映画:青い体験(1973年)

「青い体験(1973年)」のネタバレあらすじと結末

青い体験(1973年)の紹介:製作国のイタリアだけでなく、日本でも大ヒットしたお色気作品。監督はサルヴァトーレ・サンペリ、撮影はのちにアカデミー賞を3度受賞するヴィットリオ・ストラーロ、主演は70年代のセックスシンボルのラウラ・アントネッリ。男所帯に突然現れた若き家政婦アンジェラ。色っぽいアンジェラに夢中な父を尻目に、思春期真っ只中の次男も虎視眈々と彼女を狙っていた。

あらすじ動画

青い体験(1973年)の主な出演者

アンジェラ(ラウラ・アントネッリ)、イグナツィオ(トゥリ・フェロー)、ニーノ(アレッサンドロ・モモ)、ルチアナ(ティナ・オーモン)

青い体験(1973年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 青い体験(1973年)のあらすじ1

イタリア・シシリー島。生地商のイグナツィオは妻のマルゲリータ、18歳のアントニオ、14歳のニーノ、7歳のエンジーノと穏やかに暮らしていました。しかし病気を患っていたマルゲリータは、3人の息子を残してある日天国へ旅立ちます。悲しみの中イグナツィオは、喪主として葬儀を取り仕切りました。と言うのは表向きの態度。既にマルゲリータへの愛情を失っていたイグナツィオはやもめになって早々、ご近所の未亡人コラロの色気に鼻の下を伸ばしていました。

埋葬を終えた家族が帰宅すると、見知らぬ若い女性アンジェラが待っていました。マルゲリータが亡くなる3日前に、職安にお手伝いさんを依頼していたのです。当初はアンジェラの存在に困惑する一家でしたが、よく働くうえにとても気が利き、幼いエンジーノの面倒見もよいアンジェラを拒む者はいませんでした。そのうえ美人でちょっと艶っぽいアンジェラをイグナツィオはまるで天使だと例え、アントニオは彼女にボディタッチをしてからかうなど、いつしか彼女は男所帯の憧れの的に。
ところがそんな2人の想いを鋭く察知し、向こうっ気を強めていたのはニーノでした。彼もまたアンジェラに夢中なうえに、思春期真っ盛りの14歳。頭の中はセックスへの興味でいっぱいです。友人にはアンジェラと関係を持ったとほらを吹いて、大人ぶっていました。

【承】- 青い体験(1973年)のあらすじ2

ニーノは毎日こっそりと、アンジェラのエプロンに薔薇の花を入れて、自分なりに行動を起こしていました。ところがある日アントニオがアンジェラに迫る声がしたので、ニーノは慌てて現場へ駆けつけます。もみ合いになったアントニオは、今夜はアンジェラの部屋に行くと宣言。兄に子供扱いされたニーノは、はらわたが煮えくり返りました。
夜。ニーノはアントニオの動向を見張ります。アントニオがアンジェラの部屋を訪ねようとした時、忍び足で彼女の部屋をノックしたのはイグナツィオでした。ニーノはイグナツィオとアンジェラがまぐわうのを止めるため、階下にある店に石を投げつけ窓を割りました。防犯ベルが鳴り響き警察沙汰になったため、イグナツィオの甘い時間は夢と消えます。イグナツィオはこれは天国のマルゲリータの仕業ではないかと思い、まるで彼を監視しているかのような妻の肖像写真に向かって愚痴をこぼすのでした。

アンジェラに熱中するイグナツィオにとって、コロラなどもう邪魔者。新しい生地をコロラに依頼されたイグナツィオは、ニーノを彼女の家へ遣わせます。アンジェラと家で2人きりになるためでもありました。
色情溢れるコロラはイグナツィオが駄目ならばと、若くうぶなニーノを誘惑します。酒を飲まされたニーノは上ずるものの、コロラが着替えている間に逃げ出しました。ところがニーノが家へ戻ると、イグナツィオはアンジェラに結婚を申し込んでいました。家族の賛成を得られるのかとアンジェラが答えを保留したため、待ちきれないイグナツィオは彼女と家族を連れ、その足で田舎の母親のもとへ向かいます。

