「愛と誠」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

1970年代に一大ブームを巻き起こし、映画化やドラマ化もされた漫画「愛と誠」を、三池崇史監督が独自の解釈で新たに映像化した作品です。物語の舞台はそのまま70年代に据え置き、レトロな雰囲気を醸し出しながら「青春ミュージカル」に仕立て上げるという大胆な試みがなされています。

あらすじ動画

愛と誠の主な出演者

大賀誠(妻夫木聡)、早乙女愛(武井咲)、岩清水弘(斎藤工)、高原由紀(大野いと)、ガムコ(安藤サクラ)、座王権太(伊原剛志)、大賀トヨ(余貴美子)、早乙女美也子(一青窈)、早乙女将吾(市村正親)

愛と誠のネタバレあらすじ

【起】– 愛と誠のあらすじ1

愛と誠のシーン1

画像引用元:YouTube / 愛と誠トレーラー映像

早乙女財閥の一人娘・早乙女愛は、幼い頃に両親と一緒に長野にあるスキー場へ来ていました。しかし滑り出した愛のスキーが、急な斜面でスピードがついて止まれなくなってしまいます。そこに、地元の少年・大賀誠が現れ、額に大きな傷を負いながらも、愛を助けてくれます。それ以来、愛は誠のことを「白馬の王子様」と名付けて慕うようになっていきます。

それから時は流れ、愛が高校3年生になった1972年。日本は高度経済成長の真っ只中にあり、愛は名門・青葉台学園に入学していました。ある時、愛はチンピラたちとケンカをしている一人の青年を見かけます。その青年の額には大きな傷跡があり、愛は青年が誠であることに気付きます。

長野から東京に出てきていた誠は、愛のゴリ押しで愛と同じ青葉台学園に入学することになります。しかしケンカに自信がある誠は編入早々、柔道経験のある担任教師を一発で殴り倒してしまいます。愛は、誠の額の傷は自分のせいで、その傷がもとで今のような不良になってしまったのだと思い込み、誠に献身的に尽くすことを決意していました。

早乙女財閥の豊富な資金をバックに、誠の学費や生活費まで捻出していた愛でしたが、誠は更に金を要求します。愛はこれ以上両親に迷惑をかけられないと、校則で禁止されているアルバイトを始め、誠へ渡す金を作ろうと考えます。そんな愛を「君のためなら死ねる」とまで慕っている同級生の岩清水は、誠に「君のために早乙女さんはバイトをしてるんだ」と伝えます。

しかし誠はこれを利用し、早乙女家を訪ね、愛の両親に「娘がバイトしてることをバラされたくなかったら、金を出しな」と脅します。両親はたまらず、誠を青葉台学園から追い出します。誠は、その校名を聞いただけで他校の生徒が震え上がる、不良学生の巣窟・花園実業へ編入します。

花園実業でも変わらず堂々とした態度を取る誠に、早速スケ番グループのリーダー・ガムコが難癖をつけてきます。しかし誠はガムコを返り討ちにし、校舎のベランダからガムコを逆さづりにして、ガムコの下着を全校にさらすという大恥をかかせます。

ところが逆にガムコは、自分を打ち倒した誠にほのかな想いを寄せるようになります。そしてガムコは誠に、花園実業には「影の大番長」と呼ばれる、誰も逆らえない恐ろしい人物がいることを伝えます。そんな中、誠は花園実業には似つかわしくない清楚な文学少女・高原由紀と出会います。

花園実業には、この高原を慕っている座王権太という学生がいて、高原と誠が2人きりでいたと知り、誠に勝負を挑みます。腕っぷしには自信のある誠でしたが、超高校級のケンカの腕と、超高校級の老け顔をした座王に、完膚なきまでに叩きのめされます。

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