映画:今夜、世界からこの恋が消えても

「今夜、世界からこの恋が消えても」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

今夜、世界からこの恋が消えてもの紹介:2022年7月29日公開の日本映画。一日しか記憶がもたない難病を題材にした一条岬の同名小説を、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督が実写映画化。前向性健忘を患うヒロインの日野真織を『思い、思われ、ふり、ふられ』の福本莉子、自身も秘密を抱えながらも真織を支えようとする神谷透をなにわ男子のメンバーで、『461個のおべんとう』の道枝駿佑がそれぞれ演じる。

今夜、世界からこの恋が消えてもの主な出演者

神谷透(かみや とおる) – 道枝駿佑(なにわ男子) 日野真織(ひの まおり) – 福本莉子 綿矢泉(わたや いずみ) – 古川琴音 神谷早苗(かみや さなえ) – 松本穂香 神谷幸彦 – 萩原聖人 透の母 – 野波麻帆 日野敬子 – 水野真紀 日野浩司 – 野間口徹 下川 – 前田航基 三枝 – 西垣匠

今夜、世界からこの恋が消えてものネタバレあらすじ

【起】– 今夜、世界からこの恋が消えてものあらすじ1

今夜、世界からこの恋が消えてものシーン1

画像引用元:YouTube / 今夜、世界からこの恋が消えてもトレーラー映像

車の急ブレーキの音のあと、目覚ましタイマーの音がします…。

【2022年2月】

日野真織(ひの まおり)が目を開いてスマホのアラームを止めると、ベッドの横には「私は事故で記憶障害になっています。ノートパソコンの日記を読みましょう。」という大きな張り紙がありました。真織が見渡すと、部屋の壁のいたるところに、注意事項を書いた張り紙が張られていました。

視線をもう一度ベッドの横にあるひときわ大きな張り紙に戻した真織は、机の上に置いてあるノートパソコンに向かいました。デスクトップに置かれた「日記」というファイルを読み始めます。

そこには「私はゴールデンウイーク初日に事故に遭い、一度眠るとその日の記憶をすべて失います」と書かれていました。事故に遭ったのは2019年4月27日で、最初に日記を書いたのが5月5日でした。それ以後真織はずっと、日記を書くことで翌日の自分に前の日にあったことを教えていましいた。

ふと足の痛みに気づいた真織が目を落とすと、左足の裏に絆創膏が張られていました。部屋には割れたパレットのカケラが、集められて置かれていました。

1階に降りるとリビングにいた父・浩司と母・敬子が、「おはよう」と声をかけてきます。真織が「ねえ、私って記憶障害なの?」と質問すると、両親は真織が3年前に子どもを助けて事故に遭ったことを話しました。よいことをした、誇らしいと話します。

そんな両親に真織は「前日にパレットを踏んでケガしたことを覚えている」と戸惑いつつ話しました。それを聞いた母は、真織を連れて病院へ行きます。

医師は、真織が「少しずつ記憶障害から立ち直りつつあります」と言いました。母親は喜びの涙を流します。

真織は親友の綿矢泉に電話をかけて、記憶障害が治ってきたと報告しました。ジョギング中に電話を受けた泉は、思わず立ち止まります。

部屋の張り紙を、真織と母親が剥がしています。真織が紙を落としてしまい、棚の後ろに入り込みました。それを取ろうとして真織は、棚にあるクロッキー帳を見つけました。

泉と喫茶店で会った真織は、「記憶が回復するってどんな感じ?」と聞かれます。真織は、昨日のことがなく一気に高校生の記憶まで戻り、それまでのことがすべてまるごと抜け落ちているような不思議な感覚だと答えます。そして、もし記憶障害が治ってきたとしても、自分が記した日記は記録であって、記憶として戻ってくることはないだろうと言いました。

そのあと真織は泉に、クロッキー帳の絵を見せながら「これって誰なのかな」と聞きます。泉の表情が一瞬こわばりますが、「図書館で何度か見かけた人」と答えました。真織が人物デッサンにハマっていた頃に、モデルにして描いていたと話しました。真織は泉が覚えていて答えてくれるからありがたいと礼を言います。

帰宅した泉は、手元にある「真織の過去の日記」を見ます。真織の部屋の日記はノートパソコンのファイルですが、泉の持つ日記は手書きでした。日記の表紙には「神谷透(かみや とおる)くんのことを忘れないで」という付箋が張られています。それを見つめながら泉は、つらそうな表情を浮かべました。

真織は夜、自室でまたクロッキー帳を取り出しました。そこに描かれた絵を見ながら、考えごとをします…。(映画タイトル)

【2019年】

真織と神谷透、泉は同じ湊陽高校の3年生でした。しかし透と真織は別のクラスで、面識がありませんでした。

透はクラスでいじめられている男子・下川を助けようとして男子生徒たちと交渉すると、「日野真織に嘘の告白をしろ」と言われました。透は真織に「付き合ってもらえませんか」と告白をしながらも、真織も嘘の告白だと気づくはずだと思っていました。だから、真織が「いいですよ」「明日の放課後、1組の教室で待ってて」と答えたのを聞いて驚きました。

透が帰宅すると、家では父親・神谷幸彦が飲んだくれていました。仕事を辞めたと言い、また新たに小説を書くと話します。死んだ妻との約束を守ると言って机に向かっていますが、けっきょく寝てしまっていました。毛布を父の肩にかけた透は、文芸界の雑誌を手に取ります。そこに西川文乃の『残滓』という作品が載っているのを見て、透は部屋で読み始めます。

翌日。後ろの席の下川は透に、三枝たちにいじめられなかったと報告しました。透がなにかしてくれたのかと下川は気にします。

同じクラスの女子生徒が透に、「これバズってんだけど」と動画を示しました。それは前日透が真織に告白している動画でした。下川は、透が真織と付き合うと聞いて「おめでとう」と言いますが、自分のせいかと確認しました。透は否定します。

休み時間に廊下を歩く透の前に、泉が立ちはだかります。泉は真織の友人だと言うと、「遊びならやめてくんないかな」と注意して去りました。透自身も半信半疑のままなのです。

放課後、真織は透の教室に本当にやってきました。透は正直に事情を話して謝りました。友人が嫌がらせをされていて、それを止める条件が真織への告白だったのだと話します。

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