「愛の嵐」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

愛の嵐の紹介:1973年製作のイタリア映画。ナチズムに翻弄された男女の愛憎を通して、ナチズムとは何だったかを描く。製作はジョゼフ・E・レヴィン、製作はロバート・ゴードン・エドワーズ、監督は日本初登場の女性監督リリアーナ・カヴァーニ、脚本はカヴァーニとイタロ・モスカーティ、撮影はアルフィオ・コンティーニ、音楽構成はダニエーレ・パリスが各々担当。出演はダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエレ・フェルゼッティ、イザ・ミランダ、アメディオ・アモディオ、マリノ・マーゼなど。

あらすじ動画

愛の嵐の主な出演者

マクシミリアン ダーク・ボガード 土屋嘉男 佐古正人 ルチア シャーロット・ランプリング 新橋耐子 塩田朋子 クラウス フィリップ・ルロワ 加藤和夫 小島敏彦 ハンス ガブリエル・フェルゼッティ 寺島幹夫 村松康雄 アサートン マリノ・マッセ 金尾哲夫 マリオ ウーゴ・カルデア 峰恵研 水野龍司 伯爵夫人 イザ・ミランダ 加藤道子 ヤコブ カイ・ジークフリート・シーフィルド 石森達幸

愛の嵐のネタバレあらすじ

【起】– 愛の嵐のあらすじ1

愛の嵐のシーン1

画像引用元:YouTube / 愛の嵐トレーラー映像

雨の街のなかを、帽子にコートを着用して傘を差した紳士が歩いています。その紳士は『オペラホテル』という一流ホテルの扉を開けて入っていきました。(映画タイトル)

【1957年 ウィーン】

紳士は黒いコートを脱ぐと、ホテルの制服に着替えました。紳士の名はマクシミリアン・アルドルファ、通称:マックスと言います。マックスはそのホテルのフロントの仕事をしていました。制服に着替えたマックスは申し送りをして、仕事を始めます。

ホテルに長期滞在している伯爵夫人に呼ばれたマックスは、薬を持っていきました。伯爵夫人は人恋しいようでマックスは露骨に誘われますが、うまく断りました。代わりに別室で寝ている青年・バートを起こすと、伯爵夫人のところへ向かわせます。

フロントで宿泊客のチェックインの受付作業をこなしていたマックスは、ある若い女性を見て驚きます。それはマックスのよく知る顔でした。相手の女性もマックスに気づくと、目が泳ぎます。ふたりは互いに会話しませんでしたが、互いの存在を意識していました。女性が去ったあと、マックスは宿泊名簿をチェックして女性の部屋を確認します。

マックスは過去のことを思い出しました。

…第二次世界大戦時、マックスはナチス親衛隊の将校でした。マックスはユダヤ人の強制収容所で、そこの管理者のひとりとして幅を利かせていました。「医者」と名乗ったマックスは、カメラを持ってユダヤ人たちのいかがわしい写真を何枚も撮っていました。

あるとき、収容所に美しく若いユダヤ人の少女が入ってきました。それはルチアという少女で、マックスがホテルの受付で再会した女性でした…。

ルチアは現在はオーケストラを指揮する指揮者の夫と結婚し、アメリカで暮らしていました。今回、夫はオペラの演奏を指揮してヨーロッパの各地を巡ることになっており、ルチアもそれに同行していました。

夫が部屋でミネラルウォーターのルームサービスを頼んだので、ルチアは洗面所に隠れてマックスと会わないようにします。

…第二次世界大戦時、収容所でのルチアの美しさは目を引くものでした。あるとき部屋に呼び出されたルチアは、マックスから銃を向けられて怯えます。マックスは銃をルチアに向けて発砲しますが、当てることはしませんでした。発砲されてルチアが悲鳴をあげるのを見て喜んだマックスは、ルチアの口に指を差し込みます。

ルチアを気に入ったマックスは、その後も収容所内でルチアを何度も犯し、もてあそんでいたのです…。

マックスはナチス将校だった過去を隠し、現在はひっそりと暮らしています。世間ではナチスの残党狩りが盛んで、マックスはそれに捕まらないようにしていました。マックス以外にも同じように元ナチスの将校だった仲間が協力し合い、互いにナチス時代の所業をもみ消しています。

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