映画:百瀬、こっちを向いて。

「百瀬、こっちを向いて。」のネタバレあらすじと結末

ラブストーリー

百瀬、こっちを向いて。の紹介:早見あかり主演によるラブストーリーで、片思いの先輩の頼みから偽装カップルを演じていた主人公と同じ学校に通う男子学生のエピソードを中心に、青春時代における切ない恋模様を描いた作品です。主なロケーション場所として千葉県流山市で撮影された本作には新人俳優も多く出演しており、百瀬が片思いをする先輩役を務めた工藤阿須加は同作品で、第24回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞しています。

あらすじ動画

百瀬、こっちを向いて。の主な出演者

百瀬陽(早見あかり)、相原ノボル(竹内太郎、向井理)、宮崎瞬(工藤阿須加)、神林徹子(石橋杏奈、中村優子)、田辺真治(ひろみ)、相原悦子(西田尚美)、吉岡先生(きたろう)

百瀬、こっちを向いて。のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 百瀬、こっちを向いて。のあらすじ1

百瀬、こっちを向いて。のシーン1 新人小説家の相原ノボルは母校で講演を行なうことになり、十数年ぶりに故郷へと帰ってきていました。
ノボルは到着した駅で高校時代の先輩・神林徹子と偶然再会し、久しぶりに会った徹子は娘を連れていました。
ノボルと徹子は、娘も連れて喫茶店で思い出話をすることになり、お互いの近況を話し始めます。
話しが進むうちに高校時代のエピソードになり、ノボルは当時、徹子に言えなかった高校の頃の人間関係を思い出していました。
それはノボルがある先輩から頼まれたことがきっかけとなった、「嘘」から始まる恋の記憶でした。
ノボルには幼馴染の先輩・宮崎瞬がおり、ノボルと宮崎は同じ高校に通っていました。
宮崎は高校時代から徹子と付き合っていたのですが、ノボルと同じ歳の百瀬陽と親しくしている姿が噂となっていました。
ある日ノボルは宮崎に呼び出され、百瀬と恋人のフリをしてくれないかと頼まれます。
突然の頼みに戸惑うノボルでしたが、その場にいた百瀬は乗り気で、積極的に近づいてきたり手をつないだりと恋人を演じるのでした。
校内ではノボルに親しげな感じで話してくる百瀬ですが、学校を出た途端に素っ気ない態度をとります。
百瀬は先輩である宮崎に片思いをしており、先輩の頼みだからということで喜んで恋人役を引き受けたのでした。
ノボルから宮崎との関係性を聞かれ、電話やメール、バイト先に会いに行くだけという百瀬に、ノボルは「それでいいの?」と尋ねます。
「あんたは人を好きになったことがないんだね」と、百瀬はノボルに言い返すのでした。
学校の廊下を一緒に歩いている宮崎と徹子。
そこへ百瀬とノボルもやってきます。
2人はカップルを装いながら徹子に挨拶し、何事もなかったようにその場を去りますが、そんな百瀬の姿は傷つく心を必死に隠しながら強がっているようにも見えました。
百瀬は宮崎の働いているガソリンスタンドまで行って言葉を交わし、束の間のあいだだけ恋人のように振る舞います。

【承】- 百瀬、こっちを向いて。のあらすじ2

百瀬、こっちを向いて。のシーン2 ノボルたちは徹子の発案で、4人でダブルデートに行かないかと誘われます。
動揺するノボルでしたが先輩の頼みということもあり、デートに行くことを決意します。
そうと決まるとノボルがデートに着ていくための服を選ぶことになり、百瀬は初めてノボルの家に行くことになります。
ノボルの母・悦子はノボルが彼女を家に連れてきたことに驚きますが、百瀬のためにカレーを振る舞い、悦子と百瀬はすっかり仲良くなっているようでした。
帰り道で百瀬は、毎回週末になると「動物園に連れていく」という約束をしながら、10年以上1度も連れて行ってくれたことのない自身の父親の話しをします。
そんな父親の話しをしながら、百瀬は「嘘が嫌い」と話すのでした。
ノボルは恋人を装うことについて、「もうやめよう」と持ち掛けますが、百瀬は「好きになっちゃったんだから」と首を横に振ります。
「ごめんね」と言いながら別れ、寂しそうに電車に乗り込む百瀬をノボルはなにも言わず見つめているのでした。
百瀬が家に戻ると、小学生の兄弟たちが帰りを待っていました。
百瀬は平屋建ての家に住んでおり、夜勤で働いている母と無職の父親と百瀬を含めた5人兄妹で暮らしていました。
夕ご飯を作るのはもっぱら百瀬の役目であり、夕ご飯を食べたあと、百瀬は母を見送り眠りにつくのでした。
百瀬は学校の屋上でノボルの髪を切り、巻き込まれるような形で彼氏役を演じながら、百瀬の身を案じるノボルを「良い人」と言います。
「良い人過ぎて気持ち悪い、吐きそう」と冗談めかして言い、宮崎のことを聞かれると「バカヤロウだよ」と答えるのでした。
それでも宮崎のことが好きだと答える百瀬が、ノボルには理解できない様子でした。
百瀬は切ったノボルの髪を屋上からばらまいたりと、ノボルの前で無邪気な姿を見せるようになります。

