映画:今夜、世界からこの恋が消えても

「今夜、世界からこの恋が消えても」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

【承】– 今夜、世界からこの恋が消えてものあらすじ2

今夜、世界からこの恋が消えてものシーン2

画像引用元:YouTube / 今夜、世界からこの恋が消えてもトレーラー映像

真織はそれを聞いても付き合いを反故(ほご)にしませんでした。「私と付き合うのは嫌? 恋人の振りをするってのは、どう?」と透に持ち掛けます。動画が広まって付き合うことになっているのに白紙にするのはおかしいし、下川にも真相を知られたくないだろうと真織は指摘します。

そのうえで、付き合うのに条件が3つあると言います。「1つ、放課後までお互い話しかけないこと」「2つ、連絡のやりとりは簡潔に」「3つ、本気で好きにならないこと」…そう言われた透は、条件を呑みました。2人は付き合い始めます。

真織は透と2ショットの写真を撮ると、質問攻めをします。誕生日(2月25日)、血液型(AB型)、尊敬する人(西川文乃)、特技(料理)…透は聞かれるままに、父親と2人暮らしだなどと話をしていきます。

こうして真織と透は「疑似恋人」として交際を開始しました。放課後まではお互い話をしないというのを、透はきちんと守ります。放課後に連れ立って2人が歩くと、他の生徒たちは噂していました。

週末が迫りました。真織がデートをしようと言います。ただし午後からという妙な条件がつきました。「女の子には準備があるんです」と真織は言います。

デートの約束を決めたあと、真織は透に会わせたい人がいると言い出しました。公園に泉が待っていました。先日睨まれた女子なので、透も覚えています。

泉は2人を自分の家に連れていきました。泉の家は豪邸で、猫を飼っていました。豪邸に住んではいますが、両親が離婚調停中だと泉は話します。泉の母は有名なデザイナーでした。

泉の部屋に西川文乃の本が置かれていました。透がそれに目を留め、真織が透の尊敬する人だと話すと、泉の態度が軟化しました。一気に打ち解けます。

泉の屋敷から見える夕陽が綺麗でした。真織が何度もスマホで撮影するので、写真に撮るより見ればと透が言いますが、真織は「残しておかないと忘れちゃうから」と呟きます。

…スマホのタイマーで起きた真織は、部屋の張り紙を見て日記を読み現状把握を行ないます。階下におりて両親と話すのも、毎度のことでした。壁のカレンダーを見て、もう6月になったのかと言います。

真織の母は真織に、「ほかの人には知られないように」と念押ししました。真織の記憶障害について知っているのは両親と泉だけです。「何をされてもあなたの記憶に残らない。そのことを知って利用する人が近づいてくるかもしれないから」と母が真織に言い聞かせます。

初デートの日、真織はいつも以上に時間をかけて準備をしました。そのために午後からのスタートです。透のプロフィールを頭に叩き込み、写真を見て顔を覚え、待ち合わせである海浜公園の噴水前に行きました。透に声をかけます。

透は古めかしいバスケットを持ってきていました。真織が指摘すると「姉さんが昔バザーで買ったもの」と透は答えました。中身はサンドイッチとおかずで、透の手作りでした。

透は真織に、母親を心臓病で早くに亡くしたこと、母が家族の好物の料理レシピをノートにまとめていたことなどを話しました。お弁当を広げて食べたあと、真織は満腹でついうたたねをしてしまいます。

うたたねから目覚めた真織は、隣で本を読んでいた透のことを忘れてしまっていました。その場を逃げるように去った真織は、親友の泉に電話をかけて相談します。泉はバッグのなかにメモがあるから読めと言い、真織のもとへ向かおうとします。

メモを読んで把握した真織は、透に謝りました。自分は前向性健忘という記憶障害を持っており、眠ると記憶をなくしてしまうのだと話します。そう言って詫びると透は「今日のことは日記に書かずにいよう。そうすれば明日の日野には伝わらない」と提案しました。「今日の失敗はなかったことにして、2人で明日の日野をだまそう」と言います。

そこへ泉がやってきました。透は事情を知らない振りをして真織が「寝ぼけていた」と言いました。泉も話を合わせて「夢遊病の気があるんだよね」と言います。

その夜、真織はいつものように日記に向かいますが、失敗について書いた部分はノートを破り、なかったことにしました。翌日、真織は忘れて透に普段どおりに接します。

透と真織の交際はその後も順調に続きます。

7月になりました。透はデートをしながら「明日の日野も、僕が楽しませてあげる」と発言しました。それを聞いた泉はひっかかりを覚えます。

土曜日、デートの待ち合わせ場所に向かおうとした透は、近くの本屋で開かれた西川文乃のサイン会に気づきます。サインしてもらった泉が透に気づいて声をかけました。そのとき、西川文乃が透を見つけて驚きます。

実は作家の西川文乃は、透の姉・神谷早苗でした。それを知った泉は驚き、姉と話をすればと言いました。透が「でも今日の日野にまだ会えていないから」という発言をし、泉は透が真織の記憶障害を知っていると確信します。透は認めると、真織には内緒にしておいてくれと言いました。

泉は真織と会い、そのあいだに透は姉の早苗と話をします。

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