「海でのはなし。」のネタバレあらすじと結末の感想

ラブストーリー

海でのはなし。の紹介:2006年公開。男女の繊細な心の模様を切なくも優しく描いた作品。監督・脚本は「桜と印籠」の大宮エリー。彼女がスピッツのテレビCMを手掛けた事がきっかけで制作された映画。劇中で流れるのは数々のスピッツの曲である。主演は「NANA」や「ソラニン」の宮崎あおいと「劇場版 MOZU」の西島秀俊。

予告動画

海でのはなし。の主な出演者

楓(宮崎あおい)、博士(西島秀俊)、博士の母(天光眞弓)、博士の父(保積ぺぺ)、カオリ(菊地凛子)、博士の同僚(川村早織梨)、楓の父親(勝野洋)、楓の母親(毬谷友子)

海でのはなし。のネタバレあらすじ

【起】- 海でのはなし。のあらすじ1

楓は、トイレの中で女性と電話している父親の声を聞きます。浮気を疑って追及しますが、はぐらかされてしまいます。
そして密かに想いを寄せている非常勤講師の博士の職場に相談しに行きます。彼も楓の父が浮気をしているとは思いませんでした。
帰りの河川敷で二人は話し込みます。楓は博士の気持ちが知りたいのですが、口に出すことは難しい様子です。
のんきな母親に父親の浮気の事を話します。長い間連れ添っていて、それはないと言われます。
博士は、同僚から歓迎会の飲み会に誘われます。しかし、人との間に線を引いている彼は参加しませんでした。
同僚から別の日に飲みに行こうと誘われても、応じることはしませんでした。彼はこのままの無機質な人生で良いのか考え始めます。

【承】- 海でのはなし。のあらすじ2

楓は、友人のカオリに相談します。カオリは父親が浮気しているのは勘弁して欲しい様子です。恋人なら大して気にはしないようです。
楓が家に帰ると母は泣いていました。やはり父親が浮気していたのです。
しかも、相手には楓の弟にあたる子供もいるとのことです。更に父親とは籍を入れてないため、父は苗字が違うのです。
つまり楓の母は愛人であり、楓は愛人の子だったのです。楓は動揺を隠せません。
博士を呼び出して、楓は海に行こうと誘います。夜も更けた海で二人は話し込みます。
楓は自分が愛人の子であることを話します。博士は聞き入ってくれて、作用と反作用の話しをしてくれます。
抱きしめて欲しいと頼む楓でしたが、博士は妹にしか思えないことから応じてくれませんでした。

【転】- 海でのはなし。のあらすじ3

博士は、両親がバカで嫌っていました。そんな自分が嫌になっていて自信が無いのです。
カオリから呼び出された博士は、嘘でもいいから抱きしめてあげるべきだったと言われます。試しにカオリに抱きしめてもらいます。
やはり嘘をつかないでいた事が正しかったと博士は納得します。カオリ自身も、博士が楓の事を好きだと思っていて嗾けたのも悪かったと言います。
実家に帰った博士は、洗い物が大量にあったりと悲惨な現場を見ます。携帯に電話をすると母親はパチンコに行っていました。
母親を連れて帰ります。父は株に手を出したりと苦労ばかりしてきた母でした。だから自分のしたい事をすれば良いとアドバイスします。
頑固な母は、パチンコをするのが好きなんだと言います。しかし、母は父の借金を返すためにパチンコをしていたのです。

【結】- 海でのはなし。のあらすじ4

博士は稼いだ金を送っていました。だいぶ送っているにも関わらず、足りないのかと聞きます。
自分を頼れば良いといいますが、母は頑なに応じる気配がありません。
父が帰ってきて、今度は英語塾を開くと言っています。博士は父をはたいて帰ります。
博士は職場で荒れて眠ってしまいます。楓がやってきて、彼が聞いていたCDプレーヤーを聞きます。
スピッツの曲のロビンソンが流れます。しばらく聞いた後、そっとイヤホンを博士の耳に戻します。
楓は博士の本を借りて、海で「パンセ」の文章を読みます。博士が後からやってきて、本の内容の続きを語ります。
博士が楓を抱きしめます。楓は作用と反作用の話しをします。博士は自分は嘘をつかないと言います。エンディングです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、スピッツの曲がバックに流れながら、繊細な男女の心を切なくも優しく映像として表現しています。
愛人の子であったことを知り、自分が罪を抱えて生まれて来て悩む女性と、両親の行動を批判して無機質な自分でい続ける男性との恋模様をロマンチックに描いています。
ストーリーの中で、「パンセ」の文章を引用していたり、作用反作用の原理の話しが出てきたりと哲学的な部分も取り入れられています。奥深い演出に記憶に残り続ける作品だと思います。
スピッツの曲が大部分で流れる映画ですので、ミュージッククリップを見ているような映画を見ているような不思議な気分にさせてくれます。その雰囲気が魅力的な映画です。
また、博士役の西島秀俊がスピッツの曲を歌うシーンがあったりするので、ファンの方にはたまらないかと思います。
70分ほどの映画で短めですが、長編映画を見たかのような満足感を得られる作品だと思います。楓と博士のほのぼのとした会話の様子や、最後にギュッと抱きしめ合った二人の様子が心を癒してくれます。お勧めの映画です。

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