「46億年の恋」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

46億年の恋の紹介:2006年製作の日本映画。鬼才・三池崇史監督が、松田龍平、安藤政信ら若手実力派を主演に迎えて放つ異色ロマンス。正木亜都『少年Aえれじぃ』を原作とする。刑務所で起きた殺人事件を軸に、若き囚人たちの純愛を妖しく描き出す。

あらすじ動画

46億年の恋の主な出演者

有吉淳:松田龍平 香月史郎:安藤政信 雪村:窪塚俊介 土屋誠:渋川清彦 勇者:金森穣 警部補:遠藤憲一 刑務所の所長:石橋凌 警部:石橋蓮司

46億年の恋のネタバレあらすじ

【起】– 46億年の恋のあらすじ1

46億年の恋のシーン1

画像引用元:YouTube / 46億年の恋トレーラー映像

映画のカチンコが鳴らされると、暗い部屋の向こう側でタバコをくゆらせながら、警部補役の遠藤憲一が脚本に目を通しています。小さな声でブツブツとト書きを音読する遠藤憲一は、映画『46億年の恋』の世界観を理解しようとしていました。

【熱帯】

老人が少年に向けて「父親を除いて、お前はどういう男になりたい」と問いかけます。少年が老人に近づいて耳打ちすると、老人は嬉しそうな表情を浮かべて「日が暮れたら浜へ行きなさい」と声をかけました。

その夜、老人は少年に「男になる儀式」を受けさせます。

浜には少年が憧れる「勇者」が踊っていました。背中に大きな刺青を淹れており、勇者の激しいダンスには男の力強さがみなぎっていました。

少年は老人から、男になる儀式の詳細を聞かされていました。男の精を喉に受けることで受け継いできたと聞いた少年は、踊りを終えて優者が近づいてくるのを待っていました。少年が荒い息を吐くたびに、その薄い胸は大きく動いていました…。(映画タイトル)

刑務所の雑居房のなかで、囚人の有吉淳が囚人の香月史郎に馬乗りになって首を絞めていました。その現場を見つけた看守を振り返ると、有吉は「僕がやりました」と言います。看守が笛を吹きました。

事件を受けて警部補が有吉と香月のことを調べ、警部に報告します。

有吉と香月は同日に刑務所へ収監された囚人ですが、事件は別件で面識がありませんでした。ともに殺人容疑で逮捕されており、収監された日に初めて出会います。

ゲイバーに勤めていた有吉は12月24日の夜、店の常連客にホテルへ連れ込まれて性的暴行を受けました。その際に逆上して相手の男性を殺害しました。相手を殺してからも執拗に死体を損傷し続けており、正当防衛とはいえないと判断されていました。

今回の事件もそうなのだろうかと警部補が小さく言うと、警部は「違うだろう」と否定します。

【監獄】

いっぽうの香月は生来暴力的な性格で、以前から何度も収監されていました。有吉が初めて香月を見たときも、香月は他者と揉めて暴れていました。香月を見た有吉は、目が離せなくなります。

有吉と香月は刑務所に連れて行かれました。並んで立つ香月の背に有吉は勇者と同じ刺青を見ましたが、それは有吉にしか見えませんでした。

身体検査のために服を脱ぐことを、有吉は知りませんでした。さっさと脱いだ香月の横でぼうっと立っている有吉は脱げと言われます。身体検査の際に特待生の囚人・土屋誠がやってきましたが、外せと言われます。

案内する看守にも香月は頭突きをかまします。有吉たちは同じ雑居房に案内されました。空いているスペースを示され、そこで寝起きするよう看守に言われます。

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