映画:恋は雨上がりのように

「恋は雨上がりのように」のネタバレあらすじと結末

恋は雨上がりのようにの紹介:2018年5月25日公開の日本映画。女子高生とバツイチ中年男との純愛を描き、テレビアニメにもなった眉月じゅんの人気コミックを、小松菜奈&大泉洋主演で映画化したラブストーリー。『世界から猫が消えたなら』の永井聡監督が、ファミレスを舞台に年上の店長と彼に思いを寄せる女子高生の不器用だがまっすぐな思いを丁寧に描き出す。

あらすじ動画

恋は雨上がりのようにの主な出演者

橘あきら(小松菜奈)、近藤正己(大泉洋)、喜屋武はるか(清野菜名)、加瀬亮介(磯村勇斗)、吉澤タカシ(葉山奨之)、西田ユイ(松本穂香)、倉田みずき(山本舞香)、久保佳代子(濱田マリ)、大塚(篠原篤)、九条ちひろ(戸次重幸)、橘ともよ(吉田羊)

恋は雨上がりのようにのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アキレス腱断裂を起こしたあきらは、病院通いで出会った近藤に恋をして、近藤が店長を務めるファミレスでバイトをしていた。あきらは近藤に告白するが、28歳の年の差もあり、近藤は大いに戸惑う。 ②近藤は応えられないと返し、あきらは陸上の世界へ戻る。あきらに勇気をもらった近藤は、作家の夢をあきらめないことにした。

【起】- 恋は雨上がりのようにのあらすじ1

恋は雨上がりのようにのシーン1 6月。

高校2年生の女子高校生・橘あきらは、『caféレストラン ガーデン』というファミリーレストランで、放課後にウエイトレスのアルバイトをしています。
バイト先の店長は、バツイチ子持ちの45歳のさえない中年男性・近藤正己でした。
うるさい客にぺこぺこ頭を下げる近藤を見て、バイトの古株女性・久保は「情けないなあ」とこぼしますが、実はあきらは近藤に好意を寄せています。
あきらは近藤が好きで見つめるのですが、その目つきが鋭いことから、近藤からは「睨まれている」「ゴミでも見るような目だったなあ」と思われていました。あきらはそのことを知りません。

ある日。
あきらと同じ女子高校生のバイト・西田ユイが、近藤のことを「店長、だってなんかくさいんだもん」と発言しました。
タイミング悪く近藤が通りかかり、ユイの発言を耳にします。

着替えた近藤が自分の服のにおいをかいでいると、久保が客の忘れ物を事務所へ持ってきました。
客は会計を済ませて、自転車ですでに去った後でした。
戸惑う久保と近藤に、あきらは「店長、それ貸してください」と忘れ物を取り上げると、走って自転車を追いかけます。
自転車に足で追いつけるはずがない…と近藤は思いますが、あきらは颯爽と走り、追いつきました。
あきらは陸上部に所属している、陸上選手だったのです。

忘れ物を渡して戻ってきたあきらは、足の痛みを訴えてうずくまりました。
近藤は慌てて自分の車にあきらを乗せると、病院へ連れていこうとします。
あきらが主治医のいる、諸星整形外科を指定しました。
近藤はそこで、あきらが半年前にケガをしたことや、急に走ったためにケガの部位に炎症を起こしたと知ります。


あきらの足を痛めた責任を感じ、近藤はあきらの家へお詫びのあいさつに来ることにしました。
しかし近藤が道に迷っているところを、コンビニに出かける途中のあきらが見つけ、近藤に声をかけます。
あきらの両親は離婚しており、あきらは母・ともよと2人暮らしでした。ともよは仕事に出かけて留守です。
あきらは近藤と一緒に、自宅近くのファミリーレストランへ行きました。

仕事場にいるときと違い、ラフでやわらかい印象を受けると言われたあきらは、近藤に「あたし店長のこと好きです」と思わず告白します。
あきらは告白をしたつもりでしたが、近藤はそれを聞いて「ありがとう。嫌われてると思ってた」と、軽く受け流しました。
一世一代の告白をあいさつ代わりに受け止められ、あきらはショックを受けます。


ケガをしてから遠のいていた陸上部の見学に、あきらは行きました。
現在も陸上部で活躍中の親友・喜屋武はるかとあきらは、幼馴染です。
あきらは半年前までは、俊足を誇る選手でした。
ところが練習中に起きたアキレス腱断裂で、あきらは走ることを止めていました。

