映画:夏ノ日、君ノ声

「夏ノ日、君ノ声」のネタバレあらすじと結末

ラブストーリー

夏ノ日、君ノ声の紹介:葉山奨之、荒川ちか主演で2015年に公開された作品で、映画監督の神村友征の長編デビュー作でもあります。難病に侵された少女と高校生の淡い恋の物語を、時が経ったあとに主人公が思い出す形で語られるストーリーとなっており、過去との決別も大きなテーマとして描かれています。主題歌の「君ノ風」は、シンガーソングライター「N.O.B.U!!!」が同作品のために書き下ろしたバラードとなっています。

あらすじ動画

夏ノ日、君ノ声の主な出演者

戸上哲夫(葉山奨之)、高代舞子(荒川ちか)、森野ユカ(古畑星夏)、戸上哲夫 (現在)(大口兼悟)、森野ユカ (現在)(松本若菜)、高代喜代美(菊池麻衣子)、高代克彦(永倉太輔)

夏ノ日、君ノ声のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 夏ノ日、君ノ声のあらすじ1

夏ノ日、君ノ声のシーン1 会社から帰宅した主人公・戸上哲夫は、同棲しており哲夫の帰りを待っていた恋人・森野ユカをないがしろにしてしまいます。
付き合い始めて5年が経ち、交際記念日すらも忘れて結婚を意識しているユカに、素っ気ない態度をとる哲夫を見かねて、ユカは実家へと帰ってしまうのでした。
2人は幼馴染であり、住んでいる場所も近く、哲夫も実家へと帰ることにします。
ふらっと帰ってきた実家で哲夫はダンボールを発見し、その中に読み上げ機能の付いたタイピング装置を見つけます。
哲夫はそれを見て、過去の恋の記憶を思い出すのでした。
哲夫は高校生の頃、足にけがを負い入院していたことがありました。
ある日哲夫は病院で同い年ぐらいの少女と出会います。
話しかけてみたものの、まるで無視をされているような彼女の様子を不審に思う哲夫でしたが、その少女は難病に侵され耳が聞こえず、また声を出すこともできなかったのでした。
少女の名前は高代舞子と言い、もう長いこと病院に入院していると言います。
哲夫はそれ以来、舞子と筆談などを通してコミュニケーションをとるようになり、次第に距離を縮めていくのでした。
ある日、哲夫は舞子の「病院の外へ出たい」という願いを聞き入れ、夜にこっそりと病院を抜け出します。
2人は近所にある神社へと行き、賽銭箱の前で哲夫は舞子の退院をお願いするのでした。
夜に病院を抜け出したことがバレてしまい、舞子の母は「哲夫とは仲良くするな」と舞子に言い聞かせます。
それに対して反抗的な態度をとる舞子でしたが、足のケガが良くなっていた哲夫には、退院の日が近づいていました。
寂しそうな様子の舞子に、哲夫は退院したら行きたい場所を尋ねます。
舞子は恋路ヶ浜へ行きたいと書き、口を動かして「いい?」と尋ねる舞子に哲夫は「いいよ」と答えるのでした。
舞子は哲夫の手のひらに、はなまるのマークを指でなぞります。
哲夫は退院してからも毎日会いに来ることを約束し、舞子に携帯ゲームを託して病院を去っていくのでした。
哲夫の退院の日、同級生のユカが付き添い病院をあとにする哲夫。
舞子の姿を最後まで探す哲夫でしたが、舞子は哲夫の前に姿を現さず、隠れた場所から哲夫を見送っていたのでした。

【承】- 夏ノ日、君ノ声のあらすじ2

夏ノ日、君ノ声のシーン2 毎日会いに行くと約束した哲夫でしたが、友人たちのケンカに巻き込まれてしまったことで病院に行くのが遅くなってしまいます。
哲夫が病院についたころにはすっかり日が暮れており、舞子は1人寂しく哲夫の残していった携帯ゲームをやっているのでした。
次の日も病院にやって来た哲夫でしたが、舞子は病室から窓の外にいる哲夫に向かって「うそつき」と書いたスケッチブックを掲げるのでした。
舞子の母親は彼女の様子を見て舞子が恋をしていることを知り、思わず涙します。
その後、舞子は1日だけ外出の許可が下りたことを哲夫に知らせると、哲夫に音声機能の付いたタイピング装置で「海に連れて行って欲しい」と伝えます。
2人は待ち合わせの日を決め、哲夫は自転車の後ろに舞子を乗せて2人で海に出かけます。
浜辺に着くと2人とも裸足になり、楽しそうに海辺で遊んでいました。
その様子に入院患者の面影はなく、どこからどう見ても普通のカップルのようでした。
浜に戻った哲夫は、舞子に指輪をプレゼントします。
もらった指輪を左手の薬指にはめ、嬉しそうな顔をする舞子は砂浜にはなまるマークを描いて哲夫に見せるのでした。
その後、楽しそうに波打ち際へと歩いていく舞子でしたが、哲夫の見ている前で突然倒れてしまいます。
急いで駆け寄る哲夫でしたが、その後も舞子は体調がすぐれない様子でふらふらと歩き、哲夫は舞子をおぶって病院まで戻るのでした。
日が暮れた病院の前では舞子の両親や医師たちが帰りを待っており、舞子の姿を見た舞子の父は哲夫に怒りをぶつけます。
それ以来、哲夫は舞子に会うことができなくなり、そのまま舞子は病院を転院してしまうのでした。
哲夫は看護師から内緒で教えてもらった住所を頼りに転院先の病院に行きますが、その場にいた職員から門前払いを食らってしまいます。
せめて手紙だけでもと、哲夫は病院関係者に持っていた手紙を託しますが、それを見た舞子の父は手紙を破り捨ててしまうのでした。