【転】- 百瀬、こっちを向いて。のあらすじ3

百瀬、こっちを向いて。のシーン3 ダブルデートの日、百瀬とノボルは一日中カップルのフリをすることを決意して待ち合わせ場所に向かいます。
「何だかうれしい」と口にする百瀬に動揺するノボルですが、「こんな形でも宮崎と一緒に過ごせることがうれしい」と話す百瀬に、がっかりしている様子でもありました。
2人は手をつなぎ、宮崎と徹子が待っている待ち合わせ場所へと歩いていきます。
4人で歩いている途中に、花屋の前に咲いている花が目に留まった百瀬。
徹子はその花の花言葉を紹介し、2人は親しげに話し始めます。
それを見ながら「女ってわかんねえ」と話す宮崎ですが、ノボルはそんな宮崎も分からない様子でした。
4人は映画館へと行き、同じ映画を一緒に観ようとしますが、洗面所で百瀬が唇にリップクリームを塗っていると徹子がやってきます。
百瀬に今日のお礼を言う徹子ですが、徹子が高そうなリップスティックを使っていたことから、百瀬は自分のリップクリームを恥ずかしそうにポケットへとしまいます。
ことあるごとに宮崎と徹子の仲良さげな姿を見せられた百瀬は、ノボルの体調不良を口実に映画を観ることを断ります。
その後の公園で乗ったボートでは、カップルで乗ると分かれるという噂があることから百瀬は積極的に乗りたいと言い出します。
宮崎は難色を示しますが、徹子の提案でお互いのカップルを交換する形でボートに乗ることになってしまい、百瀬と宮崎は気まずい思いをすることになります。
またその後に食べた4段アイスでは、ノボルが過去に宮崎にアイスをとられたエピソードを披露し、宮崎・ノボル・百瀬の3人は抹茶アイスが好きということが判明し、徹子は「私だけ仲間外れの気分」と笑いながらアイスを食べます。
その様子を見ていた徹子を除く3人は、何となくばつの悪い空気が流れるのでした。
4人は最後に公園の広場でひとつのボールを使ってキャッチボールをします。
相手の名前を呼びながらボールを投げ合いますが、「宮崎先輩」と言いながら百瀬が投げたボールは宮崎の頭上を大きく越えて後ろの池へと入ってしまいます。
池に浮かぶボールを成すすべなく見送っている4人。
百瀬は帰りのバスの中で、ずっと浮かない顔をしていました。
徹子は宮崎に、デートの途中で拾ったほおずきの花を渡します。
宮崎と徹子を見送ってノボルと2人になった百瀬は、楽しかったデートの思い出を振り返りながら「全員がだたの友だちだったら良いのに」とつぶやきます。
辛そうな様子の百瀬を見ながら何もできないノボルは、自分を責めます。
そこへクラスメイトの田辺が通りかかり、ノボルは田辺に百瀬との関係を打ち明けます。
それを聞いた田辺は、ノボルが百瀬のことを本当に好きになってしまったことを指摘して、ノボルの背中を押します。
ノボルは自転車を漕いで、宮崎のもとへ向かうのでした。

【結】- 百瀬、こっちを向いて。のあらすじ4

百瀬、こっちを向いて。のシーン2 宮崎は、幼い頃に大けがをしてしまったノボルを助けてくれた恩人でもありました。
しかし人を好きになる気持ちを知ったノボルに対して、百瀬の恋心をないがしろにするような宮崎の態度に怒りを覚えたノボルは、自分が宮崎を尊敬していた気持ちを伝え、宮崎から百瀬への手紙を受け取ります。
それは宮崎から百瀬へ別れを告げる手紙でしたが、それを読んだ百瀬はノボルに強がって見せるのでした。
しかし百瀬は感情を抑えることはできず、早朝の河原で叫び、号涙します。
ノボルは百瀬に優しく寄り添いながらハンカチを渡し、いつまでもそばにいるのでした。
宮崎にフラれたことで、百瀬とノボルの関係も終わりが近づいていました。
「もうお互いに口をきくこともない」という百瀬の言葉に途端に寂しさが増していき、ノボルはとっさに「動物園に行こうか」と口にします。
反射的に「うそつき」と答える百瀬ですが、ノボルは「もう嘘はつかない」と返すのでした。
泣き顔を見せないように強がる百瀬。
ノボルは最後に「百瀬、こっち向いてよ」と呼びかけます。
あのときから十数年後。
徹子は宮崎と結婚し、宮崎は徹子の父の援助を受けながら自分の親から継いだ事業を続けていました。
喫茶店で徹子と話していたノボルはずっと聞きたかったこととして、ほおずきのことを話します。
ほおずきの花言葉は「裏切り」「不貞」「浮気」。
ノボルは徹子が最初から宮崎と百瀬の関係を知っていたのではないかと問いかけます。
そして徹子の家がお金持ちであるため、宮崎が近づいたのではないかということも。
徹子はそっと口に指を当て、「内緒よ」と答えるのでした。
それでも「世界で一番幸せ」と言いながら子どもとともに去っていく徹子を見送り、ノボルは母校へ向かいます。
校舎や屋上から見る空など、変わらない景色を見たあとに帰り道を歩いていると、ふと髪の長い女性とすれ違いました。
ノボルは思わず立ち止まり、何かを思い出している様子でしたが、女性の方は振り返ることなく歩いていきます。
しばらく立ち止まっていたノボルでしたが、笑みを浮かべると振り返ることなく再び歩き出すのでした。

みんなの感想

ライターの感想

青春時代を思い起こさせてくれるような、甘酸っぱい気持ちになる作品です。
最後のシーンではお互いが振り返る、もしくはどちらかが振り返るわけでもなく、どちらも振り返らないというのが切なくてグッときてしまいました。

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