【承】- 恋は雨上がりのようにのあらすじ2

恋は雨上がりのようにのシーン2 …アキレス腱断裂で運び込まれた病院、諸星整形外科へ、あきらはリハビリのために通います。
ある雨の日、雨宿りのために入ったファミリーレストランで、頼んでいないコーヒーを持ってきてくれたのが、近藤でした。
しかもブラックでは飲めないかと聞いて、空のてのひらにフレッシュを出すマジックを、近藤は披露します。
憂鬱な雨、憂鬱な病院通いの日々のあきらにとって、近藤のその優しさは救いでした。あきらは近藤に恋をします。
そこへちょうど、ユイがバイト面接にやってきました。
バイトとして通う方法があると考えたあきらは、通学している高校から遠いにもかかわらず、近藤の店でアルバイトとして働き始めたのでした…。


そのことを思い出したあきらは、雨の降るなか店へ行くと、近藤に改めて告白します。
まじめな顔で「あなたのことが好きです」と言ったので、今度の告白は近藤に伝わりました。

あきらに告白された近藤は、明らかに戸惑っていました。
なにせ年齢が28歳も離れている、相手は女子高校生だからです。
戸惑った近藤ですが、次にあきらがバイトに顔を出したときには、ふつうの態度に戻っていました。
近藤は混乱します。

足がまだ本調子ではないあきらを送っていくと言った近藤は、あきらに交際を断りました。
はるかに年上の中年男など相手にせず、もっと若い男性を選べと説得する近藤は、「考え直したほうがいいよ」と諭します。
「もし僕なんかとデートしてごらんよ」と仮の話をしたつもりですが、あきらは「デートしてくれるんですか!」と詰め寄りました。
押し切られた近藤は、あきらとデートすることになります。


約束を取り付けたあきらは、上機嫌でした。
持っていると両思いになれるというキャラクター、「ムキ彦」のガチャガチャを回しているところを、親友のはるかに目撃されます。

バイトの休憩中に、教科書に書いた相合傘の落書きで、ファミレスのコック・加瀬亮介にあきらの気持ちがばれました。
加瀬は口止めの条件として、デートを要求します。
あきらはその提案を受けたものの、加瀬はあきらの本命ではないために、明らかに手抜きのファッションで臨み、おざなりな対応をしました。
加瀬から「君と店長は、うまくいかない」と言われても、デートをした以上、口外しないでくれと念を押します。

迎えた近藤とのデートの日。
あきらはおめかしをして、臨みました。
デートの内容は加瀬とほぼ同じですが、あきらのテンションが異なります。
カフェでお茶をした後、もっといっしょにいたいと思った近藤は、次は近藤の行きたいところへ連れて行ってくれと頼みました。

【転】- 恋は雨上がりのようにのあらすじ3

恋は雨上がりのようにのシーン3 押し切られて2度めのデートをした近藤は、あきらを図書館へ連れていきます。
あきらはお勧めの本を近藤に聞きますが、近藤はあきらに「本は勧められて読むものじゃない。自分で探すんだ」と言いました。
あきらは本棚を見て回り、自分の目に留まるものを探します。
見つかったのは、陸上関連の写真集でした。

近藤は親友の男性・九条ちひろが、新作『波の窓辺』を出していると知り、帰りに買って帰ります。
読了した後に、九条へ連絡を取り、会う約束を取り付けました。


あきらは親友のはるかと、夏祭りへ出かけます。
祭りの夜店の雑踏のなかに、あきらは近藤を見つけました。近藤は、息子・勇斗を連れています。
あきらが近藤に話しかける様子を見て、はるかはあきらの気持ちに気づきました。
はるかは「嘘でしょ。超オジサンじゃん」とあきらを止め、はるかとあきらは揉めます。

近藤は祭りの後、九条と居酒屋で酒を酌み交わします。
近藤も作家を目指していたのですが、デビューできないまま現在に至ります。妻子と別れたのも、近藤の夢が原因でした。
作家として成功している九条と久しぶりに再会した近藤は、しかし九条をねたんでいない自分に気づきます。
学生時代のときと変わらぬ態度で接することができ、楽しく呑みました。

夏祭りのときに、親友のはるかと恋のことで揉めたあきらは、落ち込んでバイト先でミスをします。
近藤に心配されたあきらは、親友と気まずくなったことを話しました。
あきらの話を聞いた近藤は、九条との再会の話をし、疎遠になっていた人とも一瞬で昔の関係に戻れたと告げ、慰めます。