【転】- 夏ノ日、君ノ声のあらすじ3

夏ノ日、君ノ声のシーン3 哲夫は神社へと出向き、一人で祈っていました。
そこにはユカも一緒で、哲夫はユカを邪険に扱いますが、ユカは難病に侵されている舞子と哲夫がこのまま一緒にいても辛いだけだと諭します。
哲夫はそれでも舞子のいる病院へ通い、窓の外からスケッチブックを掲げます。
哲夫の姿に気がついた舞子は元気な姿で手を振り、2人のやりとりを見ていた舞子の母は、翌日に哲夫を招くことを承諾します。
翌日、舞子に会うため鏡の前で顔を洗う哲夫と、同じように病室で髪をといてもらっている舞子の姿がありました。
放課後、哲夫が自転車で病院へ向かおうとしていると、以前にケンカをしたヤンキーたちと、
捕らわれている友人に出くわします。
ケンカののち友人らを連れ戻したものの、ケガを負った哲夫は体を引きずりながら舞子のいる病院へと向かい、駐車場でそのまま倒れてしまうのでした。
哲夫が目を覚ますとそこは病室のベッドの上で、傍らには舞子の姿がありました。
舞子は目を覚ました哲夫を優しく見つめ、哲夫の手のひらにペンではなまるマークを描くのでした。
病室を出ていった舞子を追って廊下へと出る哲夫でしたが、そこに舞子の姿はありません。
不思議に思って歩いていると、舞子の母がたたずんでおり、哲夫に気づいた舞子の母は「合わせてあげられなくてごめんね」と涙を流すのでした。
舞子の病室にはベッドだけが置かれており、哲夫は舞子の母から、舞子が亡くなったことを知らされます。
それを聞いて哲夫は崩れ落ち、手のひらを見ると先ほど舞子が描いたはずのはなまるマークが消えているのでした。
哲夫は1人、舞子との時間を過ごした思い出の海へと足を運びます。
そこで舞子に託した携帯ゲームを起動させると、そこには舞子からのメッセージが収められていました。
それは哲夫のことが大好きであることを伝えるメッセージで、それを残したまま舞子は旅立って行ったのでした。

【結】- 夏ノ日、君ノ声のあらすじ4

夏ノ日、君ノ声のシーン2 実家の部屋で高校時代の思い出に浸っていた哲夫は、舞子が使っていた読み上げ機能付きのタイピング装置が起動していることに気がつきます。
画面の文字を見て灯台へとやってきた哲夫。
タイピング装置は「ありがとう、連れてきてくれて」と読み上げ、哲夫が「会いたかったよ」とつぶやくと、「私もだよ」とどこからか声が聞こえるのでした。
その声の主は灯台の裏から姿を現した舞子で、彼女はあのころのままの姿をしていました。
高校時代に戻ったかのような時間が流れ、舞子は自分の声で「大好きだよ」と哲夫に伝えます。
舞子は哲夫の手のひらにはなまるマークを描くと、哲夫に見せないように背を向けて涙するのでした。
その様子を見ていた哲夫は、舞子を後ろから抱きしめます。
抱きしめられた舞子は声をあげて泣き、さらに涙を流すのでした。
しかし哲夫がふと気がつくと、そこに舞子の姿はありませんでした。
代わりにその場所にはユカがおり、ユカはいつものように哲夫を茶化すように話しかけます。
哲夫は手のひらに描かれたままのはなまるマークを見て安心したような笑みをこぼし、そんな様子を見たユカは哲夫の頬を叩くのでした。
清々しい顔で「すっきりした」と言うユカは哲夫の漕ぐ自転車の後ろに乗って灯台をあとにします。
その後、哲夫とユカは同棲していた家に一緒に帰ることになり、哲夫は舞子との思い出の品をダンボールに詰め、ガムテープで封をします。
しばらく自分の部屋で窓の外を眺めていた哲夫は、ユカの声を聞いて部屋を出ていきます。
しかしその前に一度立ち止まり、ダンボールの上からマジックではなまるマークを描くと、今度こそ部屋を出ていくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

主演をつとめる荒川ちかの表情豊かな演技が素敵で、難病を抱えながら懸命に生きる舞子の姿に感情移入してしまいました。
小さなエピソードやアイテムが効果的に使われている作品だと感じました。

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