「完全なる飼育5 女理髪師の恋」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

完全なる飼育 女理髪師の恋の紹介:2003年製作の日本映画。松田美智子原作の「高校生誘拐飼育事件」を基に、映画化したシリーズ第5弾。これまでは、年齢的にも性的にも未熟な若い女性が主人公だったが、今回は熟れた身体を持て余した人妻の孤独と屈折した大人の愛を描く。人妻=女理髪師を演じるのは荻野目慶子で、官能的な演技に挑戦。対する若い青年には北村一輝。また、シリーズの顔、竹中直人が画面を引き締める。第56回ロカルノ国際映画祭特別大賞を受賞。

あらすじ動画

完全なる飼育5 女理髪師の恋の主な出演者

ケンジ:北村一輝 今井治美:荻野目慶子 中古車屋の男:林泰文 井田:佐藤二朗 トラック運転手:中澤寛 育夫:竹中直人

完全なる飼育5 女理髪師の恋のネタバレあらすじ

【起】– 完全なる飼育5 女理髪師の恋のあらすじ1

完全なる飼育5 女理髪師の恋のシーン1

画像引用元:YouTube / 完全なる飼育5 女理髪師の恋トレーラー映像

青年のケンジが電車に乗っています。立って窓の外を眺めるケンジは、手に持ったハンカチに顔を埋めて嬉しそうな顔をします。窓外の景色は雪景色になりました。電車が止まった駅に、ケンジは降り立ちます。

北海道・白老郡。冬。

町にある理髪店を覗いたケンジは、そこにいる美しい女性・今井治美を見つめていました。治美は客の髪を切っており、店内には治美と客しかいませんでした。ケンジは歩いてその前を通ると、ダッシュでどこかへ行きます。

ケンジが行ったのは中古車販売店でした。店主に車の交渉をしています。ナンバープレートがついた車をケンジは欲しがりますが、「事故車だから売れない」と店主が答えました。ケンジが拝み倒して買おうとするので、即金5万円で成立します。

その横に止めてあった車を、別の男性がエンジンをかけて運転して去っていきました。店主はびっくりしてその車を追いかけて行ったので、ケンジも買おうとした車をそのまま運転して去ります。

町の外れに「売家」の立て札がたてられた一件家屋がありました。廃墟になって間もないらしく、なかに入って部屋を確認すると電気や水道がまだ通っていました。プロパンバスもついたままなので、ケンジはいそいそと売家の札を抜いてそこに居座ることにします。

仕事を終えて片付けをする治美は、夫の育夫と話します。育夫と治美はこの店へ来て、2年が経過しました。育夫は毎日パチンコ通いをし、日に2万円スッていました。治美は理髪店を開いて生活費を稼いでいます。育夫は月に60万円もパチンコに使って、治美の貯金を使い果たしたことを謝ります。

「明日からやめる」と育夫は言いますが、今まで何度もそうした会話のやりとりを繰り返したらしく、治美は取り合っていません。今日は葬式の客が15人来たと言い、治美は肉を食べに行こうと誘いました。

ケンジはホームセンターへ行って掃除道具を買い込み、車に運びます。交差点を、治美と育夫が腕を組んで歩いていました。それを見たケンジは愕然とします。

翌日。ケンジは朝からせっせと家のなかを大掃除しました。ガラス窓を磨き、風呂場のタイルを洗い、台所の掃除をします。家は綺麗になりました。

ケンジは治美の理髪店へ客として行くと、「坊主にしてください、バリカンで」と頼みます。

それと同じ頃、育夫はパチンコ屋でパチンコを打っていました。その台が全然回らないので、打ちながら育夫は泣いています。

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