映画なの?」と聞く一子に千次は「それが思い出せないんだよなぁ」と笑いました。

帰り道、一子は「私、曲の名前わからなかったとき、CDショップの店員に歌ったことある」と話し始めました。うそ、と驚く千次に一子は「だからさ、ビデオ屋さんの店員にさっきのセリフ言えばわかるんじゃない?」と言いました。「恥ずかしいよ」と笑う千次に「でもうまく言えてたじゃん」と返す一子。千次は「うちにある映画のどれかだと思うんだけどなぁ」と言うと一子はそれに反応し「いっぱいあるの?」と聞きました。千次はうなずき、「見る?」と思わず聞いてしまいました。気まずい空気が流れたあと、一子が「おすすめの・・・貸してね・・・」と言いました。千次は何もいわずに頷いたあと、二人は駅まで一言も言葉を交わしませんでした。

駅についた二人。一子は「じゃあね」と言って改札を通りました。千次はいつも通り見送りました。そして自分の路線の方へ行きますが、意を決したように振り返り、一子の通った改札へ走っていきました。そして改札を通りホームまで駆け下りますが、ちょうど電車がでたところでした。一子が乗っているだろう電車が走っていくのを見ながら千次は肩を落としました。

千次は改札をでて、そのまま駅の外へでました。そして伸びをすると、自分の顔をぴしゃりと叩き、笑顔をうかべて、自分のアパートの方向へ思いきり走っていきました。

みんなの感想

ライターの感想

短編ながら、片想いの切なさを上手に描いていると思いました。おすすめです。

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