「彼が愛したケーキ職人」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

イスラエルに住む家庭を持つ男性と、ベルリンで働くカフェのパティシエの男性との淡い恋と別れ、そしてイスラエルへ渡ったパティシエ男性と愛した男性の妻との恋を描く。第52回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のコンペティション部門でエキュメニカル審査員賞を受賞した。主演はサラ・アドラー。監督はフィル・ラウル・グレイザー。2018年劇場公開作品。104分。

あらすじ動画

彼が愛したケーキ職人の主な出演者

サラ・アドラー ティム・カルコフ ゾハール・シュトラウス ロイ・ミラー タミール・ベン・イェフダ

彼が愛したケーキ職人のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

愛する人を失った喪失感と様々な愛の物語。そしてクッキーがつなげる不思議な縁。この映画に登場するトーマス、アナト、オーレン、それぞれが小さな秘密を持っていて、でもそれが自分のためではなく相手のためだったりする優しさがある映画だと思います。 それでもトーマスが作るクッキーやケーキは本当に美味しそうで、お腹が鳴りました。トーマス、アナトには幸せになって欲しいなぁと思います。

【起】– 彼が愛したケーキ職人のあらすじ1

彼が愛したケーキ職人のシーン1

画像引用元:YouTube / 彼が愛したケーキ職人トレーラー映像

ドイツ、ベルリンにある小さなカフェ「クレデンツェ」

出張にやってきたオーレンはクレデンツェへ向かう。暖かいお茶と美味しいケーキ、そして会いたい人がいたからだ。

カフェの専属パティシエのトーマスはオーレンが訪れると、その日お勧めのケーキを笑顔で進めてくれる。いつしか2人は話をする間柄になっていた。

イスラエルに妻と子供がいるオーレンは、トーマスに息子イタイの6歳の誕生日に何を送ったらいいだろうと相談した。真摯に相談に乗ってくれるトーマス。

その日を境に、いつも明るく爽やかなトーマスと惹かれあっていた。1ヶ月に1度の出張に合わせて2人は逢瀬を繰り返す。トーマスは素直にオーレンに愛を告白するが、オーレンには故郷に家族がある。しかし思いに逆らうこともできず、身体を重ね合う。

オーレンがイスラエルに戻る際に、オーレンに「妻へのプレゼントにクッキーを焼いてくれないか」と頼む。トーマスは快諾しキッチンでクッキー作りに精を出した。

「また、1ヶ月後に」

いつものように言い残したが、トーマスの部屋にはしかし手渡されたクッキーと、部屋の合鍵を残しイスラエルへ帰っていってしまった。

それからオーレンとは連絡が取れず、音信不通となりトーマスは何か自分に原因があったのか、一体どうしたのかと深く悩むようになる。

我慢していたが、どうしているのか心配になりオーレンの携帯電話に留守電を残す、しかし返事がない。トーマスは痺れを切らし、イスラエルへ向かった。直接、会いに行ったのだ。

聞いていた勤め先を尋ねると、オーレンは1ヶ月ほど前に交通事故で亡くなっていたことを知る。大きなショックを受けるトーマス。

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