あきらのバイト先に、南高校の陸上部の女子生徒・倉田みずきが偶然やってきました。
みずきはあきらを見て、なぜ部活をしないで働いているのか疑問に思います。
後日、みずきははるかに聞き、あきらがアキレス腱断裂を起こしたことを知りました。
はるかはみずきから、あきらのバイト先を教わります。

アキレス腱断裂の話を聞いたみずきは、あきらを事務所の裏へ呼び出すと壁ドンし、「うちも1年前にやってるんです」と傷跡を見せました。
みずきも本当にアキレス腱を断裂していましたが、あきらの走りを見て励まされ、「あきらと勝負したくて」陸上の練習を再開したと告げます。

それでも走ることにためらいを持つあきらは、みずきのことばを拒否しました。
母・ともよにスパイク(靴)を渡し、処分してくれと言います。


息子の靴を買う近藤を見かけたはるかは、さりげなく話しかけました。
はるかが陸上をやっていると知ると、近藤は「アキレス腱を切ったら、前と同じようには走れないのかな」と質問します。
近藤があきらのことを心配していると知ったはるかは、「悪い人ではない」と感じました。

【結】- 恋は雨上がりのようにのあらすじ4

恋は雨上がりのようにのシーン2 あきらが働く店へはるかがやってくると、「私たちはいつでも、あきらのこと待ってるから」と告げて去ります。
加瀬はあきらに対し、あきらの好意が近藤には迷惑になっていると指摘しました。
「ただのあきらめならば、立ち止まったままになるのではないか。決着をつけたら?」
励まされる形になったあきらは、加瀬に礼を言います。

夏風邪を引いた近藤のところへ、あきらが訪ねました。ちょうど激しい雨が降っているときです。
豪雨の影響で停電が起きました。
近藤はあきらの好意に対し、「迷惑なんかじゃない。むしろ、感謝してるんだ」と答えます。
あきらが近藤に抱きつき、近藤は抱きしめ返したいのを我慢しました。
停電が復旧した後に、近藤は「友だちとしてのハグだから」「気持ちには応えられない」と言います。
あきらをタクシーまで見送った近藤は、「今度、走り方を息子に教えて」と言ったところで、高熱で倒れました。

目覚めた近藤は、台所に人の気配を感じてどきっとします。
あきらではないかとどぎまぎしましたが、九条でした。
熱にうなされた近藤が「孤独死する」と、助けの電話をかけていました。
部屋を見た九条は、近藤がまだ作家への夢をあきらめていないことを指摘し、「あがいた末にたどり着くのが終着点だ」と言います。


バイトに出勤してきたあきらに、近藤は「来月は、入らなくていいから。人手は足りてるんだ」と言います。
あきらも、近藤の発言の真意を理解しました。
涙を浮かべながら、あきらは近藤に笑い返します。

帰宅したあきらは、母・ともよにスパイクのことを聞きました。
ともよは捨てておらず、靴はそのまま保管されていました。
あきらは親友・はるかとともに、朝練を再開します。


あきらが辞めた後釜には、新人の少女が入っていました。ところがこの新人、まったくといっていいほど使えません。
近藤は作品を書き上げていました。事務所に置かれたそれを、久保が笑顔を浮かべて読みふけります。

近藤が乗る自動車が、あきらの部活動のジョギングの列とすれちがいました。
近藤もあきらも気付き、お互いに止まります。
察したはるかが、他の生徒たちを促して先に行きました。
近藤はあきらに、昇進するかもしれないと報告します。

あきらは「あたしたち、友だちですね」と確認したあと、「友だちだったら、ふつう、メールとかすると思うんです。あたし、店長とメール、したいです」と言いました。
その発言を聞いて、思わず近藤は微笑み返します。

(エンドロール)パラパラマンガがカラーになり、やがてアニメ調に動く。

(あきらの恋が実ったのかどうかは、謎のまま。
しかし、かぎりなくハッピーエンドに近い感じの終わり方)

みんなの感想

ライターの感想

これは…一見すると女子高校生の恋のように見えるが、むしろ中年男性に見ていただきたい作品。
あきらの側よりも、近藤の側になって視聴したほうが、数倍たのしめそう。
「雨宿り」=「現実からの逃避」「雨上がり」=「夢をあきらめずに再び向かうこと」
きちんとそれが、判る作品。見終わったあとの気持ちも爽快。
恋の行方だけを見ているともどかしいのだけれども、この終わり方もよかった。
単なるラブストーリーではなく、夢をあきらめない気持ちが大事だというメッセージ性が込められている作品。

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