【転】- 青い体験(1973年)のあらすじ3

気難しいイグナツィオの母は、アンジェラを“お手伝い如き”と蔑み、結婚を認めてくれません。これはチャンスとばかりに、ニーノは寝ぼけたエンジーノを使って、マルゲリータを恋しがらせました。エンジーノはアンジェラでは駄目だと泣き出し、ニーノの作戦は見事に成功します。
ところがアンジェラは、泥棒騒ぎやエンジーノの件が全てニーノの企みだと見抜いていました。アンジェラを家から追い出すためだと勘違いする彼女に、ニーノは自分の気持ちをうまく伝えられません。そこで意を決したニーノは、家族がいる前で隠れてアンジェラの脚に触ってみたり、ノーブラでいて欲しいなどと言って彼女を挑発します。ニーノの本心を知ったアンジェラですが、彼を突き放せません。

結婚を諦められないイグナツィオは、子供たちを説得するため神父同席の食事会を設けます。しかし父の行動に抗うため、ニーノはマルゲリータの幽霊を見たと嘘をつきました。ニーノは饒舌に嘘話を語りながらも、テーブルの下でアンジェラのショーツを脱がせていました。その後もニーノはセックスへの欲望をエスカレートさせていきます。一方何としてでもニーノを説得したいイグナツィオは、欲しがっていたバイクを買ってやると物で釣ろうとしますが、ニーノはそんな手には乗るほどもう幼くはありません。

ニーノの頑なな態度に、アンジェラは次第に絆されていきます。彼女の色情を刺激しつつも、つれない態度で冷たく振る舞うニーノに焚きつけられたアンジェラ。いよいよ自ら「裸を見せてあげる」と言わされてしまうのでした。

【結】- 青い体験(1973年)のあらすじ4

父と兄が留守の日。ニーノはアンジェラに「約束通り、裸になって」と迫ります。ニーノは友人を連れてきて、階段の踊り場からアンジェラの部屋を覗きました。それに気づいたアンジェラは官能的に服を脱ぎ、2人に見せつけます。アンジェラがショーツに手をかけたところで、ニーノは友人を家から追い出しました。
その夜。ニーノはアンジェラが友人にも裸を見せようとしたことに嫉妬し、まるで娼婦だと彼女を責め立てました。一方のアンジェラも、友人を連れて来るとは赤ん坊だとニーノを罵ります。それでも学校帰りのニーノはアンジェラと2人きりになる時間が多く、その後も2人の秘め事は増えていきました。

ある日。ニーノはアンジェラに父を誘惑するようけしかけます。エロティックなアンジェラに堪らずイグナツィオは襲い掛かりますが、激しく撥ねつけられました。これによってもう我慢ができなくなったイグナツィオは、神父を連れて母の家へ向かいます。ようやく結婚の赦しを得たイグナツィオでしたが、その日は荒天で母の家に泊まることになりました。そして父が不在なため、アントニオも出掛けて行きます。エンジーノも就寝し、ニーノにとって一世一代の夜となりました。
雷が轟き、家は停電。暗闇を怖がるアンジェラに、ニーノは懐中電灯の光を当て執拗に追いかけ回し、「裸になれ」と命じました。アンジェラは戦きながらも、服を脱ぎ始めます。アンジェラはニーノを罵りますが、本当は彼女もこうなることを望んでいました。「教えてあげる」とアンジェラが優しく囁き、ニーノは初めての夜を終えました。
そしてニーノは、翌日帰宅した父に「またママが現れて今度の結婚に賛成だと言っていた」と報告するのでした。

イグナツィオとアンジェラの結婚式の日。これから新婚旅行に向かうイグナツィオは有頂天。そんな父を横目に少し大人っぽくなったニーノはアンジェラに向かって、「お元気で、ママ」と言い、祝福のキスをするのでした。

みんなの感想

ライターの感想

現代の感覚からすると素直に頷けない設定も多々見受けられるし、物語はいたって単純ですが、台詞の掛け合いが滑稽でそれに見合った音楽もこれまた爽快。劇中の光や色彩も美しいです。終盤の懐中電灯のシーンは猟奇的で不気味ですが、70年代初頭の作品とは思えない前衛的な演出でした。
そして何と言ってもラウラ・アントネッリ!女性が見てもキュートで艶っぽくて魅惑的ですが、どれだけの殿方が彼女で眼福を味わったものかと感服してしました。

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